浅井家の閨に陰気極まりない泣き声が満ちる。
「長政様……市と寝てくれない……」
「泣くな市ッ!破廉恥なる振る舞いは義ではないだけだ」
「長政様が、赤いお侍みたいなこと言う……これも、市のせい……」
閨の端と端。浅井の女城主浅井長政は胸を張り、
婿養子で立場の弱い市は跪いて泣き続ける。
「市!お前のせいだとは言っていないだろう。即刻泣きやまねば削除する!」
「削除……長政様、市のこと、嫌い?」
跪いた姿勢のまま涙に濡れた瞳で見上げられ、長政は苛々と歩み寄った。
四国の姫若子だってコレよりはマシだろう。
「市に強姦されるの、嫌?」
「なっ……」
聞き返す暇もなく、布団をはねのけ無数の黒い手が溢れ出る。
「い、いちいぃぃぃーっ!」
黒い手の動きは市と違って迅速だった。
長政を飲み込むやいなや衣があっという間に引き裂かれ、全身くまなく揉みはじめる。
「ふ、効か……あんっ、ぅぅっ、い、いちっ……」
弱いところもくすぐったい場所も怖気を催す場所も黒い手には関わりない。
もがいて体をくねらすたび、見守る市の目が光る。
「長政様、呼んでくれた……市、入ってもいい?」
言うが早いか、帯を解いた市は黒い手の中に足を踏み入れ、
長政の手首を押さえ込んでのしかかる。
手際よく漲ったモノがぴたりと押し当てられるのを感じ、長政は泡を吹きそうになった。
「市!前戯もなしにっ……あぁあっ、悪だっ」
暴れてみたが、どうにもならない。この男、やたらと細い癖に膂力はある。
「市、前戯なんか、嫌い……だって、面倒……」
「理由になってないぞ、市ぃぃぃっ」
流石魔王の弟、非道である。
しかし何らかの躊躇いはあるのか、さっくりと入れられはしなかった。
「長政様、怒ってるの?……ごめんなさい……」
「あ、謝るくらいならば退け!市ッ」
悲鳴じみた声で長政が命じたが、
さめざめと泣いている市のモノはますます猛ってくるようだった。
「嫌……市は、長政様の中で出したい……」
涙ながらに市が訴える。その、切ないまでの中出し宣言。
「ええい、泣きながら興奮するのはよせっ」
キレた長政の言葉に、市はぴたりと泣きやんだ。涙の残る黒い目が、はんなりと笑む。
良心を刺激する表情だったが、貞操の危機の前にそんなことを考えてはいられない。
「長政様、可愛い……男の下半身と上半身はね、別のものだよ。…ね?」
ね、の言葉と同時に一層強く押しつけられ、秘所がくちゅんと音を立てて左右に開いた。
すかさず黒い手が滑りを押しひろげるようにゆるゆると動く。
「あ、長政様、すこし濡れてる……うれしいな……」
更に市が竿を擦りつける。
「っ、ぁぁうっ、い、ぃ…ちっ」
長政にとって自慰も悪であるため、当然何事もしたことがない。
当然現在の状況は許容範囲を大幅に超える刺激だった。
「うん……市、面倒だけど、長政様がそうして欲しいなら……前戯も、するよ」
市は潤んだ目を瞬かせ、目尻の涙をぬぐいつつ健気な雰囲気で囁いた。
「と、当然だろうっ」
幻妖言惑恐るべし。長政は既に丸め込まれていることに気づいていない。
「長政様、どこを触って欲しい?市、何でもするから……」
「なっ……!と、とりあえず手を離せッ擦りつけるのも止めろ!」
市は従順に長政の手首を解放し、腰を引いた。
長政は手首の痛みを堪え、未だわさわさと蠢く黒い手を払いのけようと身もがいた。
「長政様、どこを嬲って欲しいのか、言ってくれないの……?」
それにはさっぱり手助けしないまま、市は不安げに小首をかしげる。
「な、嬲るだと!?」
「うん。お尻の穴、なめてあげる?それとも……」
「止せッ!」
間髪入れずに出た拒絶に、市はしょんぼりと呟いた。
「長政様のお尻、白くてちいさくて、かわいいのに……じゃあ、胸……触ってあげるね」
市の繊手が、白い小蛇のように長政の胸を這う。
悪寒に似たものが長政の背筋を駆け上がり、喉に到達すると喘ぎに変わった。
「ぁぁ……ぁ、はぁぁ……んぁ、ふ……」
「長政様……市と寝てくれない……」
「泣くな市ッ!破廉恥なる振る舞いは義ではないだけだ」
「長政様が、赤いお侍みたいなこと言う……これも、市のせい……」
閨の端と端。浅井の女城主浅井長政は胸を張り、
婿養子で立場の弱い市は跪いて泣き続ける。
「市!お前のせいだとは言っていないだろう。即刻泣きやまねば削除する!」
「削除……長政様、市のこと、嫌い?」
跪いた姿勢のまま涙に濡れた瞳で見上げられ、長政は苛々と歩み寄った。
四国の姫若子だってコレよりはマシだろう。
「市に強姦されるの、嫌?」
「なっ……」
聞き返す暇もなく、布団をはねのけ無数の黒い手が溢れ出る。
「い、いちいぃぃぃーっ!」
黒い手の動きは市と違って迅速だった。
長政を飲み込むやいなや衣があっという間に引き裂かれ、全身くまなく揉みはじめる。
「ふ、効か……あんっ、ぅぅっ、い、いちっ……」
弱いところもくすぐったい場所も怖気を催す場所も黒い手には関わりない。
もがいて体をくねらすたび、見守る市の目が光る。
「長政様、呼んでくれた……市、入ってもいい?」
言うが早いか、帯を解いた市は黒い手の中に足を踏み入れ、
長政の手首を押さえ込んでのしかかる。
手際よく漲ったモノがぴたりと押し当てられるのを感じ、長政は泡を吹きそうになった。
「市!前戯もなしにっ……あぁあっ、悪だっ」
暴れてみたが、どうにもならない。この男、やたらと細い癖に膂力はある。
「市、前戯なんか、嫌い……だって、面倒……」
「理由になってないぞ、市ぃぃぃっ」
流石魔王の弟、非道である。
しかし何らかの躊躇いはあるのか、さっくりと入れられはしなかった。
「長政様、怒ってるの?……ごめんなさい……」
「あ、謝るくらいならば退け!市ッ」
悲鳴じみた声で長政が命じたが、
さめざめと泣いている市のモノはますます猛ってくるようだった。
「嫌……市は、長政様の中で出したい……」
涙ながらに市が訴える。その、切ないまでの中出し宣言。
「ええい、泣きながら興奮するのはよせっ」
キレた長政の言葉に、市はぴたりと泣きやんだ。涙の残る黒い目が、はんなりと笑む。
良心を刺激する表情だったが、貞操の危機の前にそんなことを考えてはいられない。
「長政様、可愛い……男の下半身と上半身はね、別のものだよ。…ね?」
ね、の言葉と同時に一層強く押しつけられ、秘所がくちゅんと音を立てて左右に開いた。
すかさず黒い手が滑りを押しひろげるようにゆるゆると動く。
「あ、長政様、すこし濡れてる……うれしいな……」
更に市が竿を擦りつける。
「っ、ぁぁうっ、い、ぃ…ちっ」
長政にとって自慰も悪であるため、当然何事もしたことがない。
当然現在の状況は許容範囲を大幅に超える刺激だった。
「うん……市、面倒だけど、長政様がそうして欲しいなら……前戯も、するよ」
市は潤んだ目を瞬かせ、目尻の涙をぬぐいつつ健気な雰囲気で囁いた。
「と、当然だろうっ」
幻妖言惑恐るべし。長政は既に丸め込まれていることに気づいていない。
「長政様、どこを触って欲しい?市、何でもするから……」
「なっ……!と、とりあえず手を離せッ擦りつけるのも止めろ!」
市は従順に長政の手首を解放し、腰を引いた。
長政は手首の痛みを堪え、未だわさわさと蠢く黒い手を払いのけようと身もがいた。
「長政様、どこを嬲って欲しいのか、言ってくれないの……?」
それにはさっぱり手助けしないまま、市は不安げに小首をかしげる。
「な、嬲るだと!?」
「うん。お尻の穴、なめてあげる?それとも……」
「止せッ!」
間髪入れずに出た拒絶に、市はしょんぼりと呟いた。
「長政様のお尻、白くてちいさくて、かわいいのに……じゃあ、胸……触ってあげるね」
市の繊手が、白い小蛇のように長政の胸を這う。
悪寒に似たものが長政の背筋を駆け上がり、喉に到達すると喘ぎに変わった。
「ぁぁ……ぁ、はぁぁ……んぁ、ふ……」