【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ヒッポリュトス
【性別】男性
【身長・体重】177cm・71kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:C++
正しい調教、調整が施されたものであれば万全に乗りこなせる。
神獣でさえも
騎乗物が混乱状態でなければ操ることが可能。
【固有スキル】
神性:C+
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
父
テセウスはポセイドン神の子ともされ、母はアレス神の子である。
また、ローマ神話では森の神ウィルビウスに変じたと伝わる。
不惑:A+++
誘惑、魅了に対する耐性を表す。
A+++ランクともなると人格に変調を来たし、性愛を惰弱な汚らわしいものとして忌み嫌うレベル。
【宝具】
『北天の馭車星(アウリガ・テトリッポス)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:2~30 最大捕捉:100人
後に馭者座として天に昇った
エリクトニオスの四頭建ての戦車。
ヒッポリュトスはこの宝具の真価を発揮できず、宝具としてのランクも下がっているが、
それでも四頭の神馬が牽く戦車による突撃は、十分な脅威として機能する。
エリクトニオスの戦車を所有する理由は、ヒッポリュトスが馭者座の由来であるという説が存在するためであろうか。
『聖林の老神(ウィルビウス・サルトゥス)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:400人
森の神ウィルビウスの神域である聖なる森を展開する。
この森の中においてのみ、英霊ヒッポリュトスは神霊ウィルビウスへと変生。
森の恵みや災いを自在にコントロール出来るようになる。
また、この森に馬を入れることが禁止されていた逸話から、
(たとえそれが神馬であろうとも)馬と位置づけられる生物は、森への侵入を阻まれる。
さらに愛弓『蒼穹の弓(ヘケボロス)』の矢はアルテミスの神罰に相応する死の一矢となるが、
標的がアルテミスの縁者である場合、この効果は発揮されない。
【Weapon】
『蒼穹の弓(ヘケボロス)』
アルテミスから授かった弓。
弦を引き絞るほどに威力が向上し、その上限は自身の筋力値を超える。
天穹の弓同様、その銘はアルテミスの別名に由来する。
【解説】
ミノタウロス退治の英雄テセウスの息子。
父テセウスはアテナイの王であり、ヒッポリュトスは王子の身分であったが、
彼は森の中でアルテミスと共に狩猟をしながら生活していた。
本来、処女神であるアルテミスが男性と共に行動することはないが、
恋愛沙汰に興味を示さず、アルテミスに対する敬愛も揺るぎなかった事から、大変に可愛がられたという。
しかし、愛の女神アプロディテはヒッポリュトスの在り方を快く思わず、これを陥れんと計った。
すなわちテセウスの妃にしてヒッポリュトスの継母でもあるパイドラに、義息への恋心を植え付けたのである。
夫であるテセウスが不在の折、パイドラはヒッポリュトスへの愛を打ち明けるが、
ヒッポリュトスは父の後妻が自分に言い寄る事を激しく嫌悪し、罵声を浴びせて断った。
これを受けてパイドラの愛は憎しみへと変じ「自分の体を汚した」という内容の遺書を残して自殺。
テセウスは後妻が復讐のために残した嘘を真に受けてヒッポリュトスを追放し、
さらに父であるポセイドンに息子の死を祈った。
追放処分に呆然としながら戦車を駆っていたヒッポリュトスは、
ポセイドンが遣わした怪物に襲われて戦車から落ちてしまい、瀕死の重傷を負う。
その後、息も絶え絶えの状態でテセウスの下に引きずられ、間もなく死亡したが
アルテミスの口から息子の無実を知らされたテセウスは後悔したという。
その後、無実の罪で死んだヒッポリュトスを哀れんだアルテミスは、
アスクレピオスに頼んで彼を蘇生されてもらった。
しかし、アスクピレオスは禁じられていた死者蘇生を行ってしまったことでゼウスの怒りを買い、殺されてしまう。
ローマ神話ではディアナ(アルテミス)は復活したヒッポリュトスがユピテル(ゼウス)に見つかれば殺されてしまうと考え、
また、ヒッポリュトスが父との再会を拒んだことから、ネミの森にあるニンフのエゲリアの洞窟へと彼を隠した。
そして、彼の姿を老人へと変え、森の神ウィルビウスとしたという。
最終更新:2017年03月26日 17:28