第37回 アルケーメモ

■雑多メモ

  • 各窓ログ、編集の手が追い付かなかった為編集表記揺れがあります。ごめんなさい。
  • 1dは秘密ロックインフォ
  • シーン数インフォ
・各人導入シーン(しのしのがつくる)できてる!えらい!
・「10年前に実際に起こっていたこと」マスターシーンできてる!さすGM!

■キャラクター相談分

PC① アルマレク(kintotoさん)

秘密

PC①
  • あなたはオースティンに恩義を感じている。
  • 貴族という立場の息苦しさからの解放、貧民からの登用など、恩義は何でも良い。
  • オースティンに忠誠を誓った身だが、心に刻んでいるのはオースティンの「自分の心に従え」という言葉だ。
【自分の心に従う】
※誰の味方をするのも自由ということです。つまりジョーカーです、頑張ってください!

相談

+ ...
  • kintotoさん
エピソード絡みの生い立ちざっくりメモです!

父親がヒラとはいえ騎士であり、そこそこ強い火の力を持っており、PC1はそれを継いで生まれたが、PC1が生まれた村は水の力の濃いエリアで、火の子供は珍しかった。
PC1が生まれる前に父親は戦死。母親はを可愛がって育てる。PC1はすくすく育ったが、水の力に満ちた土地では居心地の悪さを感じないでもなかった。(そこに自覚はないが、息苦しさを感じていた)
母親が再婚し、妹が生まれる。新しい父親は悪い人ではなかったが、一抹の寂しさを拭えないPC1は、その力の才能も相俟って、ひとりで過ごすことが増えていた。
PC1の力は強かったのだが、土地柄ゆえか比較対象がなく、周囲に見出されないままその才能を持て余していた。

ある日、危険だから近づくなと言われていた村はずれの森で、PC1は竜の卵を見つける。母親と思しき竜は近くには見当たらず、死んでしまったのか、卵だけ打ち捨てられたものかわからなかったが、PC1の目の前で卵の殻がぱりぱりと割れて、生まれた幼竜に懐かれてしまうPC1。それはたまたま火竜(サラマンダー)種であったため、PC1の力はその幼竜を従えることができた。(PC1の力がどんなに強くても竜が大人であれば到底無理なこと)
火の力を気兼ねなく使えることもあり、幼竜の存在を隠しつつ、たびたび幼竜のもとに通うPC1。
ある日ついにそれがバレる。①は捕らえられ、幼竜の討伐隊が森に向かう。大人たちを振り切り、森に走るPC1。幼竜の亡骸を見て大暴れするが大人数人がかりで抑えつけられる。

竜との交流を罪とされ、罰をうけるところを王オースティンに救われる。(お前この竜を従えてたの?すげーな的な)そして火のギルドに送られて騎士として火の才を磨き、今に至る。

  • reinさん
なるほど!そうすると、GMオッケー出たらですけど…竜に対してはどこか同情的な態度になるのでしょうか?

  • kintotoさん
竜に対して同情的…とまでいかなくて、実戦に出るうちにそこはかなり麻痺していくというか…一部洗脳的じゃないですけど、『竜は敵』みたいな機械的な戦いをしていると思います。
けど、心の奥底では『本当に敵なのか…?』みたいな疑問があるというか。騎士を目指して以来、そこにはずっと蓋をしている状態です。
幼竜のエピソードで相当叱られたというか、母親を悲しませたり家族に迷惑をかけたことで何がダメだったのかわからないなりに反省している…という面もあり。

  • reinさん
竜と人間の断絶は基本的に埋められないほど深い(はず)ですが、ようは自分が見たものと周りから言われたものの差について疑問を抱くような子である…ってことなのでしょうか?性格というか、思考回路として?
そっかーで納得しない系

  • kintotoさん
それはあると思います
納得したふりはするかもしれないけど
自分の周りの色んなこと…家族のこととか、考えすぎるとわけがわからなくなるから、必死で戦ってる…戦っていれば忘れられる、みたいなとこがあります。
常に胸のうちにくすぶる炎があるような子なのかも

  • reinさん
そうするとあんまりイオアニスとは話した経験とか無さそうですね…?それこそ団長新任時に喋ったとか…?

  • kintotoさん
イオアニスに対しては、人見知ってると思います!
オーのスティンの近くにいつもいる人…って感じ
幼竜エピソードでオースティンと出会ってると思うのですが、①にはオースティンが強烈な光に見えていて、イオアニスはその影にいるのであまり見えてない、みたいな
PC1は本能的に、火の力は滅びに通じると理解しているので(オースティンに近づきすぎないようにしているかもしれないという話)

  • きりん
ざざ読みですが、エピソード、大丈夫です◎
以下、整理&提案です。

①亡骸を見つけて大暴れして誰にも止められない→駆け付けたオースとイオによってやっと止められた
※オースは、サラマンダーパピーの報告を受けて即向かったが、パピーを救うのは間に合わなかった

②父親の死因はサラマンダーではなく闇竜の配下との戦い
つまりサラマンダーの存在じたいはイコール悪ではないという方向で。しかしめちゃくちゃ珍しいものだし怖がられるものですけどね!
騒ぎが収まったあと王子とふたりきりで話す時、「お前の友人を救ってやれなくて、すまない」「それを立場上、大きな声で言えなくて、すまない(※ドラゴンを庇う発言は人前ではできない)」
「あれは邪悪な闇の竜じゃなかった。危険だが、あんな風に殺されるべき存在でもないはずだったんだ」

提案①に関しては、怒りのぱうわーでタガが外れれば、そんじょそこらの大人が束になっても全然かなわなかったくらいの力があってほしいというGMの下心です。

まさに炎と相性の良い感情でぶち切れてますから、これには王子も1人だったら手を焼いたことでしょう
「炎の子暴走事件」は王子も出動したので周囲に秘密ってわけにはいきませんが、その本当の原因(ドラゴンパピー)についてはオースが情報をもみ消しました。

  • kintotoさん
了解です!箍が外れるとヤバいのはよきです(⑉´ᯅ`⑉)
使う武器はたぶん両手剣で、叙勲アイテムはピアスにしようかな?と思ってます(⑉・ ・⑉)
GDMの流れで思ったのですが、PC1はオースティンに欲しいものを聞かれたら、『友人』って浮かんだけど黙って
「なにもいらない、家族が幸せなら」とか言いそうと思いました
暗いなこいつ!!

  • きりん
欲しいものが友達って言われたら「俺があいつ(パピー)のかわりになれるかわからないけど」「俺とイオが、友達だ。決して裏切らない」って言うし
「騎士団で働いてくれれば、当然家族の安全は保障する」って言います
「お前がそこ(騎士の座)にいてくれる限り。その炎の力を貸してくれる限り、俺がこの先、お前の大切なものを守るから」
「だからお前は大切なものを見つけてこい」
「騎士団長の中にいるかもしれない。その他にもいるかもしれない」
「お前が求めているなら絶対に探し出せる。俺は見てるよ」

  • kintotoさん
オースティンがそういう人物なのはわかっていて、そう言われて泣いてしまうくらいには嬉しいけど、PC①にとっては敬愛の対象なので『友人』まで降りないんですよね…でも喜ぶとは思います
「…はい」[ぐちゃぐちゃに泣いている]

ゲーム中に死ぬほど陣営悩むPC1が見えました(。・﹃・。)
誰かに絆されちゃうのです、きっと(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )

他人を騙そうという気はないのですが、割と本心を隠している感じだと思います。
団長をやるにあたって、あまりに非社交的だと困る&ギルド生活(集団生活)が長いのである程度は上手くやっているはず。
ギルド生活初期に、愛想がないと他人を怖がらせる可能性に気づいてから、笑顔を使えるようにはなっていると思います。
その辺はイオさんとかが遠回しに気を使ってくれそうな…?ギルドにPC1の処遇とか言い含めてくれてたりとか…ありそうかなとは

  • kintotoさん:書類仕事に関して
字が綺麗じゃないのは、≒で絵があまり上手くない感じです!
でも書類はできるだけ丁寧に書きます…汚いと怒られるから…(* ´ ` *)ᐝ
地図は読むのは速いけど描くのは得意な同僚(部下?)にお願いしてると思います(〃´-`〃)

  • kintotoさん:お母さんについて
画伯のほうがキャラが立つかも…って思ったけど、母親が水彩画の上手な繊細な人なので、本人は不器用ゆえの下手かなと思います。上手く描けないけど、美しい絵を愛でる感性は持っている、ような。
→お母さんは線の細い儚げ美人だったという話を経て
この子の性格とか生い立ちは水属性の母親がキーだと思っていて、名前も彼女がつけているはずなので
実父である騎士と正式に結婚が済んでいたのかどうか、あやしいレベルではとも思っていてなかなか
水属性の土地で育つっていうことが、この子にとってどういうことかというのが、想像なんですけど、例えばそこでのスタンダードな魚料理は煮魚なんですけど、この子は焼き魚が好きで…煮魚が嫌いなわけじゃないけど、みたいな。
父親の騎士のほうは火属性なので、父親の血を濃く継いだのかなとはいうところだと思うんですけど

(自己実現ができず、自己肯定感も低い?という問いに対して)

そうです、だからとても大事にして、不得意な焼き魚を焼くんですよこの子のために
だからまぁ再婚してそれが少し薄くなるわけじゃないんですけど、この子にとっては母親が離れていく感覚なんですよね。夕飯が煮魚になることが。

  • kintotoさん:オースについて
オースには知らない父親の面影を追っているところはあります

  • きりん
べったべたに可愛がります
王になってからはべたべたというわけにはいかないけど、距離を感じさせないように一生懸命です
オースの教育方針は「他と違って焼き魚が好き?じゃあ自分で焼けるようになろうぜ!」※もののたとえですが
なので、最初は傍について、しかしやがて1人で立てるように、戦いや書類仕事だけじゃなく、衣食住や人との付き合い方など「生き方」を教えられればいいな……大人になるころには自己肯定感身についてるといいな……
→その後、オースは時々スパルタになるが、アルマレクはそれも期待のあらわれだと考えて受け入れるという話に

  • きりん:秘密文言「自分の心に従え」について
ああ……きっと教育方針だったのかな、「自分の心が正しいと思うことをしろ」っていうのは
どこかのシチュエーションでひとこと言った台詞ではなく
引き取った当時は自己主張もせず、選択を迫られる場面では「周囲が選びそうなこと」をおずおずと選ぶような少年だったから
「お前の人生の主役はお前しかいないんだ。自分の心の声に耳をすませろ。お前が決めるんだ」「アル、お前の意志が薄いとか判断する力がないなんて、俺は1度も思ったことはない」

  • kintotoさん
オースと騎士団のおかげで「生きがい」みたいなものを見出してゆく感じかな…(* ´ ` *) でもそれでも「望むものを何でも与える」と言われて本音を答えられないんですよ。「我が王とこの国の安寧を…ひいては民の安寧を望みます」とか教科書的なことを言ってしまう。

  • きりん
本音、なんだろう……本編始まったら聞けるかな
→kintotoさん談:本人もわかってないかもしれない

  • reinさん
オースパパとアル坊やの幸せ家族日記を認識しました

  • きりん
親バカ爆発して、クッキーあげる感覚で馬や剣を与えたりすることのないよう見張っててね!
パパになれるとは思わなかった…ありがとうございます大事にします…

  • しばらくたってから、後日:一言台詞とキラトリ詰め
kintotoさん:
お疲れ様ですこんばんは(⑉・ ・⑉)
あちらで反応薄いですが毎日アルマレクのことを考えてたりします()
導入を先に頂いたほうがいいかなと思いつつ、その前にひとりでまとまらない部分を相談に乗って頂きたいのですが大丈夫でしょうか…(。・﹃・。)

wikiの一言台詞は「進軍においては尖兵を務め、退却においては殿を務める。それが『炎の騎士団(我々)』だ」みたいな感じのを考えてたんですが、他団との関係性はどうなってるのかわからないけど大丈夫そうなら…。

アルマレクにとって『騎士であること』はアイデンティティのかなりの部分を占めると思っていて、自負が強いというか…。幼い頃の故郷での抑圧的な環境から、ギルドで一転して認められる存在になった、自身の有用性がそこで証明されたという意味で、『騎士団』をとても大事にしていると思います。

名前のなかなか決まらないキラトリなんですが、火柱がばーっと立って敵を囲んで焼き尽くすみたいなイメージ…炎の壁を作る感じの技で考えています。
んで、この炎が高温になるにつれ、赤から青白くなるんですね。そこから二つ名を『蒼炎』で考えています。
若くして見習い騎士なので、名前だけを先に知る人が彼を見たとき、赤い髪とのギャップに驚くのもいいなとか…。

reinさん:
例えばですけど…"ムスペルヘイム"とかは北欧神話に登場する灼熱の国(暑すぎて余人は生きられない)の名前ですね~。
困った時の神話頼みは、私はよくやります
まずは漢字技にしたいかカタカナ技にしたいか…というとこから絞るのもおすすめです!

kintotoさん:
ムスペルヘイム!かっこいいですね(⑉・ ・⑉)
漢字表記カタカナ読みが厨二的には正しいのかなとかなんとか(。・﹃・。)
とりまムスペルヘイムは頂いて、キラトリ名もちょっとこねこねします(⑉・ ・⑉)
一言台詞ちょっとこう公?に寄ってるかなぁとも思ったのですが、私的な感じがあんまわからなくて、アルマレクの

reinさん:
ご参考になったなら何よりです~
神話は良いぞ!(ダイマ
一言台詞は、私見ですが、アルマレクはちょっと仕事人間なとこもあるようですし、公に寄ってるのもらしくて可愛いなぁと思います!

きりん(後から来てコメント):
「進軍においては尖兵を務め、退却においては殿を務める。それが『炎の騎士団(我々)』だ」
↑大丈夫ですよ!
でも個人的に見て「ん?」とは思いました。
一番若いのにスパルタ団長に見えてしまって。
そうじゃなく、アル君はとてもストイックだっていうことを示すなら
「進軍においては尖兵を務め、退却においては殿を務める。いつも、そういう覚悟で臨んでいる」
とかにしたら、キャラを掴みやすいかも。
冷酷無比なブラック団長にしたいなら上記台詞でもじゅうぶん伝わるのですが、伝えたいことは「騎士という職務に殉じる、痛々しい程健気な姿勢」かと受信しました

kintotoさん:
(なるほど的な反応のあと、一瞬寝かせて後々のタイミングで)
一言は「進軍においては尖兵を務め、退却においては殿を務める。それが、俺の役割だ。」
くらいでどうでしょう。
めちゃめちゃストイックですね…()

  • 趣味は?
kintotoさん:
趣味もめちゃ考えてたんですけど何してんだろこいつ?みたいな…()
休みの日に何してるかを想像すると、街をぶらぶらして海の見える丘とかでぼーっとしてそうみたいな…

reinさん:
自己ヒーリング系の趣味なんですね、すてき!

kintotoさん:
自己ヒーリング…は確かに。
創作系の趣味は不器用だから上手くなさそうだなぁと思って、でも炎を使うならまだ上手くできるのかなぁとか。
もしかしたら収集系の趣味はあるのかな…いややっぱなさそう(っ´ω`c)
若いから遊び方知らなそうとも思って、でも騎士団にいるならしょうもない遊びはしてるのかな…そして女は知ってるんだろうか?みたいな…19ともなれば多少は経験あるんでしょかね( ´•௰• ` )

reinさん:
遊び方全然わかってないのもそれはそれで可愛いですけど、その辺は動きやすさが一番かもです
まあ…騎士団には色んな人がいるでしょうし、多種多様な考え方・行動に触れる機会も多いとは思われます?

kintotoさん:
アルマレクの生い立ちは掘り掘りできるんですけど、現在のアルマレクはどんなんかなっていうのが、他PCとの関係性によりそうなので…その意味ではプロ長いのありがたいと思います(*´▽`*)

reinさん:
そうですね、なんだかんだプロでしっかり話しておくと解像度が上がりますし

  • アルマレク父と前王
kintotoさん:
あとアルマレクの父親のことなんですが、闇竜配下の竜との戦いで死んでいるので、一応前王にお仕えしていた騎士って設定で大丈夫かなとご確認しておきたく。
まだ騎士団未整備であったなら王軍の兵士でも傭兵でも呼び名はなんでもいいんですが、前王配下の軍にいたってことで、設定のすり合わせ(?)をお願いしたかったので教えてほしいです〜(⑉・ ・⑉)

reinさん:
その設定はGM案件かもですね~。しばしお待ちくださいませ

後から来たきりん:
お父さまは前王に仕えていてくれました。
騎士団の名前はアルケー騎士団です。
そのときは属性ごとに騎士団を作るとかそういうふうな規則もなく、なんとなく自警団の延長で騎士団?ってかんじで、今のきちっとした騎士団を作ったのはオースです
前王は、光属性の、ほやほや優しいおっさんで、治世の才能がなかったし、もともと代々そういう国でした。
平和ボケの商業国家ってかんじ。
それが暗黒竜に目をつけられて今みたいな急展開になった10年でした。

kintotoさん:
なるほど…!
前王時代の設定ありがとうございます(*´▽`*)
当時の軍組織がどういう呼称だったかを知りたかったので、アルマレクの父親は騎士のひとりだったということで大丈夫でしょうか。
アルマレクが生まれる頃に亡くなっているので、19年前に闇竜からの初侵攻があった(偵察程度かも?)という認識でOKですか?
次第に荒れてゆく国をみて、若きオースが討伐に立ち上がった、みたいな流れで良きでしょうか?

きりん:
ん――――――
そっか……生まれる前に亡くなってるのか
(しばし脳内整理)
暗黒竜の侵略は20年前にはじまったことにします。
きっとお父上は、騎士団とは名ばかり(別に脅威もいないけど、商業国家だからセコムするためにいる人たち=騎士団)に入団して、オースの父親と仲良く国の平和を守ってくれてたんだとおもいます。
でも20年前、いきなり暗黒竜が攻めてきた。
アルケーはなすすべもなく。
国王は、お父上(たぶん騎士団長に近い位置)に断腸の思いで進軍を命令して……お父上は散ってしまうわけです。

kintotoさん:
そんな偉い父上でなくてもアルマレク的には大丈夫ですよ!?騎士であれば下っ端でも…()
そんなヒーロー父上で大丈夫ですか(,,・ω・,,)

きりん:
何を言っているんですか!(机ばんばん)
PCは「たくさん登場人物がいる中の、選ばれた主人公たち」です。
意図してお父様を地味な一般兵にしたいならそれはそれでハマナルです。
が、元・騎士団長にして、元国王の友であり、国のために進軍して、国政の犠牲になって戦士したお父様、として、何の問題がありましょうか!!(力説)

kintotoさん:
意図…があるほどではないのですが、セコム騎士団の偉い人だったら、王都にご両親があるのではと思い、そしたらアルマレクは王都でおじいちゃんおばあちゃんに会うのかしら…?少なくとも父上のご両親側は会いたがるかも?というのがあるのと、父上が前王の友人だったなら、その簡単なエピソードが知りたいかもです!

きりん:
祖父母さんはお好みで、ですね
お勧めは「家柄ではなく実力で登用された」です。アルマレクの力が強すぎるという話にもつながってきますし

kintotoさん:
どちらかというと父親は両親おらず天涯孤独だった感はあります。
実力で登用はめちゃくちゃかっこいいですね…なにかで前王の目にとまった感じでしょうか

きりん:
お父上が騎士団いりしたのは、単純にとても強かったから。
アルケーは当時そんなに強い国ではなかったので、王家とか分家とかもそこまで広く拾っていません。
騎士団いりの試験に合格すれば合格です。

お父様は、炎クランの出だけど、騎士団登用試験の出来がずば抜けて良かった、とかはいかがでしょうか?
前王は自分が優しい性格すぎて戦士に憧れていて、騎士団登用試験を見るのが好きだったので(今決めました)
その年の一番の出来だったお父様に喜んで声をかけたとかなんとか

kintotoさん:
前王かわいすぎませんか(⑉・ ・⑉)
試験の成績が良くて王の覚えがめでたいのは王道ですね…それでお願いします!

きりん:
■王子オースのひとりごと
+ ...
俺の父さんは、すごく優しい人。
だから俺は、父さんが好きだ。

でも、5歳になる頃には、わかっていた。
父さんは国王に向いてない、って。

俺が産まれる前、昔はこうじゃなかったらしい。
海に面した港国家に、適当に行商人が行き来する、ただ穏やかな国だったんだって。
父さんはいつもその話をする。
俺はいつも同じことを思う。

「今は、そうじゃないだろ」

アルケーは暗黒竜の猛攻に晒されて、風前の灯だ。
父さんは頑張ってるよ。
それは認める。
でも軍事に向いてなさすぎるんだ。
向いてないから全力をかけてしまって、結果、本業である商業がおろそかになって、治安が荒れる。

父さんはいつも言ってた。
なんとかするから、安心しなさいって。
なんとかなかったことなんて、一度もなかった。

でも、父さんを信じてたんだ。あの時までは。


父さんには、親友がいた。
騎士団長で、炎の人だ。
炎のように熱かったし、強かった。
父さんと真逆だ。でも、父さんはその人の猛烈な強さに憧れていたし、その人は父さんの優しさを気に入っていたし、ふたりは仲が良かった。

父さんは、俺が8つの時、その人に出撃命令を出した。
俺はぽかんとしていた。
父さんも、炎の騎士団長も、泣いていた。
なんでだろう、と、思考を止めてしまったことを、今でも悔いている。

父である国王が下した命令は、攻めてくる暗黒竜への玉砕命令のようなものだったらしい。
結果、炎の騎士団長は殉職し、暗黒竜の部隊はほんの少し歩を緩めた。
わかっていた結末だった。

父さんは、王座で顔を覆っていた。
俺は、それを見て思った。

王って、そうじゃないだろ。
全部守るのが王だろ。
リスクリターン、くそくらえだ。
誰より強い王になって国を率いる、そのくらい強くなって、はじめて人を使えるんだろ!!

悔しい。
俺の無能が、俺の父さんの無能が、悔しい。
俺は、大好きだったよ。
ちょっと力が強すぎて撫でる手が痛かった、炎の騎士団長のおっちゃん。

俺はそのとき誓ったんだ。
何を排しても、なりふり構わず、王になる、って。


その数年後に、俺は、信じられない出会いを果たす。

サラマンダー・ドラゴンのパピーのために周囲一帯を朱く染め上げた寄る辺のない少年を拾う。
彼の才能をすくいあげ、イオと相談して、成長できる環境を与える。
思いがけず伸びを見せ、視界に入って来た彼の素性をあらためて漁ると

それは、あの、「炎のおっちゃん」の息子だった。

俺は泣いた。
運命って、こういうものなんだ。
なんてことしてくれるんだと思った。

なあ、俺は今、王でいられていますかと
唯一問えるのが、あの、「炎のおっちゃん」なんじゃないかっていうのは……言いすぎかもしれねーなあ。
他にいろいろあるからなあ。
でも、言いたくなるんだよ。
そんくらい、おっちゃんは、今の俺の出発点なんだ。
なあ、偶然出会ったアルマレク。
[〆]

kintotoさん:
アルマレクパパ…!
なかなかの重要人物だ…!
きりんさん筆が早いなぁ…(,,・ω・,,)

きりん:
ととさんがめっちゃアルのこと考えてくれてるのがわかるから、こっちに与えられる情報の解像度がめちゃくちゃ高いんです。
だから「ん~~~~……なるほどわかった!(ピコン)」ってなって、あとはもう書くだけ!

kintotoさん:
本当にとりとめなくもしゃもしゃ考えてしまうんですよね…たぶん本筋にあんまり関係ないことを詰めてる気がしつつ、ディテールに魂をこめるみたいな()

(※このあたりでGM窓で「きんととさんマジすごいね」「ね」みたいな話になってます)

  • 導入へのコメント(お母さまの口調チェック等のために投下)
kintotoさん:
母上の言葉、良い感じと思います。
彼女はアルマレクに騎士になって欲しくなかったと思うので…

んーと…
「この国のため、我が王のため、」
ってところ

「この国のため、オースティンのため、」
かなと思います。
アルマレクのオースティンに対する感情が、多分、もう少し私的に近い気がします。

きりん:
オースティンのため、了解です
重要だから!そういうの! そしてとてもうれしいです。
アルが、どんな王でも王は王だ、騎士は騎士だ、ではなく
オースティンの騎士だ、と思ってくれてる……

kintotoさん:
そうですね、オースティンの騎士ですよアルマレクは!
そこはブレないと思います(* ´ ` *)

きりん:
ありがとうございます!幸福な地獄を提供できるようがんばります!

kintotoさん:
やべー突き落とされ方しそうな気がしてきた()

  • 怒涛の投下(天国)
kintotoさん:
アルマレクの故郷の話ですが、昨夜お話していて両親の出会いも浮かんできたので絡めていきます。
きりんさんみたいに物語仕立てにできればもっといいのですが、それをやるととてもとても遅くなりそうなので垂れ流します!
アルマレクの育った故郷は国境の山岳地帯の麓、美しい湖の畔にある小さな村です。
綺麗な水をふんだんに使って、布を染色する手工業が盛んで、小さな村のほとんどの人がそれに関わる仕事をしています。アルマレクの母も美しい柄を染める職人の見習いをしていました。

街道筋とは言え、随分な郊外にあたる村でしたが、竜が現れるまではそれなりに賑わっていたようです。
闇竜からの侵攻が始まり、村の人口は一気に減ってしまいます。けれどアルマレクの母のような職人を含む人々は、竜に怯えながらも村に留まり、細々と産業を守っていました。
竜討伐にやってきたアルマレクの父親…騎士団が村に軍幕を張ったのはそんな時でした。
滞在は7日もあったでしょうか…死期を予見していたアルマレクの父親は、母親に出会い、それでも惹かれてしまう…これは完全に恋ですね。
短い間にふたりは愛し合い、必ず戻ると告げたのに父親は亡くなってしまいます。母親はアルマレクを宿し、妊娠に気づいたとき、女手ひとりでも育てようと心に決めました。
アルマレクがどんなふうに育ったかは前にもお話した通りですね。母親にはとても愛されていましたが、内気で孤独な少年でした。
火の力が疎んじられていたわけではないのですが、アルマレクの力が少し強すぎたのです。
赤ん坊のアルマレクは力を制御しきれず、母親や周囲の大人にたびたび小さな火傷を作りました。それはすぐに治る程度のものでしたが、物心ついて、母親の火傷を自分が作っていることに気づいたアルマレクは、以降、とても力を潜めるようになります。
母親相手に限らず、村ではそういった自己抑圧的な振る舞いをする子供でした。

…この調子で書くとかなり長くなりそうなので一旦ここで投げます。
また書けるだけつらつら書くです(⑉・ ・⑉)

趣味をですね…収集癖はなさそうと思ったのですが、自分で気づかないうちについ買い求めてしまうのはガラス細工です。
王都にきて初めて目にしたもののようで、故郷に里帰りする際に、母親や妹にお土産としても何度か買っていっています。

どうやらアルマレクはキラキラしたものに惹かれるようです。
休日に海を眺めるのが好きなのはそれで、故郷でも光る湖面の景色が好きな子供でした。

19の歳までに目にした一番キラキラしたものは、オースティンの技です。
オースティンがそれを使うのを、アルマレクは見たことがあるのです。(竜討伐の道中の際のいつかか、もしくはアルマレクの暴走を止めたときかと思われますが、どちらが良いでしょうか?)
その光がとても強くて眩しくて、美しくて…アルマレクがオースティンについていくと決めたのはその時でした。
オースティンの背中を追いかけて追いかけて、アルマレクは鍛錬をこなしています。
でも炎はキラキラしないから、オースティンみたいにキラキラした光は作れなくて…。
ガラス細工は高温の炎を使って作るキラキラしたものなので、それもあって好ましいのだと思います。

現在のアルマレクにとって、一番キラキラして見えているのはオースティンですが、きっと恋をしたら、その女の子がキラキラして見えるようになると思います。

あとなんだっけ…家名だ!
アルマレク・リーヴァ、ですね。
リーヴァは母の家名ですが、村に古くからある染色職人の家系です。土地に根づいたお家です。
父方の家名は…ブレナン、かな。
母親は幼いアルマレクに父親の家名を名乗らせませんでした。
騎士の息子であることを隠していたかったのかもしれません。小さな村の中では皆の知るところですが、村の外にまで聞こえることを恐れました。
父親のように騎士になれば、父親のように早く亡くなってしまう…そんな道からなるたけアルマレクを遠ざけておきたかった。

けれどアルマレクはオースティンと出会って、騎士への道を選びます。
母親は本当は止めたかったのですが、アルマレクの青い瞳がキラキラしていたので諦めました。
離れて長く経ついまでも、彼女が毎晩、夜空の赤い星に祈るのはアルマレクの無事です。
アルマレクは父親が誉れ高き騎士であったことを誇りに思っているので、
アルマレク・リーヴァ・ブレナン
として騎士叙勲を受けます。

reinさん:
ウマイ…ウマイ…(むしゃむしゃ
素敵設定!最高ですねっ!(つやつや

きりん:
最高かな!
オースのキラキラした技を初めに見たのはパピー事件の時、つまり止めに入った時でお願いします。
王になったオース自らが戦う時はあまりないですし(王が動くとそれだけで大事件に見えてしまうから、戦闘は専ら騎士たちに任せてます)、光の力を本気で爆発させることは更に稀です。
でも王子時代にアルマレクを止める時は本気になりました。

kintotoさん:
オースのキラキラ目撃はパピー事件のときで了解です(⑉・ ・⑉)ゞ
パピー事件はアルマレクの情緒をぐちゃぐちゃにする事件でしたね…。
アルマレクはパピーを殺されたのが悔しくて悲しくて辛くて、それでも初めて見たオースの強さ、その光に惹かれて、王都に連れて行かれる前は何日か引きこもったと思います。
でもオースについていくことを選んだのは、アルマレク自身でした。
行動だけ見ればややドライにも見えるのかな…、けどそうではなく、アルマレクはとても強い子だったのだと思います。その強さは、間違いなく母親に愛されて育った証拠だと思うのです。


  • 凄いんだよ
kintotoさん:
アルマレクを上手く動かせるか心配になってきました()
でも考えたことはだいぶ吐き出した気がします。

きりん:
こんなすごいギフトをPLから受け取ったPCと遊べるという幸せを噛みしめてます。

kintotoさん:
村が始まるまでに「現在のアルマレク」にもう少し焦点あてとかないと後で慌てそうだなと思いました…(* ´ ` *)
またもしょもしょ考えます…(。・﹃・。)

きりん:
愛がすごい
これは本気でオースを降さなければ…!!
(※全体窓にて、kintotoさんが「皆より喋ってないかも」的なことを投下)
表のアレは何ですか先生
アルマレクさんがぶっちぎりですよ(真顔)

kintotoさん:
あっ、そうなんですね!良かった(?)

きりん:
なんのブラフ!?って笑ってしまいました

kintotoさん:
(前回初参加であるヒーロー村の)シンジローさんはなんやかや現代日本舞台だったのでアレですが、ちょっと相談不足だったのも思ったので、今回は世界観含めいろいろと…時間もたくさんありましたし、話せるだけ話しておこうみたいなのがありまして()

きりん:
文字数も相談も質問もご褒美でしかないので喜びっぱなしです(きり)

kintotoさん:
問題なければよかったです(⑉´ᯅ`⑉)

  • 「殺していいですか?」:キラトリ問題
kintotoさん:
キラトリこんな感じでどうでしょうか…?

『焔獄砦(アルクス・ムスペルヘイム)』
〇幾つもの火柱が現れ、対象の行く手を遮る。
〇立ち並ぶ炎の壁に囲まれ、囚われた対象は、その熱と恐怖で肉体も精神も灼き尽くされ、正気を失う。
〇本来は防御(対象を守護する)目的の技だったが、攻撃に転用したもの。

きりん:
メンタル攻撃は闇属性ですね基本的に。
直接攻撃ではなくメンタル攻撃にしたければまたご相談させてください〜
なんかすみません。

kintotoさん:
あっ、直接攻撃でもいいですよ。殺してしまって大丈夫ですか???

きりん:
(こわい!w)
wikiにもある通り、すみませんこのルール、PC間での殺しはご法度です。
気絶するほどの怪我はOKです。理屈としては、相手も強いから。です。

kintotoさん:
火は直だと死んでしまいませんか…()
どうしましょう(っ´ω`c)

きりん:
死にません。火傷で済みます。
過去も、どう考えても死ぬやろそれ…っていう技設定は沢山ありましたが、せいぜい気絶で済んでます。
説明文に「相手は死ぬ」ってあっても実際は死なないし自分も殺すことはないって、暗黙の了解でみんなわかってるので、効果は過激に書いて大丈夫です!

(このあと相談してキラトリ説明文決定)

  • どこまで設定出す?
きりん:
(全体公開窓で、事前にどこまでキャラ設定を出すかという話について)
ちなみにオースの方針としては、アルマレクが前騎士団長の息子であることも、炎の力暴走事件も、公には伏せています。
引き取ってきた時点ではこころに傷を抱えていたアルマレクを、きちんと守る必要があった為、アルマレクに注目が集まるのを厭いたからです

kintotoさん:
了解です(`・ω・ ´ ) ゞ
アルマレクは正直、父親のことはほとんど知らないので、オースや前王様から聞いたことを大事に胸にしまっていると思います。
問われて語れる実家の話は母親のことのつもりです。シングルマザーで育ててくれたとか、いまは再婚して父親違いの妹がいるとか、そういう話です。
話す相手を選ぶとは思いますが…(* ´ ` *)

きりん:
■8歳のアルマレク
+ ...
あったかいな。

ベッドの上、布団の中、アルマレクを抱いて思う。
俺が17歳で、アルマレクが8歳のときのことだ。
俺が闇竜討伐に向かう、その少しだけ前の話。
俺は、アルマレクに甘えた。

腕の中の子供が「炎のおっちゃん」の息子であることは、わかっていた。
それを当の本人に伝えるべきかどうか、迷っていた。
だって、アルマレクはこんなにも可愛くて、そして、脆い……今は、まだ。
彼に衝撃を与えたくはない。

俺は、国民すべてが大切だ。
でも特にアルマレクには、ストレスや生きづらさを与えたくなかった。
お前の父ちゃんはめちゃくちゃかっこよかったよ、って、言いたい気持ちもある。
俺はそれを伝える時期を図っていた。


アルマレクの指が俺の指に絡む。
アルマレクが安心した顔で、額を摺り寄せてくる。
うん、今夜は、難しい話をやめよう。
ただ、愛していると態度で伝える。今日もそれに尽きるのだ。
アルマレクといると、幸せだ。

いずれ伝えなければいけない事実は、彼の心を乱すだろうか。
「炎のおっちゃん」の置き土産をうまく大切にできているか、俺にはわからない。
ただ、ただ。アルマレクが笑ってくれるだけで、肯定してもらえている気がする。

子供ってすごいよな。
そうイオに行ったら、「僕たちも子供だろ」と、すげなく返された。
そうだった。
17歳は子供だ。

俺は、周囲から、気付きを貰ってばかりいる。恵まれているのだ。

[ひとりごと おわり]

  • 突然のSS
kintotoさん:
■サラマンダー幼竜事件
+ ...
───それは高らかに燃えていた。

吹き上がる火柱が立ち並び、辺り一面を呑み込もうとする炎を水の騎士たちが取り囲んでいるが、数人がかりでも消し鎮めるには程遠く、延焼を防ぐのが精一杯だ。

なんびとをも寄せつけまいとするその炎の壁の真ん中にいるのは、既に瀕死の幼いサラマンダーと…赤い髪の少年がひとり。

「これは……すげーな」
「手が付けられないとはこのことだ」
「とは言え、なんとかしなきゃな」

「──来るな!!」
踏み出した足を払うように、鎧の表面を炎が舐める。

無惨にも両翼を斬られ、角を折られ、自らの血溜まりに横たわる幼竜の身体を庇うようにして、小さな少年がこちらを睨みつけている。

「──友達、だったのに。
イグニールはなんにも悪いことなんかしてない!
なんで、なんで、なんで──」

少年の傍らで、薄桃色の鱗を持つ幼竜の首が少し動いた。鼻先で少年の身体に擦り寄る。少年は恐れる様子もなく幼竜の頭に抱きつき、労るように撫でた。

「イグニール…」

鋭い牙の並ぶ口がはくはくと揺れる。
いくら幼竜とは言え、その口を最大に開いたならば、少年の背丈を半分は喰い千切ってしまえるだろう。

幼竜は傷ついた身体を起こし、ゆっくりと首をもたげた。
騎士たちが警戒を強めた、その時。

周囲の炎を震わせる鳴き声とともにひとかたまりの赤い炎を吐いて、幼い竜は倒れた。

「──イグニール!!」

それきり、ぴくりとも動かなくなって──

「ああああああ!!!」

炎の壁が、爆ぜた。
オースティンとイオアニスを吹き飛ばしたそれは、──蒼白く輝く炎だった。

「いってえな! イオ、大丈夫か!」
「なんとか……」
「くそっ、早くしねーと…あの子供、自滅するぞ」

「わぁぁぁあ!!
なんで、なんで!!
お前らなんか、みんな燃やしてやる!!
みんな、みんな燃やしてやる──」

通常よりもはるかに高温で燃え盛る炎の中心に空気が吸い込まれて、激昂した少年を取り巻くように竜巻が生まれはじめている。

「こんなに強い炎の力、久しぶりに見る。ってか、まじであのちっこいのが出してんのか?」
「…そのはずだけど、ね」

まるで雨か霰か、火の粉のごとく舞い飛んでくる炎の塊を捌きながら、オースティンは息を吐いた。

「……よし、一発で決めるぞ」
「了解、合わせるよ」
「殺すなよ」
「そこらへんはそっちで調整してくれ」

同じく炎の塊を身軽に躱しつつ、イオアニスも呼吸を整える。
ふたりの動きの変化をみてとり、他の騎士たちは素早く距離をとった。



『フィン・スターニス』

少年の頭上にぽつんと黒い点が生まれる。
極小さなブラックホールであるそれは、吹き上がる炎を吸い込むように引き寄せ、少年の力を足止めした。

「…!? 邪魔、するなよっ!!」

思うように力を振るえないことに気づいた少年は焦れて叫び、闇の力を圧しようとさらに力を放出する。
しかし勢いを増す炎の力に対抗するように闇の力も大きくなっていく。

「……っく、これ以上は…抑えきれない」

ここら一帯消し飛ぶぞ、イオアニスがそう告げたかどうか──オースティンの長剣が閃いた。

『レクス・ルクス・クラス』

───それは、圧倒的な光だった。

それを目にした者は誰であろうと頭を垂れ、ひれ伏さずにはいられない。

闇の重力を跳ね飛ばし、渦巻く炎を薙ぎ払い、閃光はオースティンの道行を拓いた。

*

イグニールが死ぬ、その怒りと悲しみでぐちゃぐちゃで、混乱していたんだ。
他には何も考えられなくて、ただ、もう…それまでの不満を爆発させるように力を使った。
そしたらどうなるかなんて考えてもなかったし、自分でも自分を止められなかった。

けど、俺を目がけて疾走ってきた光が本当にすごくて、綺麗だってことだけはわかった。
わかってしまって、だから。

……気づいたときには、燃え残りの燻る地面にへたりこんでいた。
目の前には白銀の輝く鎧に身を包んだ光の騎士(オースティン)が立っている。

「……少年。大丈夫か?」

その声に我に返って、後ろを振り返った。
イグニールの硬質な瞼は閉じられたまま、もう二度と開かない。

息絶えた幼竜の姿を確認した俺は絶望と共に倒れ伏し、泣きじゃくりながら……気を失った。

*


きりん:
文字数はご褒美
これはご褒美すぎます
「幸(さち)!」と叫んで倒れるまである。
(何度も読み返している)
パピー可哀想すぎ…
アルマレクぴゅあ清い…
かっけえなオースとイオ…

kintotoさん:
オースとイオのかっこいいとこをアルマレクが目撃するシーンなので(´,,•﹃•,,`)

きりん:
課金しないと読めないやつだよこんなの…!!(ダァン)

reinさん:
おいくらですか?
おいくらまんえん??

(※その後しばらく、お金を払いたがりすぎるオタク×2が「振り込ませてくれ」と悲鳴をあげるなどする)

  • 追撃
kintotoさん:
もう村建て直前で申し訳ないのですが、アルマレクの話まだ抱えてるぶんここで話しておいたほうがいいです??
村始まってから秘話のがいいでしょうか??

きりん:
wwwwwww
どうぞ吐き出していってください!!!! カモン!

kintotoさん:
めっちゃ笑われてるwww

きりん:
いやぁ今まさに
裏ページが色々あって行数制限を10行ほど超えたので、なんとか色々な場所の改行をなくしたりしてやりくりし、1ページ内におさめてほっとしてたところだったので
これ以上来るならもう無理だァ⤴と思いましてw(後日談:このあと裏ページの全文を「行数食わない形」に直してむりやり掲載してます。さすとと)

kintotoさん:
パピー事件のあと、オースとイオがアルマレクを是非騎士にと話をしにいったけど、母親に微妙な顔されて追い返される(しかし実の父親を知る)話と
そのあと湖のほとりでアルマレクとオースが「竜殺してごめん」の話をして、色々話して「騎士になる」って決める話が
頭の中に詰まってます(* ´ ` *)
故郷を出るところまではオースとの因縁の話なので、きりんさんと共有しといたほうが良いかなーと()
きりんさんにオースの記憶として持ってほしいのが、湖のほとりで、8歳のアルマレクの顔(涙ぐんでる)のをオースが真っ直ぐみて、「自分の心に従え」って言うシーンです。

きりん:
めもめも。
上がり切ったと思った解像度がまた上がって驚いています。2420万画素かと思ってたら6100万画素まであった。

kintotoさん:
「お前の家族もみんな俺が守るから」
ある意味、オースがアルマレクを騎士に口説き落とすわけなんですが、そういう解釈で合ってます?オース的にはなんかあります?

きりん:
いや、まったく問題ないです!
口説いてるけど口説いてる自覚はないとだけ
ただ国民全員だいだい大好きなだけですこのひと

kintotoさん:
あっ自覚ないやつなんだ!了解ですw

きりん:
割と天然なんですw

  • 「そういう」方面の事情
kintotoさん:
19歳のアルマレクなんですが、童貞ではないと思うんですよね…(* ´ ` *)
でも恋人作るのがちょっとまだ想像できないので、娼館かなぁと。王都は港町だから娼館がとても繁盛してそう。
16歳で成人して正騎士になったときに、騎士団の先輩やら仲間たちがお祝いに有名な娼館のNO.1の部屋とってくれて、本人はわけわからないまま一晩を…しかしやることはやったみたいな()
アルマレクは給料の使い方あんまり知らないので、それ以来、同僚に誘われれば何度か行ったりして(娼婦には騎士はめちゃ上客)、とある娼館にたまに通うようになります。
相手は決まっていて、年上のお姉さんで優しくて包容力のある人気の娼婦。淡い恋心みたいなのもありつつ、頻繁に会いにいった時期もあるのですが、彼女は船乗りの男と駆け落ちして行方をくらませてしまいます。
そんな感じで娼館通いは終わってしまい、いまでは誘われて気が向いたら行くけどお気に入りはもう作れない感じ。

きりん:
やたらリアルぅ~

kintotoさん:
リアルとかいわないww
んでなぜこんな話を長々としたかというと、アルマレクのこういう系の話を聞いたオースの反応が知りたかったりします(* ´ ` *)

きりん:
「やってることは健全だと思うけど、恋を知らないのは朴念仁すぎかなーちょっと心配」
「まあ、イオのかーちゃん曰く、好きになる人は『出会った瞬間、わかる』らしいからさ。そういう出会いがあるんじゃねえの。まだ若いんだしそこまで問題視はしてないかな。ていうかさ……」
「アルって一度恋をはじめたらめっちゃ燃えあがりそうw」「騎士の仕事を疎かにするとは思わんけど、もし恋人ができたら死ぬほど大事にしそう」

kintotoさん:
恋は知らないというか…朴念仁はほんとそうだと思います()
恋人ができたら死ぬほど大事にすると思いますね! さすがオースよくわかってる(⑉・ ・⑉)

きりん:
パパですから(どやぁ)
■導入:アルマレク
+ ...
――優しくて、幸せな人になって

母の言葉だ。
それは、できていると思う……大変ではあるが。

ここ、アルケー騎士団には様々な人がいる。
あらゆる属性の者が、がやがやと共存している。
性格も、好みも、全員がそれぞれ違うものを抱えているが、「オースティンに忠誠を誓っている」という点で、同じ方向を向いている。

「属性が違うから」「生まれがどうだから」という要素は、まったく評価に影響しない。
ここは、居心地がいい。
それに……。

「アル、この前の火山の調査はどうなった?」
「報告書、これか……完璧じゃん。ありがとな。天才ー」

オースティンは、自分をどこか息子のように扱っているふしがある。
アルマレクの亡き父に敬意を払いながら、とても大切にされていると、折りにつけ感じる。
まったくの他人に寄せられる情として、以前はあまり感じたことのないものであり、最初は戸惑った。
今は……。

昨日も、今日も、明日も。
朝、起きるたび。
この国のため、オースティンのため、と、志を新たにすることで、心に爽やかで清い炎が灯る心地がする。
これがきっと、幸せと呼ばれるものなのだろう。

炎の騎士団長、アルマレクは、あてがわれた自室で目を覚ました。
そして、眼前に迫る少年の顔に驚き、飛び起きることになる。
額をぶつけた。

「あぁっ♡ いたぁ……♡」

アルマレクに覆いかぶさるようにその寝顔を覗き込んでいた謎の少年は、後ろにのけぞりながらも妖しく微笑んだ。

「騎士団長の頭突きぃ……気持ちいい、ですねぇ……♡
あっ!やめてくださいぃ護身用ナイフを向けるのはぁ!
ボクは無害、ですよぉ……♡♡♡」

へらへらと頭を揺らすその少年の目は、黒かった。
すべての汚濁を混ぜ合わせたように。

……鳥肌がたった。
あなたの、騎士としての、戦士としての感覚が告げている。
こんなにちんまりとした少年に対して。危険、警戒、危険、警戒。

黒い少年は何も構わず言葉を繋げた。

「で……♡
あのぉ、教えてあげようと思うんですけど……
あなた。ヒドい目にあいますよぉ♡♡♡
あなたが信じているものがぜんぶ、ぜーんぶ崩壊しちゃうようなぁ!」

少年からは、蠱惑的な匂いがした。
腐ったような、甘い匂いだ。

「ねえ……ボクはあなたの味方です。あなたに寄り添います。
いつでも、いつでもここまで堕ちてきてくださいねえ……」

不快な響きを残して――
気が付けば、少年は消えていた。
あれは、夢だったのだろうか。

"――優しくて、幸せな人に"

母の声が、その記憶が、やけに遠のいたように思った。

PC② アウイン(青磁さん)

秘密

PC②
  • あなたはオースティンという人物に、恩義or尊敬or親しみを感じている。
  • 彼はこの国orあなたにとって、不可欠の存在だ。何があってもオースティンを守る。
【オースティンの命を守る】

相談

+ ...
  • NPCとの関係
きるしゅさん:
(秘密を受け取って)
クジマさん色味と人を寄せ付けなさそうな美形の割に中身がはーとふるっぽいので
間違いなくツンデレしてますね
外見とか地位で寄ってくる人嫌いですね……()
王様にはデレてる

reinさん:
イオアニスに対しては…?(おそるおそる

きるしゅさん:
んー、王と仲良しなのジェラシー?<イオアニスに対して

  • 出身は?
きりん:
オースに対し、恩義or尊敬or親しみ、どれを一番強く感じたいですか?
あとは出自。貴族・平民・貧困層、どこ出身のイメージですか?

きるしゅさん:
貴族ですね。(即答)

きりん:
めっちゃ強い水の力を持ってますが、他とは違ってこんなことができる、みたいなイメージもあると良いかもしれません
それこそ幼少期の、水暴走エピソードとかあっても
貴族の出ならおすてぃんと結構長い知り合いなのかな
それこそ10年前に暗黒竜倒す前からの、みたいな

きるしゅさん:
尊敬だと、尊敬したいんだけど王の性格がこまけぇことは()だし、親しみ多めだけど親しみをストレートに出せなさそうなので
恩義という建前があるとベストな気がしますね。
なんかモーセのように水面割ってそう(水暴走)

きりん:
海に面した国なので海割っちゃいますか
よかった海に面しといて
何があったんすかね、海割るくらいの暴走って

きるしゅさん:
好きなもの:本、静けさ、ピアノ
みたいな感じで元来は社交的でもないかも
まぁ力自体はほしいけどあくまで王のためとかそういう

きりん
わたしの中のおすてぃんが「お前何やったんだ?」ってしげしげと水騎士さんの顔を覗き込んでいる……
「何やっててもいいけどな」「俺がお前に惚れこんで無理やり騎士団長に引っ張り上げた自覚はある」
「お前の命を貰ったからには俺にだって覚悟があるってことだ」

きるしゅさん:
せっかく海なのだから大津波になったり魚が降ったりしてほしい()

きりん:
光属性で津波キャンセルした後に水騎士さんをぶっとばして、(それまで水騎士さんの力が強すぎて腫れもの扱いだったけど)はじめて真摯に向き合って怒った
みたいなんも美味しいな

きるしゅさん:
少年マンガのような展開。(すき)

きりん:
(すき)頂きましたァ![ドラを叩いている]

  • 出会いまとめ
きりん:
じゃあ、自分の力が強すぎて制御できなくなって、(なんかのきっかけで)感情が昂って津波起こしそうになって、そこに駆け付けたオースティンが津波キャンセルしてぶっとばして「お前はその大きすぎる力の使い方を誰にも教わらなかったのか!?」って熱血されるやつ?
ちなみにカッコ内は考えてください(正座)

きるしゅさん:
ちいさいころに捨てられたのぬいぐるみ(クッションではないもの)とかだったらかわいいしネタになるし本人は隠したがるのでいいかなと思いました。
 今まとめられないので延々と考えていたことを綴っていくと
 制御できない系って
 周りに精神的に頼れる人が居ない
 力が強すぎる
 制御の仕方を教わっていない
 →理解者が居ない可能性
 →しかし属性は遺伝なので家族間では同じ属性or仲良し属性になるのでは
 →親と血が繋がっていない→親が死んで引き取られた系
 内向性の強い子供と合わないのは外交的な親か外交的に振舞うのが普通だと思ってる人間の可能性
 →養父火の養母土とかで価値観が強さ寄りだとそうなりそうだなあ

きりん:
貴族の養子 ですか?

きるしゅさん:
親戚に引き取られたパターンを想定しているます

きりん:
義両親のあいだには子供ができなかった。
だから権力を使って、とにかく属性の強い子供を養子に迎えた。
その結果、相性の悪い義両親のもとで、力の制御のしかたを知らずに育った
ずっと我慢していたが、心のよりどころにしていた人形を海に捨てられて、感情が爆発して津波を起こす
津波はオースにより光キャンセルされ、そこから関係が始まった
まとめるとこうでしょうか
些細な事でも違ったら言ってね!

  • オースとアウインの会話
オース:(津波の後、オースがくまのぬいぐるみを差し出している)
アウイン:「………やだ」と言いつつ受け取る
オース:「もう俺が決めた」
  「目を見ればわかる。お前は凄い奴だ」「でも自分がどんだけ凄いのかは知らないんだろ」
  「俺についてくれば解るぜ」
アウイン:「……凄い?」首を傾げる。そんなことを言われた事は、あの家に来てから一度も無かった。
  「……解らなかったら帰るけどいい?」

(だいたい合意がとれ)

きりん:
あれよあれよという間に部下1000人つけられますよ。。

オース:「ふえっはっはっは、あの時のなさけねー顔とは別人みたいになったな」
  「水の総大将でカリスマじゃん」
  「顔が整ってて良かった。政治には人気も必要だからな」
  「ところであの時の人形まだ持ってる?」

きるしゅさん:
テディベア←部屋の隅に飾られている(隠されている)くま
「………あれは、多分部屋のどこかには転がっているんじゃないかな……」
テディベア←くどいようだが飾られている(隠されている)くま
わからないように花とかきらきらした飾りに埋められている
https://image.rakuten.co.jp/enaldy/cabinet/ipfa_item/ipfa110_color.jpg?111
こんなイメージ。

きりん:
めちゃくちゃいじる未来しか見えない

きるしゅさん:
いじられる要素いれときました。

  • 叙勲アイテムについて
きるしゅさん:
あ、叙勲アイテムは首飾りなのでよろしくお願いします。
首飾りなのは心臓に近いからです
でもこれは秘密!!!!

(オースも知らないのか?という問いに対して)
恥ずかしくて言えるわけがない だそうで……

きりん:
かわいすぎ。

  • 好物について
きるしゅさん:
海の街なんだから美味しい魚が食べられる、やったーということで好きなものは魚にします。
水の力を悪用すれば魚食べ放題……?

reinさん:
海のお魚が好きなんですね、おいしいですよね
水の騎士団長は漁業の天才だった…?

きるしゅさん:
騎士をやめても食べていけますね。

reinさん:
「オースティンが嫌だって騒いでしまうから止めてやってくれ(苦笑」
「あのオースティンが惚れ込んだ人材だからな、そうであってくれると大変助かる」

でも例えば休日は市民に混じって魚獲りに行ってる…みたいな話もご希望あればアリと思いますよ!だって休日ですから!
(→水の力でズルして魚をゲットしてるかもしれないという話になる)

  • キーワード:むらっけ
(総合窓で、今の4大騎士団があるのはオースが4大騎士をスカウトしてまわって築いたものだという話になり)

きりん:
4人の騎士団長は
企業立ち上げメンバーみたいなもんかなあ(しみじみ)

きるしゅさん:
企業立ち上げメンバーの、やる気がある時はめちゃくちゃ仕事してやる気がないときはサボりがちな人かもしれない

reinさん:
むらっけですね!w

きるしゅさん:
今回は事前に置いておいた方が良さそうな気がしたのでアウインの性格とかはちょこちょこ置いておきます
幼い頃の養父母の教育方針と、頼れるものがなかった状況により、【力こそ全て】という考え方が根っこのどこかにあるし、メンタル的に自分の力に頼ってる節がある。
本人の気質としては人間観察と感情を察知するのが得意
貴族(の養子)なので舐められないようにプライド高そうに見える振る舞いはしてる
オースティンに助けられた時に一度断ったのは「こんな自分が騎士になんてなれるわけがない」という感情から来るものであり、オースティンが嫌だったわけではない(むしろ感銘を受けていた)
かわいいものが好きだが隠している
つんでれ

  • 突然のSS①
きりん:
■出会いの物語
+ ...
ばしゃばしゃばしゃばしゃ……

水が落ちてくる。
雨とは違う。コップ1~2杯分ほどの水が、絶え間なく頭や肩を叩いて落ちる。
その水の正体は、先ほどまで、辺り一帯を押し流そうとしていた津波だ。
アウインの、激情の水だ。

強すぎる水の能力を、無理やり俺の光の力で打ち消すと、こうなる。
俺とアウインは、そんな中、はじめて対峙した。

俺がたまたまそこにいたのは、運命だった。偶然ではない。
能力を見込まれて貴族の養子に召し抱えられ、息苦しい思いをしていたアウインは、「ぬいぐるみを投げられた」という、ただそれだけのことで、津波を起こした。

ただそれだけのこと?
本人にとっては、何より優先すべきこと。
そして、この場で、それを理解できるのは俺だけだ。
彼を……この、今にも押しつぶされそうな少年を、これ以上ここに置いてはいけない。
彼は、自分の力の使い先を知らない。これでは、今に意志まで押しつぶされてしまう。
だんだん自分を失って、閉じて、死んでいってしまう。
そう直感した。

可愛らしいくまのぬいぐるみだ。人間っていうのは不思議なもので、この布と綿の集合体が世界一大切な友になりうるのだ。
俺はそれを知っている。
そして、その事実を愛おしく思う。
なんて人間らしいんだ。

「俺のところへ来い」

アウインは、差し出されたくまのぬいぐるみをそっと受け取って、それから首を振った。
嫌がるのかよ!
少なからずショックを受けたが、それでめげる俺ではない。

この国は今、危機に瀕している。
有力な人材が必要だ。早急に!

俺は夢中になって彼を口説いた。
ばしゃばしゃばしゃばしゃ……
まだ降りしきる水の中で。

「お前は凄い奴だ」
「でも自分がどんだけ凄いかは知らないんだろ」
「俺についてくれば解る」

"……また、勢いで押し切ろうとしてる。"
イオの呆れ顔が浮かんだが、俺は無視した。
だって、アウインは、俺が探していた奴そのものなんだよ。

強すぎる力を持ちながら、自分の足元や居場所がおぼつかなくて、軸を求めている、その目。
俺なら全部与えてやれる!

俺が差し出した手に、アウインがそっと手を重ねた時の感動ったらなかった。

「……解らなかったら帰るけどいい?」

なんだこいつ。
絶対に手放さないと決めた。
[〆]

  • 一人称について
きるしゅさん:
昔は僕、今は私
感情的になると「僕」になる?

きりん:
かわいいポイントを積み重ねている。

  • 年表づくり
きるしゅさん:
表に出す情報としてまとめないとかにゃん
(´ω`)設定を普段考えないのでどこまでだすべきかわからーん

きりん:
たとえばいつ騎士になったかとか?

きるしゅさん:
ヴィンセントと同期だったら面白いかもしれない。

きりん:
25歳になっちゃいます?

きるしゅさん:
ん――
年齢は変えない(・ω・)
騎士団って何歳くらいで入れるんです?
逆に。

きりん:
成人までは見習い扱いですね
ヴィンは成人と共に騎士団入りして9年目です

きるしゅさん:
うーん。
二年目で騎士団長はびみょいので見習い期間はあるにゃー。
にゃんにゃん。
にゃん。(二年じゃない)
成人で入るとろくねんめ……
うん。13歳のときに見習い。

きりん:
=オースに会った年齢
でOKです?

きるしゅさん:
騎士にならないかといわれたからなったんダヨ……アレ?
初めてあったのが11の時、と言っているので二年後ですね?
(発言を振り返らないと忘れている)

きりん:
そこは騎士団入り早めたりはしないんですね
2年間何してたんでしょう?

きるしゅさん:
(´ω`).。o○()
早めるでいいか、と思っている

きりん:
11歳の時、つまり11年前
オース16歳、まだ王子の頃ですね。
ご両親の情緒はきっとジェットコースター。
大事件起こしてたまたまそこに居合わせた王子も巻き込んでしまい、もうダメだと思ったら「騎士団にスカウトされた」ってエリートコース掴んできた息子(養子)

きるしゅさん:
波だけに(ジェットコースター)

  • 一言と二つ名とキラトリ
きるしゅさん:
一言と二つ名とキラトリを考えるにあたってかんがえていたのは
基本の行動原理的には
①主のため
②自分の師団のため
に動く人なんだよってところかな……

きりん:
範囲限定の愛情

きるしゅさん:
範囲に入ってないものは個人の好き嫌いで判断するはず。
幼い頃はここに家族のためが入っていたんだけどそれがうまくいかなかったから津波になったわけで
あと、10年前の闇竜討伐手伝えなかった(しゅーん)というのはあったりする

きりん:
チップは結構ニヤリって感じだけど、聞けば聞くほどなんかそこまでニヤリでもない印象ですね(感覚言語)

きるしゅさん:
ニヤリなのはあれなんですよ、プライドが高くてそう振る舞ってるだけなんですよ()
外面がいいというか弱いのを隠したがるというか

きりん:
かわよ
繊細そうですね
さすが水の人

きるしゅさん:
チップはええと 墓下顔まで含めると
わかりやすいかなっと思うのです。

きりん:
墓チップ見てきました。
俺の部下可愛いとしか言えない
このセット、墓がデレ顔なんですね

きるしゅさん:
そうですね。
……アウイン・ヴァルターかなぁ(家名を考えていたの顔)

きりん:
咄嗟に 村長!?
ってなってしまうかなしい人狼民

きるしゅさん:
ウォルターにしよう(人狼民対策)

きりん:
村長が消えた

きるしゅさん:
最初からいなかったんだ。

(少し間が開いて)

きるしゅさん:
二つ名は白鯨……?(全体窓からひっぱってきつつ)
結局ひとことがまだ決まってなくて草
何に対する一言……?まで考えちゃってるなう

きりん:
RPGのキャラが次々出てくるタイプの紹介動画でキャラ絵がバーンと出て名前とCVが表示されるタイミングで貼られるものだから、えっと
……プレイヤー?(多分違う)

きるしゅさん:
乙女ゲー風しか思い付かなかった。
「……気づいてほしい」(乙女ゲー風一言)

きりん:
アウインルートやります

  • 趣味、好物、そして生い立ち
きるしゅさん:
趣味と好物は多分かわいいもの。

きりん:
あえて言います
オース「知ってる」どーん
許されるなら毎年くまくまのぬいぬい贈りたいもん!
でも公にできないから、くまタオルとか贈りますね

きるしゅさん:
誕生日テディ…
ところで王国のそとはどうなってんすか?

きりん:
商業国家なので行商人の行き来がなくなったら死ぬので
街道には警備隊派遣してるんですけど
街道以外のとこでは竜がウロウロしてるんで(闇竜ではなく眷属のレッサー種)
あぶないから行っちゃだめだよ!
竜が集まって隊みたいになってたら蹴散らしに討伐隊を派遣します

きるしゅさん:
養子になる前は地方の領主の家督圏内にない子供か漁師を想像してて
でもそとが危ない(竜とエンカウント)するなら漁師の方がまるいかなぁ
きるしゅさん · 昨日、午後1:37

きりん:
なるほど、漁師の子。
アルケーっぽい

きるしゅさん:
地方の領地だときっと貧しいか竜に襲われる。

きりん:
あぶない! 王都おいで!
そこで比較的安全に育って!(親目線)

きるしゅさん:
じゃあ漁師の息子(三男)ぐらいかな……

きりん:
お兄ちゃんいるんだ

きるしゅさん:
お兄ちゃんお姉ちゃんのいる状態からいきなり一人っ子になったら
ぼっち感が増すかなぁと……

きりん:
Σてんさい

  • さするしゅ
きるしゅさん:
ところで:休息日1日で大丈夫ですかね。
慣れてないプレイヤーさんもいるし。
今回キャラ多いから整える時間がある方がいいのかなとおもいつつ……
キャラが多いからこそタスク分散できるか? ともおもってる

きりん:
そっか、ありがとうございます!
(総合窓に、休息日2日にも増やせるように調整しますと投げてくる)
今回コアズレはあんまり気にしてはないんですが、「遊んでる状態」に身を置く時間はなんぼあっても個人的に嬉しい。
ので、ご懸念とわたしの感想はズレますが、嬉しいご指摘でした。

きるしゅさん:
昔は短くないと走りきれないみたいな感じだったので(進行日延長とか首が締まりましたが)
今は処理能力あがってますよね……
命削らないようにできるようになったって、すごい進化だとおもってますよ。

きりん:
命削って村ってましたね、昔は。
なんか挑戦してそして死ななきゃいかんみたいな謎のマスタリング感がありました。
まああの命削る時期がなければ今のように事前に安全策を講じるところに着地できていなかったとおもうので、必要な迷走だったかなと思うのであった。
今回はゆったりクルージングです!

きるしゅさん:
まぁ命削らないでやれるようになったんだな、と思ったからプロ期間延長提案とかしてます。

きりん:
長い長い道を一緒にあるいてくれてマジ感謝

  • 突然のSS②
きりん:
■アウインとの距離
+ ...
俺から見たアウインって何? と考えると、「後輩」っていうのが一番よく似合う。
ふてぶてしくて、手がかかって、しかしちょっと可愛い、どうにも目が離せない後輩だ。

ていうかさ。
くまちゃん津波大事件を起こしておいて、尚、俺にわりと尊大な態度をとったり、外面はカッコつけたり……。
それでいて決定的に弱いところというか、いうなれば突っ込みどころ? 隙? を俺の目の前にぶらさげてスンとしてるあたり、コイツなんなんだよと思わされる。
でもまあ一応忠誠は誓ってくれて、一層なんなんだよがつのる。

だから、アウインといるのは楽しい。
何を言うか予想がつかねーこともある。

イオに感じる幼馴染感とも、ヴィンに感じる親戚感とも距離が違う。
「やれやれとついてきてくれてるけど、たぶん慕ってくれてはいるよな? ってかんじの後輩」
アウインは、そんな感じだ。

アウインはスマートな仕事を好む。
あまり情に訴えかけるのも、訴えかけられるのも得意ではない。
それは、本気で情を持ち出してしまったら、誰より弱いからだ……と、俺は踏んでいる。
この予測が証明されたことは今までないけど、あの津波事件が最早証明してしまってるんじゃないかとか考えて……。

――今の私は、その時の私ではないのですが?

あ、やべえ。
声まで脳内再生余裕だったわ。

アウインは、俺から見ると、実は、4騎士の中で一番騎士らしくない。

人の上に立つことが特に好きではない。
国民を熱愛しているわけでも、政治的思想が強いわけでもない。
なのに、日々命を賭して働いてくれる。
「出来る」から。
控えめに言って激務である騎士団長という役職を、水のように受け止め、ゆるやかに静かにこなして、涼しい顔をしている。
これは彼にとって「普通」なのだろうか。
いや、ンなわけないと思うんだが、そうなのかなあ。

近々、聞いてみようと思う。
「そんなに俺のこと好き?」
アウインはいつもの顔で、「はあ?」とため息をつくのだろうか。

[〆]
きるしゅさん:
てろりすとーーーーーー

きりん:
村建て明後日だし……テロってみました

きるしゅさん:
いつものきるしゅさんおる

きりん:
水属性はまってますね!

きるしゅさん:
とりあえずスンとしておきます。
■導入:アウイン
+ ...
隙のない環境に放り込まれたが故に、結果が出なければすべて自分のせいになる。
こんな幸せな地獄はあまりない。


部隊を好きに司る地位。
控えめだが聡く、気が利く部下。
スムーズな連絡系統。
丁寧なフォローアップ。

……オースティンめ。
こんな絶好の場所で、失敗など許されない。

もちろん、オースティンに、手の込んだ意地悪を仕掛けたつもりなどはないのだろう。
国王は万能だが、それ故に抜けたところがある。
折につけ、アウインはそれを思い知る。
そして、彼の期待に応えてしまう自分にも少々呆れる。

「アウインならやってくれる」
アウインは、オースティンの、少年のようなきらきらとした期待にいつもさらされている。
オースティンは疲れ知らずで、恥知らずだ。
ため息が出る。
……嫌だとは、思わない。


今日は、野営地のテントで寝る。
暗黒竜の攻勢は日毎に勢いを増し、ついに団長である自分も前線に駆り出されるまでになった。

斥候 前衛 部隊 補給経路 衛生兵
そのほか、そのほか……

アウインの指揮には、独特の細やかさがある。
隅々まで、人任せにはしない。
静かに冷静に、すべて自ら見通せるように、視野を割こうとする。
時間はかかるが、確実ではある。
それ故、アウインの率いる部隊は、冷徹だと形容されることもある。

「……の文を、オース……国王へ」

今日の最後の仕事は、少年兵への伝達の指令だった。オースティンへ、戦況を知らせる文を持たせる。
作戦通り、問題なし。数日の後に還る、と。
その重要な文書を受け取った黒髪の少年兵は……いや、少年兵は、なかなか文書を受け取ろうとしなかった。

「あっは♡」

予想外に高い声に、アウインは顔を上げた。

「字が綺麗ですねぇ♡♡ マジしごできしゅてきすぎ結婚しましょぉよぉ♡♡♡」

黒髪の少年兵……いや、見覚えのないその小僧は、濁った目でアウインを見上げる。
何故、このような異物の侵入を許してしまったのだろうか。
アウインは武器に手をかけた。

「あ♡やめてくださいぃ……戦うつもりはないんですよぉ♡
ただぁ……アドバイスを、と、思いましてぇ♡♡」

枯れはてた黒色の髪。のっぺりと生命力を感じない肌。汚らしい瞳、腐敗臭……。

「あなたぁ、このままだと、大切なものがなくなっちゃうっていうか。
死にたくなるくらい哀しい思いをするっていうか……ボクそういうの見過ごせないんですぅ」

少年は、手をさしのべた。

何故、何故

それを振り払えなかったのだろうか。

「教えてあげます……よろしく、ですよぉ♡」

それは、"大切なもの"が、あるから。

PC③ ヴィンセント(jpsさん)

秘密

  • あなたはオースティンに恩義を感じている。
  • オースティンに忠誠を誓った。
【オースティンへの忠誠に殉じる】
※オースティンの願いを叶えるということです
※恩義の内容は相談させてください

相談

+ ...
  • jpsさん
(秘密がシンプルだ!という話から)
10年前の討伐には実は裏があってほしいですよね。(GM陣営をころしにかかる
  • きりん
(※心の声:見抜かないでくださいまじで)
世界観と騎士団長ってだけでおいしい設定は自動生成されるんで、楽しい村にはなりますよぉ⤴
なんたって出力の鬼、れいんさんが相方だし。
でもそのぶん盛ってだいじょうぶです◎
(大太文字)じぇぴさんにこういう一途秘密を渡したのはそういうことなので(/大太文字)
  • jpsさん
じゃあ安心してもりもりにもろうっと。
水が貴族の"養子"、
土がスラム出身、
闇が出自不明、か。
火次第だけど、生粋の貴族の方向かなあ。
王族はアリですか?
  • きりん
王族はアリですよ!
  • jpsさん
なるほど。
ささやか過ぎるほどささやかな思い出ひとつください。
他の人から見たら「え、なんでそれで?」ってなるくらいどうでもいいような一言に救われたいな。だからオースティン本人も覚えてなくていい。
「水切りに使う石は平べったいやつがいいんだぜ」とかそういうレベルのささやかさがいいです!
  • reinさん
ささやか度高い!笑
  • きりん
難易度たっか!
これは降ってくるの待ち。
幼少期でぼんやり昏くて少しサイコ、を脳にメモして寝かせておきます。
  • jpsさん
猟奇的なメモだな。
  • きりん
きみがいうたんや
  • きりん
ぼくのかんがえたうっそりエピソード
オースは子供のころから快活&誰に対しても人懐っこく、そして神童でした。
王族で年頃がそう離れてないなら子供の頃から時々遊んでたんだろうな。幼馴染というより親戚の子って距離感だけど。

①戦闘訓練でも属性訓練でもかけっこでも負け知らずのオースが、4連続でじゃんけん負けて「お前じゃんけん強っ」て目をまんまるにした
②誰か大人から、「2人に」って天使の男の子と女の子をかたどったチョコレートを貰った時、オースが迷いなく「ん」って男の子のほうを譲った。
※男の子のほうがちんちんついてるから量が多くてお得なのは、こんな凝ったチョコをたびたび目にする機会のある貴族の子供の中であるある、という前提
③なんかの雑談でオースが「俺、風邪ひいたことない」って言った
④2人で歩いてて風が吹いて、「雨の匂いする」って2人同時に言って、雨が降る前に帰ろうと走った
以上、求められてるものとは違うかもしれませんが、ぼくがかんがえた「地味エモ」です。
  • jpsさん
ちんちん……
前提のシチュエーションはもうそうそれそれって感じで是非採用お願いします。<親戚の子くらいのアレ
お陰様で大体掴めたので、まとめます!少々お待ちを!
  • きりん
なんか好きなんです。男の子チョコレート事情。
元ネタは名香智子の少女漫画だった気がしたけど詳細は忘れました。
そんな下品な言葉を使えない淑女が、男の子に何がついてるかを伝えるために「男の子のチョコレートの方が人気」って言うシーンがあって
わっかりにく!かわよ!って衝撃を受けた当時。
  • jpsさん
淑女だわ!
せっかくだからチョコレートおちんちん何かに使いたいですわね。(似非淑女)
  • jpsさん(前日譚)
◆PC③ 前日譚◆
+ ...
「おちんちんが付いてるとえらいの?」

差し出されたチョコレートに視線を落としたままで僕が問うと、オースティンは、はあ?って顔をした。と思う。

天使のかたちのチョコレート。男の子と女の子のかたちの、ふたつ。ロイヤルワラントのちょび髭がご機嫌取りに置いていった。毒見の跡は丁寧に隠されていたけど、天使なのに黒いし、どう頑張っても指と口の周りが汚れるし、僕は大嫌いだった。側仕えにナプキンでぐいぐいってされるのも恥ずかしいから、いつもなら要らないって言って終わるところだったけど、その時の僕はとても、とても虫の居所が悪かったんだ。

「オースティンは、王子だから、
 おちんちんついてるから、王さまになるんでしょ」

オンナバラなんだ、って聞いた。母上の家系がそうだって。それで、僕の上には姉ばかり3人もいる。こないだ妹も産まれた。待望の男児だとか言って、僕はすごく甘やかされたり、かと思うとすごく厳しくされたり、姉たちに靴を隠されたり、身長がなかなか伸びないことをねちねちと責められたり、とにかく、そういうのがいい加減迷惑で堪らなかった頃だ。

男の子なんだからちゃんとしなさい。男の子なんだから強くなきゃいけない。男の子だからたくさん食べなさい。男の子はいいわよね。あたしだって男の子だったらひひじじいに嫁がされたりなんかしなくて済むのに!

くだらない。知らないよ。

それはもしかしたら、この身に宿る風の所為だったのかもしれない。"家族"はみんなみんな、土の守護をいただいている。僕は、きゅうくつで仕方がなかった。

(そういうこと、言わないから)

だからオースティンと遊ぶのは楽しかったのに、なんで、なんで男の子の方のを僕にくれるの。オースティンもほんとは、男の方がえらいって思ってんの。

すっかりヘソを曲げた僕がちっともチョコレートを受け取らないものだから、子供の体温で溶け始めた天使が、オースティンの手を黒く汚してた。
それをぺろりと舐め取って、オースティンは首を傾げながら口を開いた。

「いやちんちん付いてるとその分多いじゃん」

今度は僕がはあ?って顔をする番だった。
左右の手に乗せられた男の子と女の子の黒い天使を交互に見る。確かに、比べてみると、おちんちんの分だけチョコレートが大きい。

「え…………それだけ?」
「うん」
「えー……」

いいから早く食おうぜ、って痺れを切らしたオースティンによって無理矢理口の中に押し込まれたチョコレートを、やっぱり口の周りをべとべとにしながら僕はもごもごする羽目になって。

(それだけ……それだけなんだ……)

だけどそれで、なんだそうか、って僕はすごく納得してしまった。
そうだよ。おかしいのはうちの家族。男と女なんて、ちんちんがついてて、その分量が多いだけ!

あはは、って笑った。
すごく久し振りに僕は笑った。

「甘いね!」

べとべとのまんま、発作みたいに笑い続ける僕を、オースティンがどんな顔して見てたかは、知らない。
  • きりん
めっちゃかわよ
  • jpsさん
家族とはずっと折り合いが悪いまんまです。
なので騎士団寮に住んでます。
華奢な体格が若干のコンプレックス、というかあれこれ言われるのが煩わしいので大浴場は使いません。その所為で実は女疑惑が根強く残ってることを腹立たしく思ってるけど面倒なので放っておいてます。
  • キラートリックについて
(精神攻撃っぽさが闇とかぶってるので調整し、今の結果に)
→ヴィンには不自由に対する怒りがあって、それをキラトリに落とし込みたかった模様
  • 軽いキャラチャ
オース「自分の容姿嫌いなのか?」
ヴィン「あれこれ言われるのが嫌い」
オース「いいと思うけど。人気だし」
ヴィン「人気…………?」胡乱げ
オース「政治は人気商売だからな。綺麗ってだけで力になる」
ヴィン「面倒くさいよ」
オース「イオの奴ももともと、クソダサローブでじめじめしてたから、俺が着替えさせたんだ」「面倒くさいのが政治」「まあ、そういうのはこっちで引き受けるから、お前は強く正しくあってくれりゃあそれでいい」
ヴィン「イオアニスは肩を出し過ぎと思う(真顔)」
オース「あれすげえ強力なマジックローブなんだけど、俺も取り寄せて初めて見てめっちゃ笑った」「まあ、どうしても面倒なことがあれば言ってくれ」
ヴィン「じゃあ食堂のシチューから玉ねぎ抜いて。あと人参と豚肉も抜いて」
オース「何度も言ってるけどだめ」
ヴィン(ぶー)
オース「お前の身体、お前の存在が俺にとって最高の資産なんだし……っていうか、チョコ食いすぎじゃね?なんでそんな好きなんだ」
ヴィン「……べつに」
オース「?」
ヴィン「なーるーべーくー食事も取りますー。それでいい?」
オース(25になってそんな振る舞いだから、外見もあいまって、性別イジられるんだと思うんだが)
(言ったらだめかなー)ぽけー(まあ安定してるし、いいか)
  • きりん
王様は、わりと真面目に「国のトップが美形なのは有利」って考えてるので
ヴィンセントがかわいければにこにこします。かっこよくても。
  • jpsさん
せいじだー。
対人関係の温度はプロローグで適当に調整入れます。
武器はチャクラムにしますね!
  • きりん
またマイナー武器を。
なんかちっさいフリスビーみたいなのでしたっけ
  • jpsさん
刃物で出来たフリスピー!
円月刀だから星月夜にもつながるしバッチリですね!(じがじさん)
風で軌道を操れるのです。
  • reinさん
(ここまで読んだ)
おふたりとも、遅くまでお疲れ様ですー!
なにかお話しましょうか?
イオアニスまわりであれば多少は言えるかもですが
  • jpsさん
イオちゃんは小さい頃に王城に連れて来られたりとかはしてましたか?(会ったことあるのかなーという辺り)
  • reinさん
はい、摂政の家系ですのてで、それこそ4歳とか幼い頃から城に出入りしています。
ヴィンセントさんの登城頻度はわかりませんが、こちらは少なくとも大事なイベントごとには顔を出しているかと思うので、お会いしたこともありそうですね
  • jpsさん
オースティンとはちょいちょい一緒に遊んでなさーいされてたくらいの感じなので、それならイオちゃんとも普通に会ってそうですね。
どんな子でした?
  • reinさん
闇属性ということで周囲の風当たりも多少ありますし、控えめで少し引っ込み思案な子供でしょうね。
活動的なオースティンには手を引かれて色々(なかば強制的に)遊んだりしていたようです
  • jpsさん
オースティン強引だもんね。(共感)
  • reinさん
振り回されているのは同じということです(こくり)
  • jpsさん
じゃあ小学生の頃の同級生(そういえばいたかもー)くらいの距離感かなー。
  • reinさん
そうですね!
実際に深く関わるようになるのはもう少し年を取ってからなのかもしれません
  • jpsさん
あとは、そうだな。騎士団に登用された時期を少し詰めたいですね。
  • reinさん
引き抜きされたとなれば、それはオースティン案件かもですね。自ら手をあげたなら話が違いますけど…どんなイメージでしょう?
  • jpsさん
前者かなー。
  • きりん
オース「今日も元気に俺の悪口言ってるかー☆」
というわけでスポーンと引き抜いちゃっていいんですか?いいんですね?
「へ、進学すんの?」「あそこに?正気か?」
「あそこつまんねーぜ」
「っていうか俺んとこ来てくれると思ってた。あ、そっか俺が言い忘れてたんだ」
  • jpsさん
「言い忘れてた」は僕的にめっちゃツボです!
  • きりん
wwりょか!
何でしょうね。ほんとその、オースはヴィンのことをどう思っているのか。
あ、従兄弟とかでいいですか?
  • jpsさん
お、大丈夫です。
  • きりん
ヴィンさんにしてみれば、時々会う従兄の子がなんか会うたびに強引だったりアホだったりするのに。
12を過ぎたあたりからめきめきと頭角をあらわして17で国王になった上に、久しぶりに会って雑談してたら「は!?進学!?」「そういや言うの忘れてたけど、お前騎士団に入って俺を支えて」って言われるやつ。
存在がギャグみたいな従兄ですね。
本人は至極真面目なんですが……
「見るたびに強くなってるな」「凄いイイ人材」「でもなんかどこかはっちゃけないんだよなあ」「周囲の環境のせいだろうな」「騎士団に入ればいいんじゃないか」(ここで本人納得して伝えてない)
  • jpsさん
納得して伝えてないのとてもツボ。
  • きりん
ヴィンさんの反応は……?
  • jpsさん
おどろいて、あきれて、すこしかんがえこんで、あっさりいいよって言うとおもいます!
  • 唐突に再開されるキャラチャ
オース「言うの忘れてたってあんまり言わないでな///普段はイケメンデキ王で通ってるから!」
ヴィン(ほんとうにそんな評価なのか……?という顔)
オース「いや、俺は、たとえ親父でも、国王として才能ないと思ったから強引に引退してもらった。そういう奴だ」「そんな奴が、血縁のよしみでそんな重要職渡すと思うか」「お前、思ってるより俺に好かれてるよ、多分」
ヴィン「……ふうん」「いや僕が物申したいのはイケメンって部分ね」
オース「えっイケメンだろ!!うそ、そこ否定されるんだ」「まあ毎日鏡見てるお前は脳内顔面偏差値表狂ってそうだからな」
  • きりん
オースの憎たらしいところは(自分で言う)、それなりに仲良くしてきた従兄弟に、自分に忠誠を誓うことをしごく自然に提案してるところもですね……。
「自分はそれにふさわしいと常に示し続けるから」っていう自信と決意の表れっぽいですけどこの件に関しても何も言わなさそう
  • jpsさん
跡継ぎを安定して作る為に後宮持つことに疑問を差し挟ませないメンタルと通じるものがある気がする。
  • きりん
む……?
当然後宮を持つべきなのにしてない、って話ですか?
  • jpsさん
いや、こちらがなんとなく側室の気分をとても理解してしまったというお話ですね!!!
オースティンが後宮持ってないどころか嫁もいないのはなんでだろなーとは思ってます。
というか従兄弟くらい近い王族ならヴィン自身にも嫁宛てがわれてないとおかしいけどどうしようかなー。考えます。
  • きりん
側室の気分を理解させてしまってすみませんwwwめっちゃわらう
「んーとにかく国を安定させることに注力したかったから嫁は遅れてもいいやと思ってたところに、暗黒竜復活でそれどころじゃなくなった、っていうのが本音」
「するなら政略結婚だけど中途半端な国と繋がっても仕方ねえだろ、だから国を安定させてからもっとレベルが上の国の姫に交渉する気でいたんだけどな」
物語にはあんま関係ないですけどね。
「したけりゃすればいいんじゃない、結婚」
「向いてねーと思うけど」
  • jpsさん
「そんなこと言って女の好みがうるさいだけじゃないの」と言おうとしたら実際好み(国力)がうるさかった。
じゃあそんな風にオースティンが甘やかしてくれるので見合いの類は断りまくってることにしよう。
  • 唐突3
オース「姉ちゃんたちいるんだろ」「婿貰えば家は安泰なんだろ」「そもそもお前、土の家系継いで幸せになれる気してなくね」
ヴィン「第一の運命の人が自分だって当たり前に言うのやめてもらっていいかな」
オース「解ってるじゃん」にこ「俺がいてよかったな」
ヴィン(つーんとしてチョコレートもぐもぐ。)
  • オースが自分のことを駒として見ているけど騎士たちには愛情を注ぐ件
jps:なんでだろー。
きりん:宝物だから、以上終了 以外の答えがないんだよな……
  • jpsさん:ねんぴょお
  • 25(0歳):生まれる
  • 20(5歳):天使のおちんちん事件
  • 10(15歳):オースティン大活躍したらしいって聞いた
  • 9(16歳):進路悩んでたら引き抜かれた
  • きりん
てことは9年間騎士やってるんですね
  • jpsさん
なかなかながいぞ
  • きりん
能力や絆は成長しています(良い話風)

そういやいつ騎士団長になったのかは謎ですね
オースのことだから「風はまかせるわ」っていって初めから新設騎士団(風)のトップに据えててもおかしくないですけど
  • jpsさん
そんな無茶な(やりそう

  • 家名とキラトリ
jpsさん:
継承権のない王族ってどんな名前になるんですかね……?

きりん:
実際の英国王室とかどうなってんですかね
国王の家名は国名と同じアルケーなのでアルケー姓でもいいですけど、他に設定したければどうぞなんです←特に国王しか名乗ってはいけない姓とか作るつもりはないらしい

jpsさん:
英国王室はファミリーネームはないらしい。

きりん:
ファミリーネームない…そうか!たしかに天皇家もないですしね
まあでもファンタジーだし国の名前=家名はそれっぽいしオースはあのままで

jpsさん:
なんかアルケーの前に「準」みたいな意味の言葉をくっつけてそれを使いたいんだけど、何をくっつけていいのか思いつかない……。
なんかこう……
ポム。
間抜けな響きしかいまおもいつかない……(ねていないからです

きりん:
寝れば思いつく!

jpsさん:
(しばらくして)
ヴィンセント・ドゥミ・アルケー
にします。
あとキラトリの名前と二つ名変更いいですか!
【風花雪月(アネモス・アンシス)】
『令外の騎士』

きりん:
効果はそのままですか?
二つ名その心は?

jpsさん:
効果はそのまま!
二つ名は
 〇リョウゲって音でかまいたちの意味がある
 〇令外=規律の外、の意味
導入は以下の台詞だけ差し替えてもらえればなと思います。

きりん:
風花雪月。今度は風土水闇の要素が入っておる…

jpsさん:
漢字変えようかな。
風禍刹齧……ちゅうに……
キラトリ名、ギリまで悩むかも!
(その後、しばらくして)
【旋輪(アネモス・アンシス)】でfixおなしゃす!!!!
■導入:ヴィンセント
+ ...
「え、もっと早くできるよね」
「足りてない。それそのままにするなら、僕が片付けに行くけどそれでいいの。良くないよね」
「任せたってことは、つまりそういうことだよ」

ヴィンセントが首をかしげて指示をすると、だいたい通るし、だいたいその通りになる。
その効力を自覚したのは、オースティンのせいだ。

『だってお前絶対可愛いから、みんな言うこと聞くだろ』

――うるさい。望んでない。

『それって武器だろ、最高じゃん』

――最低だ。それは僕が欲したことじゃない

『いや』

『なんで生まれ持った力を誇りに思わないんだよ』
『ヴィンはまじで見た目がいい』
『んでさ、俺の騎士になってくれるだろ?』

あのスッとぼけの従兄弟の言葉をうのみにした気は更々ないが、どういうことか、今はアルケー国・風の騎士団長の座におさまっている。
正気になったら負けだと思っている。

毎日の職務……報告を受け、情報をさばいて、的確に団員に指示を送ること……。
そして、自ら厩舎を見回り、声をかけ、士気をあげたり、小さな問題に気づいて対処すること。
とても自分に向いていると思うし、楽しいし、やれていると思う。
それを見抜いてニコニコするオースティンの首を時々謎に締め上げたいとは思うが。

毎日、沢山の人と触れて、疲れる。
嫌な疲れではない。
誰かのためになった、という、心地よい疲れだ。

とことこと自室に戻り、ふかふかのベッドにダイブする瞬間は、「騎士団長」を脱いだ時間。
誰にも、オースティンにさえも、触れさせない時間。

――だから、そこに闖入者があったときは、不快しか感じなかった。

「あのぉ……ヴィンセント、さん♡♡」

いつのまにか、ベッドのそばに、黒髪の細身の少年が立っていた。
いつ?どうやって?何故ここに?

「あぁ……僕、戦う気、ありません、からぁ……
やだぁ、こわいよぉ、円月輪いやぁ……♡♡」

悪夢そのものだった。
少年は、墨をかぶったような汚い黒髪の下から、泥を煮詰めたような瞳でヴィンセントを見上げた。
攻撃できない。体が動かない。何故、何故……。

「あのぉ♡ 今日はただのご挨拶で伺ったんですぅ♡
てめえごときの虫けらが……あ、いや……
あなたがぁ、えっとぉ……ひどいめに、あう、ので……
確定なので……」

少年の台詞の内容を理解するより、吐き気を抑える努力をしなければいけなかった。

「だからぁ、アナタを見ていますぅ。
よろしくおねがいいたしますねぇ♡」

悪夢は、唐突に消えた。
感じたことのない深い疲れだけが、残った。
これは、"嫌な"疲れだ。徒労感と痺れを伴う、最悪の。

PC④ ジルヴァ(てばさん)

秘密

  • あなたはオースティンに恩義or共感or愛情を感じている。
  • オースティンに強く忠誠を誓った。この誓いは決して破ることはない。
【オースティンへの忠誠に殉じる】
※「真の願い=オースティンの願いを叶える」ということです
※具体的な関係内容というかエピソードは内容は相談させてください

相談

+ ...
  • てばさん
まずキャラ設定と舞台設定に関してなのですが、貧民街の設定は消えたの確認していますが、平民街、それも下町と言っていい感じの区域があるってのは、アリですか?
ジルヴェスタにするなら、そこの出身、出自にしようと思ってます。
  • きりん
はい!出自は、貴族・平民・貧民・それ以外、どこからでもOKです
(後にワールドガイドにスラムを復活させる)
  • てばさん:秘密を見て
おー素直な秘密だーw承知しました。
表向きは逆張って王にも厳しく接する、忠義や愛の裏返しとして、ってのはアリですかね
  • きりん
全然アリです!
強めにどつかれても「はっはっはーこのこのー☆」
怒られたら「すみませんでした……」っていうおっさんなので
王は
  • てばさん
おっさん……w
あーでも基本のノリが見えてきた
騎士と言いつつ東洋の義侠のノリが近いかもです。
オジキぃ(王)、俺今から敵の頭(闇竜)のタマ取って来ますァ……
  • きりん
YAKUZA……。
おうコラ急ぐな、アイツ(闇竜)はじっくり料理してやらんとなァ……って誰がアラサーだ[チョップ突っ込み]
  • てばさん
ガッッ(誰も童顔オヤジなんて言ってねえー!)
…すみませんオジキ、ついカッとなっちまった。『不動の土』ジルジェスタ、エンコ詰めてお詫びしやす……!
こんなノリではない(ない
  • きりん
Σはっ つい乗ってしまった
でも一瞬で心の距離がめちゃくちゃ縮まりましたw
つまり、一見やんちゃで普段は騎士道精神とか感じさせないジルさんは、実は内心オースティンに忠誠を誓っている
触り方も結構体育会系みたいなかんじかなと脳内メモってます
  • てばさん
基本はそうですねー
ただ目に見えてやんちゃな態度を取るのは身内(王とその側近)だけだと思います
土属性として、一度やると決めたことは無茶でもなんでもやり通す頑固さに表れる感じになりそう
城下の下町の、庶民の親分一家の何代目かにあたるヤツなので、上下意識はしっかりしていて、どっしりと根のはった振る舞いは身についてる。
王とはなんやかんやあって、(ドツキあって?)忠を誓ったんかなーと
このへんもっと詰めるべきところかもしれませんが
  • きりん
どつきあい面白いな
もともとスラムの代表的な立場だったんですかね
で、王家をまったく信用していなかった。
突然あらわれてスラム改善を謳うオースティンと最終的にどつきあいになった的な?
  • てばさん
一族めっちゃさかのぼると、地方で農奴→使用人→地主→城下に移住→法が裁けん部分の相談役・調停役→侠客の親分的な
みたいな
土…土地やそこで育まれる命、血縁、人の縁などを大事にする意識のルーツ。
たぶんオースティン以前の代で王政に対する反発・不審とかあったんじゃないかなーとか
王が悪くなくても大臣とかに任せた内政がダメだったとか
  • きりん
前王の時代は国がよわよわで闇ドラに負けそうで、国政がおすてぃん&イオになってからめっちゃ栄えたので、ありがたい設定です
  • てばさん
前王があてにならんくて、街の腕自慢や荒くれ者なんかを拾って自警団や外敵からの防衛団なんかを組織して、王政を当てにせず自助努力で踏ん張ってたところ、おすてぃんやってきて救世主ばりに活躍。民にとって救いなのだからジルももちろん喜ぶのですが、まあ、意地があって素直には新王を受け入れず(笑
ほんでタイマンでも挑んで肉体言語でわかりあって…みたいな漢くさいガキンチョなのかも
  • きりん
かわうい~~~
え、勝っちゃっていいですか?
「お前の力が必要だ。俺のものになれ!」とか言っていいんですか?
  • てばさん
勝ってもらわないと騎士長になれぬう〜
なんかね、おひさま背負って握手くらさい
  • きりん
ガシィッ
逆にこっちも、挑んでくる相手ってほとんどいないので
殴りかかってきてくれる系は、わかりやすいしめっちゃ好きです
  • てばさん
で、オースティンには忠を誓う
その王が頼みにするイオニアス本人には、ジルも不信は抱かないと思います
  • reinさん
王様のこと信頼してるからイオアニスのことも悪くは思わない、とっても素敵ですね!
了解です!
  • てばさん
占いを信じる王は信じる、なスタンスではありますが、内々では文句を言ったりするかも
  • きりん
めっちゃすごいのはわかるけど受け入れられない、みたいなのは結構あるとおもいます
  • reinさん
イオアニスの占いは未来予知に匹敵するので、超高精度な天気予報としても使えますね。
ただきりんさんのおっしゃる通り、例えるならスパコンより人力計算が良いって人もいるので、その辺はお好きな距離感を考えていただければと!
  • てばさん
天候予知は古代の為政者の必須要素、実際に当たるものなら使うことには異論はない、とかです
自分の運命を占ってほしいとかは言わないだけで。
(イオアニスとの距離感を相談)
あれ、そういえばやっぱりこの世界の人間って闇属性をあまり快くは思ってないんですっけ?
  • きりん
ですね、竜も闇属性ですし。ナンカコワイ枠です<闇
  • てばさん
ですよね。イオアニスが重用されて問題ないのは王の器に依るところも大きい、という感じですか
  • きりん
ですです。あと闇の先見は代々重宝されてきたので。
宮廷魔術師の立場って言えばわかりやすいでしょうか
「あいつなんだかわからんし怖い」「でも常にめちゃくちゃ的確な政治とかアドバイスする」「王の庇護もあるし誰も何も言えない」
  • てばさん
ふむふむ
そうだなあ、ジルは天地人なら地と人とともに往く人なんで、天のことは王や摂政に任す、俺は口出しない、そんな感じかと。
  • てばさん
摂政家をはじめ前王時代から王家に仕える面々のうち、前王時代に実権を持ってそのまま現在も、って臣下はきっといると思うし、そういう旧臣に対する目は冷たい
  • きりん
政治は一新したので前王の息がかかってる人はだいたい排除されてます
  • てばさん
あ、ならスッキリですね
内部の政治的なキナ臭い系はシナリオ的にもなしにしていい感じですね。
よーし正面から騎士道物語楽しむぞーう
  • キャラチャわかりやすいよね
(オースについて)
てばさん:なんかね、背負ってきたものの重さをいい意味で笑い飛ばしふっとばしながら、一緒に背負ってくれそうな感じ?
オース「そうだよ」「俺はお前が尊重するものを決して軽んじない」「でも、だからって縛られすぎるのはよくねえな!」「うん……ジル。俺の隣で、目を貸してくれ」
ジル「あんたはちょっとフワフワ自由すぎなんじゃねえの…」「だがあんたが笑えば皆が笑う……俺にないものが、皆を救った。認めるしかねえじゃねえか、だ」「目でも手足でも貸してやるよ。光の側で、地を請け負ってやる」
オース「それは過大評価だなあ!」あっはっは「ん、期待に応えてみせるよ」「俺が笑えば皆が……お前も笑うように」「ジルのおかげで俺はまた無敵になってしまったな」キリッ
ジル「チ、ヘラヘラしてるくせに重い拳してやがる……本気で食えねえ……」「で、だ。俺はあんたに従う。あんた……いや、兄に対して弟としてだ。兄王」「いや、王様に対して兄弟ってのは勝手が悪いのか……? ン……お偉い連中のことはよくわかんねえ……」
オース「俺のほうが年下なんだけどなあ。ま、関係ねえか」「必要なら兄貴分にもなる。だが、俺はお前に賭けてるんだ。働いてくれよ」にこ「やー気にしなくていいぜ、王族とかそこらへんは」「身分とか関係ない。俺はお前が欲しいから取りにいった。お前が国に必要だからどうしても欲しかった。そんだけ」
ジル「賭けられたものには応える。俺も兄貴に賭けた。その値打ちがあると見定めた。だから応えろよ、兄王」「俺に対してじゃねえ、民すべてに対して、だ」(欲しいと言われてくれてやれるほど俺の背負うもんは軽くねえ……なのに兄王の口から聞くその言葉は、やけに心地良い……)
オース「はは」「俺は欲しがりだから、全部、全部欲しい。そのかわり、俺の持つものや俺の力はお前のもんだ」「よかったなぁ?自分のかわりに俺を手に入れたぞ!」にこにこ「要するに、なんでもするから力になってほしい。お前には、お前ひとりには、その莫大な価値がある」「なんてな☆」
ジル「そう、か。……王様を使えるってか……それは考えなかった……」「いや、よくわかった。オレ一人の価値はたかが知れてる。だがそれも王である兄貴の中に納まれば他にない価値になる。茶化すなよ、兄貴。すべてお見通しなんだな。地ベタを這いつくばる俺には見えねえもんがよ……」
オース「うん?」「俺はそこまで言ってないぜ」「だが、俺を上手く使うことができるんなら、それはお前の力だな」「期待してる」ぎゅ「言うて俺はスラムの文化には疎いから。ほんとに声かけてよかった」へらっ
ジル「く、くっつくなっ。兄貴でもダメだっっ!」
てばさんのナレーション「かくしてオースティンはこれまで王家の権力の及ばなかったスラム地域も支配下におさめたのであった……」
(10年後)
オース「10年、本当によくついてきてくれた。ありがとうな」「最初はダウンタウンのギャング頭ひっぱりあげたくらいの気しかしてなかったんだが」「気が付いたら紛れもない騎士だもんな」目を細めて「俺はラッキーだ」にひ
ジル「自分も10年の博打がハズレじゃなかったとわかってツイてるな、って思ってますよ」「まあ博打は死ぬまで続きますがね」「俺が当たりかどうか、判断はまだ早いんじゃ? 兄王」(←「兄貴」とは滅多に言わなくなってる)
オース「博打は死ぬまで続く、それ好きだな」
てばさん:ジルはどっちかというと博打の胴元なので、運に頼むような賭け事には手を出さないし、王に従うことにしたのは賭けでもなんでもないんですが、憎まれ口が抜けません
きりん:オースは「政治は人気商売」だと思ってるので、騎士団長が公に出る時には威風堂々とした振る舞いを望みます。国民の人気が得られるような。
てばさん:威風堂々……最初は周囲を威圧するような凄みがどうしても出てしまう、とかありそう
てばさんによるモブナレーション:「お母さん、ジルヴァさまのお顔、こわい……」「大丈夫、ジルヴァ様のお顔はみんなの笑顔を守るために、戦う相手を怖がらせようとわざとああいうお顔をしてるの。心は優しいお方なのよ」
  • てばさん
(チップ変更&キラトリ決定)
ジルは背中から両腕にかけて「双頭の地龍」の刺青を背負っており、龍の双頭が地脈を噛んで引き起こすイメージで能力を行使します。
  • きりん
うおお熱い……
刺青のことは今は秘密にしておきますか?
  • てばさん
そうですねー。王には10年前に見せてそうですが、団長たちにはどうしよう
一般的には伏せてると思います
(少し考えて)
あれだ、鎧四散させたら露わになる演出ですね!
  • きりん
サービスシーン以外で鎧が四散する……だと……!?
  • てばさん
全裸が熱いPC
チップ変えたらとことん振り切れる気分にw
(雑談のあと)
土のテーマが繋がり、ってとこだと思ったんで、その属性の血統も代々繋がってる感じが
…ジョジョっぽい?(唐突
YAKUZA属性が骨太すぎてブレない……
でも今回の騎士道の村のテーマとしてやりやすいだろうな、と思って決めたんで、カッコいい男になってきて嬉しいです(感想
  • きりん(SS)
■前日譚
+ ...
――我が土の騎士の拳は重く、俺は生まれてはじめてフッ飛ばされるかと思って肝を冷やした。
朴訥とした商業国家、アルケーの、負のレガシー。
「闇市」の中に、その男は産まれ、そこに根付いて育ち、揺るぎなく、強く立っていた。

普通は、関わらないんだ。普通の王族は、見て見ぬふりをする。
"スラム"は王政とは違う文化を成している。
建前と実状。道徳と現実。どうしても相反し、断絶が当たり前の、ふたつのルール。暗黙の……。

しかし、俺は、アルケーの国土をすべて把握したかった。
貪欲なことには自信がある。
国王に就任した直後、我が摂政の反対を押し切って、その裏社会に飛び込んだ。

――なあ、一緒に国を作ってくれないか。

好奇心とか、支配欲からではない。
その当時のアルケーは本当に弱くて、ありとあらゆることをして力を手に入れなければならなかったんだ。
当然、国の暗い部分を力にする、アンダーグラウンドな場所も、無理やり切り拓いていく必要があった。

そして俺の前に立ちふさがったのは、この長身の俺が見上げる程の巨漢だった。
彼はとてもシンプルだった。

――強い者が支配する。
――自分が一番強い。
――だから、自分に勝てば、お前の話を聞こう。

……最高かな!

俺は彼に挑んだ。
剣は使わない。
彼を試したい。彼に認められたい。

ジルヴァは、俺が王族だからとかそういう面倒くさいことを、まったく気にしていないようだった。
少なくとも、俺にはそう見えた。
ははん。俺は、ジルヴァに負ける気は無かった。拳を握って躍りかかった。
俺の道は剣にあるが、喧嘩だって強い……

その世間知らずなプライドは、ジルヴァの剛拳に打ち砕かれることになる。
何度打ち合ったかは覚えていないが、最終的にひっくり返って空を見ているのは俺の方だった。

片鼻を抑えてプッと鼻血を吹き、「お前すげーな!」と言うと、ジルヴァの鋭い瞳ははじめて、動揺らしい色を浮かべた。

「お前、俺の言うこと聞いてなかったろ」
「…………」
「俺はお前と、この地が欲しい」

はっきり宣言すると、チリッというジルヴァの殺気がうなじを裂いた。
さっきまで、俺のことを"お貴族様"だとナメくさっていたんだなあと、逆にわかる。
――俺の場所を侵す気か?
彼は、そう言っているのだ。

違う。
俺は、スラムも含めてひとつの国にしたいのだ。
ジルヴァを騎士にしたいのだ。
でも彼は、今言っても聞く耳を持たないだろう。

いいぞ。
俺は、膝をつかない奴が欲しい。
俺の地位、身分、能力ではなく、俺自身に膝をついてくれる者が欲しい。
そのためには、まず俺は君に勝たなくては!

諦めないからな、ジルヴァ。
帰りがけに馬に乗っていたら、イオに、やけに上機嫌だと突っ込まれた。
  • てばさん
あー!
そこに、自分自身含めた誰にも見たことない底なしの器を感じる、ってのはジルっぽいっす。
どう考えても拳がメインウェポンじゃない相手にけっこう圧されたりする場面があったりね。
剛拳のジル、対してなんだろ、オースの拳はジルの語録じゃ形容し難いのかもしれない()
  • てばさん:年表
【祖先からの系譜】
地方で農奴→使用人→地主→城下に移住
→法が裁けん部分の相談役・調停役
→侠客の親分的

【ジルヴァ】
29年前。王国城下のスラム街に、街を裏で取り仕切る侠客の頭の子として生まれる。突出した土の力のポテンシャル。
22年前。ジル7歳。母が病死。ジルの産後よりもともと病気がちだったが、闇竜の脅威と不安定な国政により十分な治療が受けられなかったのも大きい。
17年前。ジル12歳。街の身寄りのない少年少女のリーダーとして、父の組織とは独立したチームを率いる。
◆命の力の根源(ルーツ)は「強さ」だという考えに至る。
強さこそが己と他者と世界を繋ぐ。
=母の死を目の当たりにしたときからぼんやりと頭にこびりついていた思いが明確になる。
15年前。ジル14歳。父が急逝。組織の頭を継ぐ。
父は政治と経済で仕切る人だったが、その方面は幹部(ワルツ。騎士団でも幹部を勤める)に任せ、武闘派に傾く。
14年前。ジル15歳。背中から両腕にかけて双頭の地龍の刺青を入れる。
12年前。ジル17歳。能力【龍脈の根源(ドラグニクルーツ】を鍛錬と指導により会得。
身長210cmに達する。
〜〜〜〜〜〜〜〜
前王が闇竜にも混乱する国内にも手を打てず、いよいよスラムも限界に。
前王があてにならんくて、街の腕自慢や荒くれ者なんかを拾って自警団や外敵からの防衛団なんかを組織して、王政を当てにせず自助努力で踏ん張ってたところ
〜〜〜〜〜〜〜〜
10年前。ジル19歳。闇竜を討伐し新たな治世をうたうオースにタイマンを挑み、敗れる。
(喧嘩には買ったが王者の格の違いを思い知る)
以後、自分の家来共々、王の傘下に加わる。

◆自分が信じ・頼んだ「強さ」とは別の強さを知る。
そして平和の夜に必要な「強さ」はその別の強さのほうだとも。
〜〜〜〜
組織による独立自治状態だったスラム街をオースの統治下に転換していく。
ジルはその調整の中、組織の武闘派路線を解体し、新体制に相応しい後継者を探す。(ワルツには断られた「俺は頭についていきますよ」)
オースの「お忍び稽古(組み手)」の相手を務めつつ、オースの「お前が欲しい」圧に屈していく。
〜〜〜〜
7年前。ジル22歳。
自分はオースに直接仕える覚悟を決める。
騎士叙勲。オースより聖杯を授かる。
土騎士団結成とともに団長に就任。
組織の人員からも騎士団入りする者あり。(当初は数十人規模か)。
現在。ジル29歳。
  • きりん
ワルツさんという腹心がいるんですね、了解です。
組み手の相手してくれるのうれしい~~~。
「お前、暗黒竜より強えよw だって俺に勝っちまうんだもんな」とか言ってそう。
最初は剣を教えようとしたけど、すぐ剣よりナックル(魔法に寄り変形するらしい)のほうが全然強いことに気付いて諦めました。
年表は十分なものを貰ったので、そうですね、ちょっとしたネタ……好きな食べ物、苦手なこと、そういうのつらつら設定してピンときたのあったら教えてください。wikiに放り投げます
  • 剣を使うかどうか問題
てばさん:剣は最低限の型くらいはやっておくくらいかと。どちらかというと儀礼的な使い方。
オース「だってお前、剣振って楽しいか?」「楽しくないだろ、じゃあやんなくていいよ」「教えろって言うなら教えるけど、俺はお前が一番強くあれる場所で鍛えるのがいいと思うんだけどなあ……だってジル、剣向いてねえし」ずば「騎士の嗜みとか儀礼とかうっさく言う奴はほっておけ、どうせお前が強いことへの嫉妬だから」「それより組み手!俺まだ勝ってねえんだが」
ジル「うわべの強さが歪みを生むこともある。王の下にいてわかったことだ。王に仕える限り、余計なトラブルは避けるつもりだ。「うわべ」くらいはお作法にも付き合うさ」「……どうしても勝つまでやるのか? 底抜けの欲深な王だな、まったく。(竜殺しの王は、地べたの双龍なんぞにゃ負けられん、ってのかよ…)」「俺こそ、王の剣に挑んで勝たない限り、まったく箔が付かないんだがな?」
オース「そうだな、戦わないほうがいい。俺はそういう治世をするつもりだ。だが、一方で、戦うってなったら絶対容赦はしねえ、そういうスタイル」「そう、俺は強欲だ。剣ありでお前に負ける気は一生ねえよ。だがそれは……そうだなあ……ただの俺のわがまま」「お前に勝ちたいんじゃなくて、お前の強さを貰いたい」あははははっ「14であの町を治めてたお前に今更どんな箔が必要なんだ!」「それに、楽しいんだ。これは秘密だぞ?俺は王としては平和主義者だが……思いっきりやりあえる相手とやりあうのは、楽しい!」
ジル「楽しい、か。そうだな。俺も楽しいし、拳の喧嘩は楽しいのがいい」
”楽しい”。それこそが、俺の拳にはないもので、俺が王に仕える理由の一つだ。
  • きりん
どうしようジルがかっこいい。「俺の拳にはないもの」のあたりがまさにジルって気がしてます
  • てばさん
漢の喧嘩道的なマンガの主人公になりすぎないよう塩梅を探ってましたが、オースへの忠誠心のかたちはだいぶん掴めてきてます。
PC間との関係性づくりが楽しみだなあ〜あと一ヶ月ぅぅ〜

  • 二つ名と家名
てばさん:
二つ名、『アルケーの地龍』でどないでしょ

reinさん:
アルケーの地龍!
かっこいいですねー!!!

きりん:
双龍の刺青とあわせてまさに!

てばさん:
(その後しばらくして)
家名について聞かれてから何日経ってるのやら…すっぽかしてましたが、フルネーム『ジルヴァ・ウォーク』でよろしくです
ウォークは騎士や貴族階級のような家柄とはもちろん違う、マフィアチックなファミリーの号にあたるもので
騎士の名誉と似ているようで異なる、代々続く血統への誇りを持っています

きりん:
ジルヴァのめっちゃかっこいいところぉ
騎士でありながら任侠ちっくな……ヤクザそのものではないけど家族(血縁ではなく守ると決めたもの)を護る心意気!
りょうかいです!

  • 突然のSS
きりん:
+ ...
俺は人の上に立つ人間だ。
見栄でも奢りでも欲でもなく、ただ、率いるという役を引き受けて王になっている。

なぜなら、俺はそういう家系に生まれたし、俺にはそういう才能があったから。
これは、普通の奴にはよくわからんらしい。

どうも「偉ぶっちゃって」「どうせこっちは庶民です」と取られたり
「王様素敵!」「流石です、天才!」と取られたりする。

どちらも180度違う意見ではあるが、どっちも割と疲れるものがある。

やっかまれるから疲れる、とか、神聖視されて疲れる、とかではない。

俺は国民を愛している。
だから国王をしている。
全力でだ。

しかし、たまに、その「国民を愛している」という部分が伝わっていない気がして、そういうときに微かな疲れを覚えるのだ。
疲れは「すべての国民に正しく理解を求めることなんて不可能であり、愚の骨頂である」という正論に伏される。
だから平気だ。
でも、疲れたということもまた、事実なのだ。

ジルヴァ――
その優しくも容赦のない強大な力でスラムを統べて来た男に、俺は共感を抱いている。
人の上に立つ唯一の存在であるが故の、孤独ってやつを、ジルヴァならわかってくれる。
……と、勝手に思っている。多分外れていない。
俺は、ジルヴァに無駄に構いに行くことが多い。

彼が城壁内に作った立派な農園を見に行って、その恩恵を味見したり。
酒をかわし合った後に腕相撲をしたり(7割負ける)。

一番ほっとするのは、ジルヴァを無理やり高台に連れて行って、国を見下ろす時だ。
夜のとばりの中、俺たちの国は国民が灯す光できらきらと輝いている。
それを見る時、ジルヴァはとても優しい顔をする。
慈しむ、としか形容できない表情で王都を見下ろして、そこに住む者たちが灯す明かり、生活を、ひとつひとつ見守っていく。

俺は、ジルヴァに、勝手に同じものを感じている。
――嫌なこと、痛いことはすべて引き受けるから
――他人に優しく、そして自分は幸せになりなさい。
そういうメッセージを、夜ごと発信しているという……。

夜空の下、ジルと俺はあまり喋らない。
でも、この時間が凄く好きだ。
俺と心を重ねてくれる者がいる。共感。すべての疲れが消えていく。
[〆]
■導入:ジルヴァ
+ ...
家族を大切にして生きてきた。
ただの家族ではない。
ジルヴァにとって、家族とは、「守るべき者」すべてだ。

国法の光の届かないダウンタウンで、この粗野な町で、ジルヴァは生まれ育った。
ジルヴァは生まれつき体格に恵まれており、力が強かった。
そして、とても素直だった。
ジルヴァを導いてくれる年長、ジルヴァと共にはしゃぐ同年代、ジルヴァを慕ってくれる年少、その全員が、ジルヴァの家族だった。

光なんていらない。闇に染まることもない。
大切なのは義理人情、絆、情け。損得度外視は承知している。笑いたければ笑うといい。
ひとつも恥じることはない。自分だけにわかる誇りがあればいい。
そんな気概を胸に、何にも媚びず、何にも屈さず、自分の家族たちを守ると誓い、真っ直ぐに歩いてきた。


ジルヴァの物語に殴りこんできたオースティンの話は、今はしないでおこう。
結果的に、オースティンはジルヴァに認められた。
そしてジルヴァは、スラムを……「土」属性を率いる騎士団長の座を受け入れた。


ジルヴァの位が上がったとして、ジルヴァが故郷をないがしろにするだろうか?
否。
忙殺の毎日ではあるが、その合間を見つけ、ジルヴァはダウンタウンに足繁く通っている。

ダウンタウンの住人は、ジルヴァを、「今や国の誇る騎士団長だ」と畏れ慄く者がいるだろうか?
否。
子供はジルヴァに飛びつき、若者はジルヴァとの遊びに興じ、老人はジルヴァとの話を楽しみに。
そして、血気盛んな困った者が面倒事を起こせば、ジルヴァは自ら出向いて荒事を鎮めるのだ。

――なんて騎士団長"らしくない"んだ

オースティンは笑って言った。とても、嬉しそうに。


その夜も、たまたま、荒事があると聞きつけた。
ダウンタウンの酒場でジョッキをあおっていたジルヴァは、颯爽と駆け付けた。
何やら、黒髪の細身の少年が、長身の青年に囲まれて一方的に殴られているらしかった。

やれやれ、と、割って入る。
こんな下らないことはするなと、加害者の青年たちを諭す。
そして人払いをしてから、黒髪の少年を助け起こそうと手を伸ばす。

……伸ばしかけた手を、咄嗟に引いてしまった。

痛めつけられていたはずの少年は、紅い唇を耳にも届きそうなほど歪め、嗤っていた。
下水を煮詰めたような色の瞳で、ジルヴァを見上げている。

「ありがとう……ございますぅ……♡♡」

ジルヴァは後ろに跳んで距離を取った。
見た目は、助けるべきか弱い少年だ。
しかしジルヴァの経験は、この存在に関わってはいけないと、警鐘を鳴らしていた。

「あのぉ♡♡あっ聞いてます?
あのですねぇ……ちょっと……オマエごときじゃ対処できない、楽し、いや悲しいことがぁ……
あっあの!行かないで……♡♡♡」

ジルヴァは、その場を去った。
しかし、その黒い少年のねっとりとした声は、ずっと身にまとわりついて、離れなかった。

PC⑤ フェンリル(Funiさん)

秘密

  • あなたは唯一オースティンに忠誠を誓っていない騎士だ。
  • あなたはイオアニスに恩義を感じている。
【イオアニスの願いを叶える】

相談

+ ...
  • ふにさん
(秘密を確認して)
アイラブ上司!ソーイーズィー!
  • きりん
世界観的に言うと、闇属性はかなり珍しく、しかも竜と属性が同じなので敬遠される立場です。
ああもうひとつ。
これチップが王様と対になったら言おうと思っていたのですが、オプションで
「王と血縁関係にあるが、自分は疎まれてきた」
を自由につけることができます。
※オースティンはまったく気にしてないけど、その他の王家からは忌子扱いされてきたみたいなやつです。
  • ふにさん
繋げられる縁故は繋げとくが吉ってばあちゃんが言ってたから弟になります。
(闇属性だけで作られた闇タウン案など出るが、もともとのイオさんの設定や、闇属性の人数がそんなに多くないこともあり、一旦立ち消え)
  • ふにさん
お城に登用されるまでどこで過ごそうかな。
曲がりなりにも王家なので幽閉とかの線も有るですかね?
お母さんの位次第かなぁ。
オースティンの母の子なら郊外のお城に軟禁だし、
全王が侍女とかに手を付けてできちゃったとしたらお妃さまの手前母子共に放逐して事実を無かったことにするのかなぁ。
  • きりん
10年前までよわよわの国なので、そんなに厳密に考えることはないですが。ただただ、属性が闇だというだけで身分を知らされずにイオの弟子にさせられたみたいな大筋じゃないですかね?
軟禁されたり放逐されたりは、お好みで!
  • ふにさん
幽閉!幽閉されておきます!地下牢とかに!
9年前にオースティンかイオニアスかに牢を開けられるまでご飯だけ食べて生きてたのとかロマン。
  • きりん
あらぁ……浪漫砲ぶっぱですね。だいすき!
是非イオさんに開けてもらいましょう。
  • ふにさん
あれだ。イオニアスとの縁故は「インプリンティング」だw
ママー!!(男)
その後イオさんに教育してもらってちょっと人間らしくなってから騎士団に投入されて元々の資質が強かったから団長になれるまでのレベルになったし、イオさんの目の届くところに居られてる現在。
  • きりん
ww
イオさんは兄弟だって知ってていいですか?
  • ふにさん
あ、もちろんどうぞ~。
名前はこの設定貰う前に漠然と「ザジ」とつけてたけど、縁故ができたから相当バレない程度にオースティンと対になるような名前にしよう。
  • きりん
あ、ちな、細かいですがwikiにあるとおり、PC⑤さんは騎士団長ではありません
闇の人少なすぎる&でもPC⑤つよつよなんで、オースの独断でイオの護衛についてる重役です。
そして、なので、騎士の中で唯一、オースに忠誠を誓っていません。
  • ふにさん
護衛。SPみたいなものか。
そして忠誠は誓ってない、把握です。
「オーディン」の敵だと「フェンリル」か。もうちょっと捻った方がいいかも。
(結局フェンリルに)
  • ふにさん
自分の出自とか知ってんですかね?
知らされたとしたらイオからしかないんですが、今度はイオはそれをどこで知ったか?
オースティンは知らないんですよね?
  • きりん
幽閉されてた・自分が闇属性=どこか偉いところの子供なんだろうなあと自覚はできます。
イオが助けにきた=君に悪いところなんてなんにもないんです、力になってください、と言われる。
イオがどこで知ったか=摂政なので王家の闇には気づく。
オースティンは知ってても知らなくてもいいです、そこは決めてください。したらそう動きますっす。
  • ふにさん
そこすっごく重要な気がするセンサーが反応してるのでちょっと考えますー。
  • reinさん
(時間を置いて参上)
あなたのママ、イオアニスです。よろしくね。
「君は…幽閉されていたのか…。闇の属性を持って生まれた、それだけのことで何故そんな目に遭わなければならないのだろうな」
「大丈夫。これからは、俺が傍にいる」こんなイメージですかね(ほわほわ
  • ふにさん
ママー!!(男)
一夜のうちに二転三転。現状こんな感じですw
リルリルにはママ(男)が居るから。
城内に来てから少なくとも5年以上になるので他PCとも普通に喋る関係の中、フラフラ自由に動きます~。
あ、オースティンが弟のこと知ってるかはやはり、情報を持っていたイオの意志に託すのが良いかと思いました。
なのでれいんさんがイオの気持ち的にでもシナリオ上のメタ理由でもGMサイドご相談の上で決めていただければと。
  • きりん
れいんさん…任せた…!
  • ふにさん
ご相談の上って書いたそばからGMが丸投げした瞬間を見た。
  • ふにさん
秘密のオプションの方がデカすぎて本体忘れてたw
〇王に忠誠を誓ってない
ここですね。
〇イオに恩義
は恐らくそれだけでできてるようなPCになるので公開=名言程度のものになるかと。
上も、他PCからしたら自分らの大前提みたいなものなので「えぇ?!」とはなる気がします。
最終日にイオに絆取る時、忠誠誓おう。

あ、GMに提案が一つ。
「たまーにでいいんで竜の下っ端狩りに同行したいです」
衝動的に倒した竜族のお腹に頭突っ込んで内臓食べて
血だらけの顔で「ふぅ......(満足気)」
......とかいうシーンをどこかで書きたいです。
竜と同じ闇属性だから本能的に補給したがる、的な意味で。
  • reinさん
俺の護衛はやんちゃだな?(苦笑
ちなみにイオアニス、オースティン王とフェンリルにのみため口、後は敬語になると思います
  • きりん
→ふにさん:たまーにでいいんで竜の下っ端狩りに同行したいです
たまにどころか、いつでもどうぞです。
他の騎士団に同行でも、なんならソロで動いでもいいです。
闇騎士はイコール自由騎士くらいに思ってます
イオの護衛だって常にべったり貼りついてなきゃいけないわけじゃないですし。イオが王の近くにいるときなど、護衛必要ないタイミングはかなりあります。
  • ふにさん
叙勲式グッズ、オニキス>ムーンストーンの何かがいいなぁ。
リルは式やってないけど表向きの為にイオが用意した何か。
オニキスはギリシャ語で「爪」という意味らしいのでリルに似合う。
  • reinさん
ピアスとかどうでしょう?無くさなそうですし
  • ふにさん
あ、私もピアスかなって思ってました。
理由も一緒。すぐ失くしそうだからw
(宣誓の際はピアスをわざわざ外すのか?という話になって)
フェイクで、ムーンストーンのチョーカーをつけてます。
リボンで縛ってる。
こっちの方が一応光るのでオースティンからもらったっぽい。光と闇の折衷案、みたいな。
それはそれとして、オニキスのピアスはイオから貰っていつもつけてる事にしたい。
  • reinさん
勿論良いですよ!
  • ふにさん
実際に聖剣とか肩に置かれたら「じゅうっ」って肉の焦げる匂いしそうw(闇属性並感)
(その後、きりん「聖剣は儀式用の剣なのでそういうこともあるかもしれないけど、なくていい」というふわっとしたコメントが落ちる)
  • ふにさん
(イオさんとの設定詰めタイム)
日が挿さない真っ暗でご飯の入れ口しかないような感じの所がいいです。トイレとかは側溝が有って定期的に水が流される、とか。
闇属性なので真っ暗でも多分見えるし逆に闇属性には居心地がいい。
  • reinさん
ちなみにいつから地下牢に居たイメージなのでしょう?生まれてすぐ?幼児期です?
  • ふにさん
生まれたてからぐらいでしょうか。
最初は乳母みたいなのが居たけど死んじゃったとか、放棄した、とかで、もの心付く3歳ぐらいには1人だった、みたいな。
イオが来るまでは白紙の生き物でしかなかった方が簡単かと。
言葉を話す土壌もないかなあ。ここで死ぬから必要ない、と判断されてそう。
  • reinさん
了解です、だとすればイオアニスは言葉から何から軒並み教えた感じですね
  • ふにさん
そうそう。だからイオがもしリルに意図的に「嘘」を教えても、それはリルの中で「真実」になる。
だから根底の人格としては「イオが全て」
ただそこから何年も経ってるので普通に人間関係は作れている。
言葉は難しかったりするとどもったり誤用したりがまだ出る感じ。
  • reinさん
イオの責任重大…!
イオアニスの教育方針としては「嘘」は教えないものと思います。ただ、「真実」を黙っていることはあるでしょうね。
  • reinさん
そうしたらフェンリルを救いだした理由はシンプルに"闇属性の気配を察知したから"とかにしておきましょうか。
イオアニスは連れ出した責任を強く感じていると思いますので、一生懸命面倒をみたんじゃないかな。
人間として社会に馴染むための一通りは教えたでしょうね。そして、イオアニスは立場上高水準の教育を受けていますので、知識度は高くてもおかしくないと思います。
逆に人らしさはうまく伝えられなくて、連れ回したり一緒に寝てみたりしながら結構不器用に教えてきているかもです。
  • ふにさん
リルからは「ヘルプ」ではなく、真っ暗な中で特に使ってなかった闇の力が膨れ上がってたのをイオがいち早く察知した、みたいな。
  • きりん
(てことはオースは詳細は知らないのですね、イオがある日突然めっちゃ闇の力が濃い男を連れてきて、育てたいって言ってる)
  • ふにさん
忠誠周りについてはオースティンも折込済みなんだろうな。
イオとオースティンで話をして。
  • reinさん
フェンリルの出生については、イオアニスからオースティンにわざわざ話すことはしていなさそうですね。
イオ的には忠誠についてはしたいならしたら良いの方針だろうけど…忠誠を誓わなかったのは、フェンリルの方で何か理由とかありそうですか?
単純に気が向かなかったとか()
  • きりん(唐突なSS)
+ ...
――王家から闇属性を輩出してはならない。

フェンリルは、生まれ落ちたその瞬間から運命が決められていた。
忌み子。
兄である光の王子とは極対をなす。

フェンリルは、しばらくは名前さえ与えられなかった。
彼の母親が鬨の国王に嘆願し、フェンリルという名がついた。
しかし本人は、それに興味はなかった。

闇。
日の光がささない牢獄で、わけもわからず幽閉されている。
名前を呼ばれることも、話しかけられることもない。
ただ、日に数回、食事が与えられるのみ。

いちにち、ふつか、みっか、とおか、ひゃくにち――。
闇の中にいるのは平気だった。
むしろ、闇と親しかった。
ただ、成長するにつれ、自分は何故生まれてきたのだろうと……。

扉は、突然開け放たれた。
フェンリルの闇の力を察知した占星術師が、すべての遺恨を振り払って、彼のもとに辿り着いた。

イオアニスが、抱きしめる。
フェンリルは、呆然とする。
  • ふにさん
なんかおとなしいと思ってたらSS配信されたよ!!
  • ふにさん
(大枠は決まった、という話の流れで)
忠誠は一応しとこうかという流れで人払いして3人でやろうとしたけど聖剣肩に置いたらジュッ!ってなってあ、そうか~じゃあダメだね~でも表向きやった事にしとこうか~みたいな感じとか?
リル的には忠誠とかよくわかってないけど言われたから忠誠分暗記してやった。
  • きりん
オースは忠誠を誓う意志のない人にそういうのやらせないんで、ないかな?
ただ騎士の位を与えただけで、忠誠を誓ってないとは言ってない()
  • 闇喰らいについて
きりん:闇竜喰らってぱぅわー充填するの是非、是非!属性の危険部分が強化されます・
ふにさん:でしょでしょ?「こりゃ厭われるわ」の説得力が出ると思って。
きりん:闇で何ができるんでしょうね(投げっぱなし)
ふにさん:
一応現状の思い付き
 〇暗視ができる
 〇太陽の下だと皮膚がヒリヒリするからあんまり肌は出さない、もしくは闇バリヤーで身体をコーティング
 〇ただしこれをしてる間に触られると相手の中の「闇」に干渉してしまうので、相手が自分の内面の弱さを思い出したり、ネガティブな気持ちになったりする。
 〇属性同調(イオとリルみたいな)で竜族の居場所が他の人より解る。
 〇本能的に竜を捕食したいという衝動が有る。
 〇能動的に相手の闇に干渉することもできる。(この辺必殺技候補)
  • きりん
弟やば。
がんがん他人の過去を暴いていってほしいですね!
  • ふにさん
そう、キーワードに「過去」があったから。
相手自身の失敗経験とか嫌だった思い出を引き摺り出すニュアンスなんです。
そういうのが全くない人間(大人にはほぼ居ない)には効果は出ない。
相手は自分の黒歴史でぐぁぁって勝手にダメージ食らう結果、ネガティブな感情も同調して、リルを嫌ったり避けたりするという。
実力の伴う忌み子。フェンリル。
開始時にはその辺本人もわかってきてるので、「今触るのは、ダメ」と注意を促す事はする。
  • ふにさん
(wikiに載せる情報をすり合わせながら)
ワタシ的に「光」「闇」は全ての人間の持ち属性以下の量で流動的に存在するのかなぁとか思ってます。
それを基軸にキャラ練ったり。
今までの情報整理してたら逆に増えてどこ削ろうかなぁと思案中。
白無垢と言う様に純粋な闇もまた無垢なのでは?という方向性。
wikiの属性説明に光と闇は「すべてにわけへだたなく」って書いてあったのでそんな感じかな~と。
  • きりん
(汲み取ってもらえて震えている)
光が正義で闇が悪とかはないです。光が推進力で、闇が鎮魂の力……くらいのイメージです
  • ふにさん
【性格】
 〇あまり喋らない:喋りたくない、よりは言葉をあまり知らないのと、出力が下手な為。
 〇恐怖をまだ知らない
 〇色々な人の人生の話を聞くのが好き。(自分と違うので)
 〇知能は人並みだが出自により知識が圧倒的に少ない
 〇生まれたての赤ん坊は増幅する「闇」を持たないので安心して触れるしかわいいから好きだけど、大体触らせてもらえない。(縁起悪いとか思われて)
 〇「好き」は解る。「嫌い」がまだ理解できない。
【生活】
 〇王城に自室あり
 〇なるべく陽が挿さない場所
 〇夜も殆ど明かりは付けない
 〇日中は肌がなるべく出さず、できれば日陰に居たい。(眩しいのと肌が痛い)
 〇普段闇の力は体内に閉じ込めている。適宜適量を放出できる。(MAX1km四方ぐらい?やった事はない)
 〇イオに貰ったピアスをいつも付けている。
【できること】
 〇暗視
 〇同族性の人間やドラゴンの位置を特定できる
 〇人の中の「闇」の量がわかる。 
 〇※PL的に光と闇は全ての人に四属性とは別に流動的に微量存在するのでは、と考えてます。
 〇(闇バリア中)に生き物が触れると、触れた相手のネガティブな感情が増幅する。(個人差有)
【過去】
 〇王城の地下で生活(ご飯を食べて寝るだけ)
 〇過去の状態は自分では普通だと思っている。それに対してのネガティブな感情はない。
 〇専用の馬を貰うにあたり、厩舎の殆どの馬が暴れる中で一頭だけ大人しくしている黒毛の馬が居た。
  『ウーマ』と名付けて、以降とてもかわいがっている。
 〇現在までの知識、価値観は全てイオから教わる。
 〇忠誠の儀は表向き「した事」に。(アイテム:ムーンストーンのピンブローチ)
【現在(開始時)の状態】
 〇イオとオースティンのお陰で差別や迫害は受けていないが、騎士団長以下の者からは多かれ少なかれの畏怖を感じてはいる(知らないふりをしている)
【馬(ウーマ)】
 〇黒毛の雌馬、多分闇属性(普通の馬)
wiki用
【セリフ】
「フェンリルは誰かの昔の話を聞くのが好き。だって全部違うから」
【キラートリック】
名称:無し(本人に語彙力が無いのと一度も出したことが無い為)
効果:タブン、静カニ、ナル。(本人:談)
  • きりん
あの、キラトリなんですけど
「本人もわからない」ということで、GM陣営があたためてきたものがちょうどあって(もじもじ)
  • ふにさん
お聞きしましょう。(ゲンドウノポーズ)
  • きりん
キラトリの内容はPLさんも知らない、だれかの秘密を開示するとわかる、ということにしてもらえないでしょうか
(その後、他PLとの差ができないように配慮しつつ、キラトリ内容はリルさん本人もわからないということに落ち着く)
  • きりん
フェンリルさんが闇喰いだというので、オースはそういうの苦手設定にしました。内臓とか、なまなましいもの
今のところ「食べ物の好物:なまぐさいものが苦手」程度にしか言ってませんが
  • reinさん
光のオースティンと闇のフェンリル!相反する属性の醍醐味ですね!
  • ふにさん
グロ耐性が無いのとはまた違う感じです?
  • きりん
グロ耐性はあります、戦う人なので。
ただそれを自分にとりこむか、「死」を身近に感じるかというと、本能的に忌避するイメージです
(その後、納豆とかくさやとかダメそうみたいな話)
  • きりん
オースが剣を教えたがったら、リルさんどんな反応します?
  • ふにさん
王と団長レベルなら教えてくれそうだけど、みんな武器が違うから無理だなって思ってたけど教えてもらえるなら喜んで教わると思います~。
  • きりん
やったー(シーンに使える)
何も知らなかったリルさんに少しは関われそうです。
イオは剣の使い方までは教えられないので。
たぶんリルさんは天性持った才能があるんでしょうけど、それでも少しは教えられる。
逆に言うと剣の稽古を通じて、本当に強いのか図ってたみたいなところがあるのかな
  • ふにさん
オースティンの弟ですからね。筋はいいはず。
双子の弟よりも年齢差あっだ方が、兄としては知った時に庇護欲湧きますよね。
  • きりん
俺の弟あざとい
  • きりん:年表問題
(イオ発見時から、騎士団に入るまで2年あることについて)
イオは2年間リルのこと隠してたのかな、それとも即オースに見せに行ったのかな、どっちのイメージです?
  • reinさん
そうですね…闇竜討伐後はオースが王座につくので、右腕であるイオアニスも必然的に忙しい状態だと考えられます。
そこで育児休暇()取らなきゃいけないとなれば理由告げずに休めないですし…詳細はともかく、存在の報告は間違いなくしているでしょうね。
オースはオースで国の運営やら騎士団の叩き直しやらで忙しいので、最初助け出すところまでは権力盾的な意味でも一緒に動こうとするでしょうが、その後は深く相談することはなく単独で動いてそうです。
ということで、オースへの正式なお披露目は2年後でしょうね。
  • きりん
ほぼイオさんのソロプレイ。
オースは自分の性格わかられてるの知ってるから、紹介されて軽い説明受けた時に、呆れつつ「よくやったなあ」と感心しつつ。
  • reinさん
「優秀な人材はいくらいても良いだろう?」とオースに紹介したいですね!
  • ふにさん
2年後でも運動能力以外は一般人以下ですけどねw
イオさん有能だから2年で簡単な読み書き等、意思の疎通ができるぐらいまでは仕込んだ。
  • reinさん
実際は流石にワンオペではなく、父親(つまり先代摂政)とかの力も借りてるとは思いますけど…嫌がることを教育とかなるといざって時に武力対抗出来るイオアニスが出ていって教育したんでしょうね
  • ふにさん
おじいちゃん子の設定も生えたw
  • 唐突
オース「人生で2番目くらいに驚いたわ……あっこれ『報告しろよ』って怒るべき?俺にはわからんマジで」
イオ「報告はしていただろう。2年くらい前に」堂々
オース「あの報告で、こんなことになってるなんて想像つくかよ」
オース(リルに)「えーと……よろしく、フェンリル」握手を求めてしげしげ観察して「闇かぁ……激レアじゃん……」って10秒くらい考えて「引き続きイオのそばで、イオを守ってくれるか?」
リル(オースティンから握手を求められても「???」とイオの方を見て「手を握り返すんだよ」と教えられてやっと握り返す)(これで合ってるのか?と不安になってまたイオの方を見る)
「守る?守るはどうやる?です」「フェンリルは守るのやり方がわからない……です」(そんでまたイオの方を見る)
イオ(もう発表会見てる保護者の気分)
オース(うーんと考えて)「イオのことが好きか?」
リル(またイオの方見てからめっちゃ笑顔で)「イオは、イオはフェンリルの全部!です!」
オース「そうか。じゃあ、イオのために賢く強くなれ。何か言われたら、ただ従うのではなく、それがどういうことか、自分の頭で考えろ。それが、イオを守ることに繋がっていく」
オース「(イオの方見て)なんこれ、めっちゃいい子じゃん」「ほんとにお前が育てたのかって疑うわ……」
イオ「だろう?(にっこり)」「何故そこを疑う……(あきれ」
リル(2人の会話の雰囲気からよくわからないけどイオが褒められたlぽいからなんか嬉しくてニコニコしてる)
  • ふにさん
オースと初対面時点、理解度犬ぐらいなのでその場ではぽかんとして、この時言われたことを後でイオに噛み砕いて説明してもらって、それでもわかったようなわからないような顔をしたけど、それ以降、何かを教わる際に以前より色々な事を質問するようになったらしい。
  • きりん
7年前のこの時からどう変わったか楽しみなり
  • 年表決定版
裏年表 ~訂正版~
<21年前・0才>城の地下に幽閉される

【10年前】オースティン、闇竜を討伐

<9年前・12才>イオニアスにより地下牢から出される

(この間、イオニアスとじいちゃんから色々教育を受ける(ふわっ))

<7年前・14才>騎士団に入団。基礎的な戦闘訓練を学ぶ

<5年前・16才>忠誠の儀をした事にして現在の職に就く(イオニアスの護衛、遊撃隊)

<0年前(現在)>21才
  • ふにさん
今更だけど、強光闇の2人が握手したら双方にダメージが来るのではw
(設定忘れてた)
オースティンはそれを踏まえても挨拶は大事とかで耐えそう(表向き涼しい顔をしてる)だけど。
  • きりん
うっかり触れねえ!ってほど強くすると火水風土のみんなとはレベチの能力ってかんじになりますね。
GMとしてはそこまでにしたくないので、何か特別な外的要因がない限り普通に接することはできようってかんじです。
  • ふにさん
りょうかいでーす!

  • 名付け親問題
Funiさん:
表のお題(※家名をつける人は考えて下さいという話題)、フェンリルは苗字なしです。一応回答。
フェンリルという名前、イオさんが付けたでいいですよね?
王妃様とか幽閉した子供の名前用意しないよね?

reinさん:
名付け親…!責任重大!
イオはどちらでも大丈夫ですー

きりん:
実名はフェンリル・アルケーですね!

Funiさん:
窓見返してたらフェンリルの名前、王妃が付けてたw

きりん:
別にイオに変えてもいいです

Funiさん:
王妃様が挟まるとまたそこも考えないといけなくなるからイオさんが付けた、で私もいいと思いますです。
■導入:フェンリル
+ ...
青天の下、分厚いカーテンが引かれた城の一室。
摂政イオアニスの執務室は、いつでも適度に暗く快適だった。
イオアニスに頼まれて書類を取りに来たあなたは、照明が絞られたその室内に、見慣れぬ人影があることに気付く。

黒髪で、線の細い、闇色の瞳が印象的な少年。

少年はこの国の文官が着る制服を着ていた。
見覚えは無いが、新人、だろう。

だが、摂政の執務室は余人が気軽に立ち入って良い場所では無い。
護衛騎士として、あなたは警告しようと一歩踏み出すが。

「フェンリルさん、探し物はこ、これ・・・ですか?」

彼は、用紙をあなたに突きつけてきた。
それは確かに探していた一式であり、不審に思いながらも受け取ろうとするものの、あなたの指先が触れようとした寸前で引っ込められる。

不快かつ失礼な態度と言って差し障りないだろう。
あなたは様子を窺った。

「ええとぉ・・・・・・
フェンリルさん、こんなことしてて、いいんですかぁ・・・?」

ひら、と書類束を揺らして見せ、少年は小首を傾げる。
その仕草はあどけなさすら感じられ、微笑ましいはずなのに・・・闇よりも昏くどろりと濁った瞳の黒から目が離せなくなる。

闇の中に居るのは平気だった。
むしろ、闇と親しかった。

けれど、これは何かが違う。

「ぼんやりしていると、あなた、大変な事になりますよぉ・・・♡
好きなものぜんぶ、ぜーんぶ・・・壊れて消えてしまうかも!」

笑顔を浮かべていた謎の少年は、一転、涙目になって書類を後ろ手に隠した。

「ああっ、ごっごめんなさい!あなた如きに、理解できないですよねっ・・・!」

「で、でも、これだけは・・・・・・
えっとですね・・・・・・これから、あなたを観察させて、いただきますっ。
醜悪で耽美な物語を、どうぞ是非楽しませてくださいね・・・?」

訳がわからない。
追い払おうと剣を抜くが、既に少年は消えていた。

あれは一体何だったのか。
あなたの胸の中に、言いようのない不安感が凝りとなって残ったのだった。

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最終更新:2021年07月20日 14:46