小太郎様は横になっていた少し氏政様を起こして背中をさすりました。
僕は場の空気にいたたまれなくなって人を呼んでこようと思いましたが、お水を飲ませたほうが良いかなと
思ったので氏政様に渡してみましたが、まだ氏政様の手は感覚が戻ってないようで、取り落としそうに
なったところを小太郎様の手がさっと竹筒をお捕らえになりました。
それで飲ませるのかなと思ったら。あ、小太郎様、それはまさか。
僕は場の空気にいたたまれなくなって人を呼んでこようと思いましたが、お水を飲ませたほうが良いかなと
思ったので氏政様に渡してみましたが、まだ氏政様の手は感覚が戻ってないようで、取り落としそうに
なったところを小太郎様の手がさっと竹筒をお捕らえになりました。
それで飲ませるのかなと思ったら。あ、小太郎様、それはまさか。
「・・・・・・」
ああああああー!!!
どうみても口移しです。本当にありがとうございました。
ともうしますか、あれですか、そのようなお仲だったとは僕、存知申し上げませんでした・・・。
老人になっても老いて益々一部が盛んな人が居ますが、まだ氏政様は男でいらっしゃったようで。
氏政様は、僕という人が目の前に居ながらそのようなアレな行為に至ったことにカンカンになっておりました。
顔を真っ赤にして怒っておられます。
どうみても口移しです。本当にありがとうございました。
ともうしますか、あれですか、そのようなお仲だったとは僕、存知申し上げませんでした・・・。
老人になっても老いて益々一部が盛んな人が居ますが、まだ氏政様は男でいらっしゃったようで。
氏政様は、僕という人が目の前に居ながらそのようなアレな行為に至ったことにカンカンになっておりました。
顔を真っ赤にして怒っておられます。
「お主の所業、ご先祖様に申し訳ないと思わぬかーっ!!」
「・・・・・・」
「ご先祖様も見とるぞ!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「ご先祖様も見とるぞ!」
「・・・・・・」
とはいえ、僕も氏政様とお話をさせて頂いた者。お心くらいはわかっております。
氏政様は保守的な人ですから、好きなのにツンツンしてしまわれるのでしょう。
しかし、氏政様くらいになれば女の人なんてよりどりみどりなのに何故よりによって忍者と。
人生って不思議だなあと僕は思いました。
まあ、これ以上僕がいるとそれは無粋というもの。僕は氏政様を発見したことを報告しに門から降りました。
頭上からは氏政様の悲鳴が聞こえてきますが、聞かない振りをしました。
氏政様は保守的な人ですから、好きなのにツンツンしてしまわれるのでしょう。
しかし、氏政様くらいになれば女の人なんてよりどりみどりなのに何故よりによって忍者と。
人生って不思議だなあと僕は思いました。
まあ、これ以上僕がいるとそれは無粋というもの。僕は氏政様を発見したことを報告しに門から降りました。
頭上からは氏政様の悲鳴が聞こえてきますが、聞かない振りをしました。
歩いていく途中で、ふと思いました。
夜は腰痛。
夜は腰痛。
・・・。
まさか、と僕は笑って、その場を後にしました。
僕は口が堅い男です、ええ、勿論口外しません。だからこそお傍に仕えていられるんです。
まさか、と僕は笑って、その場を後にしました。
僕は口が堅い男です、ええ、勿論口外しません。だからこそお傍に仕えていられるんです。
終わり




