AOK Trigger Studio という、高度なトリガ編集を行うことが出来るツールです。
このサイトでは、AOKTSという名前で略します。
このツールのタブ「Triggers」だけ説明します。
基本的なこと
基本的に「Show(ID)」にチェックを入れて、トリガIDを見えるようにした方がいい。「Show Functionally」はごちゃごちゃするばかりなのでチェックを外した方が良い。
超稀に、特定の何かの地雷を踏んだ時に、変なエラーを起こすことがあるので、一定程度編集したら、セーブファイルを新しく作って、安全を確保しつつ慎重に作った方が良い。
トリガのアイコン
トリガ1つ1つを表すアイコンには意味がある。
文字の意味は以下のとおり
- T:ループがOFFになっているトリガ
- L:ループがONになっているトリガ
色の違いは以下の通り。
- 緑:条件または効果の設定がすべて正常
- 赤:条件または効果に未設定ものがある
文字の色が満たされているか、中が白くなっているかどうかの意味は以下の通り。
- 文字の色が満たされている:ゲーム開始時ON
- 文字の中が白くなっている:ゲーム開始時OFF
機能説明(各種ボタンなどの)
- Description
- シナリオエディタ内の「トリガの説明」と一致。
- Starts On
- ゲーム開始時 ON/OFF を決める。シナリオエディタ内の「トリガの初期設定」と一致。
- Looping
- ループするかしないか。シナリオエディタ内の「トリガのループ」と一致。
- Objective
- シナリオエディタ内の「目的として表示」と一致。
- Deselect
- 選択しているトリガの選択状態を外すだけ
- Edit/Rename
- トリガを選択している状態であれば、トリガ名を変える。トリガの条件または効果を選択している状態であれば、それの設定を変える。
- Go to(BackSpace)
- 不明
- New Trigger
- 新しいトリガを追加するだけ(トリガIDは一番大きい番号になるので注意)
- New Condition
- 新しい条件を追加する
- New Effect
- 新しい効果を追加する
- Duplicate For All Players
- 選択しているトリガをP8までコピーする
- By Source
- 「Duplicate For All Players」を行うときのオプション。使い道は不明。
- By Target
- 「Duplicate For All Players」を行うときのオプション。使い道は不明。
- ボタン「Sync ID to DO」
- トリガの順番をIDごと整列する。
- これを実行する前に、Save と Reopen を実行した方がいい。なぜならテキトーにやっているとエラーが出て、順番もめちゃくちゃになることがあるからだ。
- 基本的に、Multi-trigger Operations で整理した後、この操作を行うことが多い。
- Range
- コピー元の範囲。IDで指定する。左側が開始ID、右側が最後のID
- Destination
- コピー先のID
- Move
- 「Multi-trigger Operations」の設定どおりトリガを移動する。(この機能はIDは整理されないので、IDを整理したい場合は、「Sync ID to DO」を続けて実行する必要があります)
アドバイス
- 複数のトリガを上側から下側に移動するときは、Destination の値から「移動するトリガの個数」を引きましょう(計算するのがめんどう)
注意点
- HD Edition の方で作ったシナリオ(***.aoe2scenario)は、アルファベットと数字と記号以外文字化けする
- HD Edition の方で作ったシナリオ(***.aoe2scenario)をこのツールで読み込み、文字化けしているトリガをクリックしただけで落ちることがある
互換性
基本的に、HD Edition 対応版は、完全上位互換です。古いAOKTSを使うメリットはありません。(DE 以降の状況は不明)
パッケージ版とHD Edition の両方に対応しています。誤って HD Edition で保存しない限り、scx の状態を保つことができます。Definitive Edition は不明です。
最後に
IDを整列するとき、Save と Reoepn ばかり行うので、めんどくさい。とは言っても、IDが整理できること自体が革新的であり、超便利。ありがたい。
DEで HD Edition のシナリオが動くかどうか分からないので、様子を見た方が良さそうです。
最終更新:2019年12月28日 15:47