【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】カストル
【性別】男性
【身長・体重】187cm・79kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。
【固有スキル】
神性:D
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
死した際、弟
ポルックスより神性を分け与えられた。
連携攻撃:D
二人による攻撃に長けていることを示す能力。
相棒と同時に行う攻撃判定に有利な修正を得る。
【宝具】
『煌星天馬(ケレリス)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:100人
伝令神ヘルメスより与えられた、ペガサスの弟である天馬。
神代の獣を使役し、その超突進を以って対象を粉砕する物理攻撃。
騎乗中は天馬の加護により、防御力も上昇する。
カストルの類い稀なる騎乗技術による人馬一体の攻撃を得意としている。
『絆繋ぐ双連星(ディオスクロイ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
死してなお離れることない弟ポルックスとの絆。
ポルックスから分け与えられた神性が加護となり、カストルを包み込んでおり、
カストルが攻撃を加える時、また攻撃を受けた際に、
背後にポルックスの幻影が現れ、神授の鉄拳による追撃、迎撃を行う。
この効果は、カストルの視界外からの攻撃であっても発動する。
【解説】
カストルとポリュデウケス(ポリュクス、ポルックス)は、スパルタの王妃レダが白鳥に化けたゼウス神と交わって産んだ卵から産まれた、双子の兄弟。
ディオスクロイ(ゼウスの息子たち)とも呼ばれる。
厳密には彼ら二人は双子ではない。カストルはクリュタイムネストラとの双子で、スパルタ王ティンダリオスの血を引き、ポリュデウケスはヘレネとの双子で、ゼウスの血を引いている。
スパルタで敵なしの強さを誇り、カストルは馬術と格闘に優れる一方、ポリュデウケスは剣術と拳闘に優れる。
特にポリュデウケスは、わざわざ手首を切り落として、鍛冶神ヘファイストスに特注した鉄の拳に付け替え、その鉄拳は軍隊にも匹敵したという。
彼らはいつも仲好く連れ立ち、数々の冒険を手がけた。
妹ヘレネが
テセウスにさらわれた際には、軍を率いてアテナイに攻め入り、ヘレネを奪還。
カリュドンの猪狩りや、
イアソン率いるアルゴー船の遠征にも参加。
アルゴー遠征では、ポリュデウケスは、負け知らずのベブリュクス人の王を相手に、拳闘で打ち勝った。
そんな彼らがあるとき、イダスと
リュンケウスという双子の英雄と争った。
イダスは怪力、リュンケウスは
千里眼を持ち、この二人もまた、カリュドンの猪狩りやアルゴー遠征に参加している。
カストルとポリュデウケスは、叔父レウキッポスの娘であるヒラエイラとポイベを見初めて、力ずくでスパルタまで連れ去り、妻とする。
が、彼女らにはすでに婚約者たちがいた。それがイダスとリュンケウス。
二人は激怒して、復讐を果たさんとスパルタまで追いかける。
別伝では、二組の双子が牛を強奪したが、その分配の際、イダスとリュンケウスが牛を独占しようと画策し、カストルとポリュデウケスがこれに抵抗した。
とにかく彼ら二組の双子は喧嘩になった。千里眼のリュンケウスが狙いを定め、怪力のイダスが石を投げる、という連携攻撃を受け、不死ではないカストルは、イダスの石に当たって死んでしまう。
不死であるポリュデウケスは、傷だらけになりながらもリュンケウスを倒し、さらに、逃げるイダスを追跡。
イダスの投げた石で気絶してしまうが、父ゼウスが雷を放ってイダスを倒し、助けてくれたという。
ポリュデウケスはカストルの死を大いに嘆き悲しみ、自分の不死の命を半分分け与えたい、とゼウスに願う。
彼らは隔日で、天上と地上で暮らすようになる。
最終更新:2016年09月27日 18:36