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STARLIT DUST -彼女に捧ぐ-
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| 287 :STARLIT DUST/彼女に捧ぐ:2010/03/24(水) 22:47:24 ID:0B3kJeHO0 |
大学受験で大コケしたものの、奇跡的に受かった中堅私大の夜間部に通う俺にとって、昼間はバイトと小説書き、そしてゲーセンで埋められている。
午前10時の開店と共に、メダルゲームやパチスロに向かうおっさんおばさんに混じって中へと入る。
マジアカの横を通り過ぎ、二台並んでいる弐寺の裏へと回る。
俺の目的はjubeatだ。ripplesにアップデートされてからグレードが凄い勢いで昇格していく。
前作の昇格条件だったフルコンやエクセレントがなかなか出せなかったせいだろう。
クレを重ねるだけで新しい曲が解禁されていくようになったのは嬉しい。
ユビは初心者向け、と言う人もいるけど俺はそんなjubeatを気に入っている。
KONAMIパスを入れて、100円を投入。暗証番号を入れて、さてプレイ開始。今日のオススメ曲は何だろう、と画面に視線を向ける。
『STARLIT DUST/スティルに捧ぐ』
鮮やかな青とオレンジ、サーフボードを持った真っ黒い影が書かれているジャケット。下の方にDes-ROWの名前が読み取れた。
Funky sonic worldとか大見解のDes-ROWか、と思って彼の歌声を少しだけ想像してみる。
曲選択画面に移る。オススメ曲を探してみるが、見当たらない。どうやらまだ解禁してないようだ。
青い画面。青という染色。jubeatのジャケットには青が使われている曲が多い。有名なEvansやギタドラに移植されたアイシクルズもそうだ。
俺は、青という色が好きだ。
昔から、幼い頃から。そして俺は、昨日の事を少しだけ思い出した。
午前10時の開店と共に、メダルゲームやパチスロに向かうおっさんおばさんに混じって中へと入る。
マジアカの横を通り過ぎ、二台並んでいる弐寺の裏へと回る。
俺の目的はjubeatだ。ripplesにアップデートされてからグレードが凄い勢いで昇格していく。
前作の昇格条件だったフルコンやエクセレントがなかなか出せなかったせいだろう。
クレを重ねるだけで新しい曲が解禁されていくようになったのは嬉しい。
ユビは初心者向け、と言う人もいるけど俺はそんなjubeatを気に入っている。
KONAMIパスを入れて、100円を投入。暗証番号を入れて、さてプレイ開始。今日のオススメ曲は何だろう、と画面に視線を向ける。
『STARLIT DUST/スティルに捧ぐ』
鮮やかな青とオレンジ、サーフボードを持った真っ黒い影が書かれているジャケット。下の方にDes-ROWの名前が読み取れた。
Funky sonic worldとか大見解のDes-ROWか、と思って彼の歌声を少しだけ想像してみる。
曲選択画面に移る。オススメ曲を探してみるが、見当たらない。どうやらまだ解禁してないようだ。
青い画面。青という染色。jubeatのジャケットには青が使われている曲が多い。有名なEvansやギタドラに移植されたアイシクルズもそうだ。
俺は、青という色が好きだ。
昔から、幼い頃から。そして俺は、昨日の事を少しだけ思い出した。
その日、いつもとは違うゲーセンに出かけていた。別にゲーセンが目的だった訳ではなく、買い物のついでに近くのゲーセンに寄っただけだった。
「あれ? 珍しいな。こんな所で会うなんて」
エスカレーターを通って上へと上がろうとした時、急に声をかけられた。
振り向くと、一階のクレーンコーナーに女子高生らしい制服の少女を連れた奴がいた。
中学の時、同じ部活だった奴だ。高校は別になったが、それでも時折メールぐらいのやり取りはする。
「よう。確かにそうだな。なんだ、デート中か?」
「まぁなー。お前がゲーセンに通うタチだとは思えなかったが」
「なに。音ゲーとマジアカが好きなんだよ」
旧友は俺に近づきつつ「確かにマジアカはお前がハマりそうだな」と呟く。
旧友に会えたせいか、少し懐かしくなった。大学に入って以来、友人と遊ぶ事が減ってしまったからだろうか。
「ま、それにしてもゲーセンに来る元気があるって事は元気そうだな。良かった良かった」
「おいおい、俺がまるで入院でもしてたみたいじゃねぇか」
旧友の言葉に俺がそう返すと、旧友は急に声を落とした。
「あー……まぁ、その。あれだ。空元気は解るが、あんま無理すんなよな」
「なにが?」
「この前の事さ」
「この前?」
話が全く見えず、俺は思わず聞き返す。すると旧友は逆に驚いた顔をした。
「待て。この前の事っつったらアレだろ。お前が忘れる筈ないだろ」
「何をだよ?」
「………本当に知らないのか?」
旧友はもう一度だけ聞き返すと、携帯を開き、少しだけ操作をする。
そこに映し出された一枚の写真に映る少女。俺は、彼女を知っている。否、知っているというレベルじゃない。
「……彼女、どうかしたのか」
高校の時。初めて出来た、そして本当に本当に好きになった唯一の異性がそこに映っていた。
彼女に旧友を紹介した記憶もある。だから、旧友が彼女を知っていてもおかしくない。
「…………落ち着いて聞け」
旧友は口を開く。
「一ヶ月ぐらい前になるが……交通事故だと」
「………え?」
一瞬、理解出来なかった。待て。今、なんと言った。
走馬灯のように、思い出がよみがえった。
「嘘……だろ……」
俺はもう一度だけ呟いた。
「あれ? 珍しいな。こんな所で会うなんて」
エスカレーターを通って上へと上がろうとした時、急に声をかけられた。
振り向くと、一階のクレーンコーナーに女子高生らしい制服の少女を連れた奴がいた。
中学の時、同じ部活だった奴だ。高校は別になったが、それでも時折メールぐらいのやり取りはする。
「よう。確かにそうだな。なんだ、デート中か?」
「まぁなー。お前がゲーセンに通うタチだとは思えなかったが」
「なに。音ゲーとマジアカが好きなんだよ」
旧友は俺に近づきつつ「確かにマジアカはお前がハマりそうだな」と呟く。
旧友に会えたせいか、少し懐かしくなった。大学に入って以来、友人と遊ぶ事が減ってしまったからだろうか。
「ま、それにしてもゲーセンに来る元気があるって事は元気そうだな。良かった良かった」
「おいおい、俺がまるで入院でもしてたみたいじゃねぇか」
旧友の言葉に俺がそう返すと、旧友は急に声を落とした。
「あー……まぁ、その。あれだ。空元気は解るが、あんま無理すんなよな」
「なにが?」
「この前の事さ」
「この前?」
話が全く見えず、俺は思わず聞き返す。すると旧友は逆に驚いた顔をした。
「待て。この前の事っつったらアレだろ。お前が忘れる筈ないだろ」
「何をだよ?」
「………本当に知らないのか?」
旧友はもう一度だけ聞き返すと、携帯を開き、少しだけ操作をする。
そこに映し出された一枚の写真に映る少女。俺は、彼女を知っている。否、知っているというレベルじゃない。
「……彼女、どうかしたのか」
高校の時。初めて出来た、そして本当に本当に好きになった唯一の異性がそこに映っていた。
彼女に旧友を紹介した記憶もある。だから、旧友が彼女を知っていてもおかしくない。
「…………落ち着いて聞け」
旧友は口を開く。
「一ヶ月ぐらい前になるが……交通事故だと」
「………え?」
一瞬、理解出来なかった。待て。今、なんと言った。
走馬灯のように、思い出がよみがえった。
「嘘……だろ……」
俺はもう一度だけ呟いた。
| 288 :STARLIT DUST/彼女に捧ぐ:2010/03/24(水) 22:48:09 ID:0B3kJeHO0 |
高校二年の時の話だ。
当時、兄がハマっていたギタドラを真似て自分も叩き始めたがどうにも上手く行かない。
好きなアーティストがあさきというのが一番の原因だろう。
あさきは初心者に優しい譜面ではない。
「あちゃー……」
「相変わらず巧くなんないね」
学校帰り、二人で待ち合わせて繰り出したゲーセン。ドラマニに挑戦したものの、やはり31の月光蝶緑ですらクリア出来ない。
そんな俺を、彼女はやっぱり笑っていた。
「結構凹むんだけどなぁ……」
「いいじゃん。下手なんだし」
「そもそも出来ない人に言われたく無い」
「死ね」
「ぐはぁっ!」
弁慶の泣き所とは良く言ったものでおすねちゃんを蹴られるとかなり痛いのである。
そんな彼女は今年大学受験の筈ですがこんな乱暴で大丈夫なのでしょうか。
「おぅ、痛たた……」
「しっかし、アレだねー。君は目は悪いし反射神経悪いのによくもまぁこの手のゲームに挑戦するかね」
「……曲がいい」
「の割には特に楽器が出来る訳でもない」
「うぐぅ」
「ついでに言うと他のゲームも決して得意とは言えない。むしろ下手な方」
「…………」
「まぁそんな君が好きだけどねー」
彼女はそう言って笑う。この頃には俺は既に筐体からどいて次の人が叩き始めていた。
そのプレイヤーが選曲した曲はDes-ROWのFunky sonic world。
ノリの良いドラムの音と歌声が響き始める。英語と日本語が適度にちりばめられたリズム。
「お、なんかいい曲だね……カッコいい」
普段笑ってばかりで直接評価を下すような言葉を聞いた事がないせいか、少し意外だった。
そのプレイヤーは俺と彼女の会話が届いているのかどうか解らないが、見事にフルコンボを決めていた。
すげぇ、フルコンボ。
俺がそのプレイヤーのプレイを眺めていると、彼女は口を開く。
「君はあの曲はまだ出来ないよね?」
「まぁ、無理だ」
「でもいい歌詞だね。1mmも負ける気はしない、か……。まるで意地を張った時の君だね。君、意地っ張りだから」
「……ひでぇ」
「失礼な。褒めてるんだよ? そこまで譲れないものがあるってのはいい事なんだからね」
譲れないものがある。その為に立ち向かう。
まぁ、男として一度は夢見る事だろう。なんとなく、合っている気がした。
「よっしゃ!」
俺は気合いを入れて待ち列へと向かう。
「またやるの?」
「次はファンキー叩きます。緑で…」
幾ら緑だろうが構うものか。そう、1mmも負ける気はしない。なんというか、意地の為に。
当時、兄がハマっていたギタドラを真似て自分も叩き始めたがどうにも上手く行かない。
好きなアーティストがあさきというのが一番の原因だろう。
あさきは初心者に優しい譜面ではない。
「あちゃー……」
「相変わらず巧くなんないね」
学校帰り、二人で待ち合わせて繰り出したゲーセン。ドラマニに挑戦したものの、やはり31の月光蝶緑ですらクリア出来ない。
そんな俺を、彼女はやっぱり笑っていた。
「結構凹むんだけどなぁ……」
「いいじゃん。下手なんだし」
「そもそも出来ない人に言われたく無い」
「死ね」
「ぐはぁっ!」
弁慶の泣き所とは良く言ったものでおすねちゃんを蹴られるとかなり痛いのである。
そんな彼女は今年大学受験の筈ですがこんな乱暴で大丈夫なのでしょうか。
「おぅ、痛たた……」
「しっかし、アレだねー。君は目は悪いし反射神経悪いのによくもまぁこの手のゲームに挑戦するかね」
「……曲がいい」
「の割には特に楽器が出来る訳でもない」
「うぐぅ」
「ついでに言うと他のゲームも決して得意とは言えない。むしろ下手な方」
「…………」
「まぁそんな君が好きだけどねー」
彼女はそう言って笑う。この頃には俺は既に筐体からどいて次の人が叩き始めていた。
そのプレイヤーが選曲した曲はDes-ROWのFunky sonic world。
ノリの良いドラムの音と歌声が響き始める。英語と日本語が適度にちりばめられたリズム。
「お、なんかいい曲だね……カッコいい」
普段笑ってばかりで直接評価を下すような言葉を聞いた事がないせいか、少し意外だった。
そのプレイヤーは俺と彼女の会話が届いているのかどうか解らないが、見事にフルコンボを決めていた。
すげぇ、フルコンボ。
俺がそのプレイヤーのプレイを眺めていると、彼女は口を開く。
「君はあの曲はまだ出来ないよね?」
「まぁ、無理だ」
「でもいい歌詞だね。1mmも負ける気はしない、か……。まるで意地を張った時の君だね。君、意地っ張りだから」
「……ひでぇ」
「失礼な。褒めてるんだよ? そこまで譲れないものがあるってのはいい事なんだからね」
譲れないものがある。その為に立ち向かう。
まぁ、男として一度は夢見る事だろう。なんとなく、合っている気がした。
「よっしゃ!」
俺は気合いを入れて待ち列へと向かう。
「またやるの?」
「次はファンキー叩きます。緑で…」
幾ら緑だろうが構うものか。そう、1mmも負ける気はしない。なんというか、意地の為に。
もちろん、閉店だった。
| 289 :STARLIT DUST/彼女に捧ぐ:2010/03/24(水) 22:48:59 ID:0B3kJeHO0 |
「……あははは……」
「もう、なんつーか、俺を見ないで…」
流石の彼女も呆れていた。そりゃそうだ。
「一番大事な部分でゲームオーバーなんて悲惨だね……ま、でもあたしはこの曲好きだなー。ジャケットも好きだね。青と黒って、いいね」
「そうですか?」
俺の言葉に、彼女は頷く。
「青が好きなんだよ。君は確か、黒好きだったでしょ?」
「ええまぁ」
黒が好き、というのはよく言う。でも、昔から本当に好きだったのは。
青が好きだった。でも、青という色は男の間では結構人気のある色。
周りの皆が青が好きで、その分、青という色に依り付く事がなかなか出来なかった。
そして、周りからもよく解らない奴だと言われる事が多かった。友達は他の人に比べればだいぶ少ない。色になると、黒になっていた。
全てを飲み込む。全てを消し去る。そんな色。だけど。
彼女は。青が好き。純粋で、真っ直ぐで、そして。真っ黒な俺を、見ている。
「君とあたしと好きな色両方入っているじゃん」
「なるほど……」
「そう、二人して好きになれるじゃない?」
青と黒。
反り合いそうになくて、隣接する色。絡み合う、2色。
全てを飲み込む黒と、全てを透過する青。
そんな俺たちは、何時から……。
「もう、なんつーか、俺を見ないで…」
流石の彼女も呆れていた。そりゃそうだ。
「一番大事な部分でゲームオーバーなんて悲惨だね……ま、でもあたしはこの曲好きだなー。ジャケットも好きだね。青と黒って、いいね」
「そうですか?」
俺の言葉に、彼女は頷く。
「青が好きなんだよ。君は確か、黒好きだったでしょ?」
「ええまぁ」
黒が好き、というのはよく言う。でも、昔から本当に好きだったのは。
青が好きだった。でも、青という色は男の間では結構人気のある色。
周りの皆が青が好きで、その分、青という色に依り付く事がなかなか出来なかった。
そして、周りからもよく解らない奴だと言われる事が多かった。友達は他の人に比べればだいぶ少ない。色になると、黒になっていた。
全てを飲み込む。全てを消し去る。そんな色。だけど。
彼女は。青が好き。純粋で、真っ直ぐで、そして。真っ黒な俺を、見ている。
「君とあたしと好きな色両方入っているじゃん」
「なるほど……」
「そう、二人して好きになれるじゃない?」
青と黒。
反り合いそうになくて、隣接する色。絡み合う、2色。
全てを飲み込む黒と、全てを透過する青。
そんな俺たちは、何時から……。
それから一年後に、別れてしまった後も。
俺は彼女の事を思い続けていた。青と黒。2色に例えられた、俺たち。
黒に戻ってしまった俺を、彼女がどう思っているかは解らないけれど。
俺は彼女の事を思い続けていた。青と黒。2色に例えられた、俺たち。
黒に戻ってしまった俺を、彼女がどう思っているかは解らないけれど。
意識を現実に引き戻す。三曲をプレイし終え、グレードポイントが加算されていく。
「ん……?」
グレードアップの表示と共に、新たな曲が解禁された。
表示された曲は、『STARLIT DUST/スティルに捧ぐ』。今日のオススメ曲。そして。
「あ……」
青い背景と、黒い影。青と、黒。
後ろを確認し、誰も並んでいない事を確認しつつ2クレ目を投入する。
緑譜面を選択し、ジャケットを探す。あった。
「青と、黒……」
青も黒も、好きな色。俺が好きになった色。そして、ほんの少しだけ彼女の事を思い出した色。
今はもう、なくなってしまった大切なもの。愚かな俺は、無くしてから気付く。
戻らない。けど、忘れない。
曲が始まる。
「ん……?」
グレードアップの表示と共に、新たな曲が解禁された。
表示された曲は、『STARLIT DUST/スティルに捧ぐ』。今日のオススメ曲。そして。
「あ……」
青い背景と、黒い影。青と、黒。
後ろを確認し、誰も並んでいない事を確認しつつ2クレ目を投入する。
緑譜面を選択し、ジャケットを探す。あった。
「青と、黒……」
青も黒も、好きな色。俺が好きになった色。そして、ほんの少しだけ彼女の事を思い出した色。
今はもう、なくなってしまった大切なもの。愚かな俺は、無くしてから気付く。
戻らない。けど、忘れない。
曲が始まる。
あなたが残してくれたものは、今も俺の中に残っている。
だから、あなたは安心して眠ってくれ。
あなたとの日々も、出会いも、別れも決して無駄にはしない。
そして、明日未来を目指せる。
だから、あなたは安心して眠ってくれ。
あなたとの日々も、出会いも、別れも決して無駄にはしない。
そして、明日未来を目指せる。
別れを綴る、哀しいけれどもカッコいい。そんなDes-ROWの歌声と共に、走馬灯のように蘇る日々。涙があふれそうになる。
きっと、Des-ROWも、同じように誰かとの思い出を思い出していたのだろうか。
大好きだった青と黒。そして、オレンジにも彩られて。終わりがあるから始まりがある。
曲が終わった。フルコンボの表示。あの日、俺はFunkyを叩けなかった。
でも、今はスティルを叩ける。あの時の日々も、無駄にはしない。
明日未来を、あなたとの日々があったから目指せる。
「………ありがとう」
どこかで、笑っているであろうあの人に。俺は、この曲を贈ろう。
きっと、Des-ROWも、同じように誰かとの思い出を思い出していたのだろうか。
大好きだった青と黒。そして、オレンジにも彩られて。終わりがあるから始まりがある。
曲が終わった。フルコンボの表示。あの日、俺はFunkyを叩けなかった。
でも、今はスティルを叩ける。あの時の日々も、無駄にはしない。
明日未来を、あなたとの日々があったから目指せる。
「………ありがとう」
どこかで、笑っているであろうあの人に。俺は、この曲を贈ろう。
Des-ROW兄さん、ありがとう。