ナアマ

【元ネタ】旧約聖書、ユダヤ伝承
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ナアマ
【性別】女性
【身長・体重】168cm・45kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:B+
 騎乗の才能。幻想種を除くあらゆる動物を乗りこなせる。
 この“あらゆる動物”の中に、人間はおろか天使や悪魔の男性を含むことは言うまでもない。
 騎乗方法はご想像にお任せする。

【固有スキル】
吸収:A
 周囲の魔力や生命力を強制的に吸い上げ、自らに還元する。
 霊格や魔術次第で対抗可能。

自己改造:A
 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。

【宝具】
『奈落に堕つる天使の恋(ドーター・オブ・カイン)』
ランク:C 種別:対人、対衆宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500人
 愛の歌。効くものを魅了する歌の中でも最高クラスの呪歌。
 悪魔ではなくただの"少女"ナアマとして発せられるこの声には一切の邪気も欲情の煽りもなく
 聞くものの心に純粋な恋愛歌として染み渡る。
 ただしその吸引力は悪性で、しかも聴き惚れたものを決して逃さない超粘着質。

【Weapon】
『アスモデウス』
 息子。霊格高すぎて呼べない使えない奴。

『化粧道具』
 女の友。すごくゴージャス。

【解説】
 カインの末裔。レメクの娘。
 先史時代を扱う聖書の記述の中で唯一見える娘の名前。
 異母兄ヤバルが牧畜者、ユバルが音楽家、同母兄トバルカインが鍛冶屋の祖として知られるが
 バル・ヘブラエウスによれば彼女は化粧の発明者で
 後にカインの娘の意である「カイナ」と呼ばれたアラブの歌姫たちの祖であるという。
 また彼女は多くのユダヤの伝統において歌と関連付けられるらしい。
 ミドラーシュではノアの(2番目の)妻とも。

 『光輝の書』以下カバラの伝統においてナアマは同名の女悪魔と同一視される。
 リリスと並ぶ小児癲癇の神話的原因にしてイブ以前のアダムの妻。
 下手な悪魔より悪魔らしい兄トバルカインとの間にアスモデウスを産んだ偉大なキモウト。
 ゾーハルは彼女が天使のアザとアザゼルを堕落させたと記し、
 サマエルの妻、アスモデウスの母、リリスの一側面あるいはリリム(リリスの娘たち)の一人、
 売春の四大天使の一人などという。

 ここではカインから受け継いだサマエルの血を反転させて悪魔化したレメクの娘であり、
 偉大な先達であったリリスから加護を得た元人間。
 その姿はもちろんみんなの期待通り蝙蝠の翼を持った全裸美女である。
最終更新:2016年10月05日 12:07