能力値

能力値一覧・説明

 ここでは各種の能力値について説明します。
 能力値は7つの「基本能力値」と3つの「消費能力値」に分けられます。
  • 基本能力値…行動判定の基本値となる能力値。『筋』『速』『技』『体』『精』(魔・呪・霊)『知』『感』がある。
  • 消費能力値…『体力値』『精神値』『身体被害度』がある。

基本能力値

 基本能力値とは、キャラクターの持つ総合的な能力を、7つに分けて表したものです。
 「行動判定」の基本の値となり、高ければ高いほど、その能力を使った行動が成功しやすくなります。

  • 基本能力値の成長
 キャラクターを作成した後も、経験点を支払って基本能力値を上げることができます。
 これによって、各基本能力値を『20』まで上昇させることができます。
 詳しくは成長方法を参照ください。
  • シナリオ中の、基本能力値への修正
 技能などによって、基本能力値が増減することがあります。
 それらの修正によって基本能力値が『0』より下になることはありませんが、増加する場合の上限はありません。

パワー『筋』

 そのキャラクターの筋力を表します。
 「行動判定」において、腕力に任せた行動や、力づくでの行動の判定の基本値となります。

スピード『速』

 そのキャラクターの敏捷さを表します。
 「行動判定」において、様々な行動の速さを競う判定の基本値となります。

テクニック『技』

 そのキャラクターの器用さを表します。
 「行動判定」において、手先の器用さ全般を試される行動の基本値として用いられます。

ボディ『体』

 そのキャラクターの頑強さを表します。
 「行動判定」において、持久力を競う判定に用いることがあります。
 また、後述の「自動減少」の値に影響します。

エナジー『精』

 キャラクターの精神力に関わる能力値です。この値を消費することで様々な特殊能力を発揮します。
 又、その特殊能力は系統的に三種類に別れ、それぞれ(魔)(呪)(霊)と呼ばれます。キャラクターを作成する時にどれか1種類を選択してください。
 選択した系統の技能のみが習得可能です。

マジック『魔』

 主に直接攻撃的な特殊能力。

オーラ『呪』

 主に補助的な特殊能力。

スピリット『霊』

 主に回復的な特殊能力。

インテル『知』

 そのキャラクターの知識や知能を表現します。
 「行動判定」において、頭脳を使う作業などの判定の基本値となります。

センス『感』

 そのキャラクターの感覚の鋭さを表します。
 「行動判定」において、気配を探るような行動の判定の基本値となります。

自動減少

 ダメージを受ける際に、直接的な攻撃に対しては『体』/2、精神技能による攻撃には『精』/2を基本として、受けるダメージが減少します。これを「自動減少値」と呼びます。
 与えられたダメージからこの値を引くことで、最終的な『身体被害度』へのダメージが決定します。


消費能力値


 消費能力値は、ダメージや技能コストの支払いによって常に増減し、そのキャラクターの肉体的・精神的疲労や被害状況を表現します。
 その性質によって、以下の3種類に分けられています。

  • 身体被害度…キャラクターが被ったダメージを表す。攻撃を受けるほど減少していき、『0以下』になると「気絶判定」を行うことになる。
  • 体力値…身体的な行動を行う際に消費し、肉体的な疲労も表現する。『0』になると行動不能に陥る。
  • 精神値…精神的な行動を行う際に消費し、精神的な疲労も表現する。『0』になると行動不能に陥る。



身体被害度

 『身体被害度』は、そのキャラクターがどれだけダメージを受けたかを表します。
 数値が低くなるほど身体は傷つき、行動は失敗しやすくなります。放置すれば、生命の危機が訪れるでしょう。
 具体的には
  • 『身体被害度』が『0』以下になった場合…「気絶判定」を行い、判定の成否によって「気絶」もしくは「死亡」が与えられる。
 いずれも詳しくは状態異常を参照してください。

体力値

 『体力値』は、そのキャラクターがどれだけの体力を残しているかを表します。
 おもに技能の使用コストによって減少し、『0』になると体力が尽き果て、身動きが取れなくなってしまいます。
  • 『体力値』が『0』になった場合
 『体力値』が消費し尽くされて『0』になってしまうと「肉体疲弊」という状態異常が与えられます。
 この状態では「歩く」ことと「術系技能の使用」以外の全ての行動ができません。
 自然回復などで『体力値』を『1』以上に回復させれば、この状態異常は回復します。

精神値

 『精神値』は、そのキャラクターの精神的な余裕を表します。
 おもに魔術、呪術、霊術の使用によって減少し、『0』になると精神力が尽き果て、何もやる気が起きなくなってしまいます。
  • 『精神値』が『0』になった場合
 『精神値』が消費し尽くされて『0』になってしまうと「無気力」という状態異常が与えられます。
 この状態では「防御技能の使用」以外の行動ができません。≪避け≫などの防御行動は本能的にとることができます。
 これも自動回復などで『精神値』を『1』以上に回復させれば回復します。


自然回復

 これらの消費能力値は時間の経過と共に、しだいに回復します。これを「自動回復」と呼びます。

  • 『身体被害度』…6時間ごとに1d6P回復する。≪身体回復≫の場合、シーン終了時に3Pまで、回復力が高まる。
  • 『体力値』…1時間ごとに(『体』/2)点回復する。シーンを切り替える際が目安。(物語の進め方を参照)
  • 『精神値』…行動せず安静に休憩している場合のみ、1時間ごとに1d6点回復する。ただし、5時間の休憩で無条件に全回復する。
 『身体被害度』は回復は遅いので、何かしらの回復手段をあらかじめ用意しておくことをお勧めします。



気絶判定…深刻なダメージを受けた時に「気絶」「死亡」するかどうかの判定。

……「『体』+2d6」の判定を行う。難易度は「『身体被害度』のマイナスの値」。
(例:身体被害度10Pの状態で、20Pのダメージを受けた場合、身体被害度は-10P。気絶判定の難易度は10)
 難易度を超えると、判定成功です。(同値は失敗)

‥成功した場合……「気絶」する。

‥失敗した場合……「死亡」する。


最終更新:2009年12月28日 20:10
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