エネミー
ここではBBNTRPGRに登場し、PCの前に立ちはだかる、あるいは協力者となるであろう「エネミー」を紹介します。
エネミーデータの見方と特殊ルール
エネミーは以下のようなデータで構成されています。それぞれの項目について説明します。
- 名前:エネミーの固有名詞
- レベル:1~50で設定。D~Sで分類。「≪防御技能≫SLd6」などの対抗判定はこれを達成値として扱う。
- イニシアチブ値:1~40程度で設定。シーンごとにモンスターが移動できる距離もこの数値と同値とする。
- 耐久力:身体被害度。0になると死亡する。「大怪我」状態にはならない。
- 精神力:体力値兼精神値。これを支払って追加行動などもできる。マイナスの値になると気絶する。
- 知名度:1~30程度に設定。高いほど珍しい。「知識判定」の達成値がこれを超えると知っていることにできる。
- 知性:空腹捕食・子供並み・人間並みなど、会話の反応や行動パターン。
- 出現数:一度に出現する数の下限・上限。命中・ダメージへ影響する。後述。
- 出現場所:出現しやすい場所。
- 特殊能力:エネミーが持つ特殊な能力。≪技能≫を習得している場合もある。
- 攻撃方法:攻撃の名称/命中・ダメージ値…攻撃判定の達成値。
- 防御方法:避け・受け・自動減少値…対応判定の達成値。≪避け≫か≪受け≫を選択して適用する。≪技能≫を使用する場合もある。
- 説明:そのエネミーについての詳しい説明。
また、エネミーにはいくつかの特殊なルールがあります。
エネミーのコントロール
基本的に、エネミーはGMがコントロールするキャラクターです。
PLがエネミーをコントロールしたい場合には、自分のPCに≪使い魔≫≪式神≫≪動員≫などの技能が必要になります。
PLがエネミーのコントロールを得ている場合、そのエネミーを自分のPCであるかのように使用できます。
ただし「命令を聞かない」程度の「知性」しか持たないエネミーは、あくまでGMが管理することになります。
PLがエネミーをコントロールしたい場合には、自分のPCに≪使い魔≫≪式神≫≪動員≫などの技能が必要になります。
PLがエネミーのコントロールを得ている場合、そのエネミーを自分のPCであるかのように使用できます。
ただし「命令を聞かない」程度の「知性」しか持たないエネミーは、あくまでGMが管理することになります。
エネミーをバトルシーンに登場させた場合
≪式神≫や≪動員≫などによってバトルシーン中にエネミーを登場させることがあります。
その場合、彼らは登場したバトルシーン内では行動できず、次のバトルシーンから行動できます。
ただし、「クイック」を併用して登場させた場合は、そのバトルシーンから行動できます。
その場合、彼らは登場したバトルシーン内では行動できず、次のバトルシーンから行動できます。
ただし、「クイック」を併用して登場させた場合は、そのバトルシーンから行動できます。
エネミーグループ
同じ種類のエネミーがインサイドしている場合、彼等は1つのグループで1つのキャラクターとして扱うことができます。
(例:友鬼を3体召喚した場合、「友鬼(3)」といった具合に表示する。)
(例:友鬼を3体召喚した場合、「友鬼(3)」といった具合に表示する。)
戦闘シーンにおいては、1グループにつき1つのタイムをもって行動し、その人数に比例した命中・ダメージ修正が与えられます。
- 命中・ダメージ修正 +(エネミーの人数-1)×3
エネミーグループの耐久力
グループをなしているエネミーでも、耐久力・精神力の計算は個別に行います。
エネミーグループに攻撃をする場合、どの個体に攻撃するかを宣言することができます。
エネミーグループに攻撃をする場合、どの個体に攻撃するかを宣言することができます。
グループへの範囲攻撃
範囲攻撃の場合、グループ全員の耐久力へ均等にダメージが与えられます。
(例:耐久力20の友鬼(3)がダメージ10の範囲攻撃を受けた場合、3体とも10ずつ耐久力が減少する)
(例:耐久力20の友鬼(3)がダメージ10の範囲攻撃を受けた場合、3体とも10ずつ耐久力が減少する)
雑魚
耐久力が「雑魚」と設定されているエネミーは、ダメージ判定を行える攻撃が命中しただけで死亡・気絶してしまう脆弱なエネミーです。
攻撃の手数を増やすことで効率的に倒せることでしょう。
そして「範囲攻撃」1発で全滅させることができます。
攻撃の手数を増やすことで効率的に倒せることでしょう。
そして「範囲攻撃」1発で全滅させることができます。
知性パターン一覧
エネミーにはそれぞれ頭の良さが設定されています。
- 動物並み…命令を忠実に聞くが、会話ができない。
- 子供並み…つたないながら会話ができ、命令も聞くが一度に2つ以上のことはできない。
- 人間並み…高い知性を持ち、複雑な命令を遂行できる。道具なども使いこなす。
- 超越…人間には想像もつかないほど高度な知性・知識を持つ。
- 目的遂行…特定の目的のために行動する。利害が一致すれば協力してくれるかもしれない。
- 暴走…敵味方の見境いなく、とにかく暴れる。命令も聞かない。
- 空腹捕食…本能に従って行動する。お腹が減ると凶暴になる。満腹時なら命令を聞く。
- 無差別捕食…食欲にのみ従って行動し、目の前の動くものめがけて攻撃するのみ。
特殊能力一覧
エネミーが持つ特殊能力のうち、頻繁に登場するものをここで紹介します。
- 飛行…空を飛ぶことができる。このエネミーが空中にいる場合、インサイド以上の射程を持つ攻撃でしか攻撃できない。
(格闘・武器による攻撃でも≪跳び攻撃≫【異常伸縮】などで射程を延ばすことで攻撃できるようになる)
- 感覚探知…視覚のかわりに、発達した他の感覚器官を用いて活動する。「失明」のデメリットを受けない。
(ただし、それらの感覚器官が弱点でもあり、異臭や爆音などによって「失明」と同等の状態になる)
- 霊体…このエネミーには<魔法>以外の攻撃が命中しない。耐久力・精神力が『0』以下になると消滅する。また、霊を視認することのできないキャラクター(一般人など)は、霊体に対して(対応)できない。
- アンデッド…このエネミーは「銀製武器」か【幽体干渉】、<魔法>による攻撃でしかダメージを与えられない。
- 吸血鬼…このエネミーは以下の特徴を持つ。
‥日光に当たると消滅する。
‥「霊体」を視認できない。
‥「銀製武器」でダメージを与えない限り「死亡」しない。
‥〔ヴァンパイア〕種族に準じた弱点を持つ。
‥「霊体」を視認できない。
‥「銀製武器」でダメージを与えない限り「死亡」しない。
‥〔ヴァンパイア〕種族に準じた弱点を持つ。
- 半吸血鬼…このエネミーは以下の特徴を持つ。
‥「銀製武器」でダメージを与えない限り「死亡」しない。
‥〔ダンピール〕種族に準じた弱点を持つ。
‥〔ダンピール〕種族に準じた弱点を持つ。
エネミー詳細データ
紹介するのはあくまで一例であって、GMがその時々に応じて新しいエネミーを生み出すのもTRPGの醍醐味です。