魔王カタストロフが討伐されてから数年後。
未だ緊張状態にある、オランとレゾン。
これは、人間の国オランの王子と、魔物の国レゾンの王子の物語。
第19回TRPG村の再戦企画村です。
村建て:2018年6月5日 更新:21時
- 6/5(火)村建て
- 6/7(木)~6/11(月)進行
- 6/12(火)クライマックス
- 6/13(水)~15? エピローグ
この村の参加者は予め決定されています
PL:青磁さん、はやつじさん、jpsさん、kikiさん、まめおさん
GM:きりん
見物:Neonさん、gozaさん、Oarsmanさん、名曲さん、葉月さん、るるいえさん
イントロダクション
ディザルア歴376年。
人間の国オランと魔物の国レゾンの間は、少しずつ歩み寄りを見せてはいたが、まだ民衆レベルではいがみ合い、緊張状態が続いていた。
オランの王とレゾンの王は、この状況を打破すべく協議した。
そして、王位継承者の中から年が同じで実力も同等な王子を1人ずつ出し、2国の共通の敵の討伐を命じ、これを達成させることで2国の友好関係をアピールしすることで合意した。
人間と魔物がパーティを組んで親密に過ごすことで、相互理解が生まれることも期待されている。
この試みが成功すれば、2人の王子は両国の親善大使兼、次世代を担う有力な王位継承候補者になるだろう。
大陸中が、この2人の王子のふるまいに注目していた。
王子たちに課せられたのは、以下の試練だ。
『呪いの竜・カースドドラゴンを倒し、その秘宝を持ち帰ること』
2人の王子はそれぞれ、従者をひとり連れていくことを許された。
また、双方の国王が、このパーティの公平な監視役として、PC⑤を選んだ。
2国の未来を決定づける、王子たちの冒険が始まる。
カースドドラゴン
その正体は不明。
あらゆる生物を堕落させ、大地を腐らせ、歴史に混乱をもたらすと言われている。
"深淵への入り口"と呼ばれる、黒い炎を拭きだす火山の、火口付近に住んでいる。
この竜の宝は"希望"であり、カースドドラゴンはこの希望を手の中で弄びながら下界を見つめているとされる。
アルカナ
- PCのみなさまは、以下のアルカナから3つ選択し、「過去」「現在」「未来」としてください。
- 進行中、シーン作成時には以下の表を振り、シーンのテーマとします。そこで自分が選択したアルカナが出た場合には、運命を味方につけた扱いになり、シーン中の判定に+1されます。
⓪愚者 [正]奔放さ。自由な精神と好奇心。[逆]無謀さ。自らの好奇心に殺される。
①魔術師 [正]天性の魔力。見えないものを見る。[逆]魔力の闇に呑まれる。 過度な没入。
②女教皇 [正]女性的な神秘性。勘の鋭さ。[逆]情緒不安定。感情の暴走。
③女帝 [正]深い慈愛。赦し受け入れる心。[逆]行き過ぎた愛情、執着。
④皇帝 [正]王者の資格、威風堂々。高貴。覇者。[逆]奢りたかぶる慢心。 我儘。堪え性のなさ。
⑤教皇 [正]神聖性、カリスマ性、清廉さ。[逆]独善的。価値観の押し付け。
⑥恋人 [正]魅力的。愛らしい。常に肯定的である。[逆]依存的。自分の主張を持たない。
⑦戦車 [正]操縦や道具の扱いが得意。論理的。[逆]非論理的であることや直感的であることへの不理解。
⑧力 [正]肉体的頑強さ。勇気。恵まれた身体能力[逆]弱者への配慮のなさ。勝敗への過度な信仰。
⑨隠者 [正]思慮深さ。先を見通す智恵。[逆]決断の先まわし。変化への抵抗。
⑩運命の輪 [正]強い幸運。奇跡。[逆]無根拠。運だより。
⑪正義 [正]心に正義を持つ。公平。親切。[逆]融通が効かない。赦すことが難しい。
⑫吊るされた男 [正]意志に殉じる。罪を恐れない。[逆]罰を受ける。皮肉屋である。
⑬死神 [正]終焉の肯定。再生、再構築。死を恐れない。[逆]生への希薄さ。死を与えることへの抵抗が薄い。
⑭節制 [正]中立。物事の両面性への平等な理解。[逆]優柔不断。遠慮、控えめ。
⑮悪魔 [正]弱肉強食。欲望の是認。シンプルさ。[逆]信頼拒否。繊細さへの不理解。
⑯塔 [正]不条理、残酷な運命への耐性。[逆]幸福、希望への否定。不信。
⑰星 [正]希望、夢、楽しさの肯定。[逆]刹那的。飽きっぽさ。無責任。
⑱月 [正]言葉の魔術師。論理的。説得力。信頼を得る。[逆]本心を隠す。信用しない。理屈っぽさ。
⑲太陽 [正]情熱的。ポジティブ。周囲を活気づかせる生気。[逆]猪突猛進。盲目さ。
⑳審判 [正]純粋無垢。変化への抵抗のなさ。新しさ。[逆]無抵抗。無警戒。
㉑世界 [正]情報通。世界の構造を知る。預言。[逆]情報に縛られる。想定外のことがらへ対処できない。
キャラクターセレクト
PC① オランの王子 アレクシス・ルイス・アン・シュルード(担当:青磁さん)
キャラチップ:ジランドールセット 統率者 アーサー
過去「④皇帝」 現在「⑤教皇」 未来「㉑世界」
「勇者が作り出した平和な世をより強固な物とする
それが王の役割というものであろう。違うか?
- 21歳、男。PC②とは幼馴染。
- 王弟の娘の子として生まれた、王位継承者。帝王学教育を受けた生まれながらの王族である。
- オラン王国の発展のためにこのミッションを請けた。
- 幼い頃は王族として我儘に振舞っていたが、10年前の魔王討伐により勇者に憧れを抱き、価値観が変わってしまう。
- 苦手な物はゲテモノっぽい食べ物
キラートリック【怒りの剣-ディエス・イレ-】
- 精神エネルギーを注ぎ込む事により一時的に爆発的な魔力を刀身が纏い、切れ味が飛んでもなく増す。
- ただしエネルギー切れを起こしやすい。
PC② オランの王子の友人 ギルヴァート・ローウェル(担当:kikiさん)
え、何、案内人が可愛い女の子? ――それを早く言ってくれ。……で、馬車はどこかな?」
- PC①と同い年で、男。幼馴染。
- 王室御用達の宝石商。幼い頃から父親について王城に出入りしていた。王城内外に幅広い人脈を持つ。正門顔パスの民。
- 宝石商らしく、美しいものが好き。
- 貴族相手の裕福な商人である関係上、複数のマジックアイテムを所有している。
キラートリック【OK,HONEY!】
- トランクから、その場にあったアイテムを出すことができる。
- アイテムは自身のものであるとは限らず、誰かの持ち物が出てくることもある。
- 借りた場合は使用時間に制限がつく。
PC③ レゾンの王子 エイム・グドラ(担当:jpsさん)
キャラチップ:曲芸会セット 赤い服 ニコラス
過去「⑧力」現在「⑨隠者」未来「⑯塔」
「あーそういうの要らねーです。何かしてもらおうってんじゃなく、……ボクが君と話したいだけ」
- 火竜の血を引く人型の魔物。性別は男。ドラゴン語と妖精語を話せる。
- 雨が嫌い。空気が乾燥していると喜ぶ。
- いつも不機嫌そうな表情をしているが、付き合いは悪くない。楽しいと饒舌になる。
- 乾燥させたどくだみの葉をスティック状に固めたものを、しょっちゅう咥えている。
- ファルアを『菓子食い』と呼んだりする。
キラートリック【麟師-メッサーシュミット-】
- 竜型となり、爆発的な機動力を得る。
- 効果は一瞬しか持たず、使用後は極度に消耗する。
PC④ レゾンの王子の従者 ファルア・ランパス(担当:はやつじさん)
キャラチップ:宝石箱セット 翡翠 フェイ
過去「①魔術師」 現在「⑮悪魔」 未来「⑩運命の輪」
「呪いの竜なんかより俺の王子のほうが強いに決まってるじゃないですかー。ね、王子?」
- PC③の従者。男。生まれた時から傍に仕えていて、乳兄弟のように育った。
- 魔物の国でも珍しい妖精族。自然を好み、冷たい鉄を苦手とする。なので街中では疲れやすい。
- 明るく、面倒見がよく、いつもにこにこしている。怒ったところを見たことがない、という周囲の評。
- 大食漢。暇さえあれば何か食べている。常に菓子を持ち歩いている。
- 羽はないがふよふよ浮いていたり、いきなり消えたり現れたりする。
- 主に妖精魔法で戦う。自分より下位の妖精を呼び出し、お願いして力を貸してもらう。
キラートリック【叡智の冠 -ラウルスノビリス-】
- 勝利と栄光の象徴である月桂樹の葉の加護により、魔力を増幅させる。
PC⑤ 中立者 クロノ(担当:まめおさん)
- 両国の王に認められた判断者(≒裁判官)です。旅の終わりで、この旅が公平で公正なものであったかを裁き、結果を宣言する権利を与えられています。
- 和平の神ウィールズを信仰している神官の少年。
- 旅をしながら行く先で布教活動をしており、直近の数年間はオランの片隅にある和平神の神殿に滞在していた。
- 歯車の一部に似た形の 魔力を帯びた槌を使い神聖魔法を使う。
- 性格は落ち着いていて淡白。微笑みはするが、激しく怒ったり表情を豊かに変えることは稀。
- 金属細工の小箱に歯車をいれて常に持ち歩いている。
- 趣味はメカニカル。たまに時計やぜんまい仕掛けのおもちゃを作ったり、修理したりもしている。
キラートリック【Cuckoo Clock】
- 魔法の歯車をつかって、対象の心の音を調整する。
- 言霊を相手の心に響かせ、和解や戦意喪失を促す精神魔法
和平の神 ウィールズ
- シンボルは歯車。"噛み合いまわり、やがて大いなる力になること"を象徴している。
- 和平・和睦について説いている。激しい感情や欲望に支配されることなく、互いに意志を掲げ、理解を示し、歩み寄ることを推奨している。
NPC
NPC① 案内人 ゲン
キャラチップ:ジランドール 用心棒 ゲン
過去「⑬死神」現在「④皇帝」未来「⓪愚者」
「王子ったってまだ若いじゃねえか。……ああ、よろしくな。オラン国王に指名された道先案内人だ」
- オラン国王が派遣した案内人。
- 立場上、基本的には戦闘は参加しないが、その立ち振る舞いは歴戦の戦士であることを思わせる。
- 口数は多い方ではないが慎み深く、人にも魔物にも平等に接する。
- レンジャーとしての一面もあり、"旅"への造詣が深い。自分の知識がこの旅を成功へ導くことを望んでいる。
キラートリック【決・威・一・閃】
- 東洋の刀から放つ必殺の一撃。
- 恐ろしいスピードと斬れ味、腕力という、ごくシンプルにして対抗不能の、至高の攻撃。
NPC② 案内人トトメス
キャラチップ:MadParty 人魚アクア
過去「②女教皇」現在「⑥恋人」未来「⑪正義」
「そこにおわしまするは両国殿下ご一行! おーっやっぱりオーラあるねっ! えっと、レゾン王に命じられた案内人です! よろしくお願いしまぁーす!」
- レゾン国王が派遣した案内人。
- 立場上、基本的には戦闘は参加しないが、最低限身を護る術は身につけているようだ。
- 口数が多くて人懐っこく、人にも魔物にも好意的に接する。
- 吟遊詩人としての一面もあり、この旅を終えたら王子たちの物語を戯曲にして流行らせようと思っている。
キラートリック【プリーズ!!】
- 相手に真摯に訴えかけ、自分のお願いを聞いてもらう。
- 自分から敵意をそらし、攻撃対象を他の誰かにする。
ワールドガイド
■"賢者と冒険者の国"オラン
- 国王:"賢王"カイアルタード七世
- 政治:王族を中心に、貴族たちがそれぞれの領地で領民たちをまとめる政治を行っている。後継者は王家の血統の濃い順から選ばれる。後継者の資格を持つ者が"王子"と呼ばれる。
大陸一の大国であり、その歴史は古く、洗練された貴族文化や複雑な統治体制を持ちます。
王都オランには各ギルドの本部があり、商業、工業、文化、芸術、生活水準など、あらゆる面で高いレベルを誇っています。
王都をぐるりと取り囲むように幾つもの町や村が点在しており、そのどれもが、基本的にオラン国王の統治下にあります。
人間が魔物から身を守るために築き上げた、政治・軍事・文明において長い歴史に裏打ちされた難攻不落の堅牢な国、それがオランです。
■"魔と花の住人の国"レゾン
- 国王:"魔王"カイン
- 政治:魔王を絶対的な頂点とする。魔王が定めた階級にそれぞれ指定された魔物が鎮座する。その中でも特に王の信頼を得ており、後継者候補とされる魔物たちが"王子"と呼ばれる。
まだ建国から10年程しか経たない若い国です。
魔王カインが、勇者との闘いの末に、"大陸中の魔物を統べ、今まで政治や文明を持たなかった魔物たちにこれを与えよう"と考えたのが、建国の由来です。戦いを繰り返してきた人間と魔物の苦難の歴史に終止符を打つべく、人間との新たな関係構築に全力をあげています。
魔王はまず「王都」を中心に、その周辺の領地を、「商業」「武術」「農業」「学業」「宗教」「外交」を司る6つの都市にわけました。そして、それぞれの都市に、そこに向いた魔物を住まわせ、生活水準や国力の強化を図っています。
魔物たちにとって、種族を越えた大規模な政治や統治は初めて触れるものでした。そのため各所に混乱は見られましたが、すべて魔王の絶対的な力と、その腹心たちの尽力により鎮圧され、現在、なんとか形を保ち始めたところです。
尚、各都市には都花が定められており、門には都花が彫られています。どうやら、魔王による指示のようです。
現在、大陸中から魔物が集まってきており、住人の数は増え続けています。
■Q&A
+
|
... |
人間も魔物も、基本的に、"交易共通語"を話します。
リアル世界の英語のようなものです。
言語は、エルフ語やドワーフ語、地方語、妖魔語、ドラゴン語など多岐にわたります。どの言語を習得していても構いませんが、とりあえず交易共通語は喋れます。
ゴブリン、オーガ、トロール、バンパイア、サキュバス、デーモン、ドラゴンなど、基本的に"こんなのいるだろうなあ"というモンスターはだいたいいます。
全体的に人間より個々の能力値は高く、また、粗暴で残酷であり、友愛や繊細さへの理解が薄い傾向にあります。
レゾンでは捕食や略奪目的での人間への攻撃を厳しく禁じられていますが、命令を理解する知能さえ持たず本能のままに振舞う魔物はまだ存在しており、レゾンに属することなく人間を傷つけ続けています。
基本的におのおの好きなものを食べています。しかし、人間を襲うこと、食うことは禁止されています。
食人欲求のある魔物はいますが、ほとんどが家畜などで代替可能で、それを推奨されています。
また、レゾンには暗黒神官やダークエルフなどの人族も住んでおり、血や精などはある程度「提供」されます。
ただし、本当に相手が人でなければいけない魔物(例:ミノタウロスは人間の女性がいなければ子が成せない)をどう扱うかについての問題は、まだ解決されていません。
それとは他に、食人欲求を抑える気のない魔物もいますが、そういう者たちはレゾンの傘下にはありません。
「妖精」は物質界に住む者です。
「精霊」は精霊界に住む者です。
はるか昔に物質界に長く居留まることを選んだ精霊がやがて肉体を得て各妖精族になったと言われています。
精霊使いは精霊界にアクセスして精霊を呼び出し力を借ります。
精霊界は物質界とは別の場所にあるものではなく、物質界に重なるもうひとつの世界です。
だから火が燃える場所を精霊使いが見ると炎の精霊を見つけられます。
精霊界には物質界のような時の流れがありません。
その為、精霊たちも思考すると言われていますが、その思考方法は人間たちとは大きくかけ離れたものです。
|
■前回(第19村)でのワールドガイド。読まなくて大丈夫です
+
|
... |
■王都オラン
- 周囲を高い石砦で囲まれた城塞都市です。
- 王城を中心に、貴族街、職人街、商人行きかう市場、各職種のギルド、そして危険な貧民街と闇市。まさに「何でも揃う」街です。
- 多数の街道が集い、ほとんどの神の神殿とその教義が認められ、異人種差別もほとんどない、懐の深い王国です。
■各職業ギルド
- 各職業の者が集まり、情報交換をしたり、お互いの力を高めるための知識交換を行ったりする会員制の場所、それが「ギルド」です。
- ギルド常駐員は、ギルドメンバーに仕事を斡旋したり、その職業向けの器具や消費アイテムを割引価格で売ったりしています。
- 大小様々なギルドがあり、ギルド内の掟もそれぞれ違います。
- 代表的なものは、傭兵ギルド、盗賊ギルド、魔術師ギルド、錬金術師ギルド、商人ギルドなどです。
■冒険フィールド
- オラン周辺の草原。豊かな川や森にも恵まれた肥沃な大地です。今は迂闊に歩き回ると妖魔に遭遇する危険があります。
- 街道やオランの商人受け入れ態勢のために、周辺に多くの村があります。しかし、現在その幾つかは妖魔により滅ぼされてしまっています。
- 周囲には数多くの遺跡もあります。これもまた、オランに冒険者を集める一因です。
■静謐の森
- オランから徒歩1週間ほどの距離にある大森林です。
- 果実や薬草、森の動物など、狩人や錬金術師には絶好の狩場ですが、あまり深入りすると精霊やモンスターに惑わされることがあります。
- この中にはエルフの里がありますが、結界に囲まれていて、普通の人間では立ち入ることができません。
■魔物の国「レゾン」
- 古代城塞都市の遺跡をリフォームした、高い石垣にかこまれた無骨な都市です。今まで通貨流通などなかった魔物ですが、この10年でその文化が芽生え始めています。とはいえ未だに物々交換なども盛んです。ただ、新しい魔王の意志により、略奪行為をはじめとする『力による解決』は禁止されています
- 文化はまだありません。よせあつめの魔物による、ぎりぎり法治国家?みたいなものです。グレーターデーモンをはじめとする魔王の超強い腹心が目をひからせてるから、本性は直情的で加虐的な魔物たちがギリ文化的に振舞っています。
ただし魔物の中にも少数派ですが芸術を愛する者や商売・仲介に長けた者がいて、その者たちがこれからの文化を引っ張っていくでしょう
■神
- 多神教の世界です。国教としてひとつの神への信仰を推奨している国もあれば、オランのように宗派に寛容な国もあります。
- 一番大きな勢力は「生の神」と「死の神」です。前者は光の神、後者は闇の神と呼ばれています。魔王カタストロフが死の神を支持したことから、死の神は邪神扱いされ、今では信者はほとんどいません。
- 生の神は、聖、光、生命への肯定や隣人愛を説きます。
- 死の神は、静、闇、死後の世界についてや欲望の肯定を説きます。
- その他にも、戦神や美の神、知恵の神など、神は多岐にわたりますが、いずれも「生の神」「死の神」の子孫とされ、どちらかの陣営に属しています。
■種族
- 人間、エルフ、ドワーフ、ホビットの他に、獣人や竜人など様々な亜人種が確認されています。
閉鎖的で排他的な森の一族です。いかなる神も信仰しません。
高身長で華奢な体躯をしており、色素が薄く、寿命は長く、男でも髭がはえません。人間との交配が可能です。
魔力が高く、俊敏である一方、傷に弱く、人間より少量の出血で死に至ります。
森の木の命を自分たちの命と同格だと考えており、無作為に木を傷つけられると驚くほど激しい怒りを見せます。
エルフ語は母音や子音が極端に多いだけでなく、文法は例外や特殊なルールで使われるものだらけです。
また、「木」を形容する言葉だけで1000種類以上ある一方で感情を表す言葉が極端に少ないなど、人間や他の亜人種が習得することは困難です。しかし発音は美しく、喋っているだけで歌っているようだと言われています。
人間とエルフの間に生まれる種族です。
また、ごく稀に、人間同士・エルフ同士の間にも生まれることがあり、これらはチェンジリングと呼ばれています。
(編集中)
背が低く筋肉質で、手先が器用な種族です。火(鍛冶)の神など、人間にとってはマイナーな神を信仰しています。
俊敏さや魔力には恵まれない一方で、非常に頑健で、高い筋力を誇っています。
寡黙で真面目な性格の者が多いですが、大酒飲みで、アルコールが入ると豪快で社交的な一面を見せます。
鉱石加工を得意とし、高品質な武器や道具はもちろん繊細なアクセサリー等も作り、「ドワーフ製」の品はそれだけで高く売買されます。ドワーフの集落のほとんどは鉱山の近くです。
寿命は人間の2~3倍程。人間との交配はできません。また、水に浮くことができません。
足を見せることを極端に嫌い、常に靴を脱ぎません。特に誰かに足の裏を魅せることは屈辱だと考えられているようです。
ひげは美しさの象徴であり、女性でもひげが生えます。
ドワーフ語は画一的で語彙も少なく、比較的覚えやすい言葉です。発音は濁音が多用されます。
人間の子供のような容姿をしている小柄な種族です。非常に自由で刹那的・楽観的な性格で、何にもこだわりはなく、神を信仰していることは非常に稀です。
驚くほど俊敏で、手先が器用で、五感が鋭く目ざとい一方、筋力は低いため大きな武器を扱うことはできません。生まれながらのスカウトと言えるでしょう。
ひょうきんで感情豊かな表現者であり、歌や芸が達者な一方で口がまわり計算高い為、旅芸人や商人をしているホビットも多いようです。
寿命は人間の2倍程。人間との交配はできません。
その風来坊的な性格から、「ホビットの集落」というものはあまりありません。皆、世界をさまよって生活しています。同じ理由で、ホビット語というものもありません。かつてはあったようですが、今は忘れ去られ、それを知る者はごく少数しかいません。
|
TC:まじりん
おぉ~~~ひさしぶりですぅ!
名刺の肩書も変わったまじりんですよぉ!
このたび後輩の偲さんから企画書を渡されまして現場復帰……
はぁ!? 6村ぶり!?
いつの間にそんな建ってたんですかぁ、ちょっと皆さま大丈夫? まじりん不足で心病んだりしてない?
久しぶりにわたくしが記録する物語!
素敵な地獄をお見せ致しますので、皆さま全裸待機をお願いいたしますぅ―――!!
■TCメモ
コメントフォーム
ヘルPへの質問や、ご意見&交流など、自由にご利用ください。
最終更新:2018年06月06日 14:00