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青春は音ゲーと共に -St.5-

最終更新:

beatnovel

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管理者のみ編集可
493 :ああああ:2007/10/21(日) 01:12:16 ID:7D6iU/wpO
 _、_
( _ノ`)「キャラメルマキマキアートお待たせ」
(*゚ー゚)「あ、それ私です!!」


2000年10月下旬。
ミレニアムも終わりを告げつつある肌寒い季節の事。
今日も学校帰りにいつものメンバーでバター・スックスコーヒーでダベる5人。
ちなみにダベるって変換すると「駄弁る」になるのね。


( ^ω^)「ブーンは昨日カレーだったお」
('A`)「俺も俺も」
从'ー'从「私もカレーだったよ~」


(^ω^)('A`)从'ー'从


ξ;゚⊿゚)ξ「なっ、何見てんのよ!!私は豆腐ステーキだったわよ」
( ^ω^)「ちょwww期待を裏切るなおwww」
('A`)「しかもなぜ豆腐www」
从'ー'从「私達って~」

   カレー ナカーマ!!
(^ω^)人('A`)人从'ー'从

ξ;゚⊿゚)ξ「あんたらはインドにでも行ってなさい!!」
( ^ω^)「インドのカレーは辛いから却下だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「そういう問題じゃないでしょ!!」
('A`)「俺のネーチャンの作るカレーに勝るものは無いな」
( ^ω^)「バーローwwwブーンが作るカレーの王子様が最強だお!!」
从'ー'从「私のお母さんのカレーもおいしいよ~」
ξ;゚⊿゚)ξ「わ、私の家のカレーだって負けてないんだからねっ!!」


大変だ!!いつの間にやら「我が家のカレーが一番うまい」戦争が勃発している!!
(類似例:『我が家の猫が一番かわいい』戦争)


('A`)「なんでもカーチャン直伝らしくて、微妙なサジ加減で麺つゆをいれるんだってさ」
从'ー'从「私のお母さんは玉ねぎをこれでもかっ!!ってぐらい炒めるんだよ~」
ξ゚⊿゚)ξ「うちはシーフードカレーをよく作るわよ。
しかもお母さん調理師免許持ってるしね」
('A`)「プロは受け付けません」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょwww」

494 :ああああ:2007/10/21(日) 01:35:50 ID:7D6iU/wpO
( ^ω^)「……………」


ふと、気付いてしまった。
何気ない自分発信の話題だったが、みんなそれぞれ、カレーの味は『母の味』だという事に。


~~~~~~~~~~~

(;^ω^)『ちょwwwなんだこれ、どこの国のものでもない物ができたおwww』

初めてブーンがカレーを作ったのは中一の秋。母親が亡くなった年の秋だった。
ブーンの父も料理をしていなかったため、ジャンクフードを食べる日々が続いた。

(父^ω^)『ライスバーガーうめぇwww』
( ^ω^)『…………』
(父^ω^)『どうしたブーン?父ちゃんの顔に鼻でもついてるか?』
( ^ω^)『父ちゃん!!そろそろ料理覚えないとやばいお!!』
(父^ω^)『ちょwwwこいつボケ殺しやがったwww』


そんなこんなで初めて作ったカレーは、母親の味とは遠い味だった。
それは甘くてかつスパイシーでまろやかで……

( ^ω^)『こんなカレーをもらえる自分は特別な存在なんだと思いました』

~~~~~~~~~~


('A`)「やっぱカレーはジャワカレーだろ」
从'ー'从「バーモントじゃない~?」
ξ゚⊿゚)ξ「SBのゴールデンカレー」
('A`)从'ー'从「おおー!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「いや、『おおー!!』の意味がわかんないし」
(*゚ー゚)「…?ブーンさんどうかしました?」
∑(;^ω^)「おっ!?いや、なんでもないお!!」

495 :ああああ:2007/10/21(日) 01:52:52 ID:7D6iU/wpO
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン今日バイトだったっけ?何か大切な事思い出したって顔してるけど」
(;^ω^)「う、うん。ちょっと用事思い出したお!!悪いけど帰るお!!」


≡≡⊂ニ(;^ω^)⊃ブーン



ξ゚⊿゚)ξ「……どうしたのかしら。しかもいつもよりスピードが遅いし……」
('A`)「何かあったのかな」
从'ー'从「私達カレーの話してただけだよ~」
('A`)「カレーの話……」
m9('A`)「……!!それ!!それだよ渡辺さん!!
ブーンは多分俺達がk」
从'ー'从「人を指しちゃダメ!!」
('A`)「サーセンwww」




(;*゚ー゚)(…私も昨日カレーだったんだけど…言いそびれちゃった…)


 _、_
( _ノ`)(俺も昨日カレーだったんだけど…)




~~~~~~~~~~~

( ^ω^)「はぁ……何やってんだおブーンは…」

秋風が、少し冷たかった。
澄んだ空気に、子供の笑い声が聞こえて来る。

( ^ω^)(………………)


いつもは寂しさなんて感じなかった。
感じる暇もなかった。

父が離れて一人暮らしして仕事をしている。
自分一人だけが甘えるわけにはいかなかったし、何より毎日が忙しかった。
洗濯も食事も掃除も、全て自分でやらなくてはいけなかった。

( ^ω^)(秋は…ちょっと悲しい季節だお…)



~~~~~~~~~~~~

ξ゚⊿゚)ξ「そっか…」
从'ー'从「悪い事しちゃったね~…」
('A`)「いや、あいつの事だから明日になればまた元気になるだろうけど…」
(*゚ー゚)「なんだか…申し訳ないですね…」


川 ゚ -゚)「ドクオじゃないか」
('A`)「あれ?ネーチャンじゃん。どしたの」

496 :ああああ:2007/10/21(日) 02:09:05 ID:7D6iU/wpO
川 ゚ -゚)「たまたま通り掛かったらお前が3人も女の子をはべらせてたから驚いた次第だ」
(;'A`)ノシ「違う違う」
(*゚ー゚)(あれがドクオ先輩のお姉さん……綺麗…)
ξ゚⊿゚)ξ「私達は」
从'ー'从「カレー ナカーマ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「渡 辺 さ ん!!」
('A`)「俺達はカクカクシカジカで」
ξ゚⊿゚)ξ「イッツグゥレート!!で」
从'ー'从「君もタイガーだ!!という訳です」
(*゚ー゚)「それでさっきカレーの話してて、そこで母親を連想させる話題になっちゃったら……」
川 ゚ -゚)「ふむ、そこの女の子の話が一番よく分かった」
('A`)「ヒドスwww」
川 ゚ -゚)「しかし酷な事をしたもんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「はい。それは確かに否定できません…」
川 ゚ -゚)「うんにゃ。そうじゃない」
从'ー'从「えっ?」

(;*゚ー゚)(うんにゃ…)


~~~~~~~~~~~

( ^ω^)「うーん、ちょっと小腹すいたお…」

ポケットから財布を出して中身を確認する。
2000円札のピン札が一枚入っていた。

(;^ω^)「ちょwwwなんかもったいなくて使えないおwww
小銭でピザまんでも買うお」

とりあえずコンビニに入ると、ハロウィンコーナーが設置されていた。
( ^ω^)「カボチャプリンにカボチャヨーグルト…ハロウィンだからってカボチャを用意すればいいってもんじゃないお!!」

その中の一つに、ブーンは目を止めた。

( ^ω^)「……カボチャケーキ」
( ^ω^)(……忘れてたお。そういえば今日は)


~~~~~~~~~~~
('A`)「アッーーー!!ブーンの誕生日だ!!」
川 ゚ -゚)「毎年祝ってあげてるのに今年は私に何も相談しないから、さぞかしサプライズな事をするのかと思ったら…」
ξ;゚⊿゚)ξ「私も忘れてた…危うくリアルサプライズになるとこだったわ」
从'ー'从「ポカリスエット?」
川 ゚ -゚)「それはイオンサプライだ」

497 :ああああ:2007/10/21(日) 02:48:51 ID:7D6iU/wpO
(;'A`)「うーん、何にもプレゼント用意してねぇ…」
ξ;゚⊿゚)ξ「私も…」
从'ー'从「何か家から探そうかな~…」
(;*゚ー゚)「私にできるプレゼントってあるかな…」
川 ゚ -゚)「…ブーン君の気持ちになればわかるはずだ」
('A`)「ブーンの…」
ξ゚⊿゚)ξ「気持ち…?」
从'ー'从「ブーンくんの…」
(*゚ー゚)「気持ち…」



~~~~~~~~~~~

店員「また起こしくだっしゃいるらせぇぇ」
( ^ω^)(挨拶きんもー)

手にはカボチャケーキとファミ通。
ファミ通は30分ぐらい立ち読みしてたから&鼻クソ付いた手でさわっちゃったから買いました。

(;^ω^)(これからコンビニ内は鼻クソ自重するお)

ピューっという音を立てて、冷たい風がブーンに突き刺さる。
( ^ω^)「さむっ。早く帰るお」


道草くっても、家には待ってる人などいない。
明かりがつき始めた夕方に、ブーンの部屋だけが暗い影をいつも落としていた。

いつもなら、落としていた。



(;^ω^)「あ、あれ?電気付いてるお!!うっかり付けっ放しで家出てたお?」

ブーンは思わず走り出し、部屋のドアを急いで開けた。



パーン!! パパーン!!

  パーン!!

(;^ω^)「て、敵襲来だお!!」
('A`)「バカ俺だ」
∑(^ω^;)「ドクオ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「くつろがせてもらってます」
∑(;^ω^)「ツン!!」
从'ー'从「カレー ナカーマ!!」
(*゚ー゚)「あ、お邪魔してます…」
川 ゚ -゚)「セキリュティ?セキュリティ?どっちにしろ甘いな」
∑(;^ω^)「渡辺さんにしぃちゃんにドクオのネーチャン!!
みんな一体どうしたんだお!!」
('A`)「バカだなー。麻雀とかな訳ないじゃん」

そう言ってドクオは小さな箱をブーンの目の前に出した。

498 :ああああ:2007/10/21(日) 03:02:23 ID:7D6iU/wpO
( ^ω^)「なんだお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「わ、わかってるクセに言わせるんじゃないわよ!!」
从'ー'从「玄関でクラッカー鳴らしたよ~」
川 ゚ -゚)「正解はこちらでした」
パカッ


     δ 
    人Ⅱ人 
    ( ( ) ) 
`δ ┏"゙"゙゙"゙゙"゙┓ δ
`Ⅱ | 誕生日 | Ⅱ
(())|おめでとう|(())
(⌒~⌒~⌒~⌒~⌒~⌒~⌒)
(∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞)
(≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

( ^ω^)「…ケーキだお!!」
ξ*゚⊿゚)ξ「あ、あんたのためじゃないんだからね!!
たまたまケーキ食べようと思ったらあんたの誕生日だっての思い出しただけなんだからね!!」
川 ゚ -゚)「そしてサプライズのためにピッキングしてお先にお邪魔してただけなんだからね!!」
(*゚ー゚)「誕生日おめでとうございます!!」
从'ー'从「私からもプレゼンだよ~」
('A`)「プレゼントね。プレゼンだと企画の提案とかだから」

渡辺さんから渡された箱を開けるブーン。
するとそこには…


( ^ω^)「なんとドリームキャストを手に入れた!!」
从'ー'从「最近発売されたポップン4も一緒だよ~。
ドリキャス遊ばないからあげるよ~」
('A`)「ブーンが帰ってから渡辺さんもマッハで帰って持って来てくれたんだよ」
( ^ω^)「ドクオ…」




ブーンはちょっとだけ、神様はヒドイと思っていた。
自分みたいな取り柄のない奴に、なんでこんなに試練を与えるのだろうと。

でも、今日その理由が分かった気がした。

499 :ああああ:2007/10/21(日) 03:15:39 ID:7D6iU/wpO
川 ゚ -゚)「じゃあケーキ切るぞ」
('A`)「俺紅茶淹れるよ」
ξ゚⊿゚)ξ「ほらブーン!!ケーキ食べなさい」
从'ー'从「では遠慮無く~」
(*゚ー゚)「あ、私もいただきます…」



もし自分が裕福だったら、きっと毎日楽ばかりしていただろう。
また、母親がいなくなってからふてくされていたらどうだっただろうか…。

川 ゚ -゚)「8等分したぞ」
('A`)「ブーン、多めに食えよ」
ξ*゚⊿゚)ξ「きょ、今日だけだからね!!明日から食べ物はカロリー控えなさいよ!!」
从'ー'从「そこでカレーの王子様!!」


なんだ。みんなより足りない分、『みんな』がいるんじゃないか!!

( ^ω^)「…おっおっ!!いただきますお!!」
('A`)「おう、遠慮すんなよ」
川 ゚ー゚)「その通りだ」
ξ///)ξ「ああああんたの事を祝ってあげるとかそんなんじゃそんなんじゃ」
从'ー'从「せっかくだからポップン4やろうよ~」
( ^ω^)「おっおっ!!パワーフォーク2するお!!」



ミレニアムも終わりを告げる秋の頃。
寒さを感じる季節だからこそ、その温かさが嬉しかった――






从'ー'从「あれれ~?ゲームができないよ~?」
※ポップン4はアペンドディスクです。単体では起動しません。





517 :ああああ:2007/10/28(日) 23:49:59 ID:z2iz/syRO
~~~~~~~~~~~~

从 ゚∀从「ん~、イイ天気だねぇ」

高岡は病院の屋上で日なたぼっこをしていた。
秋から冬へと移行するこの季節、風は少し冷たいが今日はあたたかな陽が出ていた。

从 ゚∀从「フヒヒ。一本吸っちゃおーっと」

と、白衣のポケットからHOPEを取り出した時だった。

バタン!!

(;><)「た、高岡先生!!」

屋上のドアを開け、看護婦のビロードが飛び込んで来た。

Σ从∀゚;从彡「わわわっ、ビロードさん!?私は一服なんてそんなそんな滅相も…」
(;><)「え?何を言ってるんですか!?わかんないんです!!」
从∀゚;从「え?何?(タバコの事じゃないのか…)どうしたの?」
(;><)「大変なんです!!666号室の伊藤さんが……」



~~~~~~~~~~~
( ^ω^)「山芋食べたらにゅるるる~ん♪」

久しぶりの休日。自然と鼻歌も口ずさむ。

( ゚∀゚)『今週末はちょっと店長遊びたいから休みにします』
(;^ω^)ξ;゚⊿゚)ξ『ねーよwwwwww』

というわけで、日曜日は普段はバイトだが今日は休みとなったのだ。

( ^ω^)「ん~、ちょっと早く来過ぎたお。その辺ブラブラするお」

('A`)『日曜?おkおk』
从'ー'从『私も大丈夫だよ~』
(*゚ー゚)『日曜なら私も…』
ξ゚⊿゚)ξ『せっかくの臨時休業だしね。遊びましょ』

と、ドクオやツンに渡辺さんにしぃちゃん。
つまりいつものメンツと一緒に今日は遊びまくると約束しているのだ。


( ^ω^)「路地裏を通るとそこは雪国でしたwww」
( ^ω^)「ドブ板の上を歩くとそこはバーモントの国でしたwww」

そんなナレーションを入れつつ一人ブラブラするブーン。

518 :ああああ:2007/10/29(月) 00:11:45 ID:ioMrlrAdO
ウッ ウッ ウッ ウッ……

(;^ω^)「な、なんだお?誰かいるのかお?」

ウッ ウッ ウッ ウッ……

(;^ω^)「な、泣き声だお!!」

ウッ ウッ ウッ グエッ ゴフゴフ

(;^ω^)「あ、むせてるお。お化けではなさそうだお…」


~~~~~~~~~~~
川д川(うえーん!!ここどこだろう……)

私は知らない街の知らない場所で泣いていた。

もう束縛されるのは嫌だった。とにかく逃げたかった。
運良く病院に入院させられた時から、ずっとチャンスを伺っていた。

しかし、逃げ出せたものの……

川д川(その後の事は考えてなかったよぅ……)

せっかく逃げたのに、このままじゃ見つかっちゃう。

…イヤ。
そんなのイヤだ!!

……でも

川д川(これからどうしよう……)
川д川(…ウッ ウッ ウッ ウッ)


涙が勝手に、声が勝手に漏れていた。


ウッ ウッ ウッ グエッ ゴフゴフ


~~~~~~~~~~~
川川川 ウッ ウッ ウッ ウッ

(;^ω^)「あ、あのー…」

ブーンは路地裏で、泣いている髪の長い女の人を見つけた。
ドクオの姉のクーよりも、真っ黒で真っ直ぐな長い髪だった。

(;^ω^)「あのー、大丈夫ですかお?」
川д;川彡「ふぇ!?」
(;^ω^)「うお!!怖ぇwww」
;川д川「えっ…やだっ…」

髪の長い女の人は、物凄い速さで走って逃げて行ってしまった。

(;^ω^)(……なんだったんだお)

519 :ああああ:2007/10/29(月) 00:32:31 ID:ioMrlrAdO
~~~~~~~~~~~~
川д川「ハァ…ハァ…ハァ…」

私は必死で走った。
気がつけば、走っていた。
見つかってはいけないのだ。
だって、私は……



从 ゚∀从「みーつけた!!」
Σ川д川「きゃあっ!!」
从 ゚∀从「伊藤ちゃん、アウトー♪」
川д;川「い、嫌!!私絶対に戻らない!!たとえ高岡先生だって…」


('A`)「あらこんな~所に牛肉が~♪たまねっぎ~たまね…」
('A`)9m「って、アッーー!!」


Σ川д川彡ビクッ!!


あ、とうとう一般人にも見つかっちゃった…。
終わったな、私……

(*'A`)「せせせ先生~!!」
从 ゚∀从「あら、ドクオ君じゃないの!!」
川д川「え?」
(*'A`)「なんでこんな所に!?」
Σ( ^ω^)「アッーー!!」
Σ川д川(こ、今度は何!?って、さっきの……)
('A`)「ブーン!!何してんだよそんな所で!!」
( ^ω^)「いや、ちょっと早く来過ぎたから路地裏ブラブラしてたんだお。
そしたらそこの髪の長い女の人が泣いてて…」
从;゚∀从「なんかゴチャゴチャしてきたな」

~~~~~~~~~~~~


从 ゚∀从「……という訳で、この子は貞子ちゃんと言ってだな、私のイトコなんだよ」
川д川(…えっ!?)
从 ゚∀从「受験ノイローゼで入院していたから本当は連れ戻さなきゃいけないんだけど、私はできれば今日ぐらいは自由にさせてあげたいって思うんだ。
今日ぐらいは『全てを忘れて』遊ばせてあげたいって、ね」
川д川(先生…)
(*'A`)「さすが先生!!イイ事言うぜ!!」
(;^ω^)「ちょ、ドクオwww興奮しすぎだおwww」
从 ゚∀从「君はドクオ君の友達かい?」
( ^ω^)「おっおっ、高校からの付き合いだおwww」
从 ゚∀从「そうか、ドクオ君の友達なら安心だな」
( ^ω^)「お?」

520 :ああああ:2007/10/29(月) 00:54:41 ID:ioMrlrAdO
从 ゚∀从「ドクオ君、そして…えっと…」
( ^ω^)「ブーンだおwww」
从 ゚∀从「そう、ブーン君。君達に無理を承知でお願いしたい事があるんだ」
( ^ω^)「連帯保証人ならお断りだお」
('A`)「バーローwww空気嫁。
アレだろ先生、貞子ちゃんを面倒見ろって事だろ?」
川д川(えっ、えっ?)
从 ゚∀从b「ご明察だドクオ君。お願いできるかな?」
(*'A`)「もちろんです先生!!このドクオ、命に代えても!!」
(;^ω^)「ちょwwwブーンはまだ死にたくないお」
('A`)「まぁイイじゃん。どうせ遊ぶ予定だったんだからさ」
从 ゚∀从「すまないブーン君。こんな事頼めるのは君達しかいないんだ」
( ^ω^)「ドクオが世話になった先生の頼みなら断れないお!!一緒に遊んであげるお!!」
川д川(あの、先生…?)
パチッ☆从 ^ー从
川д川(……先生)

高岡はウインクして、貞子の言葉を制止した。
川д川(…ありがとう)

从 ゚∀从「まぁこの子は世間知らずだし恥ずかしがりやだし、きっと見るもの全てが珍しいかも知れん。
ぞんぶんに楽しませてあげてくれ。
あとコレ、おこづかいね」
( ^ω^)('A`)「「sugeeeeeeeeee!!」」」
( ^ω^)「2千円札が10枚!!」
('A`)「使いづらいが額がすごいwww」


~~~~~~~~~~~~
( ^ω^)「というわけです」
ξ゚⊿゚)ξ「フンッ、まぁそんなとこだと思ったけど」
('A`)「何クールぶってんだよwww
貞子ちゃん見るなり『この浮気ものぉぉ!!』って言ったのはどこのドイツだよwww」
从'ー'从「はーい、焼きもちやきのツンちゃんでーす♪」
ξ///)ξ「ううううるさいわねっ!!
べ、別にそんなんじゃないんだからねっ!!」
川д川「ご、ごめんなさい…」
(*゚ー゚)「いや、貞子ちゃんは過失無いと思うな…」

521 :ああああ:2007/10/29(月) 01:19:56 ID:ioMrlrAdO
ξ゚⊿゚)ξ「それにしてもバタースックスコーヒーも初めてなんて珍しいわね」
川д川「はい!!そもそも一人で外出なんてさせてもらえないですし…」
( ^ω^)「まぁ最近は物騒だからしょうがないお」
('A`)「でもだからと言って部屋の中にいちゃ身体に毒だよな」
( ^ω^)「と、経験者Dさんは本紙の質問に答えました」
('A`)「ナレーション自重汁www」
Ω×6「あははははははは」



ブーン達は軽い食事を終えると、街中をブラブラと見て回った。
服屋にアクセサリーショップ。
乾物屋に八百屋。
パン屋にすがきや。

从'ー'从「あれれ~?チョイスがおかしいよ~?」


その行く先々で、貞子は興味深々だった。

川д川「変わった服ですね~」
(^o^)「それはズボンです」

川д川「綺麗なイヤリング…」
(^^ω)「それはイカリングです」

川д川「おいしそうな干物!!」
(-_-)「それはお婆ちゃんです…」

川д川「フランスパンだ!!」
(´∀`)「そうだよ」

('A`)「そこは正解なのかwww」



( ^ω^)「楽しんでるようで良かったお!!」
从'ー'从「まだまだ!!あそこがまだだよ~」
ξ゚⊿゚)ξ「そうそう!!メインイベント!!」
川д川「?」
(*゚ー゚)「あ、ゲームセンターですね」
('A`)「おう!!wktkが止まらないぜ」
川д川(ゲームセンター…)


~~~~~~~~~~
(´・ω・`)「やぁ、ようこそゲームセンターバーボンへ。
このトリカブトはサービスだから毒を抜いて食べて欲しい」
(;^ω^)「激しくいりませんおwww」
(´・ω・`)「うん、出番が最近無かったから寂しかったんだ。
すまない」

522 :ああああ:2007/10/29(月) 01:36:42 ID:ioMrlrAdO
从'ー'从「はわわ~。新しいゲームがあるよ~」
(´・ω・`)「うん。ポップン5とビートマニアCORE REMIXが入荷したんだ。
1プレイ100円だから是非遊んでもらいたい」
( ^ω^)「ビーマニやるお!!」
从'ー'从「私ポップンする~」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっとちょっと!!貞子ちゃん置いてけ堀よ」
('A`)「まぁ貞子ちゃんには難しいだろうし、俺たちはあっちでエアホッケーでもやろうぜ」
(*゚ー゚)「貞子ちゃん、エアホッケーも初めて?」
川д川「エアホッケーならやった事ありますよ!!
先週収録で…」
('A`)「え?」
川д川(あ、しまった!!)
ξ;゚⊿゚)ξ「しゅ、週6!?一週間に6回?」
川д川「えっ!?…あ、そ、そうなんです!!家にちっちゃいけど台があって…」
(*゚ー゚)「ひゃああ。貞子ちゃんてお金持ちなのね…」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私貞子ちゃんとチーム組むー♪」
('A`)「ちょwwwずりーなーオイ!!」
(*゚ー゚)(…って事は、私とドクオ先輩チーム!?キャッ♪)


~~~~~~~~~~~
(;^ω^)「コアリミ、難易度高い気がするお」
(´・ω・`)「今まではリズムを取りやすい音楽だったけど、これでもかっ!!てぐらいにリミックスされてるからね。
一見さんはプレイしないかもしれないが、逆に初代からのプレイヤーは燃えるだろうね」
(;^ω^)「た、確かにだお。
軽いリミックスは原曲知ってるのに翻弄されて歯がゆいし、原曲の形が全く残ってない曲なんかは選曲してから鼻水でるお!!」
(´・ω・`)「Deep clear eyesのぶっ壊れ具合はすごいよね」
(;^ω^)「LOVE SO GROOVEには最後まで翻弄されたお」

523 :ああああ:2007/10/29(月) 01:55:47 ID:ioMrlrAdO
从'ー'从「ニューエイジ超簡単だよ~」
(´・ω・`)「叩くポップくんの数は少ないから難易度が低い曲だけど、その分音楽のグルーヴ感をじっくり味わえる曲だよ」
从'ー'从「Jテクノ2かっこいいよ~♪」
(´・ω・`)「メリハリがあって難易度もそこそこだからね。
演奏してる感が強く出るよね」
从'ー'从「関係ないけど、何で『TECHNO』じゃなくて『TEKNO』って表記されてるのかな~?」
(´・ω・`)「『その方がかっこいいから』らしいよ。
実はビーマニ2ndの『HARD TEKNO』からこの現象は起きてるんだよ。
ちなみにビーマニもポップンも基本は『TECHNO』で表記してるよ。どうやは激しい曲やクールな曲は『TEKNO』表記らしいね」
从'ー'从「ふええ~、へヴィロックはクリアできなかったよ~」
(´・ω・`)「って聞いてねぇでやんのwww」



~~~~~~~~~~~~
ξ゚⊿゚)ξ「貞子ちゃんナイスアタック!!」
(;'A`)「ちょwwwマジで強えwww」
(;゚ー゚)「ホン〇"ャマカ並ですね」
川д川「いきまーす♪」

パカンッ!! カコンッ!!

 ガシャッ!!


~~~~~~~~~~~~
( ^ω^)「コアな世界はナメたらあかんぜよ!!だおwww」
从'ー'从「ブーン君、コアリミックスどう~?」
( ^ω^)「これでラストステージだお!!
…お?ラストステージなのに☆1の曲があるお…」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、そっちもボチボチ終わり見たいね」
从'ー'从「ツンちゃんたちはどうだった~?」
('A`)(*゚ー゚)「「どうもこうもありませんwww」」
ξ゚⊿゚)ξ「貞子ちゃんが強いのなんの!!」
川*д川「えへへ…」

524 :ああああ:2007/10/29(月) 02:20:24 ID:ioMrlrAdO
('A`)「ブーンがやったんのがコアリミか」
川д川「ビート…マニア?」
ξ゚⊿゚)ξ「これは初めてよね。まぁ貞子ちゃんには俗っぽいかも…」


『LAST STAGE:KOUYOU』

ξ゚⊿゚)ξ「KOUYOU?」
( ^ω^)「だお。ラストステージなのに☆1でこの曲が登場したんだお」
('A`)「故障か?それか隠し曲じゃね?」
(´・ω・`)「いや、あの曲はラストステージだからこそ意味がある」
从'ー'从「ショボンさん?」



曲が始まる。
確かに難易度☆1らしく、ポツ、ポツ、とオブジェがやってくる。
しかしその曲は情緒深く、ムービーも正に『KOUYOU』だった。

川д川「すごく…綺麗な曲…」
ξ゚⊿゚)ξ「まさに『秋』って感じね…」
('A`)「やべ、泣きそうwww」
(*゚ー゚)「ビーマニって、もっと激しいイメージがあったんですけど…」
从'ー'从「これがグルーヴ感…ってやつなのかな~?」
(´・ω・`)「ビーマニとポップンに『アンビエント』ってジャンルがあるよね?
あれはクラブとかで踊り疲れた身体をクールダウンさせる時に流したりする曲調なんだよ。
だから激しい曲を何曲かやった最後に、こういうヒーリングっぽい曲をする。
選曲の順番までまさに『コア』なんだよね。憎い演出だよ」
ξ゚⊿゚)ξ「なるほどね~」


川д川(秋…そして紅葉……すっごい素敵な曲…)

( ^ω^)「終わったお」
('A`)「そろそろ帰る時間かな?」
川д川「あ、そうですね…残念ですけど…」
从'ー'从「じゃあ最後にプリクラでも撮ろうよ~」
(*゚ー゚)「ナイスアイデアですね渡辺さん!!」
( ^ω^)「ブーンが真ん中だおwww」
('A`)「黙れピザwww」

525 :ああああ:2007/10/29(月) 02:35:34 ID:ioMrlrAdO
ξ゚⊿゚)ξ「貞子ちゃんが真ん中でいいんじゃない?」
川д川「そんな…私なんて…」
从'ー'从「いいのいいの。背の順でいいよ~」
(*゚ー゚)「じゃあ横に私かな」
ξ゚⊿゚)ξ「そして私」
('A`)「で俺とブーンな」
( ^ω^)「ちょwwwきついおwww」
ξ;゚⊿゚)ξ「あんたが一番幅とってんのよ!!」
从'ー'从「あれれ~?このボタン何~?」

ポチッ

機械『それじゃあ5秒前!!』

从'ー'从「ふええ~?」
(;^ω^)「ちょ、渡辺さん!!」
('A`)「それセルフタイマー!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「早く早く!!みんな寄って!!」
(*゚ー゚)「えっと、髪型大丈夫かな…」
川д川「あっち見ればいいのかな?」

機械『ハイ、バター♪』

Ω×6「ねーよwwwwww」

カ シ ャ ッ !!



~~~~~~~~~~~


从 ゚∀从「お、来た来た」
('A`)「お待たせしました~」
( ^ω^)「貞子お嬢様をお連れ致しましたwww」


高岡に「遊び終わったら『joker』まで連れて来てくれ」と言われていたブーン達。
今まで何度か店の前を通ってはいたが、こんな形で入るとは思ってもいなかった。

从 ゚∀从「貞子ちゃん、楽しかったかい?」
川д川「は、はい!!ありがとうございました!!」
('A`)「いやいや、こっちこそ」
( ^ω^)「また遊ぶお!!」
从 ゚∀从「そうだな。またいつか連れて来るよ」
川д川(えっ?それは先生…)
从 ゚ー从(いいからいいから♪)

( ´_ゝ`)「あぁ、行ってしまわれるのですねお姉様…」
(´<_`;)「自重しろ兄者!!」
/ ,' 3「夜遅いからのぅ。気をつけて帰るんじゃぞ」
从 ゚∀从「オッケー♪じゃあねみんな」
('A`)「先生、またいつか!!」
( ^ω^)ノシ「ばいばいぶー」

526 :ああああ:2007/10/29(月) 02:51:20 ID:ioMrlrAdO
川д川「はい、みなさんもお元気で!!」


そういって貞子は、高岡の車で病院へと帰って行った。

( ^ω^)「…貞子ちゃん、元気になれたかお?」
('A`)「ずっと笑ってくれてたからな。心配いらないんじゃね?」
( ^ω^)「そうだおね。元気無くなったらまた遊ぶお!!」



~~~~~~~~~~~~

川д川「…あ、あの、先生……」
从 ゚∀从「あ、もういいよ貞子ちゃん。
いや……『伊藤』ちゃん」
川д川「…はい」

そう言われ、私は長い髪を後ろへとやった。

(`、`*川「あの…先生……」
从 ゚∀从「大丈夫だよ。私が全部何とかしてあげるよ」
(`、`*川「いえ、そうじゃなくて…」
从 ゚∀从「ん?」
(`、`*川「何で…先生は私を遊ばせてくれたんですか?」

私がそう言うと、
从 ゚∀从「それが治療だよ」

先生はそう答えた、

从 ゚∀从「例え人気アイドルと言えど、君はまだ若いんだ。
君という人間を作る一番大事な時期に学校へ行けなかったり友達がいないのは人として辛いだろう?」
(`、`*川「でも社長が…」
从 ゚∀从「じゃあ社長を説得すればいいんだね?」
(`、`*川「そんな!!社長は業界じゃ口を割らないと有名な…」
从 ゚∀从「秘策を使うんだよ」
先生があまりにも確信に満ちた目をしていたから、私はそれ以上は聞けなかった。



527 :ああああ:2007/10/29(月) 03:19:37 ID:ioMrlrAdO
ミ#゚Д゚彡「ペニサス!!どこ行ってたんだゴルァ!!」
(`、`*川「ごめんなさい…社長」

病室に戻ると、社長が顔を真っ赤にして怒鳴りこんできた。

从 ゚∀从「まぁまぁ、伊藤ちゃんは安静なので…」
ミ#゚Д゚彡「なんだお前は!?俺は社長だぞゴルァ!!」

先生はそんな社長を軽くいなすようにして、部屋から自分もろとも出て行った…。
(`、`*川「大丈夫かな…」

~~~~~~~~~~
ミ#゚Д゚彡「なんだお前は!?」
从 ゚∀从「あらフサ社長、私を忘れたんですか!?」

そう言って高岡は、一枚の名刺を社長に渡した。
そこには…


Σミ;゚Д゚彡「お、おおおお前は!!」
从 ゚∀从「思い出して下さいました?よく頻繁に社長の『下の世話』をやっていたものですわよ」
ミ;゚Д゚彡「まてまてまて!!何が要求なんだ!!今スキャンダルはまずいんだ!!」
从 ゚∀从「ふっふ~ん♪社長さん話が早~い♪ちょっと耳貸して下さいな…」


~~~~~~~~~~~~
♪数日後♪


■■¬「ちょっと入院してたんだって?大変だったね!!」
(`、`*川「はい。でもそれから社長が学校へ行けるようにしてくれたり休みくれたりするようになって…」
■■¬「髪切った?」
(`、`*川「聞いてないしwww」



川 ゚ -゚)「ふむ。アイドルって大変なんだな」
('A`)「ただいま~」
( ^ω^)「おじゃましますお」
川 ゚ -゚)「おかえり。今日いいともにペニサスちゃんが出てたから録画しといたぞ」
(*'A`)「mjd!?サンキューお姉ちゃん!!ブーン一緒に見ようぜ!!」
(*^ω^)「おっおっ!!ペニサスちゃんの顔が胸が尻が!!」



……知らず知らずのウチに本人に接触しているなどとは、まさか夢にも思ってないブーン達でした。



528 :ああああ:2007/10/29(月) 03:26:09 ID:ioMrlrAdO
~~~~~~~~~~~


スタッフ「ペニサスちゃんお疲れ様!!」
(`、`*川「あ、お疲れ様です!!」
(`、`*川(………………)

彼女のスケジュール帳の端には、あの時のプリクラが貼ってあった。

マネージャー「今日も調子良かったね!!GJ!!!!」
(`、`*川「あ、ありがとうございます…」



きっとあの人達は私と一緒に過ごしたつもりなんて無いだろう。
それでも、カメラの向こう側に――貞子だった時に優しくしてくれたみんながいる。

そう思うと、自然と笑顔も出て声も出るのだ。



(`、`*川(…もう一年か)

楽屋で音楽を聴きくつろぐペニサス。
イヤホンから、KOUYOUが流れていた。



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