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  • ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
  • anko4078 公衆便所

ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー

anko4078 公衆便所

最終更新:2012年03月07日 03:11

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『公衆便所』 43KB
変態 現代 独自設定 ぺにまむ ドHENTAI注意、ばや汁です

注意!
このSSの作者は『ばや汁』です。
このSSにはドHENTAIな表現、およびオリジナル設定、希少種胴付きゆっくり成分が多分に含まれております!
苦手な方は、申し訳ありませんがブラウザバックをされるか、
不快な思いをされる場合があることを了承のうえ、読み進んでください。

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きっと昔じゃ当たり前なことが当たり前じゃなくなって。
きっと昔じゃありえないことが当たり前になった、今。
昔の人は今を知ったら怒ったり悲しんだりするかもしれない。
けれど僕が生きている今は、そんな時代。


僕の職業は、便所掃除だ。
便所掃除といえば、ゴム手袋に長靴はいて、真っ白なマクスにいかにもな作業着を着て、
スッポンスッポンしたりタワシで便器をこすったり、そういうイメージを持つと思う。
確かにそれも便所掃除、でも僕の便所掃除はちょっと違う。


会社の作業用車に乗って住宅街を抜けていく、僕の仕事場は町の中にある公園の中だ。
さっそく一件目に到着し、許可書を窓から見える位置に置いて路上に駐車する。
荷物の入ったバッグを片手に車を降り、向かったのは『公衆便所』だ。
この公衆便所は大抵の場合『公衆トイレ』の横に併設されている、理由は簡単、水回りが近いから。
僕が便所に入ろうとすると、今まさに男性のお客さんが中から出てきた、大変満足そうな顔をしている。
僕は彼に軽く会釈をして、入口のドアを開けて中に入った。
入口をくぐると、まずは待合所が設置されていて、そこから奥へ進むと、個室部屋がある。
中は一見綺麗だったが、ところどころ心無い人が捨てたゴミが落ちている、そこはあくまで公共の施設、といったところだろうか。
まずはそれを拾いながら奥へと進むと、中から声が聞こえてきた。
「ゆふぅ~、つかれちゃったよぉ」
入口から少し進んだところで見えた声の主は、ゆっくりれいむ。
彼女は胴付きで、一糸まとわぬ姿で床にへたり込んでいた。
「こられいむ、僕がお客さんだったらどうするんだ、聞こえるだろ」
「ゆっ!ごめんなさいおにいさん」
「まったく、個室の扉も開けっ放し、お客さんが帰ったらすぐに閉めて準備中にして、
 きっちり次の準備をしなさいっていつもいつも言っているだろう」
「ごめんなさい、きをつけるよ!」
毎度お決まりのお小言を言う、何度言ってもこのれいむはドジが治らない。
けれどそこがまたいいと評判のようで、ここの便所は割と人気らしい。
「すぐにかたづけるね!」
「いいよ、僕が来たんだからまずは体を洗ってきなさい」
「はあーい」
れいむは僕が促すと、そのまま個室を出てさらに部屋の奥にある準備室に入っていった。
「こうたいだーぜ、ゆっおにいさん、こんにちわ」
交代で準備室から、薄い肌着一枚に身を包み出てきたのは、同じく胴付きゆっくりのまりさ、
にっこりと僕に微笑みかける、礼儀正しいゆっくりだ。
「やあまりさ、今日も元気かい」
「げんきにしてるぜ、きょうもいじょうはないのぜ」
「そうか、何よりだ」
まりさは僕が入っている個室の扉を開けると、中でテキパキと準備を始め、ゆっくりと椅子に腰かける。
「って、おにいさんがいるってことはいまはじゅんびちゅうだったぜ、なにかてつだう?」
「いやいいよ、ゆっくりしてな」
「うん、ゆっくりしてるのぜ」
まりさはれいむと違ってしっかり者で、自分の仕事もこなすし、れいむのフォローもきっちりしてくれる、実に頼りがいのある子だ。
ここの便所は基本的にれいむとまりさが詰めていて、二人で運営している、
そこに僕が定期的にやってきて二人の仕事ぶりを調査するという形だ、今のところこの場所に大きな問題が発生したことはない。

僕はバッグから清掃用具を取り出すと、手際よく個室の掃除を始める、
使用直後ということもあり、それなりに汚れてはいる。
まずは大まかな汚れをふき取って、洗剤をしみこませたスポンジを使いぐいぐいと泡を広げていく。
床や壁の素材は水をはじきやすいものでつくられているので、あとは水を流すだけだ、
いつもきちんと掃除をしているのか、それともまりさがやってくれているのか、
特に問題のある汚れなどはなくスムーズに事が運んだ。
「そっちの部屋もチェックするよ」
「りょーかいだぜ」
れいむの個室を綺麗にし終わり、まりさに声をかける、まりさの個室は問題なく、僕が清掃するまでも無いようだった。
チェックが終わったところで、ピンポン!と、室内にチャイムが響いた。
「あ、おきゃくさんなのぜ、もうあけていいのぜ?」
「そうだな、僕は準備室に行くから開けてもいいよ、くれぐれも粗相のないようにな」
「わかってるのぜ」
入口に走っていくまりさを見送って、僕はれいむが先ほどはいった準備室の扉を開いた。
「ゆゆっ!いやあんえっち!」
中に入ると、素っ裸のままタオルで髪の毛を拭いているれいむと目があい、れいむは軽く頬を染めてはにかんだ。
「なにがえっちだ、まだシャワー浴びてたのか」
「れいむはていねいにからだをあらいたいんだよ!それにさっきのおきゃくさん、おくにだすんだもん」
れいむは自らまむまむを指で開いて、「まだのこってるきがするよ」と嘆く、まったく羞恥心もクソもあったものではない。
普通の男だったら、一見すると幼い女の子に見えるれいむのそんな行動に、やきもきしてしまうだろう。
けれどそんな様子に一々うろたえているようではこの仕事は務まらない、というかすっかり慣れたものだ。
「しっかり奥まで洗浄しておけよ」
「だいじょうぶだよ、ばっちり!なはずだよ」
「はずじゃだめだ、次の前に必ず挿入検査器でチェックするように、忘れたら処罰だからな」
「わかってるよ」
そういいながられいむはまったく悪びれるでもなく、にこにこと笑っている。
「まったく・・・」
僕はあきれながら椅子に腰かけ、備え付けのパソコンモニタに目を通す。
「本日来場数はさっきので3人目か、前回チェックからは30人、まずまずだな、頑張ってるじゃないか」
「ゆふふっ、もっとほめてほめて」
「調子には乗るなよ、ちゃんと採取もできてるか?」
「うん、ばっちりだよ、なかにだしてもらったのはぜんぶとってあるよ」
「よし、優秀だ」
れいむとやり取りをしながらパソコンのデータを持参した外部メモリに移し、室内の角にある冷凍庫を開ける。
中には保存用試験管に入った人間の精子が数本保管してあった。
データによるとどれも健康で、状態は良いらしい、僕はそれをバッグの専用容器に詰めていく。
「えーっと、それじゃ・・・ってれいむ、シャワー室あけっぱなし!」
さっきから妙に室内が湿気っぽいと思っていたらこれだ、れいむをしかりつけてからシャワー室を覗くと、これまたぐちゃぐちゃでとても衛生的とは言えない。
「ゆへへっ」
「笑うな!まったく、あとでまりさにお説教してもらうからな!」
そういいながらシャンプーやボディソープの位置を正し、モップで水を切ってやる、世話の焼けることだ。


準備室を出ると、ちょうどまりさがお客をとり終わった直後だった。
「またきてほしいぜ」
とっさに身を隠して観察すると、まりさはしゃがんで靴ひもを結んでいる青年の頬にキスをして、
笑顔ですこし談笑し、見送りもしっかりして、実に優等生な仕事ぶりだった。
「お疲れ様」
「あ、おにいさんかえるのぜ?これどうする?」
まりさはそういって、自分の個室にはいり口を結んだコンドームを掲げてみせる。
中には真っ白な精液が入り重たそうに垂れ下がっていた。
「ああ、今回の分は回収しちゃったから、冷凍して保存しておいてくれるか、それにしても量が多いな、期待できそうだ」
「ふふっ、あのおにいさんはわかいからね、このほかにもおくちと、なまでなかにだしていったのぜ」
まりさはそういってくすくすと微笑んだ、もちろん服もしっかりときなおしていて、今まさに性行為を行っていたなんていうのは見てわからないほどだ。
同じような状況だったろうれいむが全裸で身体を投げ出していたのとは大違いのその様子に、僕はねぎらいと称賛の言葉をかけ、便所を後にした。


僕は車に戻り、収穫した試験管を専用容器ごと大型ケースに入れて、エンジンをかける。
これで一か所目の仕事が終わったことになる、僕の仕事は『便所掃除』、公衆便所の清掃点検だ。
かつても公衆便所という言葉があったらしいが、今はそれは公衆トイレのことを指す。
今、『公衆トイレ』と『公衆便所』はまったく別のものを指す言葉になっている。
『公衆トイレ』はそのまま昔からの意味で、直接的な表現をすれば尿と便を排泄する公共の場所だ。
一方『公衆便所』は、排泄は排泄なのだが、男性の精液を排泄する場所、という意味で使われている。
むらっときたら、公衆便所にいって便所係のゆっくり達に排泄する、その程度の感覚だ。
公共の施設だから金銭の授受は一切ない、その代り排泄した精液の一部を採取されるというシステムだ。
これは現在、我が国の度を越して深刻的になった少子化問題が背景にある。
その昔、草食系男子、負け犬女などという言葉があった。
今我が国では、そんなレッテルでは済まされないほどの意欲の低下が問題となっている。
恋愛願望がない、結婚願望がない、子供をつくるのも育てるのも面倒くさい、自分を大切にしたい。
個としての欲が優先されすぎた結果、人々はオスとメスをやめ、一人のニンゲンを目指してしまった。



次の現場はここから3キロほど離れた場所だ。
昼間の閑静な住宅街を縫うように進み、現場の公園につくと、ベンチに座った人物がこちらに手を振った。
「こらゆうぎ!不必要に外に出るんじゃない!」
僕は車の窓を開けて一言注意し、さっさと準備を済まして車を降りた。
「よう!ぼく、げんきにしてたかい」
「はいはい元気にしてましたよ、わかってるのかゆうぎ、お前便所係として・・・」
「だいじょうぶだって、そとにでたらかならずふろにはいれ、しょうどくしろ、みみにたこができちまうよ」
「わかってるならいいんだ、だけどいつも言ってるように極力外には・・・」
「わかってるって、でもぼくにだってむかえくらいあったっていいだろう?きょうぼくがくることはしってたんだからさ」
「そりゃあ・・・別に」
一々僕の言葉をさえぎって話す彼女は、その名の通り胴付きのゆっくりゆうぎ、この公園の便所の一員だ。
ゆうぎ種の特徴でもあるのだが、中でもこいつはかなり背が高く、男の僕と同じくらいある。
それに僕のことを「ぼく」などと軽々しく呼び、からかう様なことを平気でやるので、正直あまり得意なタイプじゃない。
「で、きょうのおつとめはゆっくりしていけるのかい?あたしがいっぱつぬいてあげよっか」
そんなことを言いながら手で丸をつくり上下に動かし、いやらしい視線を投げかけてくる。
「下品・・・」

平気でセクハラを飛ばしてくるゆうぎをシカトしながら便所に入ると、緑色の大きな瞳にいきなりガンをつけられた。
「うぉっ!」
「ちょっと、なんであんたがここにいるのよ、ゆうぎがさんぽしてくるなんていうからまってたのに!」
彼女は胴付きのゆっくりぱるすぃ、この子はどうやら僕のことが気に入らないらしく、いつも文句をつけてくる。
「まあまあ、おつとめごくろうなぼくのつかれを、すこしでもいやしてあげようとおもってね」
ゆうぎが僕の腕を後ろから抱きしめるようにひっつくと、もちもちの胸がぎゅうと押し付けられ、
その様子をみたぱるすぃが顔を真っ赤にしてきぃきぃと金切声をあげた。
「もー!いちゃいちゃしないで!あんた!しごとしにきたならさっさとしてかえりなさいよぉ!」
「はいはい・・・」

ここの現場ははっきり言って疲れるので、手を抜かない程度に急いでチェックを済ます。
記録を見ると今日はまだ客が来ていないようで、どこも綺麗なままだった。
そのままデータと精液の採取も済ませてしまう。
「施設チェックは問題なし、何か備品切れとかあるかい、少しなら持ってきてるよ」
撤収準備を終えた僕が彼女らに振り返ると、ぱるすぃはゆうぎの後ろに隠れてじっとりと僕をにらみつけたままだった。
それに苦笑する僕をみて、ゆうぎはくすりと笑ってからう~んとうなった。
「そうさなあ、よびのこんどーむをいちおうほじゅうしておいてくれないかな」
「了解、他には」
僕が促すとゆうぎは再度首をひねり、少ししたら何か思いついたのか、再びニヤリと笑ってこちらを向いた。
「なあ、ひんしつちぇっくもしごとだろう?」
「そうだな、便所の総合的な管理が僕の仕事だ」
「じゃ、こいつもみてくれよ」
ゆうぎはそういうと白いシャツをまくり上げて、豪快に胸を揺らして上半身を露出させた。
「ちょっ!なにやってるのよ!」
俺はあくまで動じなかったが、突然のことにぱるすぃは顔を真っ赤にして狼狽する。
「なにってちぇっくさ、それにぼくにはもうなんかいもはだかをみられてるし、べつにはずかしくなんかないね」
そういいながらもゆうぎはこちらにニヤニヤとした視線を投げ、
ヒップをくねくねとゆらしながら下半身の服も脱ぎ捨て、僕の前で全裸になった。
「どうだい、おっぱいもまむまむも、へんなところないかい」
「まったくお前は、しかたないな・・・」
本当のところ、彼女らの生体データは日々の自主的な管理や、
コンピュータでのデータから問題が起こればすぐにわかるようになっている。
けれどゆうぎがこうして求めてくるのは、言ってしまえばスキンシップを欲しているということなのだろう。
暇つぶしをしているだけなのかもしれないが…。
「じゃあチェックするぞ」
面倒くさくなって僕はあくまで事務的に、ゆうぎの胸に手を伸ばした。
「そうそう、あっ!やさしくしてくれよ」
両手で大きな胸をもちあげ、ぐいと見せつけるようにしてくるゆうぎ。
僕は不要な情報は全て無視して、ぐにぐにと指を胸に沈めていく。
「色よーし、形よーし、弾力よーし、問題ない健康な乳です」
「じゃあ、つぎはこっち」
胸への刺激に顔を赤くしたゆうぎは、そのまま僕の手をつかんで指をまむまむに導いた。
「えー、色よーし、形よーし、傷なし濡れ具合よーし」
まむまむに指を滑り込ませるとすぐに濡れ始める、ゆうぎ自身の性格には難があるが、優良なまむまむだ。
「ああんっもっとつよくぅ」
ゆうぎはすっかり勝手に一人で盛り上がり、僕の手をつかんだままぐいぐいと腰を押し付け始める。
「ええいオナニーは自分の指でしろ!チェック終了!」
「ちぇっ、かいしょーなしだねぇ」
「うるさい」
準備室を出ようとすると、すっぱだかのままのゆうぎが僕を引き留める。
「ちょっとぼく、まちなよ、ちぇっくするんだろ?」
「は?なにいって」
「ちょっ!なにす!いやあ!」
僕がいぶかしげな声を上げるのと、ぱるすぃの悲鳴が上がるのとはほぼ同時だった。
ゆうぎは素早くぱるすぃの衣服を脱がせ、あっという間に僕の目の前で丸裸にひん剥いてしまう。
そのまま片手で腕を拘束し、開いたほうの片手でぱるすぃの身体を嘗め回すようにまさぐりはじめる。
「ほら、ぱるすぃのからだもちぇっくしてあげてよ、しごとしごと」
「あーはいはい」
「こらあ!ちかよらないで!やめてけだもの!」
あくまで、あくまでも事務的にゆうぎにしたように胸やまむまむ、身体のチェックをしていく。
「はい問題なーし」
全てが終わった後、僕の手で刺激されていた他にゆうぎからねっちりと撫で回されていたぱるすぃは、すっかり惚けてしまっていた。
「はぁ・・・はぁ・・・も・・・らめ・・・」
「かわいいよぱるすぃ」
「んっ・・・」
再び部屋を出ようとする僕の目の前で、すっかり二人の世界を作ってしまった彼女らはうっとりと濃厚なキスを始めてしまう。
「おい、お客が来たらしっかり対応するんだぞ」
小言をいう僕に、ゆうぎはひらひらと手を振ってこたえる。
僕はそれを見て、ため息をつきながら部屋を後にした。

ここの便所は住宅街のそばにあるせいで、もともと昼間に来る人の絶対数が少ないためか、
二人の間の絆はああいうようなのも含めた、暇な時間をつかったスキンシップで大変良好だった。
ただし良好過ぎて、いくら避妊処理をしてある便所係のゆっくりだとしても、ちょっと心配になってしまう。
「別に成績は悪くないからいいんだけどさ・・・」
便所に設置されたアンケートの中には、二人のレズ行為を見るのが楽しみだという意見もあったほどだ、趣味はさまざまである。



彼女らは、親がいて、子がいて、という正常な生態系からは外れた存在だ。
品種改良は技術発展により、遺伝子改竄の域に達している。
もはや改良などという聞こえのいい段階ではない、まさに人類は神の領域に足を入れたところだ。
便所用ゆっくりはゆっくり科学研究所で生まれ、育てられる。
大きな機械から製造された彼女らは、そこであらゆる性知識、性技術、男性から快楽を引きだし、
精液を採取するためのすべてを学び、便所係として配属される。
といっても初めはひよっこだ、年齢的にも子供の状態で配属されることが多い。
ここで現地業務を積み、人間に慣らされて彼女らは完成する。
便所係といっても、ありていに言えばセックスの相手だ、本来の性行為の意味から行けば、
人間と心を通わせ、慈しみ愛し合う必要がある。
けれど彼女らとここを利用する男性が肉体関係以上になることはない、
彼女らは世間の認識からいけば生き物ではない、モノだからだ。
失敗し、矯正が効かないとなればその場で処分される。
処分とはそのままの意味だ、破壊され、廃棄されるのだ。
中には例外的に一人の便所係に入れ込む男性もいるらしいが、それはそれ、特殊な例だ。
あくまで施設利用のこだわりのようなもので、便所係がもしも便所係の役割を逸脱するような関係、
たとえば便所係をやめて一人の男性の物になる、ということはできない。
便所係が便所係ではなくなる時、それは壊れ、廃棄される時なのだ。



次に向かった公園は、森林風景を残した、駐車場もある大きな公園だ。
といっても平日昼間からあまり人がいるわけではない、だがここの公衆便所は、
公園の規模から人目につきづらいという理由で、施設自体にそれなりに人気があった。
よって新人便所係の育成にもよく使われ、今から行く現場はまさに今新人育成の真っ最中。
何か問題が起こってやしないかと、多少の不安に駆られながら、便所の入口を開けた。
「んあっ!ふっぅううう!あっあっあっ!」
扉を開けると同時に、鼻にかかったような嬌声が耳に入ってきた。
「ああ、使用中か」
何故使用中だと気付かなかったのかと怪訝に思い外に出ると、使用中のランプの電球が切れていた。
僕は中の行為が終わるまでの暇つぶしの意味も含めて電球を交換することにした。
車に戻って電球をとり、交換している最中に、便所からスーツ姿の男性が出てきた。
「あっ、職員の方ですか?こりゃどうも」
彼は人のよさそうな笑みを浮かべると、僕にあいさつをしてくれる。
「あ、どうもです」
あいさつを返すと、彼は少し近寄ってきて息をひそめるようにして僕にささやいた。
「いや、新しい子、よしかちゃん?いいこだよ、頑張ってるって感じがして、また来るね」
「ありがとうございます」
僕がお辞儀をすると、男性は鼻歌交じりに上機嫌で帰って行った。

電球を交換して中に入り、準備中の札をかける。
すると個室のほうから、さっきの男性が言っていた、胴付きゆっくりのよしかがやってきて、僕をみあげた。
「うー、おきゃくさん~?」
「違うよ僕は清掃員だよ、わすれちゃったかな」
「う~?」
別にこの子と会うのは初めてというわけではない、今回で三回目。
けれど彼女が便所係になって日が浅いためか、まだ顔を覚えてもらっていないようだ。
「準備中の札は僕がかけておいたから、あとちゃんとお洋服を着てから出てこようね」
「あー」
僕がまだ彼女が裸のままだったことをやんわりととがめると、彼女は今気付いたというように目を丸くする。
「はだかだー」
「そうだね、裸だね」
僕は彼女の肩に手を置いてくるりと反転させると、個室の部屋におしこんで入口のカギを閉める。

「あ~・・・うー・・・」
まだ行為の感覚が残っているのか、よしかちゃんはぼーっとしている。
「ま、まだまだ日が浅いからな、しょうがないか」
便所係になって日が浅いうちは、最悪のパターンだと性行為自体を拒絶し、心を閉ざしてしまうこともある。
一応事前訓練は積んでいるはずなのだが、それでも実際に一対一で客を相手にすると、どうしてもそういうことがあるようだ。
それにしては彼女は堂々としていて、ぼんやりとしながらも仁王立ちで、
股の間の小さなまむまむからさっきの男性の精液を垂れ流している様子は、実に貫禄があった。
なにも考えていないだけのような気もしないでもない。
「はいはい、ふきふきしましょうね」
「ん~」
一人前になるまでは、多少過保護気味でも手をかけてやらなければいけない。
僕がこの仕事をこなすうえで心がけていることの一つだ。
他の便所で頑張っている子達も、こんな時期があったなあなんて、
ちょっぴり懐かしい気分に浸りながらよしかちゃんの身体を拭いてやっていると、準備室から青い髪の子が飛び出してきた。
「もうよしかちゃんったら、おわったらこえをかけてねっていってるでしょう?
 あ、おにいさんこんにちわ、ごめいわくをかけちゃってごめんなさい」
「いや、いいんだよ」
彼女は胴付きゆっくりのせいが、ここの便所の古株で、彼女の教育能力は確かなもので、
僕が掃除点検に来れない日でも安心して新人の子を任せられる存在だ。
せいがは慣れた手つきでよしかの身体を綺麗にし、身支度をさせて、丁寧に説明しながら使用した個室を片付けていく。
慈しみを込めた視線を投げかけるせいがと、たどたどしいよしかちゃんは、まるで親子のようで微笑ましい。
よしかのことはせいがにまかせることにして、僕は準備室に入り自分の仕事をこなした。


しばらくすると、よしかの手を引いたせいがが準備室に入ってきた。
「お疲れ様、調子はどうだい」
「かわりありません、よしかちゃんもすこしづつものおぼえがよくなってきたんですよ」
「う~」
せいががよしかちゃんの頭をぐりぐりとなでると、よしかちゃんは目を細めてくすぐったそうに身をよじる。
今でもだいぶにぶちんな感じではあったが、確かに最初と比べるとこれでもだいぶマシになったほうなのだ。
よしかちゃんがやった失敗といえば、ここの便所に入って間もないころ、同じように僕が清掃しに来たとき、
個室部屋に入ると精液まみれになったよしかちゃんが、部屋の真ん中で倒れていたことがある。
僕は心底驚いて、あわてて抱き起したところ、よしかちゃんはただ単に疲れて寝ていただけだった。
たまたま偶然僕が発見したからいいものの、お客が目撃していたら苦情か通報は免れなかっただろうとおもうと、思い出しただけで肝が冷える。
これでよく製品試験をパスしたものだなとも思うが、今日出会った男性は満足していたし、性技術は確かなんだろう。
僕は、ここに来た時にお客の男性がよしかちゃんを褒めていたことを伝えると、せいがも一緒になって喜んでいた。
その後、せいがから前回からの報告、備品の発注や気になったことなどの細かい相談などを聞いて、便所を後にした。
もちろんせいがも便所係として大変優秀で、せいが目当てでわざわざ遠くからくる客もいるほどの人気なのだが、
こうして甲斐甲斐しく業務をこなしている様を見ると、裏方のほうが向いているのではないかと思う。
実際大きな便所では、長く務めた便所係のゆっくりが、ほぼ裏方に徹して他の便所係の子をサポートしているというところもある。
ここもそのようにして、新人や技術を磨く修行途中のゆっくりを受け入れてせいがに任せてみるのもいいかもしれないと思った。



公衆便所の利用客数は、年々伸びている。
恋人を作る、伴侶を作る、家庭を作る、それを放棄したとしても、
人間が生き物である以上、原始的な欲求である性欲自体は消えないからだ。
一方、ただ勝手に排泄されたのでは貴重な人材を作る『資源』を捨ててしまうことになる。
だから気持ちよく排泄させてあげる代わりに精液を採取し、国を支える『国民の材料』にする。
それが我が国が最終的に決定したことだった。
この決定に人々はもちろん初めは難色を示した、なにをいっているんだ、ばかばかしい、これが普通の反応だった。
けれど男は正直なもので、いざ実施されると初めは少なかった利用者が後から後から増えていくことになる。
では女性のほうはどうなのかというと、これまた技術の発展というものは恐ろしいもので、
もう女性は子を産む苦しみをわざわざ味合わなくても良いということが発表されてしまったのだ。
男性の精液採取のための便所と同時に発表されたのが、完全人口子宮、まさに人間製造機だった。
これはあくまで偶然の産物だったらしいのだが、過去、ある時人間の子供を妊娠することができたゆっくりが現れた。
そのゆっくりを研究し、人間の内臓と同じものを体内で製造するゆっくりが人工的につくられることになる。
今ではそのゆっくり達は医療の現場でも用いられ、安価で臓器の代替え品が入手できるということで、
そのあまりに革新的画期的な事実から、タブーの壁を越えて一般的に利用されることになってしまった。
もっとも、その過程で徹底的にいじくられたゆっくりは、もはやゆっくりといえる外見は残っていなく、
人間の内臓を培養する肉の玉、といったことになってしまっているようだが…。
あくまで完全人口子宮は人間の子供を生まれる状態まで育てるためのものであり、卵子は人間の女性が提供している。
これはすでに義務化されていて、女性は成人を迎えると、数か月に一度健康な状態の時に卵子を提供することになっている。
もしくはそれすらも煩わしければ、卵巣ごと提供すればその後義務はなくなる、というシステムらしい。
とにかく今や人間は誰の痛みもなく生まれ、勝手に生きることが国に補償されているのだ。
かといって、家庭を持ちたい人は家庭を持っていいし、子供だけが欲しければ、国から貰い受けることもできる。
貰い手がない子供は、国の施設で育てられ、独り立ちして社会の歯車になる。
昔の人はどう思うだろうか、けれど今はこれが普通、普通なんだ。




その後も数件の便所を清掃点検し、一日の業務が終わる。
業務報告と明日の準備をするために本部に車を走らせていると、急に携帯に着信が入った。
あわてて車を路肩に止めて電話に出ると、本部のオペレーターが淡々と指示を話す。
その内容は、ここから数分のところの公衆便所で問題が発生したとのことだった。
非常通信を発した現場のゆっくりはひどく狼狽しているらしく、詳しい事情は分からないとのことだ。
僕は急いで現場に向かった。


指定された便所につき入口を開けると、むせ返るような甘い匂いが鼻を突いた。
「うっ・・・ひっく、うえぇぇ・・・」
同時に子供のすすり泣くような声が聞こえる。
「っ!」
待合室を抜けて個室部屋に入ると、そこには無残な光景が広がっていた。
床一面に広がった真っ白な液体、その中心に、紫色の頭と、人間の子供のような大きさの皮が落ちていた。
そしてそれに縋り付くように泣いていた金髪のゆっくりが、僕に気付いて顔を上げる。
「ぱちゅが・・・ぱちゅがぁ・・・」
「・・・」
僕は黙って首を横に振る、どう見てももう再生不可能な傷をおって、
完全に息絶えているのは、ここの便所係の胴付きゆっくりぱちゅりーだったものだ。
目を泣き腫らしているのは、同じくここの便所係の胴付きゆっくりありす。
僕はただただ泣き続けるありすをなだめて、準備室で休ませ、個室の死体を片付けた。

準備室のベッドの上でまだ静かに涙を流しているありすに事情をきく。
「いきなりおんなのひとがはいってきて、すごくこわいこえをだしてて・・・
 ありすたちは、にげようとしたんだけど、ぱちゅがつかまって、それで・・・」
話すことで思い出したのか、身体をぶるぶるとふるわせ涙をこぼしながら、ありすはぽつりぽつりと状況を説明していった。
僕は全てを聞いてありすを寝かしつけたあと、監視カメラの映像を確認する。
そこに映っていたのは、ありすの言った通りの状況で、包丁を持った女が便所に押し入り、
ぱちゅりーをとらえてめった刺しにしている映像だった。
よほど衝動的な犯行だったのか、顔を隠す様子もない、この証拠を出せばすぐに逮捕されることだろう。
見た目からすれば実に痛ましい事件だが、あくまで罪は器物破損で、殺人などに比べれば刑は軽いものだ。
そして僕は静かに寝息を立てるありすのこの後を思い、憂鬱な気分になってしまう。

今回のことは全て本部及び研究所に報告される、これは当たり前のことだ。
死んだ子の代わりに別の子が配属されて、はいおしまい、というわけには、実はいかない。
この事件で、ありすは明らかに人間に不信感を持ってしまった、たとえ本人が自覚していなかったとしても、
人間という存在に植えつけられたトラウマは、簡単に払拭することはできない。
彼女らには心がある、けれどあくまで存在理由は男性の精液を絞り出すモノであって、
それが個の感情で少しでも奉仕内容に揺らぎが出てしまうような事態は避けなければいけない。
あのありすは、この後いったん研究所に戻され、記憶を一部または完全に消去されるだろう。
それはもう、その時点でありすは今のありすではなくなってしまうことを意味している。
最悪そのまま経年劣化も加味されて処分されてしまうかもしれない。

本来、僕の業務上余計に、個のゆっくりに思入れを持つことは望ましくない。
けれど毎日彼女たちと接し、大切に扱っている僕は、時々そんな運命しか与えられない彼女らがひどく哀れに思えてしまう。
僕がどんなに哀れんだところで、世の中が変わるわけじゃないけれど…。




今回のような事件は、実はそれほど珍しくはないというのが現実だ。
公共施設はみんなの物、マナーを守って大切に使いましょう。
当たり前のルールだが、公衆便所の場合は内容が内容だけに、よくない感情の的になってしまうことがある。
中でも多いのが、利用者の男性が一人のゆっくりを本気で好きになってしまい、誘拐する、
もしくは他人に触れされたくないために殺害してしまうケース。
そして、今回のように本来利用者ではない女性がやってきて、便所係のゆっくりを殺害するケースだ。
便所係の殺害や施設への破壊行為は、監視カメラの映像が準備室に一定期間保存されているので、
たとえ便所係のゆっくりが全員死んでしまったとしても、点検清掃員が閲覧し問題を発見することができる。
また、誘拐に関しては便所係のゆっくり達には一匹一匹に管理用の発信機が埋め込まれていて、
これによってすぐに居場所がわかるという寸法だ。
ゆっくりを殺害する女性の大半は、好きな男性が盗られただとか、
私に振り向かないのはゆっくりなんかがいるからだ、とかそんなくだらない理由がほとんど。
前述したとおり、子を作り家庭を育まなければならないという労から人が解放されたとはいえ、
恋愛の自由までは失われていない。
したい人は、昔と同じように勝手に恋をして、勝手に結婚して子供を作って、勝手にその人の幸せを求めればいいんだ。
自分の求める物への努力もしないで、それができないのを、
何の罪もない便所係のゆっくりのせいにするなんて言うのは、お門違いも甚だしいと僕は思う。





本部に戻り、全ての業務報告と採取した精液の保存作業、それと明日の準備を終え、
仕事着から私服に着替えて、真っ暗になった外をふらふらと歩いて帰宅する。
僕の家は会社からそんなに遠くない、走ればすぐにつく程度の距離だ。
けれど今日はなんだか足取りが重たい、単純な疲れもあると思うが、ちょっとショックな出来事のせいだろう。
こんな時は酒に限る。
途中にあるコンビニによって、お気に入りのチューハイとつまみのスナック菓子を買う。
歩きながら缶を開けて、勢いをつけてチューハイを流し込むと、
疲労のためかすぐにアルコールが回り、なんだか気分がよくなってきた。
ふと気づくと、僕は家のそばにある公園の前を通るところだった。
「ん~、よってくかなぁ」
僕が向かったのは、その公園にある公衆便所。
こんな仕事をしていても、僕にだって一歩会社の外に出れば所詮一人の男なわけで、当たり前に性欲はある。
普段は便所係のゆっくりを性的な目で見すぎないためにも、自分で処理しているのだが、
今日はなんとなくそんな気分だったのだ。
僕がふらふらしながら近づくと、玄関に緑色の髪の毛の子が立っていた。
その子は僕を見つけると、申し訳なさそうな顔をして口を開く。
「ごめんなさいおにいさん、きょうはもうしまっちゃうんだ」
彼女は胴付きゆっくりりぐる、ボーイッシュな格好をしているので、男の子と間違えられることもよくあるのだとか。
今日は回らなかったが、ここの掃除も担当区域に入っているので、僕は当然彼女のことを知っている。
暗がりのためか気付かなかったんだろう、僕はもう少し近づいて便所の明かりに身をさらし、顔を近づけ、
僕、僕と顔を指差すと、りぐるははっと目を見開いて、ばつが悪そうな顔をする。
「あ、なんだおにいさんか、ごめんごめん、おようふくがちがうし、くらかったからわかんなかった」
やはり僕の思った通りだったらしい、僕はりぐるの前に片手を立てて、お願いのポーズをする。
「今はもう仕事終わりさ、それよりさ、いれてくれないかな」
僕が頼むと、りぐるはきょろきょろと周りを見渡す、どうやら人がいないことを確認しているらしい。
「もう、とくべつだよ、おにいさんにはおせわになってるからなんだからね」
そういうと彼女は僕の手を引いて中に招き入れ、便所のシャッターを下ろして鍵を閉めた。
「うむ、時間ぴったり、優秀優秀」
僕が時計を見ると時刻はちょうど9時を回ったところ、ここの便所の営業時間ぴったりの締めだ。
もっと都会の町には、24時間営業の大規模な公衆便所もあったりするが、
ふつうの住宅街の公園にあるような便所は、防犯の都合もあり大体このくらいに閉まる。
「ここにるーるいはんさんがひとりいるけどね」
りぐるはくすくすといじわるそうに笑った。

「まったく、こういうの、しょっけんらんようっていうんじゃない?」
シャッターの鍵を確認する僕とりぐるの後ろから、大人っぽい声がする。
声に振り返ると、そこにいたのは緑の髪の毛の女性。
髪の毛の色は同じでも、りぐるよりよっぽど女性らしくて大人っぽい体つきの、胴付きゆっくりゆうかだ。
この便所はりぐるとゆうかの二人が担当している。
「どうしたの?さみしくなっちゃった?」
ゆうかは僕にすっと近づいて、少し背伸びをして僕の首を捕まえて、そのまま大きな胸に頭を包み込むように抱きかかえる。
「う~ん、そんなとこー」
「ふふっ、あまえんぼさんね」
仕事中なら決してそんなことはしないが、ついつい僕は心地よい柔らかさに力を抜いてしまう。
「あー、ゆうかさんめあてなんだー、わたしのことはじゃまなんだー」
「そんなことないそんなことない」
デレデレとした僕の態度に、りぐるは唇をとがらせる。
そんな様子が可愛くて、僕は手を伸ばしてりぐるの尻をいやらしく撫で回してやった。
「うひゃっ!まったくおにいさんったらむっつりすけべだよね」
「おしごとちゅうは、しゃきっとしてかっこいいのにね、ふふふ」

実をいうと、セックス目的でここに来たことがあるのは、一度や二度ではない。
結局家が近いというだけの理由だが、僕が一人で処理する気分にならないときは、ここを頻繁に利用していた。
おかげで二人とはすっかりお馴染みで、和気藹々とした空気の中個室部屋を抜けて準備室に入り、
もつれ合うようにして服を脱がしあい、三人そろって裸になる。
先に指摘された通り、確かに職権乱用も甚だしいとは思うが、ここの管理担当は僕だ。
監視カメラの映像が残っていても、僕が自分で自分を通報しない限り、よほどのことがなければ僕が時間外に利用したことがばれることはない。
もちろんこれは、ここの便所係のゆうかとりぐるとの信頼関係もあってこそのものであるのは言うまでもないが。
なんて現実味のある言い訳は所詮素面の時に思いつくもので、
酔った僕は勢いに任せて裸のゆうかを準備室に備えてあるベッドに押し倒した。
「あんっ、やさしくしてね」
「わかってるって」
口ではそう言いながら、両手を使ってゆうかの両腕を頭の上に押さえつけて拘束し、そのまま頭を胸元に押し付けて、
ちゅうちゅうと音を立ててまん丸おっぱいの先にある桃色の乳首にしゃぶりつく。
「じゅっ、ちゅるる、じゅぱっ、ちゅぽっ」
「あっ、いやあ!もうっ、そんなつよくしたらっ!」
わざとらしく音を立てる僕の愛撫に、ゆうかは頬を真っ赤に染めて身体をよじってもじもじと抵抗を試みる。
けれど人間の、まして男の僕の力にかなうはずはなく、舌全体を使うようにしてべろんべろんと何度も舐めあげるうちに、
すっかり陥落し、身体からはどんどん力が抜けていく。
僕の口の中には、ゆうかの乳首から分泌されたほんのりと甘い蜜の味が広がっていった。
ゆうかの息遣いは荒くなり、表情は徐々に弛緩してだらしないものになっていく、
その様子を見て僕は自分の股間に勢いよく血液が流れていくのを感じた。
「ゆうかさんばっかりずるーい!ええい、ぼくだって!」
素っ裸のまま、僕がゆうかを押し倒して淫行に及んでいるのを眺めていたりぐるがしびれを切らし、
ぷりぷりと怒ってから僕の背後に回り込んだ。
「うわっ!!」
次の瞬間、僕は自分の股間に突然訪れた衝撃に、思わずゆうかの胸にしゃぶりついている口を離し、腰を引いてしまう。
けれど本来予定した動きはりぐるの両腕が僕の腰に絡みつき阻害され、股間からは甘く痺れる快楽の波が強烈に押し付けられた。
「んふふぅ~、ろーお?ひもひいい?」
りぐるがくぐもった声を出すたびに、僕の股間は意識とは関係なく快感によってびくびくと震えてしまう。
何が起こっているのかと自分の股のほうを見ると、りぐるがゆっくり特有の大きな口を目いっぱいに広げて、
僕の股間をすっぽりと包むようにしゃぶりついてた。
体勢は、僕とゆうかの股の間に無理やり顔を滑り込ませる形になっている、その上僕の勃起したペニスを咥えて、
普通に考えたら苦しそうな体勢だが、りぐるは実ににこやかな笑顔で、口に含んだ僕のペニスを舌で愛撫し始めた。
「うっぐううぅう!」
自分の手でしごくのとは、何倍などという単位で比べられないほどの快感が一気に押し寄せる。
ゆっくりの口の中は、人間の女性とは違い、ほとんど硬さというものがなく、どこまでも柔らかく暖かい。
そして唾液で十分に湿った口内と舌が、別の生き物のようにうねうねと動き、
まるで初めから男の精液を搾り取るためだけに存在している器官のように、僕のペニスを責めたてる。
「まらまら、ひふよ~」
りぐるは何かを話すと、そのまま僕のペニスをどんどん口内の奥へ奥へと導いていく。
やがて根本にやわらかな唇が到達し、ペニス全体が快楽空間の中に無防備にさらされたかと思うと、
なんとりぐるはそのまま舌をさらに伸ばし、ペニスのさらに向こうにある睾丸までをも、
すっぽりと暖か柔らかの海に放り込んでしまった。
「うぅぅぅううう!!」
こうなってしまうともう抵抗のしようがない、こんなエロ貞操帯をつけられて理性を保っていられる男がいるはずもなく、
僕はがっしりと腰を抱えられたりぐるの腕の中で、ガクガクと震え、りぐるの口の奥の奥に滾る欲望を吐き出してしまう。
「あらあら、もうだしちゃったの?そうろうさんね」
「んっ・・・んっぐ・・・んっ・・・」
ゆうかは顔を真っ赤にして目を閉じて快感に打ち震えている僕の顔をやさしく抱きしめ、ほわほわの胸に押し付ける。
りぐるは僕のペニスを口に含みきったまま、もごもごと口内をゆっくりと動かして、僕の精液を搾り取るように飲み干していった。

「はぁっ・・・はぁっ・・・うわっ!」
強烈な射精感を味わい、ゆうかの胸に抱かれたままただただ空気を求めて荒い息を吐いていると、
僕の下に組み敷かれていたゆうかがごろりと横になり、その勢いのまま僕と上下の関係を交換してしまった。
「もちろん、いっかいでおわりなんていわないわよね?」
「え?いやぁ」
正直りぐるの口内奉仕でだいぶ満足してしまい、これで終わってあとはちょっといちゃいちゃして、
そのまま帰ってもいいかななどという思考がよぎっていた僕は、ついついゆうかから視線をそらしてしまう。
それを見たゆうかはむすっとした顔になり、ぴったりと抱きついていた僕から上半身を浮かして身体を離し、
僕の胸にぐりぐりと指を押し付けた。
「りぐる!」
「あ、はーい」
怖い顔のままでゆうかがりぐるの名前を呼ぶと、りぐるは僕にはわからない何かを察して、
掃除段階に移行していたフェラチオをやめて、僕の尻の穴を舐め始めた。
「うひゃっくすぐったいって!こら!」
「いやあ、ぬらしておかないと・・・ねっ!」
あまりのむずがゆさに声を上げた僕にりぐるは意地悪そうな笑みで返すと、
唾液でべちょべちょになった僕の尻穴にいきなり指を突っ込んでしまう。
「ぐおぉ!?」
りぐるの指は、にゅるにゅると僕の肛門を通って腸内を勢いよく進んでいき、
狙い澄ましたようにある一点を執拗に責めたてた。
すると何とも言えない独特な圧迫感が腰全体に広がっていき、自分の意思とは関係なくペニスがビクビクと脈動し、
見たこともないほど赤く大きく充血し腫れ上がっていく。
「な、なにこれぇ!」
「じょうでき、うまくなったじゃない」
「えへへ~」
狼狽する僕をよそに、僕の股間にいるりぐると僕の腹の上にまたがるゆうかは和気藹々とした雰囲気をつくっている。
そんなつもりはないのに、今にも射精してしまいそうになったところで、
りぐるはちゅぽんと音を立てて僕の肛門から指を抜き取ってしまった。
「あっ・・・ああああっ!!!」
それとほぼ同時に、限界まで怒張した僕のペニスを、ゆうかが何の予告もなしに自分のまむまむの中に奥まで一気に差し込んだ。
「んっ!ふぅううう!きくわぁ、やっぱりこれ・・・よねっ!」
絶対に挿入と同時に射精したと思ったが、ゆうかが乱暴に腰をふりたくって僕のペニスをまむまむの壁でしごく中、
僕のペニスの痺れは倍に倍にと膨れ上がっていく。
ねっとりもちもち、ふわふわにゅるんにゅるん、擬音しか考えられないほどのむず痒さに襲われる中、
僕は自分の股間の違和感に気付く。
「しゃ、射精っ!できっないっ!?」
僕の股間をよく見ると、根本の根本、陰毛に隠れて見えないくらいの位置に、肌色の何かがくっついていた。
ばちんばちんと、粘液のはじける音と肉のぶつかる音を立ててゆうかの腰が上下し、
まむまむが何度も僕のペニスをしゃぶりあげ捕食していく。
その腰の向こう側で、りぐるがニヨニヨと嫌らしい笑みを浮かべて僕の表情をうかがっている。
「おっ!おまえ!ばか!りぐる!はなせ!ちんこはなせ!」
「やーだー」
犯人はりぐるの指だった、ゆうかの暴力的な愛撫に導かれて何度も絶頂を迎える僕のペニスは、
ただただ震えるだけで最高の瞬間の射精にどうしてもたどり着けない。
ペニスが、睾丸が、股間全体が爆発してしまうかもしれないという錯覚に僕が陥っている中、
りぐるは再び大きな舌をだし、べろんべろんと肛門と玉袋を犬のように舐めあげる。
「ひぃっ!ひぃぃぃい!!」
もうあえぎ声というより悲鳴しか出なかった。
手の指はもがくようにシーツをつかみ、足の指は引き攣れを起こすようにピンと張る。
乳首は身体にたまった快感で女の子のように勃起し、射精感は今や行き場を失い、
ペニスの先の鈴口のイメージがどんどん増大していき、妖艶な笑みで僕を見下ろすゆうかのまむまむの奥と、
太い大きな管でつながっているような錯覚すら覚えてしまう。
「ああんっ!いく!いくぅぅう!!あっあっあっあああああ!!!」
大きなおしりを限界まで動かして、重力と反動をフルに使ってセックスマシンと化していたゆうかも、
ついに快感が昇華し、絶頂の階段をかけあげり、背中をそらせて絶叫する。
りぐるがそれに合わせて指の呪縛を解き放ち、ついでに僕を奈落の底に突き落とすように睾丸を口に含んで音を立ててバキュームした。
とうのとっくに限界を迎えていた僕は、もう快感の知覚容量をふりきり、
これ以上気持ちいいがどこまで行くかさっぱりわからないまま、
頭の中を真っ白な精液色にしてただただゆうかの体内に子種を打ち込んでいく。
「ーーーーー!!!!」
ゆうかも声なき声を上げて僕の限界突破の射精をお腹に受け止めていた。


いつまでも続くかとおもった全ての射精が終わり、ゆうかは僕の胸の上にぐったりと倒れこむ。
湿気でぺったりと額に張り付いた髪の毛を拭ってゆうかは柔らかく微笑み、僕たちはどちらともなく濃厚なキスをした。
じっくりと時間をかけて舌を絡ませあい、唾液を交換していくと、暖かな気持ちが胸に広がり、
なんとも言えない充実感が満ちていった。
音を立ててお互いの口を離し、唾液のしずくが途切れないうちにまた唇を重ねる。
それを何度か繰り返していると、ゆうかがそっと僕から身体を離した。
「じゃ、たっち」
「こうた~い!」
「へっ?」
入れ替わりにりぐるが僕の上に颯爽とまたがり、ゆうかの代わりにちゅうちゅうと僕の唇に吸い付いた。
「じゃ、つぎはわたしのばん!」
「うそぉ!」
僕の情けない叫びに、脇に移動したゆうかがクスクスと笑い声をあげた。
「でも、こっちはまだまだやるきあるみたいよ?」
そういって指差す先は僕の股間。
両足の間にそそり立つペニスは、びっくりするほどの射精を二回も繰り返したというのに、
まだまだいけると主張するように天を衝いていた。
それをみた僕はなんだか自分にあきれてしまい、同時になんだかふっきれた気分にさせられる。
「ええいっ!こうなりゃヤッてやる!覚悟しろよ!」
「きゃっ!」
僕が力任せに体を反転させると、りぐるは可愛い悲鳴をあげてベッドの上に転がった。
僕は勢いのままりぐるの足の下に手を差し込み、そのまま両足をばんざいさせるように抱え上げ、僕の肩に乗せる。
「やっ、はずかしいよ!」
僕の下にくみしかれてまんぐりがえしのような姿勢にさせられたりぐるは、頬を染めて抗議の声を上げた。
しかし僕の下でもじもじと揺れる腰の真ん中にあるかわいらしいまむまむのタテスジは、
僕とゆうかの行為を見てか、それとも僕に口淫奉仕をしたからか、期待に蜜を垂らしてひっそりと綻び始めている。
それを今の僕が見逃すはずはなく、僕はろくに愛撫もしないまま怒張したペニスを押し当て、一気に腰を突き出した。
「ああんっ!!」
「わおっ」
りぐるが苦しそうな快感の悲鳴を上げ、ゆうかが僕たちを見て感嘆のため息を漏らす。
りぐるのまむまむは待ってましたと言わんばかりに、僕の乱暴な訪問をやすやすと受け入れてしまっていた。
僕はそれに気をよくして、疲労に痺れた腰に鞭打って、力強くばしんばしんとりぐるの股に僕の股間を叩きつけていく。
「あぁっ!やあああ!おにいさん!らんぼうすぎ!あひぃっ!」
口ではそう言いながらも、もうりぐるの視線は自分のまむまむが僕のペニスを飲み込み、おいしそうにしゃぶっている光景にくぎ付けだ。
「そんなこといって、きもちいいんだろ?これがほしかったんだろ!?そらっ!そらっ!」
僕はりぐるの足を抱えたままどんどん体重をかけ、りぐるとほとんど密着するようにして腰を振りたくり続けた。
そうすることでストロークの幅が次第に深く大きくなり、抜けてしまうほどに引き抜き、
お腹が破けてしまうほどの突きこみを何度も何度も繰り返す。
りぐるの体格がゆうかより小さいせいか、ゆうかのまむまむの柔らかく包み込むような感じと違い、
りぐるのまむまむは柔らかいヌルヌルの手で軽く握られているような確かな締め付けがある。
かつゆっくりの身体の構造から、厳密な最奥という概念はほとんどなく、
僕のペニスが押し付けられるままに飲み込んでいき、りぐるの小さなお腹が僕のペニスの形を浮き彫りにしていた。
りぐるもそれを見て真っ赤な顔をさらに真っ赤にして、恍惚の笑みを浮かべる。
「あはっ!あははっ!きもちいー!きもちいいよおにいさん!でもぉっ!こんなのれいぽぅだよぉ!」
「ああそうだ!僕は今りぐるをレイプしてるんだ!ほら!出すぞ!射精するぞ!」
「ああん!きてきて!おにいさんのせーしでわたしのおなかいっぱいにしてぇ!」
背徳的な疑似プレイに脳内が焼け焦げていく。
りぐるも積極的に腰をうごかし、僕達はお互いをチキンレースのように快楽の淵に向かって押し込んでいった。
ついに股間の攻防だけでとどまらず、かぶりつくように唇を貪りあい、ガリガリと理性を削りあっていく。
お互いの口のまわりを唾液でびしょびしょにしながら、僕はりぐるの腹を突き破るように、
りぐるは僕のペニスを腹の中で食らいつくすように激しい攻撃を繰り出しあった。
そして両者の戦いは引き分けで終わる、ひきつけを起こすように、僕が抱えていたりぐるの足が跳ねた瞬間、
僕もりぐるのお腹の奥の奥にペニスを叩きつけて最後の一撃を打ち込むように勢いよく射精する。
「うっ!ふぅぅ!ぐぅぅぅううう!」
「んふっあああああ!あっはあああああ!!」
二人とも獣のような叫び声をあげて、お互いの背中に腕をまわしてがっちりと抱き合うようにして天辺まで上り詰め、
そのまま地面に叩きつけられるように全身を弛緩させて、ぐったりとベッドに沈み込んだ。
もうこれ以上は絶対に無理だと絶望するような感じと、
このまま死んでもいいかもしれないという幸福感が身体を支配し、僕の意識は闇に沈んでいく。
完全に意識が途切れる前に、僕の身体の上に暖かい何かが、やさしくかけられたような気がした。




「こら、おきなさい」
怒ったような、けれどとても優しい響きの声に目を覚ます。
「ん~・・・ん?んんっ!?」
寝ぼけ眼をこすって目を開けると、そこにいたのは緑の髪の毛の女性。
ふっくらした頬にあきれたような、でもとってもやさしい笑顔。
でもその顔を見た瞬間、僕は眠気が吹き飛び、そして血の気も吹き飛んだ。
「げっ!い!今何時!?やっべ便所で寝ちゃうなんて!!!」
僕ががばっとベッドから身体を起こすと、かけられていた布団がずりおち、
同時に僕の横で幸せそうに寝息を立てている全裸のりぐるが目に入った。
そして僕も当然全裸、そしてところどころエロチックな匂いが布団がはげた拍子にむわりと鼻をつく。
「うっ・・・僕はなんてことを・・・」
「まあまあおちついて、まだだいじょうぶよ、いまからきがえればちゃんとかいしゃにはまにあうんじゃない?」
そういって笑うゆうかはしっかりと身支度を整えていて、僕とのセックスの余韻はこれっぽっちも身体に残ってはいない。
ちゃんと洗浄と消毒もしたんだな、関心関心。
などとふと仕事モードになりそうになって時計を見ると、確かに今から着替えてしたくしてギリギリという時間だった。
当然いったん家に帰る暇なんてあるはずもない。
「ごめんっ!シャワー借りる!」
「ごゆっくり~」
ゆうかは慌てる僕を見てにこにこと笑いながら、小さく手を振る。
「ん~、むにゃ、ゆうかさんあさごはん・・・」
「はいはい、りぐるもいつまでもねてないでおきなさい」
背後から微笑ましいやり取りが聞こえてくるが、今の僕には和んでいる余裕なんてものは全くといっていいほどなかった。




『いってらっしゃい』
まったくこれじゃ、嫁のゆうかと娘のりぐるみたいな感じじゃないか。
僕を見送って便所の入口で手を振る二人に背を向けて、僕は思わず苦笑する。
あのあと、過ぎてしまったことはあきらめて、さっさと荷物をまとめて時間に余裕を持たせた僕は、
ゆうかと二人でりぐるの身支度を整え、ついでにちょっぴり仕事モードを出して、
りぐるとゆうかの体調チェックやら営業前のチェックやらを済ましてやった。
すっかり公私混同してしまったが、気持ちを切り替えて会社へ向かう道を歩く。
途中ふと、昨日のセックスを思い出し、やはり僕はこの仕事をしっかりと続けていこうと再確認した。
なんだかんだ言って僕は結局のところ、彼女たちが、ゆっくりのことが好きなんだと思う。
このどこかおかしくなってしまった社会に翻弄されながらも、彼女たちは形はどうあれ健気に懸命に生きている。
僕の仕事は便所掃除。
公衆便所を管理し、健全な運営を保つ仕事だ。
そしてそれは、彼女たち便所係の幸せな生活を守ることにもつながっている。
彼女達が僕に向けてくれた感情が、たとえ営業やマニュアルにそった行動であったとしても構わない。
彼女達が幸せに、ありのままの笑顔を保っていられることが僕の幸せだ。


今日も、新しい、いつもと変わらない一日が始まる。



おしまい。
-------------------------------------------------
どうも、ばや汁です。
胴付きオンリーの変な設定のしかもエロでしたすみません。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

ご意見ご感想等ありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

個人用感想スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/

過去作はこちら。
ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ-
http://www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html

ばや汁でした。

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