【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アスクレピオス
【性別】男性
【身長・体重】185cm・73kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷E 魔力A 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
施療院を設立し、治療に努める。
聖域としての排他性を持たせることも可能だが、攻撃的な属性は伴わない。
内部では治療行為全般に大きく有利な補正がかかる。
道具作成:A+
魔力を帯びた器具を作成できる。
最高位の癒しの薬、蘇生の秘薬すら作成可能。
【固有スキル】
神性:A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
太陽神アポロンの息子であり、死後神に迎えられたアスクレピオスの神霊適性は最高クラスと言えるだろう。
医術:EX
神の領域に達した医術を保有。
死者蘇生すら可能にする。
ただし、生前の教訓から、運命や摂理を捻じ曲げるまでの干渉は避ける傾向にあるようだ。
使い魔(蛇):C
蛇を使い魔として使役できる。
契約は必要なく、思念を送るだけで可能。
無毒な蛇は動物療法、有毒の蛇は薬の作成に協力させる。
【宝具】
『医神表象・快癒神殿(アスクレペイオン)』
ランク:C 種別:結界宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500人
アスクレピオスの杖を設置した領域を、医神の施療院と同等に扱う。
内部では治療行為全般に大きく有利な補正がかかる。
彼の杖は医術を志すものがヒュギエイアの杯と並んで仰ぐ医術のシンボルである。
それはもはや個人のものではなく、全ての医者、あらゆる医療の現場が掲げる偶像といえる。
杖をコピーして殖やす際にはアスクレピオス本人の魔力が必要だが、
発動や維持のための魔力は世界中の人々の「医術への信仰」によって賄われるため必要がない。
『辰天星蛇(オピオウコス)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:20~80 最大捕捉:300人
アスクレピオスの杖からへび座の竜を呼び覚ます、特殊使用宝具。
へびつかい座のへび座使役。
バビロニア占星学の時代から蛇の星座は二つ存在したという。
一方のムシュフシュ座はヒドラ座の原型となり、一方のバシュム座はへび座の原型となった。
星の蛇はアスクレピオスに恭順し、彼を守る。
【Weapon】
『アスクレピオスの杖』
アスクレピアン。設置した場所の医術へ加護を与える杖。複製可能。
蛇の絡みついた杖の原型であるニンギシュジダには、有角の蛇=バシュムが巻き付いている。
バシュムは「へび使い」ネルガルに従属させられた荒れ狂う毒蛇の竜であり、
この杖から星の蛇が呼び出されるのはその記憶による。
星の蛇も杖と同じく複数存在可能。
【解説】
ギリシャ神話最大の医師にして医神。
普通ギリシャの英雄崇拝は神と英雄を混同せず、神は神として、英雄は英雄として祭ったが、
例外的に二人だけは英雄としても神としても扱ったとされる。
その二人こそが、ヘラクレスとアスクレピオスである。
死せる母より父アポロンに救い出された彼は、ケイローンに養育されて医術に才能を発揮した。
他の英雄にまじり、カリュドーンの猪狩りやアルゴー船の冒険に参加したとも言われる。
ケイローンはおろかアポロンすら凌ぐ医術を身につけた彼は、
ついにゴルゴンの血で人を蘇生させるまで至り、
アルテミスの頼みを受けて
ヒッポリュトスを生き返らせたという。
だが世界の秩序を乱す行いに憤ったハデスの申し立てにより、
ゼウスの雷霆を受けて殺された。
死んだ彼は天に上げられてへびつかい座になった、あるいは神に迎えられたとされる。
彼の娘たちは健康や治療の女神として知られ、最たるものは
ヒュギエイアである。
息子たちもまたトロイア戦争の名医として知られ、
一説によればヒポクラテスも彼の血に連なるものとされる。
ギリシャ人にとって蛇は知恵、癒し、復活を司る神聖な生き物であり、
彼にも蛇を観察して薬草を見つけたとか、
蛇に癒やしの知恵を教えられたとかいう逸話がある。
へび座云々は信用しないように。
最終更新:2016年10月07日 21:39