プロローグマスター案
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────10年前、自分は占うべきだったのか。
占う度に、思う。
10年前、暗黒竜がその闇色の翼で希望すべてを覆い隠そうとしていた時。
イオアニスはオースティンに「戦いの結果を占うな」と釘を刺されていた。
しかし、イオアニスは占った。
占いは告げた───「王子は暗黒竜に勝つことはない」と。
だから、引き返すように進言した。
自分の占いがどれ程の精度を誇るか、自分が一番良くわかっている。
オースティンだって、それは良くわかっていたはずだ。
なのにあの大馬鹿者と来たら、イオアニスはおろか他の従者達すら置いて、単身暗黒竜討伐に向かって行ってしまった。
しかも当然みたいな顔をして討伐できたと帰ってきた。
色々規格外で信じられない奴だ。
怒り狂って散々説教をした後、何があったのかをオースティンから聞き出した。
占いが外れるなどイオアニスには初めての経験だったが・・・正直なところほっとした。
運命など、決められてはいないのだと。
だが・・・・・・。
今、暗黒竜はふたたび国を脅かしている。
あの時。
オースティンは暗黒竜を完全に滅した訳では無かったのだ。
あの時。
自分の占いはきっと、当たっていた。
【1dマスター案】
光の国王は、四大属性を冠する騎士団長達を率い、討伐隊を組んだ。
王の占星術師・イオアニスと、その護衛の闇騎士も当然に加わる。
だが何故か、王はイオアニスに釘を刺した。
「戦いの結果を占うな」──と。
意味がわからなかった。
10年前、同じように指示された。
けれどイオアニスは王に忠誠を誓う騎士では無い。
最終的に指示を守るべきではないという判断を下し、自らの意志で動いた。
まさか忘れたとは言うまい。
まるで10年前をやり直しているようだ、と。
言い様のない不安に包まれながらも、イオアニスは占う。
そして。
得られた、結果は。
<black><bold>───光の王は、命を落とす。</bold></black>
<gray>俺の占いは良く当たるんだ。</gray>
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NPC
NPC① オースティン・アルケー(きりん)
■前日譚
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イオに「占うな」と言ったのは、なんだかイヤな予感がしたからだ。
俺は生まれて17年、だいたい良い予感ばっかりで生きてきた。
そんな俺の悪い予感は、結構当たる。
理由なんか言えないが、とにかく「占うな」と言ったのはそういうことだった。
だってさ、占い結果がどう出ようが俺は闇竜を討ちに行くのを止めるつもり無いし。
そしたらイオのやつはやっぱりというかなんというか、占って、しかも俺が勝てないとか言い出した。
俺は「わかったわかった」と適当に誤魔化して野営地を抜け、単身、闇竜のところへ向かった。
俺が「それでも行く」と宣言して口喧嘩したところで、イオの「決定事項」に逆らえたことなどない。
闇竜は強かった。
俺は控えめに言ってマジで強いと思う。
城で騎士10人を一度に相手した時だって「倍の人数でもイケるなあ」なんて考えていた程だ。
そんな俺が何度も追い詰められたし、命の危機を感じた。
それでも向かって行ったのは、生まれつき俺の辞書からは「諦める」という頁が落丁していたからだ。
ほんの数センチ、数ミリ、踏み込みを間違えていたり、剣の軌道を違えていたら、命は無かったかもしれない。
そんな瞬間が、幾度も……いや、数十回はあった。
しかし、勝ったのは俺だった。
闇竜の首を斬り落とした後、流石に疲れて地に膝をつく。
上がりすぎた体温と、失血や打撲によるダメージが一気に襲ってきた。
歩いて帰るのキッツいなぁと考えていた俺は、目の前で、信じられないものを見た。
どす黒く広がった闇竜の血がそのまま瘴気となり、生命活動を止めた竜の体を包み込み、再生しはじめたのだ。
「マジか」
俺は、斬り落とした首に向かって呻いた。
すると、首は、がらがらと喉を慣らした。
……笑っているのだ。
"この程度の傷ならば、1年程で回復する"
"我は何度でも蘇る"
"絶望しろ、光の王子よ"
「しねえけど……なんだそれ……ずるいだろ流石に。せめて凝りてどっか行けよ」
"それは成らん"
"貴様は我を怒らせた"
「俺だって怒ってるんだが! どうすればそういうの止めてくれんだよ!」
"貴様を……"
闇竜の提案は、無理なことではなかった。
俺は、10年後という条件付きで、闇竜と契約をした。
10年か。10年あれば、アルケーをそれなりに強くできるだろう。
イオの占いってやっぱすげーな……。
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NPC② イオアニス(reinさん)
シナリオ作成相談
K:とてもふにさんに来てほしいわたしとしては、5PCの検討をはじめています()
R:無属性…?
K:闇の騎士にして、NPC②さんの下につけようか……と……
R:闇の騎士!かっこいい!
K:闇属性じたいめちゃくちゃ珍しいという設定なので、騎士団が持てないんです
K:ちょっとシナリオ作るにあたり、脳内をタレ流すのでご容赦ください
R:勿論どうぞ!
K:①騎士だからやっぱ強さ、戦いが華だよな
→常に戦う必要にさらされているほうがいいな
→何かと交戦状態にしよう
②忠誠、誓いがメインテーマだから、王への誓いが試されるやつがいいな
→王様の命を危うくする?
→一番簡単なのは、王様が自分の命と引き換えに何かをしようとしていて、「忠義によって王が命を落とすのを受容する」か、「忠義に背いて王を救おうとする」かの物語だな
→でもそしたら余程の設定がないと、王が自分のカリスマ性をわかりつつも自分の命を投げ捨てるバカに見えてしまうぞ。王があっての国で、この王でなければいけなくて、だから4騎士は忠誠を誓ってくれてるというのは大前提だから。
→→→よし保留
③シナリオのメインシーンは 戦闘×忠義心 で決定。とすると……
→戦闘について考えよう。実はわけのわからない敵と戦ってるというのは、もう21村でやってるんだよな。
→妖魔討伐のために騎士団長が死ぬとかいうのは騎士村でやったし
→ただ、敵対国を出すとややこしくなるから、国同士の戦争は、やめておこう。敵対国出したら、敵対国の設定や、PCの中から敵対国のスパイとか出さなきゃいけない気がする。
→だから国をあげて絶対悪と戦ってることにしよう。過去村とちょい被るけどまあいいや
④ここで思考がそれる
→メンバーが豪華だから、何か仕掛けを作ろうかな?
→騎士村の時は途中で3年経過したけど……
→いや……凝った演出はおなかいっぱいだし苦労するし、ここは本来の「基本的な物語を無理なく楽しむ」に従事することにしよう。れいんさん頼れるからって無茶に目がいくのはわたしの悪い癖です。
⑤戦闘相手について。
→ドラゴンかなあドラゴンがいいなあドラゴンと騎士は盤石だもんなあドラゴンだな、よしドラゴンだ!
→とすると、3秒で思いつくシナリオは
:国王が国を興す時にドラゴンを討伐したという伝説がある
:しかしそのドラゴンの封印が解けようとしていて、国を魔物が攻めてきている
:はじめは、その魔物たちを退けるストーリー
→そして
:王がドラゴンを打ち倒したというのは嘘
:王はドラゴンと契約していた
:10年後、光の魂を喰わせるかわりに、竜が国を守ると
:今、竜が王の魂を取り立てにきている状態
R:ひええ ドラゴンの借金取り…!
K:続きです。
:王は10年かけて信頼できる4騎士を育てた
:国を4騎士に任せるつもりである
:王は約束どおり、光の魂をドラゴンに食わせに行く
→争点:王を見送るかどうか
R:あっドラゴンはいくらいても良いので、魔物はドラゴンの種類で取り揃えるのどうですか?(挙手
K:魔物はドラゴンの種類、いいと思います!!!!!!
K:……あれ?シナリオできた?
R:できたのでは?
K:できましたねえ……じゃあNPC②が予言するのは「王の死」でお願いします
R:やだ~~~(歓喜
R:NPC②の台詞……「今まで占いは外れたことが無い。だが……もしかしたら、最強の騎士たる、君たちならば」「頼む。王を守ってくれ」入りののりはこんな感じ?
K:(こくこくこくこく)「初めてお前の占いが外れるなあ?」「最強の王はどんな運命だってはねのけるんだよ」
R:「切に願うよ。今回ばかりはな」……全部わかっててしゃあしゃあと"どんな運命でもはね除ける"とか言ってるかと思うとほっぺ引っ張ってやりたい。
K:何も言わないでもわかってくれる! 国王の憎たらしさを!
(その後、NPCの設定詰め。)
(NPC①オースティンという人物の振る舞いだけでシナリオを先導しなければいけないので
裏表のない快闊な性格で、心より国と民を愛している一方
自分のことはどこか国のための駒扱いしているところがある、と決定)
(NPC②イオアニスは物語を後ろから支えるキャラクターかつ重い過去持ちのフェンリルとペアなので
重すぎない経歴で、かつ、皆の相談役として立ち回れる
思慮深く落ち着いた性格で……という方針)
K:もちょっと考えなきゃならないのが、今のところ話に「4属性」が関係なさすぎるから、ドラゴンと「4属性があるから実現するイベント」を絡めなきゃなってかんじです。
4大精霊に訴えるとめっちゃ強いドラゴン出るとかかな。
そのかわり自分の属性を失うかもしれんみたいなリスクもオマケ感覚でつけとこう。
R:ドラゴンvsドラゴン!ろまんのかたまり!
(※後に「理屈がわかりにくい」という理由で没へ)
K:王が結婚しないし子供を作らない理由も、10年後死ぬって知ってたから で説明ついちゃった
R:おーまーえー!!!(だんだんだん(足踏み
報!連!相!
圧倒的に相談が息をしていない!!!
K:「俺に忠誠を誓ってないお前には、悲しんでもらおうかと思って」
R:「馬鹿言うな一生恨んでやる」「俺を……この国を置いていくなんて、絶対許さない」
K:「そうやって俺のことをずっと覚えていてくれるんだな」にこにこ、頭なでなで
R:「何を勝手に過去形にしてるんだ、俺は諦めていないからな」ぱしっと振り払い
「5年後も10年後もねちねち掘り返して叱ってやる。これは"決定事項"だ」
K:村の中でやるやつ~~~と思いながらも2人がかわいくてやめられない
いいんだ、あらかじめNPCを固めておくのは正しい……!
「決定事項」って口癖かな?
R:んー、口癖みたいですね
R:名前、クロノスにしようかなと…(時の神にあやかって
K:クロノス愛でる(NPC①のソースコードに書き込んだ)
R:ソースコードw
(王様のお名前わくわく正座待機)
K:絶賛超悩んでます
R:英雄っぽい雰囲気は欲しいですものね……。
K:ほんとそれなんですよ
アーサーでいいならもうアーサーでいいけどアーサーだけはいやだ()
R:www
K:ブライトかディライトで迷ってます
光属性なので、ブライト(輝かしい)とかディライト(歓び)とか
オネスト方式(英単語そのまま)です
改めて字面見ると王様っぽくない
もうちょっと候補探します
R:騎士っぽさは良い感じですけどね
K:あ、ちなみに
過去に、時計と技巧を司る神の神官「クロノ」ってキャラがいましたとだけこそっと報告です
R:あっ
そしたら変えよう
んー…イオアニス……とか…
K:占星術師っぽい!
こちらも、オースティンという、なんか王様っぽい名前を吟味してる最中です
R:オースティン!
K:哲学者の名前から神話っぽい名前選んだやつですけど検索したら野球選手出てくるぅ
K:表(総合窓)で、PC⑤のチップがソキウスのオーランドに決まったら、王と血縁あることにしようと密かに思ってました。
だから何も言わんかったんですけどれいんさんがGJすぎて決まったwww
R:あっそれ思いました!>血縁
イケメンが好きです(魂の声
K:イケメンのためならいくらでも頑張れますから
チップはGM陣営にとって大事
R:イケメンとドラゴンはなんぼいても良いものですからね!
K:この名言を無形文化財に申請しておきます
K:きるしゅさんには温厚な秘密って言われてるけどこれ実は忠誠を破れって秘密なんだよなあ(にこにこ)
R:楽しみですね(うふふふふ
K:今回は秘密の意味合いが初見と実際で全然変わってくるやつなので
■初見
忠誠に殉じる=そっかあ
おすてぃんを守る=そっかあ
■実際
忠誠に殉じる=おすてぃん死ぬの見逃せって話だよな!?がっつりイオと敵対じゃねえか!!
おすてぃんの命を守る=忠誠破れってことだよな!?イオたん相談にのって!!
R:相談任せろ(うでまくり
K:1dはじめマスターシーンでイオの予言が落ちると思うんですけど
灰(むしろ赤)で「またかよ!!」って総突っ込みされそう
わたし軽率にNPCの命賭けるシナリオつくるから……
オースティンが結構豪放磊落系パパなんで、イオアニスは気持ちだけ繊細心配性ママ要素入れようかな~
K:あらやだ俺の相棒デキ嫁……
R:一応カリスマ王の右腕なんでそこそこ能力面設定は盛っていく予定、です
どっちかというと物理的に吹き飛ばせる系の強さと言うよりは精神系、つまり洗脳とかデバフとかそっち路線ですみわけしようかなと
K:めっちゃいい
R:どうしても皆さん戦闘でストレートに強い能力によるでしょうしね、バランスってことで!
あとは、過去を固めるかな…くらいです。PCと被らない感じにしたいので、ちょっと待ちかな。
性格は大体わかってますしね。
K:こっちはPC&イオさん好きすぎ病を封じ込むだけのお仕事です。設定はもうあれ以上ないので
R:愛に溢れてる王様ですものねw
K:よーし闇竜に食われに行くぞ!
R:こんなぴゅあな幼馴染に酷い所業ですよ…
K:イオがいるからそういうことできたんだなとも思います
R:まあオースティンの言いたいこともしたいこともわかるし、多分すごく理解はしてるんですよ。
ただ、理解できるかと許容できるかは別なだけで
(というとこを全面に押し出していきたい)
(この時点で一か月半前。以前の騎士村の昔話など)
K:
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俺の幼馴染は執念深い。
「だぁから、俺のあの時の占いは外れてなかったんだ」
「おい……飲みすぎ……」
「何が竜殺しだ。何が救国の英雄だ。暗黒竜、生きてるじゃないか」
「はい」
「俺の占いは……」
「わかった、わかったから」
久しぶりに、イオアニスと顔を突き合わせて2人で飲んでいる。
はじめこそ真面目に暗黒竜対策を話し合っていたが、一刻が経過する頃にはこの通り。
この話は、もう何百回も聞いた。
10年前。
俺は、イオアニスとその他数人の精鋭を連れて、暗黒竜退治の旅をしていた。
もう少しで暗黒竜の塒に辿り着こうという距離まで近付いたその日の野営で、イオアニスは言った。
「引き返そう、オースティン」
彼はこれから起こる戦いについて占い、結果、「光の王子は闇の竜を倒すことはない」という啓示が下ったと言う。
「占うなっつったのに」と頭を搔く俺に、彼は震えながら「勝てない」と繰り返した。
俺は彼が寝た頃合いを見計らって見張り兵の目を盗み、単身、暗黒竜に挑みに行った。
そして、勝利宣言と共に帰ることとなる。
吉報を持って行ったのにイオがあんなに怒ったのには面食らった。
そして、10年間、そのことを根に持たれ続けている。
特にこの1年、暗黒竜の攻撃が始まってからは、愚痴が激しくなった気がする。
しみじみしていると、イオがぐいと赤ら顔を近づけてきた。
「本当に解ってるんだろうな?もうあの時みたいな勝手は許さない。俺の占いは……」
「解ってるってば!天才占星術師様の予言はほぼ未来予知だ、解ってる!」
「ふん」
王城内では、中性的な見た目も相まって「ミステリアスで儚げ」「物静かで不思議な存在感」と人気のあるイオだが、一旦スイッチがオフになればこんなものだ。
わざわざ遠い国からマジックローブを取り寄せて強引に着せて本当に良かった。
その一着で大型帆船が買えるほどの値段がしたが、良かった。
「だいたいお前はいつも……」
イオは、いつもどおり俺の罪状を列挙しはじめた。
可愛いなあと思うのは、もう慣れすぎて次に何が起こるか解ってしまっているからだろうか。
――ごめんな。
――そうだ。お前の占いは当たっていた。
――俺はあの時、お前の占いを信じた。
――だから、竜と契約をしたんだ。
「……でだ、つまり!」
俺を責め立てることに飽きたらしいイオは、最後に俺の眉間に人差し指を突き付けた。
「君はこの先もずっと、僕の占いに従う。"決定事項"だ」
出た、"決定事項"。
これが、終わりの合図だ。
「わかったよ」
俺はまた、こうして嘘をつく。
突き付けられた人差し指を握って頷くと、イオはやっと笑顔になった。
ごめんな。
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R:ごめんな…じゃないんだっての!!!(机だんだんだん
K:いやその、そこじゃなくてほら、イオかわいいなって(目そらし)
酔うと一人称が僕に戻ったらいいな、という気持ちを詰め込みました
R:戻りそう…そしてそれくらい酔っぱらうのってオースティンの前くらいなんだろうなって…
リルの前ではかっこつけてるでしょうしね…
R:(SS返し)
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それは、10年前のこと。
戦いの成否について占うなと言われて、なのに最後の最後で占ってしまったのは…きっとこの幼馴染を失う怖さに耐えられなかったから。
袖を引いて帰ろうと乞うたのは、結局のところ──自分を、自分の属性を、気味悪がって排斥する冷たい世の中を構成するあまたの命より、目の前のひとりが大切だったから。
至極自分本位なこの身は、本来国を治めるに向かないだろう。
オースティンがどうしても俺でなくてはと言うから、仕方なしにやってはいるが。
窓の向こうを眺め、小さくため息をつく。
………正直、嫌だった。
復活した暗黒竜をオースティンが打ち倒せるのかを、占ってしまうのは。
自分ですら空恐ろしいほど当たる占いは、使い方を間違えれば絶望にしかならない。
良い内容なら良い。
だが万一、悪い内容であったなら?
「大丈夫」
声に出して呟く。
大丈夫。
もう俺はあの時の子供じゃない。
それに、リルもいる。四騎士団長だって。
「───大丈夫」
贈られたローブを掴む。
占いの時は、目前に迫っていた。
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R:まあこんな感じかな~と脳内整理です
K:イオかわいそう…(殴られ案件)
K:
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俺と初めて会った時のことを、イオは覚えているだろうか。
俺ははっきり覚えている。
俺が5歳、イオが4歳の時のことだ。
先代の摂政である父親に手を引かれて、イオは姿を現した。
その時は、「俺に会わせる」というより、俺の親父、つまり鬨の国王にイオの面通しをする、という目的だったと思う。
俺はたまたま親父の傍にいただけだ。
――わたくしの息子です。
――まだ幼く、はい。しかし、身内のことではありますが、闇の力は目を見張るものがあります。
――ゆくゆくはおおいに王家に貢献し……。
俺は、頭上で交わされる大人の話そっちのけで、イオに釘付けになっていた。
白銀の髪、4歳にしては何処か達観している、愁いを帯びた黒い瞳、控えめな……いや、引け目を感じさせるおずおずとした態度。
何故か、強く思った。
この子が欲しい。いや、必要だ。
それは、何不自由なく与えられ、才能にも恵まれた俺が感じる、初めての欲望だったのではないかと思う。
「父上!難しい話は退屈です。おれはイオアニスと遊んできていいでしょうか」
こう声をかけると、国王と摂政は、俺の子供らしい我儘に相好を崩した。
一方、俺の頭の中は、どうしたら目の前のこの子と仲良くなれるか、そんなことでいっぱいだった。
「おれはオースティン。行こう、イオアニス……」
差し出した手を、幼いイオは、不思議そうに見つめた。
――光に、触れて、良いのですか?
既に占星術師見習いの真っ黒なローブを着せられたその奥から、大きな戸惑いが感じられた。
俺は強引にその戸惑いを打ち破り、更に腕を伸ばしてイオの手を取った。
それが、始まりだった。
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K:捏造に捏造を重ねていくすたいる。
「10年前の予言」についてはプロでマスターシーン化しようと思ってます
R:マスターシーンへの有効活用!
(イオはイオアニスがオースティンの弟だと知っていたがオースティンには伝えていなかったという話題)
R:例えばリルの出生を公表したとして、外から見たらリルへの風当たりは強くなるばかりじゃないですか。
たぶんオースティンはリルを守ろうとして、そうすると必然的にいさかいになる…政治が"人気商売"だとすれば、オースティンには"兄弟なんて要らない"ですよね。
一方リルはリルで、王族だと言うことになれば自由に生きられなくなってしまう。
はっきり言って生育環境的にも属性的にもビハインドのあるリルは、王族という"人気商売"に向かないだろうことはすぐ考え付きます。
自分が黙ってれば、闇属性が群れてる分にはそんなに違和感もないし、皆平和なんじゃないかって考えたんだと思いますかね。
よかれと思っての判断でしょうね、同属性としても、保護者としても。
顔はあり得ないほど似てるけど!()
K:めちゃくちゃ考えられた判断だった。
R:後はまあ、これはオースティンの秘密が抜かれてからの話ですけど…リルの存在はストレートに"オースティンがいなくなっても良い理由(つまり後継ぎ問題)"になるので、イオアニスの口からは余計言えないんじゃないかなぁとは思います。
K:そういう見方もあるのか!!
R:多分先王は生きてるのでそっちに戻したって良いんですけど…そもそもが人気投票で敗北歴あるような状態ですしね~
(その後、「でもオースがイオの腹心の素性洗わないわけないから結局オースもリルが弟だって気づいてるよね……」という話になる)
K:どんなに隠されていても持ち前の能力と直感で「あいつ幽閉されてた弟か!」ってなる
更に、自分が数年後死ぬことを知っているので、「自分がいなくなったあとの国のケア」は4騎士に任せるとして、「自分がいなくなったあとのイオのケア」としてイオのそばに置くのはやはり、同じ闇属性で、自分の血縁であるリルに一任したと考えるとこんなに自然なことはないなって。
R:お互いがリルの正体を知っているけどそのことを言わない状態ですね。
まあ知ってておかしくないよね…という気持ちと、終活みたいなことしやがってぐぬぬぬ感の狭間でもだもだ。
K:17さいからはじめる終活。
オースとイオの関係の小さなヒビは、ここから始まっていたんだ……
K:うだうだ……オースのキラトリ何にしようかな……
"絶対王の威光"みたいな、ビカーッと光って闇がギャーッてなるやつ……(あたま悪)
R:びかーっwww
イオもどうしようかな…
なんとなく、イオって戦闘向きじゃなくて、本来用途外の能力をうまく使って自衛とサポートくらいの性能だと思うんですよね
(オースティンとのバランス的にも)
体術は専門外で、バフやナーフかけるのが普段の行いで
圧倒的な才能あるからその辺のぺーぺー騎士とかよりは結果的に強いけど…くらいのイメージで
超強力に爆発する秘儀必殺技をひとつもってるくらいのイメージです
K:そもそも王様ならともかく、摂政が全線に居るって異常事態ですし
「戦場に出さないし、出すなら俺も行くから戦う必要なんかない」だそうです
R:「戦場に出たところで実質的に役に立てる場面などごく限られている…なら、他のところで役に立つさ」
すべてを呑み込む闇をもって、すべてを無に返す、みたいな無差別範囲系必殺技持ってそうです
K:えげつな!すき。無差別ってところがいいですね。
R:実態的には危険すぎるし誰か巻き込んでもわからないから使用に能わない。
こう、起点となるものから球体で全部消しちゃうので結果的にクレーターできちゃう系、みたいなです
K:小さいブラックホール?
R:そうですね、わかりやすいかと>ブラックホール
K:イオの危険度がやばくて微笑みが止まりません。
あ、なんか、イオか王様のキラトリを謎にしようと安易に思ってたんですけど、その役目をリルが受け持ってくれそうなので交渉にいきます。
(その後、フェンリルのキラトリが「PLにも伏せ」に決まる)
K:リルのキラトリを、オースを救う手段に絡めるつもりです。
R:ちょっと新しい試みでわくわくですね~
ていうか、考えるほどあまりにドラマチックで大好き
K:闇属性で忌み子の弟が光属性で王の兄を救える唯一の人間って、やばない…?(語彙力
R:進行整理です
プロ:10年前に王が闇竜に勝てないという予言をしたというイオのマスターシーン
1d イオが王の死を預言
ここで騎士達にはわたわたしてもらう
2d PC秘密アンロック&"リルの必殺技(キラトリ)"にイオアニスが気付く描写?
3d 解決策が見付からず焦るマスター
NPC秘密アンロック
ここでオースの秘密が抜けてシナリオギミックがわかる
(わかった時点でマスター投入?)
4d マスターなし
5d
クライマックスマスター
K:ありがとうございます!
R:(予言シーンは絶対赤チップ使おう。すごくそれっぽくて好き)
しかし、王の死とかいう話題が大きすぎて、折角の秘密開示のインパクトかっさらっちゃいそう。
K:それぞれクソ重設定(だいすき)設けてくれてるし、大丈夫ですよきっと。
R:そうですね!w
K:いま設定ではわざとオースに注目が集まるようにしてるけど、みんなイオさん好きになるし。
R:あー、イオは皆が表だって言えないオースティンへの愛情を代弁して公言する役ですものね
K:それもありますが、単純に客観的にキャラが魅力的なのと
オースがわけわからんこと(俺死ぬからよろしく)言い始めたときに、いちばん話ができるのがイオさんです。
シーン集中するともいう。
R:が、がんばろ…(ぷるぷる
K:だいじょうぶです、きっとたのしいですよ(笑顔)
R:やってやりますよ(むん
K:
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俺がイオにしてやれることはもうあと10年しかないって思うと同時に
10年たったらそれ以降はもう何もできないんだとわかった。
俺は俺の国と自分の命を……「国」と「自分とイオ」を天秤にかけて、国をとった。
頭のとこかでわかっていた。
わからないふりをしていた。
イオは、俺がいなければ魂が死んでしまうんだ。
イオが連れて来た黒髪の男については、静かに、徹底的に洗った。
「お前はイオのそばにいてくれるのか?」
「俺の代わりに彼を支えてくれるのか?」
なんということだろう。
彼は、俺の弟だった。
存在を抹消された忌み子だった。
俺は知らないふりをしたほうがいいだろう。
さりげなくイオのとなりに俺の分身をつける。
我ながら、なんてひどいことを。
俺が死ぬことよによって
一生傷ついていてほしい。
でも泣かないでほしい。
それを、何も知らない弟に託すのは、本当に卑怯で
そう。俺は最初から卑怯だったなあ、今更だなあと思う。
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R:
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闇属性。
厭われし属性。
自分の属性に、物思うことが無かったとは言わない。
うっすらとして実態のない悪意は、どこか怯えるような視線は、真綿で首を絞めるように、確実に幼い俺を苦しめていた。
───変わったのは、オースティンに会ってから。
変なやつだった。
俺なんかに絡まなくたって、他にいくらでも面白かったり強かったり優しかったり良い奴がいるはずなのに。
あまりに気軽く差し出された笑顔と手に、勢いに押されて応じてしまったのが、オースティンにとって本当に良かったことなのかは今でもわからない。
………わからないけれど、少なくとも振り払いようのない薄闇に覆われていた俺の人生を変えたのが彼であるのは、確かだった。
*
「リル、オースティンと仲良くできそう?」
「属性こそ僕たちと違うけど、とっても良いやつなんだ。リルも好きになれると思うよ」
時は少し流れ、オースティンの弟を劣悪な環境から救いだした。
その理由には大きくは義憤があったけれど…オースティンが前に兄弟を欲しがっていたというのも、小さな理由のひとつ。
───いつか、言えるかな。
オースティンは敏いやつだ。
気付いていて聞いてきていないのかもしれないけれど、現状言えない秘密だと自分でも思うけれど、それでもいつか言えたら良いと思う。
オースティンが生きてて楽しい理由が、ひとつでも世界に多かったら良い。
放っておいても大抵楽しそうにしてるけど、たまに寂しそうな目をするから。
勝手にひとりぼっちになるやつだから。
大したことじゃなくて良い。
幸せだって思ってくれたら嬉しい。
遠い昔。
僕に向けられた屈託ない笑顔とあたたかな手に、僕が幸せを貰い続けているように。
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K:(まぶしくて目がつぶれる……
>オースティンが生きてて楽しい理由が、ひとつでも世界に多かったら良い。
こんなこと思ってくれる人なかなかいないというのにオースの下衆さやばいな……)
R:イオのコンセプト的に、冷静沈着な摂政と見せかけてとてもウェットで身内に甘い…というのがありますので!
(各騎士たちへのコメントや、どう接するのかの話し合いは続く)
(きりん、マスターシーン×プロ、1d頭 の叩きを作成)
(それをもとにreinさんが清書)
(ひと段落のターン)
K:うう、シナリオの詳細詰めやらなきゃですが…わたしが…
色々展開をシミュレートしたんですが、今のままのシナリオだとオースがPLレベルでのヘイトを集める危険が高いとわりと真面目に思っているます。
あまりに勝手&秘密主義すぎるというか。
R:ふむ…ヘイトについては意外にコントロール可能な気がしますけどね。ようは、オースティンが王としての自分と個人としての自分との間で苦しんで見せれば良いんですよね、直感で喋ってますけど
K:ほう…なる…ほど…
そうですね!
あいつ強いまま死のうとしてるから少しは揺れろと正座で怒っておきます。
R:なんだろ…揺れる必要はそこまではなくて、強いまま死にたがってる、ってとこがPLにじんわり伝われば十分な気がします?なんとなく。
それがオースティンの王としての矜持な気はしてるので、クライマックスまでにぐらつく感じはしないし、イオとしては「全部わかってるけど今回だけはおとなしく救われておけ。ばか」とか言いつつの説得になるかな
K:なるほどなるほど、めっちゃ参考になります。
最後は空気を読んで好まれるように振る舞うしかないとは分かっていつつ、不安だったので。
R:なんだろ、オースティンのよさって、めっちゃできるし強いのに人に頼るのが引くほど苦手なとこなのかなって思ってて。
強いのに?強いから?
K:なんかわたしのなかでオースティンがめっちゃ赤くなってる。
照れてるんじゃなく「ばれてる」って顔。
R:ばれてないと思ってたのか
その辺のちゃんと人間味のあるやつなんだよーって伝えられれば、大丈夫だと思います
K:りょ!
がんばろうなオース!!
(元気出た)(単純)
R:そういえばオースティンってなんであんなに強がりなんです?(ふと
やっぱり優しいけど使えない父王を見て反面教師で育ったから?
K:出生ガチャでウルレア引き当てた並みの才能と属性の力があったのと
優しいからです
R:ああそうか……優しさは遺伝してるんだ
自分には優しくないけどな…
K:彼が考えるのは第一に国民のこと、もうそれだけなんですけど
じゃあ一番上手くできるの誰?一番強いの誰?一番才能あるの誰?ってなったときに
自分しかいなかったんです
R:わかる>オースしかいない
K:暗黒竜に自分を差し出す契約をして「暗黒竜倒して帰ったぜ!」って凱旋して、不動の人気も得ましたし
そのときは
1国との交換条件になるほど自分の光属性強かったんだ……って若干引いたそうです
ちなみにお父さんは引退後、それなりの地位(上皇?みたいな立場)でほやほやと、趣味の庭園づくりをしていて幸せです
R:そう…イオがオースの過去の行為を聞いた時、どう思うかなって考えていて
幼なじみ特権で、大体考えてることなんて手に取るようにわかると思うんですよね
でも自分の力に引いたのか…んー…
K:わかるし、わかられているというのもわかるという多重構造
あ、引いたのは結構冗談です
R:うけるwレベルです?
K:そう。「まじかw俺そんなに凄かったのか、知ってたけど」「あーあ、決まったな」ってかんじです
R:それなら納得
なんだ…オースが聡明かつ判断力ありすぎるので、淡々とその道を選んでしまったってのがわかりすぎて
イオは納得しかないんだけど、うまく騎士には噛み砕いて伝えないといけないなーとですね
K:イオはかわいそうだなって
R:いや別にかわいそくはないですよ
言うて嫌だったら逃げ出す行動力も才能もありますし
居たくて居るんですよね、ただ、オースが理由の大半を占めるのも事実…っていうかシナリオ的に国思い要素ここに突っ込んだらこじれてしまう!w
K:こじれるとは?
R:ん?説得の時にメッセージ性を統一した方が良いので
オースのコンセプトは"国を思う王"だから、イオのコンセプトは"王を思う摂政"で、オースは"俺が国を守る、"イオ自身は"オースが守りたい国だから守る"ってスタンス、という話です
K:なるほど!!
R:あっなので、着地点どうかな~ってぼんやり考えてて。
オースティン生かす派勝つなら話は楽なんだけど、忠誠勝ちだとしたら、イオはオースの遺志を継ぐとは思うんですね。
だって、オースの考えがあまりにトレースできてしまうから
K:オースの完全性を描きすぎるとそうなると思うんですけど
途中で、弱さというか、迷いを出すつもりではあります
R:ほうほう
K:だって……自分で言うのもなんですけど……
オースが10年前に「国を護るために自分を差し出す」という揺るぎない契約をして、10年かけて騎士団を育て、そして10年前の契約を果たそうとしている、そこになんの破綻もないわけじゃないですか
だから、当時17歳のオースの苦悩とか、(PLへの語りかけとして)離れたくないとか
これはNPC同士の絆なので表には出しにくいですけど、やっぱりイオと共に生きていたいとか
R:ふんふん
K:いま27歳なんでそれなりに大人ですけど
17歳なんてなんもわかってないじゃないですか
R:ですね!
K:17のときにした契約なんて勢いですよ勢い。
英雄気取りですよ。お子さまですよ。
R:わかる~~
(NPCの仲が良すぎるなあという話題から)
K:よし、幼少期に喧嘩しましょう
R:突然ww
K:それもくっだらないことで
R:わーい!
K:何で喧嘩したんだろうな~~~
これ宿題にして寝ます
(その後、イオは何したら怒る? という話を経て)
R:多分、大抵のことそんなに気にしてないんですけど、自分が占星術士の一族であることにはすごくプライドを持ってると思うんですよね
K:じゃあ……イオがあんまりに本の虫だから、えーと、基本的には邪魔しないんですが
でも、本>>>>[越えられない壁]>>>>オース
な態度をあからさまにとられて
「このおれのそばにいれば、そんな難しい勉強をしなくたって楽をさせるのに」って言ったら切れた
とかかな
R:うわそれは怒る
K:地雷だった~(ばんざい)
R:多分最初は言うことほとんど聞いてたし後ついて回ってたと思うんですけど、オースティンに慣れてきたらある程度自由に自分の意思を出すようになって、本も読んだりして…なんてある意味気を許してきてたとこに爆弾発言
K:せんせー!拙者、普段は内気で物静かな子供が、強い怒りで青ざめて震えるの大好き侍でござるよ
そもそもあんまり怒らないから怒り方がわからないの可愛くない……?
そしてこっちもこっちで怒られることなんて滅多にない
R:なんか物に当たるとかも出来なくて、「っ…。…!……なんで、そんなこと、いうの……」みたいなじわじわ系怒りな気がします
K:その時点ではまだ踏み抜いたことに気付いていなくて
「なんでって、事実だ。きみは将来……」ってなにげなくイオの顔見て、ぎょっとするやつ「ぼくは、……ぼく、はっ……」
「おっおれが強い王になれば、イオは苦労しなくてもずっと楽しく生きていけるから」火に油どぼどぼ「だから……」
R:「ぼくは、"ほこりたかきやみのいちぞく"なんだ、"みなをみちびくしるべとなるためにうまれてきた"んだ」
「ぼくは……ぼくはっ、そんなの、ほしくないっ」
K:「だから、そんなに頑張る必要……え」
R:「らくとか、そんな……っ」
K:「イオ…………」手をのばす
R:「ぼくにさわるなっ!」
「とうさまはいってた、おうはこどくなんだって。だからぼくたちがいるんだって、ささえなきゃいけないんだって」
K:「? ? ?」ショックで頭が真っ白に
R:「オースティンは、"つよいおう"なるの?ぼくなんて、いらないくらい?………なれるなら、なれば?ばかっ!」
あっこれ、多分オースティンのことを子供心にすごく気に入ってて、もう支えるべき相手だと認識してて、だからこそ"傍にいれば楽させてやる"宣告されてめちゃくちゃキレてるのかも
K:人生初のマジギレをされて数日間ガチ凹みのターンをはさみたいです(笛ぴぴ―――)
R:www
多分イオアニスもキレにキレてるのでそのままその場を去りますし、しばらく王城に来なくなるものかと!
K:次に会ったときは「呼び出し」で、何言われるんだろうと思ったら
オースは新品の服を身に着けていて、会うなり胸に手をあてて膝をついて
「わ……わがとも、イオアニス。わたしは貴君の誇りをきずつけた。心よりのしゃざい……(言葉に詰まる)どうすれば許してくれるか、教えてはもらえないだろうか」って
王立図書館で謝り方ぐぐってきたらしい
R:「……(黙ってローブ目深に引き下げる」
ぐぐったのかわいいw
K:相手を尊重する者としての謝罪の方法を一生懸命考えてきた
R:これ思い付きなんですけど、イオアニスもある意味"忠誠を誓う相手"を探してるんだと思うんですよね。騎士じゃないので、剣を捧げもしなければ宣誓もしないんですけど
おそらく英才教育の一環として"王に正しく仕えろ"というのがあって、目の前のオースティン(王候補)を見てて、イオアニスなりに解釈した結果かな…
騎士の忠誠と違う忠誠…うーん、うまく言えないです
だから、なんだ……この5歳くらいのイオアニスは、オースティンを見定めにかかってる気がします
K:自分の能力と人生をかけられる人物なのかを?
R:そうですね
能力であり、人生であり……真心かな
イオアニス自身はそこまで言葉にして考えてないですけどね
「……。……。……オースティンは、なんで"つよいおう"になるの?」
K:「それが」
「おれの誇りだから」
「おれの命は。この光の力は、すべて国民のためにある。
おれは、王とか国とか、そういうのはよくわからない。
でも、みんなが笑顔で、安心して暮らせるのがおれの望みだ。
だから、おれに光の力があって、その力を磨けばみんなを守れることを、すごく……」
「めぐまれてると思う。俺は」
R:「ぼくは、まもられたくない」
「ぼくは、ささえたい」
K:「ああ」
「……ずっと考えてて、それがわかった」
「だから……ごめん」ずっと膝をついて下を向いたまま
R:「……(じー」近寄っていって、ちんまりしゃがんで顔を覗きこむ
K:(びく)
R:「……(じぃいい」びくってしたなって観察
K:「イオ」
R:「…?」
K:「なんでもない。好きなだけそのように」
「待つしかできない。許してもらえるまで」
R:「……。……。……(ほっぺぶに」
K:「…………」
R:むにむに……と無言でつつく(沈黙で圧をかける5歳児
K:いい技持ってんなあw
R:「……。……。……ふふ」
「しょうがないなぁ、ゆるしてあげる」
K:「……………」はぁ~~~~~~って深いため息
R:「なかなおり、しよう」はい、と手を差し出す
K:膝をつく騎士のポーズしてたのに、新品の服作らせたのに、ごろん
「ん」大の字になったまま手を
「イオ」
R:「うん、なに?」
K:「考えすぎて気持ち悪くなったのはじめて」
「おれは、王になるから。イオは、占星術師になる」
「でも、友達だ」
R:「………ふふ」
K:「それでいいか?」
R:「うん。いいよ」
K:「約束だ」
(その後、仲直りできてえらいね~という話)
(オースは好き嫌いはあるけど、「国のみんなが育てたり獲ってきてくれたものだから」と頑張って食べるのえらいね~という話)
K:イオには秘密だけど、この時の喧嘩で悩みすぎて吐いてトラウマになってます
R:ええええ
K:子供ってへんなことで吐くじゃないですか
R:たしかに……(?
K:人生ではじめて「本当に嫌だ」という気持ちをぶつけられて
そういうことだったんですよ
R:イオは逆に闇属性として、周りからの冷たい態度に慣れてるとこあるからその辺鈍いんだろうなぁ…
K:イオのお父さんの教えを聞いていると、父親同士も仲良かったんだろうなと思いますね
無理やり席譲ってもらってさーせん(真顔)
R:イオの父はイオの父でオースの父を気に入って傍に居ると思うので、さほど譲ったことにこだわってないと思いますよw
K:上皇(?)として平和に暮らしてるみたいだからお茶のみ友達になってあげてください
R:良くも悪くもイオの血筋は王の才能に左右されちゃうし、そこそこ早いタイミングで遷移が発生するのはわかってたんじゃないかな…お父さんも預言者だから、それこそ誰より早く解ってたかもしれないですね
イオの仕事は簡単じゃないはずなので、早い段階でサポートと称して色々やり方を教えてた気がしますね
叔父さん……父さんに会いに行くときは必ず叔父さんにも会いに行きますね、頻度はそう多くないですけど……(拝み)
R:良く考えたら占星術士一家なんだし、イオアニスの過去回りで説明がつかなくなったら"占いで示されたことに従ってた"って暴論が使えるんですね、これは便利!(開眼
K:www
イオさんはなんていうか、歴史の大局を見ることができるほど強い力を持ってるイメージがあります
R:ええまあ、チート能力ですね
K:お父さんとかは断片的なものを垣間見て、それをもとに解釈して予想をたてて……だけど、イオさんは、バシッと決定事項が見える的な。
R:災害対策とかには良いけど、未来予知能力に近いので、人の生死を占うような未来確定されて幸せになる人が少なそうな題材は一番センシティブだし、よほどじゃないとやらない…みたいな
嫌な予言とかしちゃうとストレスマッハですよね…
K:それでも10年前と今回、やっちゃうイオさんかわいいよ
「やるなよ」って言い含められてるのに2回も破るイオさんかわいいよ
R:それはその……一大事なので…(目そらし
K:きんととさんと話してて凄いなと思ったのは
R:はい
K:パピーのこと、父親のこと、母親のこと、周囲のこと
めちゃくちゃ細かく設定してくるじゃないですか。
そして最後に「だからアルはこういう子です」って、全部つなげて出してくるし
R:あれすごいですよね!
K:わたしもそういうの大好きだったな、でも、シナリオに関係ない情報はPLを惑わすので切る癖がしみついてたなって
結構はっとさせられたというか
R:ふふふ。良かったですね
K:だってもうきんととさんの中には確たるイメージがあって、見えてる世界があるんですもんね
R:そうですね
K:今回、オースの母親について一切考えてないのも、関係ないから……なんですけど
オースという人物の物語に関係ないわけないので
掘ろうかなあと考えている次第です
表には出さないけどね!
R:良いと思います。時間あるし!
K:ここにぼんぼん落とすと思いますが気にしないでください……
R:いえいえ。 やっぱり楽しいって伝わりますもの
K:
■オースティンの母 レイシエンス
〇「いくさ姫」と呼ばれた、炎の貴族出身の女騎士。
〇炎の家系は情熱家が多く、それ故悪いところもあり、王妃として地位を確立した彼女を快く思わない者も多かった。
〇レイシエンスはオースティンを守るため戦には出なくなったが、その勇敢で溌剌とした心はオースティンに受け継がれた
〇フェンリルを産んで体調を激しく崩し、そのまま亡くなる
R:元国王は、彼女を亡くしたことでどこか崩れてしまったのかもですね…
K:そうですね、そのとおりです
R:ちなみにこの世界って神はいる雰囲気で良いのでしょうか?言葉選びの問題なのですけど
K:神はいません!
R:では占いは神託とは違うんですね。
現状は"大いなる意思"(ようは神よりもっと概念が希薄)的なふわっとしたものとリンクするというかコンタクトをとって未来を読み取る…くらいのイメージで居ます
K:もすこし詳しく言うと、光は未来、つまり未知のものを切り拓くチカラ。未来を予知する力ではなく、です。
R:ふむふむ
K:闇は過去を解析して昇華する力。混沌とした無限の情報、過去のすべてに手をのばして、そこから未来を予測する力です
R:なるほど
K:光「まったく未知のものをさがしにいくんだぜ」
闇「既知のものすべてという膨大なデータバンクから未来を当ててみせる」
R:つまり高精度の演算ですか…未来予知すると頭痛で体調崩しそう
K:自分のことは自分が一番わからないものですよね~
R:治癒魔法的なのはあるのでしょうか?(属性魔法はそれぞれ攻撃用途ばかりの予感)
K:あるとしたら土か光かなって思ってました
R:光のイメージはバフ、闇のイメージはデバフなので、闇属性で治癒的なことしようと思うと痛覚に影響する系とかになるかもですね(実態的な効能はない
K:麻酔?
R:一定期間ノーダメだけど一定期間たったら喰らっていたはずの全ダメージが一気にくるみたいな
K:こわいよう
R:光の方がオールラウンダーで、闇の方がピーキー性能とかロマンですよね!
K:イオとリルだけは光回復効かなさそう
R:効かなそうですね~
K:メモですが、オースを救う方法の情報をどこに組み込むか考えなければ
闇竜に対抗できる4大属性の竜の情報をサブリミナル的に「こんな伝説があるよ」ってプロで落とすかなんかして
具体的な方法はイオさんの秘密の中に入れれば良いと思ってます
R:なる、ほど…?
K:ただ、オースを救う方法は本当に伝説竜なのか?という気もしてて(なんかご都合ぽいので)
もっとスマートに納得感あるやつを考え中です
考えつかなければ伝説竜!
R:んー…騎士達の、愛の力?(にこ
K:集まらなさそう(真顔)
R:ふと思ったのですが、オースと闇竜の契約内容によるんじゃないでしょうか?>救われ方
所謂悪魔取引的な契約なのか、口約束なのか
K:なるほど!!
悪魔取引的な契約なら、契約破棄によるペナルティをどう処理するかの問題も発生しそうですし
口約束のつもりでしたが、呪いなら「その呪いからの解放」ルートがあるのか
もちょっとそこ詰めますね
R:闇竜だから、呪うのもかっこいいと思いますけどね!
でも1年前(ようは10年を待たず)から侵攻されてることを思うと…先に契約違反してるのは闇竜側なのですよね
K:イメージでは、闇竜はまだ寝てて、ただあと1年で起きそうだから瘴気が上がって周囲の魔物が活発になりはじめた、みたいな
R:ふむふむ
K:まだ決定的な侵略はしてないですし契約違反ではないかなと思います
R:なるほど
K:闇竜めちゃつよつよなので、戦ったらたくさん犠牲が出るし、なんなら倒しても復活するから未来永劫危険を強いられるわけだが
自分1人が喰われることで闇竜からの侵略が永遠に無くなるならお得やん!
みたいな思考
R:うんうん
為政者っぽいですね
K:クライマックスの争点は、契約を反故にするかどうかですね
これはその気になれば簡単にできることにしよう
オースが契約に従ってるから契約も持続してる
R:騎士達は忠誠に殉じる訳ですけど、オースティンもまた王に殉じてる感じかな~
K:これはありがたいブレイクスルー!
アイデアとは諸問題全てを解決するもののこと!
素敵アイデアをありがとうございます!
R:良かったです!
K:オースは10年前闇竜を倒したことにします。
でも復活するところを目の前で見てしまった。
「どうしたらソレ(復活と侵略)やめてくれんの?」って言ったら
「お前を喰わせれば」って言われたから「10年後ならいいよ」って言った
R:10年後でもよくな…そうですね!(イオ黙らせた顔
なんとなくですが、イオの占い信じちゃって最初から諦めるオースもキュートなんですけど、闇竜の不死身さを見て冷静な判断下したオースもすごくらしくていいと思います(語彙力
K:キュート……w
まあ、「らしい」方でいきます!
内心、竜倒せてなかったって言うのヤだなーって思ってたので
倒せてたことにできてうれしい
(契約なのか呪いなのか、等、文言について詰めながら)
K:シナリオ製作期間は一か月はあったほうがいい。シナリオを多角的に見たり寝かせたりすることでアイデアが時間差で出てきてより整うから。
はっきりわかるんですね……
R:ですね
ようは"契約破棄させるかさせないか"が争点ってことですよね
で、意味合いとしては"王として死なせるか、一個人として生き延びさせるか"?
K:んー……というより
契約破棄をするとこの先ずっと闇竜との戦いが尽きることがないけど、それでもいいの?
オースは「良くない、終わらせる」って言ってるけどその場合オースが死にます。
というあたりでしょうか。契約破棄をしてもしなくても王様は王様かと
R:ふんふん
K:これはもう誇りとか誠実さとかそういう問題じゃなく、実際オースが死ななきゃめちゃくちゃなリスクがあるよ!
ってかんじです
R:「つべこべうるさいことを言うな。いくら理屈で正しかろうと…大切な幼馴染を、こんなことで失えるか」
んー…結構見えてるリスク大きいので、もうちょいイオのロジック詰めないとですね
K:戦って勝てないこともない(というか勝てはする)くらいの強さにしときましょう、闇竜
一定期間おいてめっちゃ復活してくるけど
R:そですね
オース単体で勝ててる訳ですし
K:したら「戦い続けるもん!><」が通用する気がする
R:じゃあオース的には、永遠に闇竜と戦って消耗する構造を何とかしたかったんですね、きっと
K:そうです!
R:なるほど…温度感わかってきました!
では、リルにどういう能力持たせるかですね
K:そうだった(頭抱え)
R:契約の破棄に必要な要素がふたつあって、①オースの同意②リルの能力 ってことにします?
おんなじこと考えてました。
K:なんならオースの同意いらないくらいでいいと思いました
「とんでもなく強い闇の力があって、全ての力を無効化できる」みたいなヴォイド技でどうでしょう
闇竜の契約を破ることもできるし、ヴォイド技としてクライマックスにも使える
R:いいですね!
K:(クライマックスでは、相手の属性能力を破るっていう使い方)
ひゅー!リルかっこいー!
R:頼もしい!ひゅー!
K:このキラトリなら渡されてうれしい感じになりましたね
俺の弟SoCooooooooool
R:無効化能力ってかっこいいですよね!
K:オタクが大好きなやつ!
K:
+
|
... |
■王子オースティンと暗黒竜
イオに「占うな」と言ったのは、なんだかイヤな予感がしたからだ。
俺は生まれて17年、だいたい良い予感ばっかりで生きてきた。
そんな俺の悪い予感は、結構当たる。
理由なんか言えないが、とにかく「占うな」と言ったのはそういうことだった。
だってさ、占い結果がどう出ようが俺は闇竜を討ちに行くのを止めるつもり無いし。
そしたらイオのやつはやっぱりというかなんというか、占って、しかも「俺が勝てない」とか言い出した。
俺は「わかったわかった」と適当に誤魔化して野営地を抜け、単身、闇竜のところへ向かった。
俺が「それでも行く」と宣言して口喧嘩したところで、イオが必殺「決定事項」を持ちだしたら、それに勝てたことなどない。
闇竜は強かった。
俺は控えめに言ってマジで強いと思う。
城で騎士10人を一度に相手した時だって「倍の人数でもイケるなあ」なんて考えていた程だ。
そんな俺が何度も追い詰められたし、命の危機を感じた。
それでも向かって行ったのは、生まれつき俺の辞書からは「諦める」という頁が落丁していたからだ。
ほんの数センチ、数ミリ、踏み込みを間違えていたり、剣の軌道を違えていたら、命は無かったかもしれない。
そんな瞬間が、幾度も……いや、数十回はあった。
しかし、勝ったのは俺だった。
闇竜の首を斬り落とした後、流石に疲れて地に膝をつく。
上がりすぎた体温と、失血や打撲によるダメージが一気に襲ってきた。
歩いて帰るのキッツいなぁと考えていた俺は、目の前で、信じられないものを見た。
どす黒く広がった闇竜の血がそのまま瘴気となり、生命活動を止めた竜の体を包み込み、再生しはじめたのだ。
「マジか」
俺は、斬り落とした首に向かって呻いた。
すると、首は、がらがらと喉を慣らした。
……笑っているのだ。
"この程度の傷ならば、1年程で回復する"
"我は何度でも蘇る"
"絶望しろ、光の王子よ"
「しねえけど……なんだそれ……ずるいだろ流石に。せめて凝りてどっか行けよ」
"それは成らん"
"貴様は我を怒らせた"
「俺だって怒ってるんだが! どうすればそういうの止めてくれんだよ!」
"貴様を……"
闇竜の提案は、無理なことではなかった。
俺は、10年後という条件付きで、闇竜と契約をした。
10年か。10年あれば、アルケーをそれなりに強くできるだろう。
イオの占いってやっぱすげーな……。
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R:皆さんの家名決まってから調整するかなとは思ってるのですが、「イオアニス・レゾンデートル」にしようかなと…
K:存在意義は元ネタが火の玉ストレートすぎませんか!?
R:じゃあ"レゾン"で……
K:いま外にいますがカッコいい哲学用語なら帰って哲学用語集から漁れますって言おうとしたら「レゾンかわい〜」ってオースが
R:www
オースにうけたなら確定で!
K:いや奴はなんでもかわいいって言うから…
「濁点入っててちょっとイカつめなのかわいい」
「フェミニンな子がイカつい名前なの好き」とか言うてます
知らんがな
R:wwwww
今フェンリル導入ちまちま書いてるんですが、しのしの意外に難しいですね…!
(ここから、各PCの導入シチュエーションについて相談して書きまくる)
R:アルマレク見ててイオアニス父も固めねば…と思ったので大体こんな感じというのをつらつら共有です!
イオアニス父は摂政職にあったが、王をいさめることが出来ないと言う点において、正直不向きだった。
特に炎の騎士団長の殉職案件については、本来彼こそがストッパーであるべきだっただろう。
闇の摂政が光の王に対し"都合の良い友人"でしか居られなかった理由。
それは、結局のところ彼が"王に対し忠誠を誓う騎士"ではなく、"自らの異能による王の重用を頼りに地位を保つ闇の一族"であったことだ。
彼は、生まれた幼い息子のためにも、脈々と継がれた血のためにも、今の地位から転落する訳にはいかなかった。
王へ耳の痛い忠言をすることは、彼にとってあまりに大きなリスクだったのだ。
勿論先代は先代なりに力を尽くしたが、本質として彼が磨いた手腕は自身の政治力であり、自らの地位を損なわないためのものであり、闇竜という物理的な危機に対しては力をもたない。
やはり、国を治めるものとしての振る舞いには欠くところがあった。
一方で、人を育てる才能には長けていた。
彼の息子、イオアニスは天賦の才を持って生まれ、父という良き師の元で育つことでその才能を開花させた。
イオアニス本人もその点は重々承知しており、師として父のことを尊敬している。
K:(少し遅れて)おはようございます。
昨日、前王の親友が爆誕したので、前王のお茶のみ友達についても相談しようと思ってたら既に解決していた!
R:まあ基本的には世のため国のためなんですけど、少し狡猾なとこもあってオースティン父の采配ミスに乗っちゃうとこもある人だったのかなと…>イオ父
多分イオ母はイオ父のいとことかはとことか、そこそこ近い血縁だと思います(つまり闇属性)
こんな感じで大丈夫そうでしょうか?
K:全然問題ありませんありがとうございます!
R:あんまり騎士団長の中に純粋培養系が居ないので、バランス取ってみました!
代々闇の家系ですし、わかりやすいかなーと
K:みんなひねくれてこじらせてる子ばっかですからね!(超笑顔)(だいすき)
真っ直ぐなのはジルヴァくらいや
(アルマ父という前騎士団長が爆誕したことについて)
K:炎のおっちゃんが父親の命令で玉砕したと理解したオース8歳の爆泣きに付き合ったってください
R:何時間でも付き合いますよ!
K:「絶対に王になる、強くてみんな守る王になる」ってギャン泣きしてるんで
R:「うん。なれるよ。オースなら、なれる」
この調子だとイオアニスはあんまり炎の騎士団長とは話したことないかな…そもそも出会う機会なさそうな組み合わせですしね
K:面識はありそうですけどね!
オースも「俺より強いおっちゃん」って嬉しそうによく話すし。
6歳かそこらにして大人を「俺より強い」と区分けするとんでもなさ。
R:そうですね、オースティンとよく訓練してる人だなって認識かも
面識はあるけど…んー…完全に自分じゃどうにもならない分野のすごい人だし、ちょっぴりジェラシーで打ち解けて仲良くなれないうちにことが進んでしまったかな…
仲良くても良いんだけど、オースティンは主観的に語るはずなのでイオアニスは客観的に語れた方がなんとなくスパイスになる予感
K:すばらしきマスタリング勘
あと圧倒的な陽の人でもありそうで相性はよくなさそうですね
R:そうですね!>陽の人
なんだ…オースは太陽なんだけと、騎士団長は燃え盛る火なので、イオ的には「あつっ!!?」みたいな苦手さありそう
だから息子のアルマレクを見て、「火属性にも色々居るよな…(でも暴走する感じはおなじだな」ってしみじみしてそう
K:オースは、それまでは自分のこと省みることなんてなかったのに、その日から自分の才能とその価値を積極的に図りだすんですね
設定が繋がって加速していくぜ!
R:そして闇竜と契約するんだから、お前ってやつは…
K:いやー納得の動機ですね<闇竜と契約<全員守る王になる
K:本気出すときのGMはいつもまじりんなんですが、がんばれしのしの。この村でキャリアアップできるぞ
R:キャリアアップwww
K:わたしの中でTV局(どブラック)に勤める社畜です、TCは
R:え、えと、頑張りましょうね……っ♡♡♡(しのしのはとりあえずハートつけようと思ってるSGM
K:合ってます(キリッ
甘ったるい間延びしたクソウザ口調に「……」とハートマークつければしのしの
R:なるほど……
美少年なのにうざい…美少年だけど上回るほどにうざい…(ぶつぶつ
K:そんなに深く考えなくても(真顔)
チップは美少年ですが変身すると頭おかしいし
R:この村でしのしのの解像度が一番低いんです(真顔)
(TCのRPの解像度上げようとしてるSGMにビビり散らしながら、GMがしのしのの経歴説明)
K:その気になれば(村規律違反の匂いを感じるとか)すらすら喋ります。
なんで、変に口調にこだわらなくても、突然ハキハキ喋り出しても全然キャラブレじゃないのであんま気にしないでください。
R:キャラブレにならない!良かった!
R:イオのキラトリ「フィン・スターニス(星の終焉)」かなって考えてました
K:あらきれい
R:オースと対っぽい技名も考えない訳じゃなかったけど、リルにその役割を持たせた方がきっと胸アツなので!
K:リルの技の名前も暫定で考えておいた方が良さそうですね
効果はヴォイド
イオのキラトリの効果は?
R:イオはブラックホールです
無差別ぽっかり
はっきり言います!浪漫砲です!
K:ブラックホールかっこいい!
輝いてるぜ……最高にな……!
R:んー……リルのキラトリ名は、出来ればオースとおなじで三文字×三回がいいなぁ…(ぐぐる
K:あれクソほど適当なので合ってるかどうか知りませんけどね…(小声)
R:それを言うならイオもフィンスターニスってほんとは一単語で、フィンという単語も少なくとも音楽用語であるんですが。
スターニスはスターアニス、つまり"八角の終わり"???みたいな感じですので(小声)
響きよければそれでよし(キリッ
K:やったぜ心強い!
デウス‐エクス‐マキナ【(ラテン)deus ex machina】
《機械仕掛けの神の意》古代ギリシャ劇の終幕で、上方から機械仕掛けで舞台に降り、紛糾した事態を円満に収拾する神の役割。転じて、作為的な大団円。
「すべてを鎮める」という意味では使えそうな気がします
「デウス」がまんま神って意味なのでそこを変えれば…
「闇」を表す3文字の言葉になれば
R:かっこいい~~
うーーん、ノクス? アテル?
ノクスは夜、アテルは黒、ナハトも夜…ですけど…
K:ラテンっぽいやつがいいな!ナハトはドイツ語か。じゃあノクスで!
「夜が物語を鎮める」ってカッコいい
もちろんふにさんに自分で名前は考えてもらいますが、突然キラトリの名前考えてねっていうのも酷なので、一応デフォルト名を秘話で送る形で。
R:良いと思います!
K:説明文は「静かな闇夜において、すべてのあらぶる力は鎮まり、霧散する」とかで
これもオースの説明文と対です。
R:とぅんく…浪漫of浪漫
K:キラトリ開示いつにするかな~情報の洪水がおさまった頃がいいんですけどね。
R:そうなんですよね…
できればマスターと共にこっそりリルリルにおくりたい
K:「何かを無意識に鎮めてはじめて自分の力に気づいた」みたいなシーンを入れたい
4はきっと遅すぎるので、情報洪水はこのさい気にせず最適なタイミングを狙いましょう
遅くても3dまで、できれば2dまでに開示しといて、3dは全員自分が何をすべきかわかってるのが理想ですね
リルリルのキラトリ公開されないと全員何処を目指していいかわかんないので。
R:そうしたら、対リルシーンでイオが不安定になって能力を暴走させる…とか…?
K:あっかわいい<イオ不安定
R:無理してるのがたたった、とかでしょうか。
それをリルリルが優しく癒すのいいですね。
1 dマスターでオースの死を預言するので、それ由来かなとは思います
オース以外で一番に頼るのはやっぱりリルでしょうしね
K:素敵……面倒見てた子リルが「イオを守る」側にまわる瞬間ですよ
(イオのキラトリの相談)
K:NPCのキラトリって所詮使わないんですが、何ができる人なのかっていう演出はわりと重要かもなので
具体的にこんなこわいことできるよ!が伝わればなんでも!
R:あー…そういう意味では"※ただし闇属性には無効"とひっそりつけといた方がマスタリングとして親切かなと思ってました
K:やさしい
R:闇竜に効くのか議論する人出そうだから…(
K:GMにやさしい
PCは予想外のところ突いてきますからね…
K:めちゃ笑ったので共有。オタクはすぐキャラで占う
https://rensa.jp.net/shifree002/
R:こwれwはw
1995年1月1日であってます?27ですよね
K:あってます!
R:(にっこり)
K:恋愛しろぉ!!ww
R:いや実際してないじゃないですか!w
K:こうもドンピシャされると、お前え!!ってなるんですw
R:www
K:
+
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... |
闇竜を討とう
と、はっきり口には出さなかったが、四大騎士とイオとリルには、もう伝わっている。
俺の指示の出し方、陣への口出しで、「なるほど王はついにあの竜に攻勢をとるらしい」と、気取られている。
すると……ほら、書類仕事が集まってくる。
仕事熱心で有能な我が騎士たちは、「光の王による宣言の時」に備えて、補給ラインや馬車整備、備蓄を厚くする手筈を整え始めているのだ。
下らなく見える判子のひとつひとつの積み重ねで、多くの人が動く。
俺は執務室に紅茶と菓子を運ばせて、イオと一緒に書類の山を崩しにかかっていた。
「なんか……このクッキー。やけに固いな」
小さな声でイオが言ったので、どきんとした。
…………。
"そういえば俺の趣味ってなんだっけ?"
これは、昨日ふと思いついたことだった。
国民の笑顔、国民を大事にすることが何より好きだ。……でも趣味ではないな。
戦うのは好きだ。体を好きに操るのは、気が晴れる。国益でもある。うーん、趣味とは呼べない。
本も読む。歴史を、政治を学ぶ。趣味……では、ない。利益を求めている。好きなんだがな。
人間観察? いや、頭悪いな。
編み物、刺繍、詩歌、絵画……全部、やってみたことはあるが、趣味にまではいかなかった。
そうだ、料理!
普段は料理人に任せているそれは、趣味になるだろうか。
そう考えて、小麦粉、砂糖、卵、バターと牛乳を取り寄せたのが今朝のこと。
調理場を大いに荒らす、ということはなかった。
俺は結構器用だ。
だが、27歳の野郎が「初めて」焼いたクッキーは、形になりこそすれ、美味しいという域には届かなかった。
常に最高級品を食べている俺からすると、「やけに固いなあ」がせいぜいだ。
こっそりイオに食わせてみたが、まあ、こんなものだろう。
俺は、自作だと白状しようかどうか少し迷った。
迷っている間に、ざくっと音をたててクッキーを咀嚼したイオは
「ま、初めてにしてはいい方なんじゃないか。
楽しかったか?王様」
と、にやりと笑った。
顔が熱くなった。
なんてことだ。
このクッキー1枚で、俺が作ったと悟られた。
「う……楽しくなかった。もうしない」
「ふふふ、別に趣味なんか無理に探さなくても」
正直粉を混ぜて焼くのはちょっとは楽しかったが、もうしない。
こんなに何もかもばればれで、恥ずかしい思いをするならば。
[〆]
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R:オースの趣味、綺麗なもの収集だったりしませんか?
K:綺麗なもの?
R:美形コレクションというか…でも人に限らず?
K:綺麗なものってオースにとってイオと四大騎士とリルなんで、そういう意味では合ってます
モノにはあんま興味なさそうですね
モノより、そのモノに宿る物語の方を重視するタイプです
だから、ぼろぼろの人形とか、なにげない貝殻とか、枯れゆく花にイイネはしますけど
世界一価値のある宝石です!って言われても鼻ほじってそう
R:あ、そういう意味では"オースが綺麗だと思ったもの"をコレクションするのが好きそうだなって
K:ならもう人集めが趣味ですね
ねえねえあいつ面白そう!イケてる!かっこいい!かわいい!
(きゃっきゃ)
なんて迷惑な趣味なんだ
R:王様ならではの趣味ですね!w
K:ていうか実質実益を求めてなのでやっぱりそれは趣味じゃない!w
R:えー?
K:「自分は死ぬ」っていうのが根底にあるんですよ。
だからモノを集めたりするのはきっと趣味にはならないですね。
死んだあと更地にしたいので
もし趣味と呼べるものがあるなら……
5騎士やイオに叱られること……??????
R:いや叱られるの普通に嫌だろ???
■イオの趣味
+
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... |
R:
天体観測が好きなのは、趣味と実益を兼ねてのこと。
もし趣味に利益を求めてはならないなら、本当は俺は、趣味と呼べるものは持っていないのかもしれない。
だが、それはそれで良いと思う。
趣味なんてあったってなくたって、自分は充実した日々を送っているのだから。
"趣味なんか無理に探さなくても"と言ったのは、本心からだった。
「………」
ざく、と固いクッキーを噛み砕く。
何を思い立ったか、オースティンは今度は料理に手を出したらしい。
元々好奇心旺盛な奴だから、帝王教育の他にもやたらと色々な方面に首を突っ込んでいたが、菓子作りまで始めるとは恐れ入る。
からかったその後は、無駄口を叩かずに書類を進め、気付けばクッキーは残り1枚になっていた。
これは俺が食べても良いんだろうか。………良いんだろうな、そんな気がする。
ざく。
最後のそれも、やっぱり固かった。
思わず笑みが溢れる。
「ご馳走様」
告げてみても視線が合わないが、書類に集中しているふりをしているオースティンの頬に赤みが差したから、これは明らかに聞こえているようだ。
仕方ないやつ。
図星を刺されたり見抜かれると妙に意固地になるのは、子供の頃から変わらない。
だから。
おいしかった、気が向いたらまた作ってほしい、と。
そうねだるのは、もう少しだけ、後にしておこうか。
〆
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K:なんかかえってきた!!
R:(クッキーむしゃあ)
K:もう~~~~~~~~!!!!!!
R:ちなみにイオは料理とか下手だと思うので褒める専だと思います!
なんでも器用にこなすオースかっこいい~(ひゅー!
K:シナリオ終わったら一緒に作ろうな……
生きてれば……
R:生 き ろ
R:イオが表のチョコレート議論見ながら、「好きなタイプ…母上曰く、出会った瞬間に"この人いいな"と思うらしいが……」って遠い目になってます
K:素敵な言葉じゃないですか
何故遠い目に
R:その"瞬間"に出会ったことがないからですね…(小声
K:オースに「お前童貞?」って聞いたら「んなわけねえ」って一笑にふされました
個人的に好みの子とかいないの?って聞いたら「マジで考えたこともない」だそうです
闇深いなぁ
R:光なのに闇属性より闇が深いんだよなぁ…
プロローグ
R:いつでも入村が一番どきどき…(名前間違えてないかとか
K:わかるぅ
お疲れさまです!
とりあえず第一の難関(村建て&インフォ投下祭)は越えました!
R:わーいわーい関門突破!いい響き![♪( ´∀`)人(´∀` )]
K:あとただの笑い話なんですけど、リルが喋ってるのみて「あれわたしこんなこと言ったかな〜」とナチュラルに思ってしまった
兄弟、並べると思った以上に似てた!
あぶないぞこれ!
R:www
気を付けてくださいね!?w
K:も、もう大丈夫!
そして導入×5のあとはいつも心の脱水状態になりますね
こんなに用意できてることってなかったのですげえ、やってやったぜ感
R:(お水をジョウロでかけている)
K:[ぷるるるるるる][水で蘇生している]
(※アウイン2021/07/22(Thu) 23:10:53の秘話を見て)
K:こわいよう
休息日2日と1d秘密ロックは正解だったしかないよう
R:ロックしなかったらどうなってたんだろう…(ふるえ
K:1dで速攻オースがスナイプされて、そのあと3dかけて囲まれて棒で叩かれる祭りですね
R:こわっ
ロックは英断でしかなかった…
(プロで急遽オースティンのマスターを落とした後、予定になかったイオアニスのマスターも相談)
K:プロで日々マスター投下するとかこのGM陣営サービス良すぎ
R:サービス精神が売りですからね!(?
K:やりたいだkげふんごふごふ……そうですね!(笑顔)
R:しーっそれは機密ですよ!(笑顔)
進行中
最終更新:2021年07月30日 19:25