【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】テイレシアス
【性別】?
【身長・体重(男)】179cm・62kg
【身長・体重(女)】155cm・40kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:E
盲目のため自力での形成は不可能だが、
マスターの協力があれば“祭壇”の形成が可能となる。
【固有スキル】
神性:D
神霊適性を持つかどうか。
高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
千里眼:A+
プロフェティス。
失った視力の代償として、強力な未来視の能力を与えられている。
ただし、全盲者であるため普通視覚は失われている。
何の理屈もなく“ただそうできるから”未来を見る事ができる真性の未来視で、
その性質は超能力より権能の類に違い。
神授の智慧:B
神々に開示された神の神秘。
そのうち彼に理解できたもの。
英雄独自のものを除く、数多くのスキルにE~Bランクの習熟度を発揮できる。
また、マスターの同意があれば他サーヴァントにスキルを授けることも可能。
王佐の才:C
王器を持つ者を補佐する才能。
カリスマの影響下にある場合のみ、あらゆる判定に有利な補正が与えられる。
テーベの王の中で、彼を使いこなせたのは
カドモスだけだった。
【宝具】
『鏡写しの蛇杖(ケリュケイオン・テーバイス)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:一人
伝令神の持物である双蛇の短杖。
テイレシアスが番いの蛇を打った杖がヘルメスの手に渡ったもの。
性別逆転の因たる宝具であるが、その正体は反転の軸。
雌性と雄性、生動と死静、睡眠と覚醒といった双極性の事象を反転させる、
運命を裏返す杖である。
因果干渉を視認し、それを打つことで、
例えば「必ず心臓に当たる」「後出しを先出しにする」のような呪いを
「絶対心臓に当たらない」「先出しされる」のように運命反転させることも可能。
ヘルメスの手にあるならば死者蘇生すら可能にする宝具だが、
彼ではそこまで使いこなすことはできない。
【解説】
ギリシャ神話最大の予言者。
性転換の逸話を持つ。
神々が彼らの秘密を彼に開示したために――、
あるいはアテナの入浴を覗き見てしまったために――、
または「性交において男女どちらの快が大きいか」というゼウスの問いに答えて、
盲目と引き換えに予言の力を得た。
最も一般的な最後の説によれば、彼は交尾する蛇を杖で打ったために女になり、
その姿で七年過ごす間に夫子を得たが、今度は蛇を看過して男に戻った。
両性経験者の彼はゼウスとヘラの夫婦げんかに巻き込まれ、
ゼウスの問いに「男を一とすれば女は十」と答えてヘラの不興を買い、盲いさせられたが、
ゼウスに未来視の力を与えられたという。
また、七代に渡る寿命を与えられた彼はテーベの王の助言者として過ごした。
神話ではカドモス、ライオス、ペンテウス、
オイディプス、クレオンらテーベ王の話に登場する。
なおアテナ説では鳥の言葉の理解力と預言の言葉を賜っている。
ちなみに女であった時代にはヘラの巫女、または娼婦をやっていたとも伝えられ、
また彼を女に変えたのはヘラの神罰だったという。
エピゴノイによるテーバイ陥落を予言した彼は町の住人を避難させた後、
ティルピュッサの聖なる泉の水を口にし、罰としてアポロンの矢に射られて死んだ。
彼は自身の死をも予言していたという。
その死後にも彼は
オデュッセウスに霊体で助言する役目を負った。
ケリュケイオン(カドケウス)は普通アポロンからヘルメスへ贈られた物とされるが、
異説によればテイレシアスが蛇を打った杖がヘルメスの手に渡ったものとされる。
ここではアポロンを介してヘルメスのものになった設定。
長生きしすぎて悟りを開いており、自分の性別も老若もポンポン変えてマスターを翻弄する。
苦難への助言はするが、その結果には頓着しない。
最終更新:2016年10月07日 21:39