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解説

Avernumが発見された直後、最初に派遣された大規模な探検隊。
探索の過程で分裂し、それぞれがモンスターに追われて次々と壊滅。
最終的に帰還できたのは男女各1名ずつという惨憺たる結果に終わった。

この探索の結果、Avernumを流刑地として使用することが決められた。
彼ら探検隊が持ち込んだ魔法の武器やアイテムの数々が、遺物としてAvernum各地に散逸している。

メンバー

探検隊は、リーダーを務める冒険者5名と多数の兵士によって構成されていた。
名前がわかっているのは次の数名(Karzoth以外はリーダーかどうか不詳)。
名前 地位等 備考
Karzoth 総隊長、戦士 Demonslayerの最初の使い手
Mariann サブリーダー Karzothの恋人、もしくは妻
Thralni 魔術師 Orb of Thralniの使い手
Grahk 地位不明 Grahk's Peninsulaの発見者

足取り

調査隊は、地上からの長距離テレポートで地下に送り込まれた。テレポートアウトした最初の地点は、Northern AvernumGrahk's Peninsula付近であったといわれている。
当時のAvernumはデーモンとSlithの支配する地であり、それらの大群に追われて隊はほどなく分裂。それぞればらばらに全土を逃げ回ることになった。
各サブリーダーがつけていた通信用ブローチや、その他の遺物の残存状況などから、主なメンバーの足取りは以下のように推測される。
なお、最終的な生き残りである兵士2名がどのような足取りをたどり、どうやって地上に生還したのかは全く不明。

Karzothを含む一隊

Scree Pits付近でSlithに追われてCrypt of Drathに避難したものの、今度は内部のアンデッドに襲われ、Demonslayerを失う。生き残った人々はCryptを脱出後、別の一隊と合流するためにNortheastern Avernumを目指す。
Karzothが死亡したのはいつの時点か、詳しいことはわかっていない。他の隊との遠距離通信ができているところをみると、Cryptにいた時点ではまだ生きており、その後Northeastern Avernumを目指す途中、Akhronath付近を通過した際ではないかと思われる。
Motrax's Caveに到着したときには、合流すべきメンバーは既にMotraxによって全滅させられていた。
Motraxに助けを乞うたが断られ、ドラゴンの住処から追い出されてほどなく、近くの洞窟でSlithに追いつめられて全滅した。

Thralniの一隊

魔術師Thralniの率いる一隊。彼が本来のリーダーに含まれていたかは不明。
ボートに分乗してWaterfall Warrensを探索するうちに、急流によって難破したりして次第に人数が減少。最後に残った一艘も、ついにStagnant Tunnelsで壊れてしまう。
Thralni自身は空を飛んで逃げられると楽観視していたが、船を失った場所からは飛行距離が足りなくてどこにも行けないことが判明。
生き残る手段を求めて内部を探索中、バジリスクやアンデッドなどのモンスターに襲われて全滅した。

Northeastern Avernumを目指した一隊

リーダーの一人を含む。
Slithに追われてMotrax's Cave付近に逃げ込み、Karzothの一隊と連絡を取る。
Motraxに対して高圧的に援助を強要した結果、激怒したドラゴンによって全滅。遺品の一部はペットのトカゲのおもちゃにされた。

GIFTSに会った一隊

リーダーの一人を含む。装備などからリーダーの職業は魔術師と思われるが、詳しいことは不明。
Northern Avernumに向かい、GIFTSの洞窟に入り込んだ。巣を荒らしたため、クモたちの手で袋小路に閉じ込められて餓死。

Spiral Pitに逃げた一隊

率いるリーダーは女魔術師。Mariannの可能性もあるがはっきりしない。人数はそれなりに多かったようだ。
Slithに追われてSpiral Pitに逃げ込み、奥へと逃げるうちに最深部の袋小路に到達。
隊長が強力な魔法のバリアを張って敵を退けるが、そのためにすべての魔力を使い果たし、解除不可能になる。
自分で自分を閉じ込めたまま、全員がおそらく餓死し、死後も怨霊となってその地にとどまった。

Lair of Pyrogに到達した一隊

リーダーの一人を含む。詳細は不明だが、Giant Landsまで到達。ドラゴンPyrogにより殺害。

遺物

彼らの残した遺物には、次のようなものがある。
Demonslayer
デーモンを倒すための剣。Karzothが帯びていた。
Orb of Thralni
所有者を飛行させる宝珠。Thralniが持っていた。
5個のブローチ
各リーダーがつけていたブローチ。相互、及び地上との通信が可能。それぞれの所在は以下の通り。
上記のうち、プラチナをのぞく4個は持ち主の遺体のそばで発見されている。リーダーと思われるメンバーのうち、死亡地点にブローチが残っていなかったのは、KarzothThralniの2名。
プラチナのブローチは過去のある時点で所有者のもとを離れているが、それがKarzothのものなのか、それともThralniのもので、Karzothは別の通信手段を持っていた(もしそうだとしたら帝室の印章がそれにあたるだろう)のかはわからない。
Avernumの頃に5つすべてが発見され、Erikaによって暗殺者を地上に送り込むための一種の座標マーカーとして使われた。
帝室の印章
皇帝の権威の象徴。探検隊の代表の証としてKarzothに授与された。
発見時のダイアログでは何故か「Avernum王国の太陽の紋章」と描写されている。
Blessed Athame
すべてを切断する魔法のナイフ。経緯は不明だが再発見され、Tower of Magiに所蔵されていた。
金のネックレス
着けたもののカリスマ性を増す。経緯は不明だが再発見され、Formello市長Evelynの手に渡っていた。
Smite
巨人を倒す槍。ドレイクの巣に持ち去られていた。再発見後はAvernum政府の所有になったようで、Avernum3において地上探索隊のひとりに貸与されている。
Ghoulbane
アンデッドを倒す槍。Giant Castleに持ち去られていたところをみると、Lair of Pyrogで全滅した一隊が最初の所有者ではないかと思われる。
Jade Halberd
翡翠で作られた矛槍。刃から強い酸を分泌している。Southwestern Avernumの隔絶した洞窟に落ちていた。
この遺物に関しては、第一次探検隊が持っていたものが唯一の個体ではないようで、地上Valorim大陸でも同じものが発見されている。

備考

最終更新:2012年10月11日 13:19