光学性能は素晴らしく、「ピントがもう一段ある」「肉眼で見るより綺麗」「プロの撮影した写真よりも美しい」などと形容される。 価格帯は10万円~ **ニコン EDG シリーズ &blankimg(http://www.24hourcampfire.com/images/Nikon_EDG.jpg,width=500,height=400) -ラインナップ( 8x32/10x32/7x42/8x42/10x42) 通称 EDG(エッジ) 国内では欧州勢に押され気味であるが、海外では他の欧州製ハイエンドシリーズを凌ぐ評価を受けているといった逆転現象が見られる。 発色の違いを理由に欧州機を買う人が多いが、光学性能では最高峰であるとされている。 視野端まで歪みのないクリアな像と、忠実な色再現性が特徴。 **コーワ GENESIS PROMINAR シリーズ &blankimg(http://www.kowa-prominar.ne.jp/pro/bino/genesis33/img/genesis33.jpg,width=605,height=381) &blankimg(http://www.kowa-prominar.ne.jp/pro/bino/high/img/top01.jpg,width=634,height=180) -ラインナップ(8x33/10x33/8.5x44/10.5x44) バードウォッチングに定評のあるコーワから発売されたハイエンドシリーズ。 欧州御三家の半額程度でありながら、それらに迫る光学性能を持っている。定番の3,4センチクラスのみのサイズ展開で、他社と比較してラインナップが少ない。ユーザーからは「鏡筒内部の白文字が悪影響を与えないのか?」といった疑問もよく見かけるが、特に問題はないらしい。 ニコン同様、視野端まで端正な像を結ぶ。 ハイランダープロミナーという82mmクラスの[[対空双眼鏡]]もあり、天文業界では神機として崇められている。 大口径でありながら「シリウスすらも針で突いたような点に映る」「星々の色の違いがわかる」などと絶賛されている。 **スワロフスキー EL SWAROVISION シリーズ &blankimg(http://hobbysworld.com/pic-labo/swaro50tirasi.jpg,width=633,height=642) -ラインナップ(8x32/10x32/8.5x42/10x42/10x50/12x50) 欧州御三家の一つ。 通称 EL ELのオープンヒンジデザインは現在では多くの双眼鏡に真似され、1つの定番型にもなりつつある。 ハイエンドシリーズの中では日本で最も人気が高く、多くのバードウォッチャーに愛されている。 欧州機らしい鮮やかな発色と言われる。 ELの下位にSLCやCLコンパニオンなどがあり、そちらも人気。 **カールツァイス Victory FL シリーズ &blankimg(http://www.blackislander.co.uk/userfiles/shop/big/86.jpg,width=400,height=358) -ラインナップ(8x32/10x32/7x42/8x42/10x42/8x56/10x56) 欧州御三家の一つ。 通称 FL 他社と異なり、アッベケーニッヒ式プリズムを採用し、光量損失を限界まで抑えているというのが最大の特徴。他のハイエンドシリーズと比べて、周辺視野がわずかに流れるなどと言われるが、そのぶん中心解像度は非常に高い。 発色は欧州機らしく鮮やか。 **ライカ Ultravid HD シリーズ &blankimg(http://www.coolmarketingthoughts.com/images/leica1.jpg,width=450,height=278) &blankimg(http://www.coolmarketingthoughts.com/images/leica2.jpg,width=450,height=278) &blankimg(http://www.coolmarketingthoughts.com/images/leica3.jpg,width=450,height=278) -ラインナップ(8x32/10x32/7x42/8x42/10x42/8x50/10x50/12x50) 欧州御三家の一つ。 ニコン同様スチルカメラで一世を風靡した有名なカメラメーカー。赤いLeicaのマークが目を引く。 ツァイスやスワロと迷っている時に、この赤いエンブレムにやられてしまった購入者は多いらしい。 当然光学性能も他社と遜色ない出来。欧州機には珍しく色再現性が高く、往年のスチルカメラを思い起こさせる。 ***これらの他にもハイエンドは各社あり、そのどれもが拮抗した性能を持っているらしい。が、そもそも普及機と違って購入数が圧倒的に少ないので、レビューも不足しがち。したがってレビューの豊富な上記のシリーズのみの紹介となっている。 決して他社ハイエンドシリーズが上記シリーズに劣っているわけではない。