【第11回 騎士村】

http://hazymoon.sakura.ne.jp/wolf/sow/sow.cgi?vid=24&btn=1&popup=1&cmd=vinfo
↑村が建ちました パスは「pig」です

次回の村のテーマは「騎士」×「成長」
シナリオ開始から終了まで3~4年が経過するタイムライン指定システムを試します。
ハイファンタジーの世界で騎士として戦い、ドラマチックな成長を体験してください!

聖杯騎士団。
あなたが所属する騎士団の名前だ。

騎士団長は『光輪の騎士』と呼ばれている若干30の青年だ。
凛と整った顔立ち、公平で謙虚なふるまい、戦乙女の祝福を受けたに違いない剣の技。
彼がある限り国が危ぶまれることはない、そう謳われている。

あなたは、ステンドグラスから7色の光がさす聖堂で、光輪の騎士の足元に片膝をつき、頭を垂れた。
一段高い場所に立つ騎士団長は、剣を抜き、輝く刀身をあなたの肩に置く。
首の隣にある剣に触れ、そっと持ち上げて唇をつけたあと、あなたは宣言した。


わたしはこの命のすべてを使い、善きこと、勇敢なこと、誠実なこと、美しいことを為す。
光を喜び、これを助け、しかし驕ることはない。
闇を恐れず、これを討ち、しかし憎むことをしない。

わたしの名は【真名】。天と地と、それを結ぶ聖杯騎士団に、決して破らぬ誓いをたてる。

騎士団長は頷いた。
「貴君をわたしたちの騎士団に迎える」
そうして、聖杯騎士団の紋章が刻まれた盾を差し出した。
あなたは、盾を受取って構え、立つ。
今、この時から、あなたは栄光ある騎士になった。


キャラクターセレクト


PC① 新人騎士(予約札つき)

14~18歳
憧れの騎士になったばかりの若者です。

PC② 神官騎士(予約札つき)

ハイティーン~20代前半
回復呪文を使うことができる、騎士団の癒し手です。
[チップ予約 メトロポリス 「ナース ノリア」]

PC③ 魔導騎士(予約札つき)

14~20歳
攻撃呪文を使うことができる、騎士団の魔法攻撃の要です。
[チップ予約 Mad Party 「白の騎士 ジャック」]

PC④ 騎士見習い

ローティーン
幼さゆえ、まだ見習いではありますが、輝く才能があり、将来は天才騎士だと噂されています。

PC⑤ 騎士団副団長

20代後半以降
騎士団長の親友であり右腕です。

NPC① 騎士団長:

30歳程度
強く優しく誠実な、誇り高い光の騎士です。「真騎士の剣」を持っています。

NPC② 精霊騎士:

精霊を見ることができる一族の末裔だそうです。
占いや呪術で騎士団を支えます。


■導入サンプル:PC①

戦闘訓練。初めは数十回で息が上がったが、今では何百回でも型を崩さぬ素振りができた。
気まぐれに訓練場に降りてくる先輩騎士と「手合わせ」できる時は幸運だ。勝ったことはないが。

教養の会得。これは少し苦手かもしれない。歴史の勉強や聖なる祝詞の暗唱は頭が茹る。
しかし、礼儀作法の練習は好きだった。本物の騎士さながらに振舞うことができるから。

国民への奉仕。正規の騎士が引き受けるまでもない使い走りのような仕事ばかり。
でも、終わった後の「ありがとう、見習いさん」の言葉とあたたかい笑顔は、何よりの報酬だ。

……こうした数年の努力が認められ、ついに先日、あなたは「騎士」になった。
あなたは朝起きると、まず、ベッドからよく見えるところに立てかけられた盾を確認する。
叙勲時に与えられたもので、誇りと神聖さに満ちた騎士団の紋章が刻まれている。
それを見て、自分がもう「見習い」ではない事実をかみ締め、喜びとともに1日を始めるのだ。

しかし、今日は、様子が違った。
朝いちばんに目にしたのは、盾にしがみついて息を荒くしている不審な男。叫び出しそうになった。
「あぁ~いいですねえ清らかですねえ騎士の盾ですかぁピッカピカの穢れなき魂の具現のようですねえ浄化されりゅうういやあらめえええあはぁ~~~」

――その盾から離れろ!!

あなたはベッドから飛び出すと同時に、枕元の短剣を男に向けた。
今にも盾を舐めそうになっていた男はぐりんと首を回してあなたを見ると、一転、くしゃりと顔をゆがめ、大袈裟に悲しそうに振舞いだした。

「なーんてことでしょう! 前途有望で希望にあふれるあなたに、これから、あんなにも恐ろしい事件が待ち受けていようとは……
あなたが何をも恐れぬ勇敢不敵な騎士であることは重々存じ上げておりますが、どうでしょう?

ここはひとつ、ビジネスの話をいたしませんか?

わたしはあなたに、これからの不吉な未来をより安全に切り抜けられる能力を差し上げます。
そのかわり、あなたの振る舞いをこのカメラに記録させて頂けませんかねえ!
おっと! 考えもせずに断るのはもったいない! 何故なら、この力を使えば……」

不審な男は背中を丸めたまま音もなくあなたに肉薄すると、耳元でひとこと囁いた。
あなたは、つい、頷いてしまった。


コメントフォーム

ヘルPへの質問や、ご意見&交流など、自由にご利用ください。
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2017年03月22日 23:38