メネラオス

【元ネタ】イリアス
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】メネラオス
【性別】男性
【身長・体重】171cm・64kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運EX 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
呪われた一族:-
 家祖タンタロス以来の所業によりアトレウス家は何重にも呪われている。
 ただしセイバーは妻共々祝福されたため呪いを免れている。

聖婚の加護:EX
 ヘレネーから得た“幸福な結末”。
 一族の呪いを乗り越えてエリュシオンに到達したセイバーの誇る“幸運”。
 幸運(LCK)を用いた判定全てに有利な補正が与えられる。
 特に"失ったものを取り戻す"ときに有力。
 ただし祝福を与えた側の神々の干渉に対しては無力である。
 「内助の功」とも。

神性:D
 神霊適正を持つかどうか。
 高いほどより物質的な神霊との混血とされる。

【宝具】
『求婚契約・英雄大戦(オース・オブ・ティンダリオス)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 ヘレネーの求婚者たちが誓った大いなる盟約。
 彼らに「彼女の求婚者となるもの、彼女の夫の危機には彼を守れ」という誓いを履行させ、
 アカイア勢を呼び付ける。
 召喚コストの大半を呼ばれる側が賄うため極めて燃費がいい。
 また求婚者でないものでも(例:アキレス)召喚に紛れて勝手に来る事がある。
 トロイア戦争におけるギリシャ勢の同盟が昇華された、
 またはヘレネーの魅力が具現した宝具。

【Weapon】
『無骨な剣』
 戦いに磨かれ、王侯の武器としての華美さを失った剣。
 トロイが木馬の奸計に陥落したとき、メネラオスとヘレネーはデイポボスの館で再開した。
 彼はヘレネーを殺そうとしたが、縋りつく彼女を見て剣を取り落とし
 これまでの所業を許した。
 メネラオスがセイバーになったのはこの逸話がクローズアップされたためである。

【解説】
 "アレスの愛する"または"金髪の"メネラーオス。
 アガメムノンの弟でスパルタの王。
 兄を支援してミュケナイ王の座に就け、全ギリシアの覇権を握るのを手伝った。
 また、ヘレネーの夫。
 パリスにスパルタの財宝ごと妻を奪われたメネラオスはティンダリオスの誓いのもと
 彼女の求婚者たちを招聘しトロイアに戦争を仕掛けた。
 これがトロイア戦争である。
 兄アガメムノンを総大将に置いて戦う中、
 パリスと一騎打ちで戦争の勝敗を決める機会を得、彼を仕留めかけたが、
 女神アフロディテの介入によりこれを失敗する。
 後、木馬に乗り込む。
 パリス亡き後ヘレネーと結婚していたデイポボスを殺し、
 ヘレネーも殺そうとするが、既のところで思い直して彼女を許した。
 帰路の途中、海の翁プロテウスを捕まえて帰り方を教わり、8年ぶりに帰還した。
 甥オレステスがヘレネーを殺そうとするのを退け、
 最後にはエリュシオンに渡った。
 呪われたアトレウス家の一員にありながら
 オレステスの清算を待たずして幸福を得た例外的人物。
 他の身内に比べて人格的にまともだったのが大きいのだろう。
 ヘレネーを殺さなかったがために彼は斎われたのだ。
最終更新:2016年10月05日 11:54