【元ネタ】
アーサー王伝説
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ケイ
【性別】男性
【身長・体重】180cm・72kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具A-
【クラス別スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
【固有スキル】
人間観察:B
人々を観察し、理解する技術。
ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、人生までを想定し、
これを忘れない記憶力が重要とされる。
自己暗示:A++
自身にかける暗示。精神攻撃への耐性をあげるスキルだが、Aランク以上になると肉体にも影響を及ぼす。
『マビノギオン』にて発揮される様々な才幹、超常的な力の由来。
このスキルの影響で彼の精神性は酷く歪み、好悪の情の発露も捻くれたものとなっている。
騎乗:B
騎乗の才能。魔獣・聖獣ランクの獣を除く乗り物を人並み以上に乗りこなす。
宮廷で最も優れた乗り手であり『ブリテン島の三頭の活力ある馬』の一頭、グウィナム・ゴズウフ・ヒルを駆る。
とてつもない年寄り鮭に乗って河を遡ったこともあるという。
黄金律:D
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
「矢銭のやり繰りに優れ、釘一本も無駄にしない」とアルトリアに太鼓判を押された財政管理能力に由来する。
【宝具】
『毒する舌鋒(アシッドタング)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:10人
ケイ卿の卓越した弁舌が宝具にまで昇華されたもの。
言い包めの判定に有利な補正を得るのに加え、戦闘開始前、舌先三寸で各々が持つヘイト値を大幅に増減させる事が出来る。
自身や特定の味方を盾役にしたり、敵の攻撃対象をあえてバラけさせたり、
戦いを拒む味方を強制的に戦闘に参加させたり、と様々な利用法があるが、
相手のヘイト値を0にしてからの不意打ち――つまり信用を得た相手を騙し討ちにするのが本来の用途である。
『約束されし懲愚の剣(ディルヌウィン)』
ランク:A- 種別:対軍宝具 レンジ:0~30 最大捕捉:200人
ブリテン13の秘宝が一つ、
リデルフ・ハイル王が所有する白柄の聖剣ディルヌウィン。(ディルンウィンとも)
ケイ卿が巨人ウルナッハから奪った短剣と同一視する説や、エクスカリバーと同一視する説もあるとか。
この剣によるダメージは最大HPの上限も削減される“不治の傷”となる。
また、真名を唱えることで刀身から持ち主をも焼く熱光を放ち、攻撃レンジ一帯を溶断する。
聖剣に認められた担い手であれば熱光によるダメージは無効化されるが、
ケイ卿は認められていない為、自身へのダメージと最大HPの削減は不可避。
【解説】
アーサー王伝説に登場する
円卓の騎士ケイ卿。アーサー王の義兄。
毒舌で失態を犯す事も多かったが、王の信頼の厚い騎士だった。
モデルは暗い顔をした川の神カイとも、アルスター伝説における毒舌家の英雄コナンとも、
あるいはアイルランドの大英雄
クー・フーリンであるとも言われる。
古い伝承に拠ればアーサー王に仕える俊足の戦士で、
九日九晩水の中にいても息が続く、九日九晩寝ずに働ける、木よりも高く背が伸びる、手から出る熱で洗濯物を乾かすなど、超人的な力を持っていた。
また、自身の身分を研ぎ師と偽り、巨人ウルナッハの短剣を奪って殺すなど策略にも秀でていた。
後世の伝承と同様、傲慢さと毒舌を見せる事もあったが、それに見合う実力と機知の持ち主として描かれていたのである。
しかしながらアーサー王伝説が発展していくに連れて、ケイ卿の役割は力はさほどでもないのに度々舌禍を招く、という道化役へと変化していく。
王位を継承したアーサー王が十一の王の反乱を鎮める際、余人の及ばぬ武功を立てた点は否定されていないが、
それ以外の功績についてはほとんど語られず、他の騎士の引き立て役となることが多かった。
ケイ卿の評価は地に落ち、アーサー王に反乱を起こす叛臣として描かれる事もあった。
最も有名なマロリー版では叛臣として描かれてはいないが、道化役である事に変わりはない。
その最期はローマとの戦争で死んだとも、グウヴィザグに殺されたともされるが、
通説ではカムランの戦いで
モードレッド軍と戦い討ち死にしたことになっている。
最終更新:2017年08月13日 07:31