一巡目
重大なネタバレ
+
|
... |
下記の3世界滅亡の経緯はすべて、 ローウェルの企画による 上位世界のブレモンのシナリオの一環だった。
ブレモンがサービス終了を迎えるにあたり、3世界の生き残りを賭けた最終戦争を勃発させ、
コンテンツの最期を華々しく飾ろうというもの。
ローウェルからは3世界の代表に対し生き残った世界を存続させるとの打診があったが、
戦争後もその約束が履行されることはなく、すべてが滅亡した。
|
異邦の魔物遣い(ブレイブ)たちの活躍によって魔王バロールは滅び、ニヴルヘイムも消滅した。
しかしながら世界を蝕んでいた
侵食現象は止まることなく、ほどなくしてアルフヘイムも崩壊。
この際アルフヘイムの住人たちは避難・移住先としてミズガルズを選んだ。
事実上これは
アルフヘイムによるミズガルズへの侵略行為である。
滅びゆく世界の総力をもってミズガルズへと攻め込み、地球全土を舞台とした大戦争が勃発。
ミズガルズの都市は
超レイド級タイラントの群れによって蹂躙され、
空には幾多もの戦闘機が飛び交い、街は燃え盛る地獄絵図と化した。
取り返しのつかない滅亡の事態に対し、アルフヘイム側の「ある人物」がとった打開策。
それが、魔法デウス・エクス・マキナによる時間遡行。
かくして世界は一巡し、魔王バロール誕生前へと何もかもが巻き戻った。
この際例外的に一巡目の記憶を維持したまま巻き戻った者が存在し、
バロールや
兇魔将軍イブリースをはじめとした彼ら
メモリーホルダーによって、
現在の三世界は一巡目と異なる歴史を築いている。
なお、デウス・エクス・マキナを行使する前の時間軸は「一巡目」であるが、
ループを経た現在の時間軸が「二巡目」であるとは限らない。
デウス・エクス・マキナには術者を存在ごと消滅させるという代償があり、
消滅した者に関する記憶も全ての者から失われる。
これはメモリーホルダーにおいても例外ではない。
さらに、メモリーホルダーの記憶保持は半ばバグ的に発生したものであり、
何度巻き戻そうが必ず記憶を保てるといった再現性が保証されているわけではない。
カザハのように全ての記憶を持ちこさず、断片的に少しずつ思い出す者も居る。
メモリーホルダーは前後の状況から「誰かがデウス・エクス・マキナを唱えた」ということは分かっても、
「誰が唱えたか」を知ることはできず、「何人が唱えたか」も認識できないのである。
もしかしたら、今は三巡目や五巡目かも知れないし、十巡目や百巡目かもしれない。
デウス・エクス・マキナを唱えられる者が、既に何人も消滅しているのかもしれない。
時間遡行は非常に高度な魔法であり、行使可能な術者は比類なき練達の魔術師である。
そんな貴重な人材が時を巻き戻すごとに一人ずつ消滅しているのだとすれば、
現在のアルフヘイムは過去のあらゆる周回にも劣る最弱の世界であると言えよう。
最終更新:2024年10月27日 07:07