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1486年、テンプル騎士団がキプロス島に向けて船団を派遣。1488年には、リンゴを積んでヴェネツィアに帰還した。
これを監視していたエツィオ・アウディトーレは、隙を見計らって兵士を殺害、彼の鎧を身に付けて仲間であるかのように装った。リンゴの護送に紛れ込んだ彼は、船団の主であるロドリゴ・ボルジアに接触し、仲間の協力も得つつ彼の暗殺を試みるが失敗。ボルジアは取り逃がすが、リンゴを奪取する事に成功する。
リンゴを入手したアサシン教団は、これを安全に保管するため、領主のカテリーナ・スフォルツァが教団に友好的であり頑強な要塞を備えたフォルリへとリンゴを運び込もうとした。しかし、フォルリに到着すると、ボルジアの命を受けてフォルリ内の写本の地図を狙うチェッコとルドヴィコのオルシ兄弟がフォルリを攻囲しており、カテリーナの息子と娘が敵の手に落ちていた。エツィオは彼らを救出するために、リンゴをカテリーナに預けた上で城を密かに出てルドヴィコを殺害、姉弟の救出に成功する。しかし、これはオルシ兄弟による陽動であり、エツィオ不在の内にフォルリは猛攻を受け、リンゴはチェッコに手に落ちる。即座にチェッコの追跡に移ったエツィオは、道中で彼を暗殺しリンゴを奪い返すが、チェッコは死に際にエツィオの腹部を短刀で刺傷する。意識が朦朧とするなか、エツィオはリンゴを取り落としてしまうが、これを僧侶のジローラモ・サヴォナローラが拾ってしまう。傷が回復したエツィオは、僧侶の左手の指が一本欠けていたことを手掛かりに、彼がジローラモ・サヴォナローラである事を突き止め、彼がいると思われるフィレンツェに向かう。
1497年、フィレンツェに到着したエツィオは、サヴォナローラが市民を服従させフィレンツェの支配権を得るために、リンゴで有力者を操っていると知る。彼の支配を揺るがせるため、9人の支持者らを暗殺したエツィオは、暴動を起こした市民らを抑えるためにリンゴを用いようとするサヴォナローラに投げナイフを使い、リンゴを取り落とさせる。これをボルジア兵が即座に奪い取るが、追跡したエツィオが奪還に成功する。
リンゴを持ってヴィラに帰還したエツィオは、写本を調べる事で、ボルジアの狙いが教皇が受け継ぐ教皇杖であると突き止める。
ボルジアを阻止するためにヴァチカンに単身乗り込んだエツィオはしかし、エデンのかけらである杖の力の前に敗北し、リンゴを奪われてしまう。意識を取り戻したエツィオは、ヴァチカンの地下に隠された施設に逃げ込んだボルジアを追い、素手の戦闘で彼を倒すが、長年復讐の虚しさを感じていたが為に彼の息の根を止めはしなかった。 ボルジアが逃げ込んだ施設は宝物庫の入り口であり、その鍵はリンゴと杖、そして預言者であるエツィオ自身であった。宝物庫内でミネルヴァのメッセージを受け取ったエツィオは、伯父のマリオと共にヴァチカンを脱出、マリオはティベレ川にリンゴを捨てるようエツィオに決断を迫るが、彼は決断できず、リンゴはマリオが一時的に預かる事になる。
こうして一旦はモンテリジョーニのヴィラにリンゴを持ち帰ったアサシン達だったが、1502年1月2日、教皇軍総司令官のチェーザレ・ボルジアが突如街を包囲。カテリーナ・スフォルツァの助けも受けつつ必死の抵抗を試みるアサシン勢だったが、教皇軍及びフランス軍の主力部隊を総動員したボルジア勢の前になす術はなく、リンゴとスフォルツァは敵の手に落ち、マリオ・アウディトーレは死亡、エツィオ自身も重傷を負ってしまう。
チェーザレは手に入れたリンゴをレオナルド・ダ・ヴィンチに与えて研究をさせていたが、父教皇のロドリゴは息子に知らせずにリンゴをレオナルドから取り上げ、郊外の聖ペテロ聖堂にそれを隠す。
4年の歳月を経た後、ボルジア家の内紛が元となりエツィオはリンゴを奪い返す事に成功する。 チェーザレが勢力を盛り返す事を防ぐため、エツィオはリンゴを用いて彼の基盤となる協力者達を次々と殺害した。それでもなお、チェーザレは残りの手勢を結集させローマ奪還を企図するが、総力をあげて立ち向かうアサシン教団とリンゴの力に敗れ、新教皇命で捕縛される。 だが、縄をかけられてなお自信を失わないチェーザレに不安を覚えたエツィオはリンゴの力で彼が牢から脱走する事を知る。
1506年、リンゴをコロッセオ地下の宝物庫内に封印し、二度と触れる事は無かった。
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