ポルックス

【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ポルックス
【性別】男性
【身長・体重】210cm・95kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:D
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。

【固有スキル】
神性:D(A)
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 主神ゼウスの息子であり、神の肉体を生まれ持った
 ポルックスの神霊適性は最高クラスと言えるだろう。
 しかし、兄のカストールを助けるため、神性を分け与えた為ランクダウンしている。

神々の加護:B
 ゼウスやヘパイトスといった神々による加護。
 危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。

【宝具】
『神授の鉄拳(ポリュデウケース)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 ヘパイトスから授かった鋼鉄の拳。
 格闘戦闘時の拳による攻撃の際、筋力を2ランクアップさせることによって、
 瞬間的に破壊力を増大させ、Bランク以下の防御を一方的に貫くことができる。
 また、拳を振るうことによって、相手の熱や冷気などの放出系の攻撃を無効化する。

『天輝する双子星(ディオスクーロイ)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 ポルックスに流れる神の血。
 空に双子座が見える間のみ発動することができる。
 真名を解放することによって、失っていた神性が復活し、『神性』ランクがAとなる。
 解放中は天候操作や、擬似的な不死性などのさまざまな奇跡を起こすことができる。
 真名を解放していない間は、双子座の星の光を魔力へ変換し、吸収する。
 ただし、対象となるのは双子座の星の光だけであるため、回復量は微々たるものである。

【Weapon】
『無銘・剣』
 ケイロンより剣術を教わった際使用した剣。
 特に名剣という訳でもない普通の剣である。

【解説】
 ギリシア神話に登場する英雄。スパルタの王子。
 ティンダリオスとレダの間に生まれた双子の弟。
 この家庭の家族関係は非常にややこしいが、
 ティンダリオスとレダの間に生まれたのがカストルとクリュタイムネストラ、
 白鳥の姿をしたゼウスとレダの間に生まれたのがポルックスとヘレネである。
 厳密には双子ではないこのカストルとポルックスは、
 しかし、非常に仲の良い英雄として成長する。
 ケイロンから兄カストルは馬術とレスリングを学び、
 ヘルメスより天馬ケレリスを授かりる。
 なお、弟ポルックスも同じ師よりボクシングと剣を学び
 ヘパイトスから鋼鉄の拳を授かった。
 弟以外とも家族仲は良く、英雄テセウスが妹ヘレネを誘拐した時には、
 アテネにまで攻め入り、無事妹を救い出すという冒険を成し遂げている。
 アルゴー船の一員としても活躍してる。
 嵐にあい難航を余儀なくされた時、楽人オルフェウスが琴を奏で、神々に祈った。
 すると海は静まり、双子の兄弟の頭上にひとつづつ大きな星がきらめいた。
 これは、一説には海の神ポセイドンが二人の友愛に感心して
 風と波を静める力を与えたものだといわれている。
 クレタ島で青銅巨人タロスとであったときにも、
 魔女メディアの援護の元、この巨人を打ち倒したのは双子といわれている。
 しかし、二人に最大の危機が訪れる。
 アルゴ船の冒険の後、
 同じアルゴナウタイの双子、イダスとリュンケウスとの争いで、二人は倒れる。
 人間の子カストルはイダスの手で殺されるが、
 神の子ポルックスはイダスの手によっても死ななかった。
 しかし、自分ひとりが神として助かることを拒んだポルックスは、
 カストルに己の命を半ば与え、
 兄弟は半ば天に半ば地上にてともに暮らすこととなった。
 これが、後のふたご座である。
最終更新:2016年09月23日 13:06