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アーティ(A-001) - (2025/04/05 (土) 00:34:31) のソース
''アーティ(生命体A-001)''とは、レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される宇宙『[[レメディー・コネクテッド・ユニバース]](RCU)』に存在する人物(?)である。 -演者 --マルティ・スオサロ -登場作品 --『[[Control>Control(レメディー社作品)]]』 --『[[Alan Wake Ⅱ]]』 --『[[ナイトスプリングス]]』(『Alan Wake Ⅱ』DLC) *【概要】 老年で黒髪の白人男性の姿をした人物で、いつも作業用のブルーのブルゾンを着てフィンランドのタンゴを口ずさみながら床をモップで拭っている清掃人。 会話の際はフィンランド訛りの英語((日本語字幕だとカタカナ交じり))で話し、比喩的表現を多用する。 その正体は&bold(){[[超常現象生命体>超常現象生命体/余剰次元生命体]]}。 連邦''操作''局(FBC)によって発見された最初の超常存在であり、1964年に同組織の職員にして当時の研究リーダーだったセオドール・アッシュ・ジュニア博士によって発見され、''生命体A-001''の管理ナンバーを与えられた。 また、彼の姿を録画したビデオテープは''変貌アイテム''と化した。 様々な''異次元空間/平行世界''に現れては「管理人」を自称する。 人類には友好的に見え、主人公達を導いたり''パシリにしたり''する。 *【能力】 作中で判明している能力。 -次元間移動 様々な異次元空間や現実世界を自由に行き来できる。 -スレッショルドの作成 &bold(){バケツの水}を床にぶちまけることで、水溜まりを異次元への入り口にできる。 -エコー 残留思念のようなもの((実写のマルティ・スオサロが満面の笑みを浮かべた映像が宙に浮かんでいるというシュールな見た目))をその場に残して道標にできる。 -テレパシー 離れた場所から自身の声を特定の人物に送れる。 -瞬間移動 遠く離れた場所に一瞬で先回りできる。 -精神干渉 他人の精神世界に入り込める。 -耐性 生物、非生物に侵食し操れる[[超常現象生命体]]「''[[ヒス>ヒス(超常現象生命体)]]''」や「''[[モールド>モールド-1(超常現象生命体)]]''」、「''[[影>超常現象生命体A-010(別名:影)]]''」に対して耐性を有しており、特にヒスはヘドロン共鳴体増幅器という装置を装備していない人間を無条件で汚染するほど感染力が高いにもかかわらず、アーティは何の装備も身に付けずに平然としていられる。 -共鳴 「共鳴」は[[キャスパー・ダーリング]]により定義された既知の科学の範囲外にあるエネルギーの総称で、&bold(){現実を変える力。} ラジオから流れるアーティの声には&bold(){因縁の敵}である[[クロッグ>クロッグ(超常現象生命体)]]を浄化したり、ループする異次元空間を変化させ出口を作り出す効果がある。 *【管理人として勤める場所】 **▼オールデスト・ハウス FBCの本部である&bold(){超常的な建造物}。 「[[ボード>アストラル生命体(超常現象生命体)]]」と呼ばれるピラミッドを逆さにしたような見た目の超常存在によって作り出され、ボードに任命された「局長」によって内部構造をコントロールされている。 ボードと局長はFBC及びオールデストハウスにて絶対的な権利を所持しているのだが、&bold(){アーティはボードの干渉を全く受け付けずに局長をパシリに使う}など更に上位存在であることがうかがえる。 **□オーシャンビュー・モーテルとカジノ オールデスト・ハウスと各地のスレッショルド((人々の集団的無意識により現実と繋がった異次元空間))を繋ぐ基点である''モーテルっぽい異次元空間''。 アーティ専用の管理人部屋があり、様々なスレッショルドを管理していることがうかがえる。 **■[[ミスター・ドア>マーティン・ハッチ/ワーリン・ドア]]のトークショースタジオ ワシントン州コールドロンレイク(カルデラ湖)に出現した「''闇の世界''」に存在するトークショースタジオ。 本来闇の世界は一度入ったら自力ではまず出られないほど危険な場所の筈だが平然と現実世界と行き来していた。 **■REC本社 平行世界を管理する組織REC(リップルエフェクト社)の本社ビル。 ナイトスプリングスの北部に建っているとされる。 モップがけしているアーティの姿を確認出来る。 *【関連する変貌アイテム】 **▶VHSカセットテープ(AI12-PE) FBC職員が録画した床をモップがけするアーティの姿を収めた[[VHSビデオテープ>VHS方式ビデオレコーダー/VHS方式ビデオテープ]]と、テープがセットされたビデオデッキと一体型のブラウン管テレビ。&s(){若い子にゃわからんだろう。} テープは取り出せなくなっている上、電源が無くても動画が再生され続ける。 画面を見た者は、画面に映るアーティの姿に釘付けになり動けなくなる。 効果は超常現象生命体にも及ぶため、武器として利用できそうである。 *【活躍】 **・『CONTROL』 本作では異次元からの侵略者「ヒス」に汚染されたオールデストハウスで主人公の&bold(){[[ジェシー・フェイデン>赤毛の女(レメディー)]]}を導く。 17年前にFBCに連れ去られた弟[[ディラン>P6/ディラン・フェイデン]]を探すため、超常存在[[ポラリスとヘドロン>ポラリスとヘドロン(超常現象生命体)]]に導かれてオールデストハウスへやって来た主人公ジェシーと出会い、会って早々に彼女を助手扱いする。 その後、''理不尽にも''ボードから「局長」に任命されたジェシーと再会し、発電所の冷却装置を直すように早速''パシる''。 また、サブクエストとして他にも色々とジェシーにお使いを頼むが、全部クリアした場合は&bold(){ジェシー用の作業用ブルゾンと休暇}をプレゼントしてくれる。 また、ストーリー終盤にはジェシーをエコーで導き、古い友人と呼ぶ''[[オールドゴッズオブアースガルズ]]''((『[[Alan Wake]]』に初登場した歌で現実改編する能力を持つロックバンド))の曲が収録されたカセットとヘッドセットをプレゼントしてくれる。 このカセットに入った曲『テイク コントロール』には超常的な迷路「灰皿迷路」を突破させる力があり、ジェシーの助けになった。 また、ヒスに侵食されたジェシーの精神世界にも現れて彼女を励ましていた。 **・『Alan Wake Ⅱ』 闇の世界と現実世界を行き来しながら異次元からの侵略者「[[ミスター・スクラッチ]]」と戦う主人公達を導く。 ***◇イニシエーション ミスター・ドアのトークショースタジオにて13年間闇の世界に囚われていた主人公''[[アラン・ウェイク]]''と出会い、幾度も彼を導く。 また、アランを顔が全く同じである[[トーマス・ゼイン]]と同一視しており、アランが訂正してもトムと呼び続けていた。 また、ゼインが初期に製作した映画『[[白夜の夜]]』に「管理人」の役で登場していた。 ***◇リターン 一方でアランが元いた世界であるRCUではブライトフォールズ近くの森エルダーウッドに建つ老人ホーム「ヴァルハラ」で生活していることが判明。 尚、ヴァルハラ老人ホームは元々ゼインが買い取ったアーティスト・コミューンの場である「オーシャンビュー・''ホテル''」であった。 隣町のウォータリーのステージで『白夜の夜』のテーマソングである同名の歌を熱唱しているところで、もう一人の主人公''[[サーガ・アンダーソン]]''と初めて出会う。 その後、パワーオブジェクト((有用な超常アイテム))「クリッカー」を手に入れるために境界域からスレッショルドに入るも迷ってしまったサーガをエコーで導いた。 更にその後、ヴァルハラ老人ホームに訪れたサーガと出会い、相変わらずモップで拭き掃除をしたりサーガを導いたりした。 また、ヴァルハラ老人ホームの屋根裏に存在するゼインの執筆部屋に''闇の世界のスレッショルドを作りだした''上でその部屋を封印していたが、スクラッチによって世界が闇に支配されかけ((厳密には「誰もがスクラッチの書いた本『リターン』を称賛する(という中二病すぎる)世界」がクリッカーによって現実になりかけた))、それを阻止するためにやって来たアランのために部屋を解放した。 また、スクラッチによって闇の世界に囚われたサーガはアーティが屋根裏に作った境界域のお陰で地上に戻れた。 **・『ナイトスプリングス』 「エピソード3:時空の破壊者」に登場。 エピソードの主人公である[[ショーン・アシュモア>ジャック・ジョイス/ティモシー・ブレーカー]][[(本人役)>本人役(配役)]]が次元を越えて訪れたオーシャンビュー・ホテルでは姿を見せないものの、彼の「サンカリン・タンゴ」((「サンカリン」はフィンランド語で「英雄」の意。))を聴ける。 その後、REC(リップルエフェクト社)本社にも登場し、相変わらずモップがけしていた。 *【余談】 ・アーティがスレッショルドを作る際の描写が描かれたテキストが登場するが、そこでアーティは「''闇の世界の空を覆うほど巨大な存在''」として描写されており、神に近い存在であることがうかがえる。 ・「アーティ(Ahti)」はフィンランド神話の水神(ウィキペディアには「深海の神。漁の守護者。」とある)の意味を持つ。