あらすじ
異次元機関建造阻止のために26世紀の地球へと跳躍したラパウディア艦隊とマクロス・ストライクス。
異次元機関建造予定地の山村へ降り立ったマクロス・ストライクス。そして異次元機関建造計画自体をぶっつぶすためにラパウディア艦隊は首都へ向かうのであった・・・
第2話「ケダモモノメザメ」
26世紀 地球 日本列島付近海上 ラパウディア艦隊旗艦「ファーレンフォーム」ブリーフィングルーム AM6:00
「・・・ストライクスが降下したのがこのあたりだから・・・首都へ向かうに当たり、ほぼ現在地からまっすぐ行けば上陸できるということね。」
「そして、戦闘の可能性もあり得るのか・・・」
ファーレンフォーム内部にあるブリーフィングルームにて、今後の進路を話し合うラパウディア艦隊。現状、海上ルートを通れば首都へは直通だが、時間がかかりすぎる。だが、今回選ぶ陸上ルートは戦闘はあるものの、首都へは海上ルートより早く着ける。
「ミウル艦長。ルート上の敵勢力の割り出しが完了しました。上陸場所付近は軍事基地があるらしくそれ以外はわれわれが上陸後に展開する可能性が高い部隊が中心だとおもわれます。」
「わかりました。僚艦に通達。これより上陸作戦を決行します。」
ラパウディア艦隊上陸地点 日本極東国軍基地 AM11:00
日本極東国軍基地 オペレ-タールーム
「謎の熱源を確認!数5!距離・・・およそ100!」
「バカモン!なぜ今の今までに気がつかなかった!」
「ジャミングによりレーダーに反応しなかったのだと・・・」
「早くスクランブルかけろ!あと研究施設に連絡しろ!「研究対象」ごと避難しろと!」
「りょ、了解!」
日本極東国軍基地 研究施設
「なに!?敵襲だと!?それはいかん!早く「研究対象」と資料、あとデータ類すべて移動できるように準備するんだ!」
「了解!移動準備完了までに敵が帰ってくれればいいのですが・・・」
ラパウディア艦隊上陸地点 ラパウディア艦隊旗艦「ファーレンフォーム」ブリーフィングルーム AM11:30
「これより作戦を説明します。現在わが艦隊は上陸のため、日本極東国軍基地に強襲をかけます。敵戦力はこうなっています。」
敵戦力
AJF-1A戦闘機×10機
AJA-1A戦闘攻撃機×10機
VDG-4型ミサイル戦車×8機
BGG-2型地上戦艦×4
ヴァナルガンド級
所属機
ポリスティック隊
R-11B×3(隊長機含む)R-9/02
第2小隊:編成中につき出番なし
第3小隊:編成中につき出番なし
ヤールンサクサ級
所属機
プディング隊
TP-2M×2、R-9D2、R-9ER、
R-9A3(隊長機)
デルフ隊
R-9LEOⅡ、R-9S×2、R-9B3×2(隊長機含む)
レックス隊
TW-2×3、TL-2B×2(隊長機含む)
第4小隊:編成中につき出番なし
第5小隊:編成中につき出番なし
第6小隊:編成中につき出番なし
第7小隊:編成中につき出番なし
第8小隊:編成中につき出番なし
「以上の戦力です。なおドック艦は安全が確認され次第合流するとのことです。では、作戦開始!」
ラパウディア艦隊上陸地点 日本極東国軍基地上空 PM0:00
「くそっ!なんだあの機体は!うわぁぁぁぁ!!」
ドォン!
「ボマー隊各機、バルムンクは戦艦用に取っておけ。」
「「「「了解」」」」
「バリエスワンより各機!完食するぞ!食いぱっくれるな!」
「「「「了解」」」」
日本極東国軍基地 PM0:05
「こちらカイバシ小隊。なんか変な施設を発見した。今から制圧する。」
「こちらテムロック隊、援護します。」
「プディング隊、援護にはいります。」
日本極東国軍基地 研究施設
「・・・中に入ったのはいいが・・・」
「た、隊長!逃げようとしていた研究員達を確保しました!」
「た、たすけてくれ!い、いのちだけわぁぁぁぁぁぁぁ!」
「こちらカイバシ小隊。研究員を確保した。後で尋問して情報吐かせる。」
「こちらプディング隊突入班。こっちはこっちでいいデータがあった。」
「テムロック隊だ。・・・どうも変なコンテナを見つけた。カイバシ小隊、尋問内容にコンテナのこと追加してくれ。」
「了解。通信終了。」
研究施設 事務室
「でだ、あんたらはここでどんなことをやっていたんだ?クスリ?兵器?それとも・・・」
「わかったから知ってること全部はなすから!」
(おい、見張り、敵部隊はどうなんだ?)
(ここ目がけてくる敵部隊は多少ありますが、プディング隊の狙撃手が全部仕留めてます。)
(そうか。わかった。)
「で、ださっきうちの仲間が見つけたコンテナ、あの中身は何だ?」
「・・・軍の新兵士研究のために拉致した子供たちだ。ご丁寧に親を消してだ。」
「よくある生体実験ってわけだ。」
ガチャッ
「隊長。プディング隊突入班が調査した結果、パスワードが判明しました。現在テムロック隊がコンテナの開放作業を行っています。」
「ご苦労。・・・でその実験とはなんだ?よくある身体能力超強化か?超能力か?それとも・・・」
「・・・あんたが言ってることの多少が正解だ。」
「やはりな。」
日本極東国軍基地 司令室
「なんだと!?研究施設が制圧されただと!?」
「は、はい!敵の進行速度は高く・・・!陸上戦艦全滅!出せる機体はもうありません!」
「っく・・・白旗を上げろ。」
「はっ!」
ラパウディア艦隊旗艦「ファーレンフォーム」艦橋
「艦長!敵基地に白旗が上がりました!」
「わかりました。僚艦に通達。直ちに白兵隊をだすように。後ドック艦を前進。」
「了解。」
研究施設 事務室
「・・・ちょっとくすぐったいぞ。」
バチバチバチバチ
「へ?・・・うぎゃぁぁぁぁぁ!!やめてくれ!やめ・・・アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!ウギャギャギャギャギャ!は、腹がよじれる!アババババババババ!!し、しってること全部はなすから!!」
「よーし。いい子だ。んじゃ知ってること全部吐いてもらおうか。」
「あ、ああ。ここの研究施設は「生体AI」や人体改造、擬体化などを行っているが、それをのせる機体も開発している。名称は「カラドリウス」・・・素体フレームでも戦闘可能な高スペック機体で、パイロットに合わせた調整や換装を可能とした超汎用機だ。」
「ほー・・・それでだ。ほかには?」
「「ベルセルクル」・・・無人の近接戦闘用人型機動兵器だが、生体AI搭載仕様のテストもここを含め数個所で行われている。」
「・・・次」
「・・・「ペリュトン」。これも生体AI用人型機動兵器で異次元機関護衛用に開発された物だ。」
「!異次元機関だと!?それの詳細もだ。教えないというのなら・・・」
バチバチバチ
「ひ、ひぃ!お、教える!・・・異次元機関は私の大学の先輩らが考え出した物で、恒久的なエネルギープラントとして利用される。しかし問題点も多く、しかも動力炉部分はもはやオカルトじみていて・・・」
「それぐらいでいい。」
「艦長。確保した研究員が情報を吐いた。あとはこちらでなんとかします」
『了解』
続く・・・
次回予告
ついに上陸を果たしたラパウディア艦隊。そして視点は幻想郷に移る!
次回
バトロイ大長編・Mr・Hside第3話!「夜鷹の夢」。
追記:ついに尋問シーン入れました。MGSPWやってて良かったと思う
最終更新:2011年02月26日 19:06