0~12巻までの全13巻が刊行されており、
ナンバリングはその巻の主役を務める継承者の階梯とリンクしている。
(
『創世の』バロールは0巻に該当)
基本的に一巻につき一人の継承者にスポットが当たり、巻同士のエピソードに繋がりはない。
どの巻からでも不自由なく読める設計となっている。
本編に対する『キャラごとの過去編』に位置付けられるものであり、
異邦の魔物遣いらと邂逅する以前の継承者の動向が短編形式で綴られている。
ストーリーモードでは語られなかったキャラクターの心情や裏設定も盛り込まれ、
やり込んでいるプレイヤーほど読み応えのある内容と言えよう。
公式から発刊されている作品であるが、開陳される裏設定の多さから、
これを正史と扱って良いものかどうかファンの間でもしばしば論争が発生する。
継承者によっては本編での印象を根底から覆す内容であったりするため、
未読のファンと既読のファンで話が全然かみ合わなかったりもする。
また、巻ごとに独立したエピソードであることや、
継承者によって
シリアスなキャラと
そうでないキャラの格差が激しく、
シリーズを通して同じノリを期待していると面食らうことがあるかもしれない。
巻とキャラが紐づいている関係上、推しキャラの巻しか買わないという層も少なくなく、
巻ごとの売り上げにも大きく格差が発生した。
このためスピンオフの名を借りた人気投票、公開処刑と揶揄されることもある。
売上一位は言うまでもなく
『聖灰の』マルグリットが主役の第4巻で、二位以下と倍の差をつけたぶっちぎりのトップ。
海千山千のマル様クラスタにとってはマストアイテムであり、必修科目と言っても過言ではない。
マル様親衛隊において同書は聖典として扱われており、
さっぴょんが本書の所蔵のためだけにフルサイズの本棚を増設した写真をSNSにアップし、
関係者たちを戦慄させた。
最終更新:2022年05月31日 22:50