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戦国BASARA/エロパロ保管庫

泡姫の恋17

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匿名ユーザー

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目が覚めれば、其処は布団の中だった。
「…………」
「…目が覚めたか?」
暫くの間呆然と天井の模様を見つめていた元親に、直ぐ傍で静かに書物を読んでいた元就が気付き、声を掛けた。
「…元就…此処…俺…」
確か風呂場で意識を失くした事までは覚えているが、それから先の事は何がどうなったのかよく分からない。
こうやって布団の中に居る以上、風呂から何処かの部屋に運ばれた事は当たり前。
それに今自分は綺麗に寝間着を纏っている。
一体誰がここまでしてくれたのだろう…そう考えたら、元親の頭の中には一人の女性の姿しか思い浮かばない。
「風呂場でのぼせて倒れたらしいな。まったく、貴様は限度というものを知らぬのか」
「…悪ぃ……」
元就の話によればやはり政宗が全て着替えさせてくれて、小十郎の腕に抱かれて風呂場から出てきたのだという。
そして、本当なら女同士一つの部屋で泊まる約束だったのに、
こんな状況なのでゆっくり身体を休めて欲しいとの政宗の意向で、一部屋を貸し切り、元就が今まで診ていてくれたらしい。
そこまで聞かされて、元親は酷く胸が痛むのを覚えた。
「元就…」
「何だ」
名を呼ばれ、元就はそっと元親の枕元に膝を付き、彼女の髪を撫でた。
触れる指の感触に気持ち良さそうに目を閉じ、次に彼女の唇が開いたのは数十秒経ってからの事。
「俺…忘れてた」
何をだ…と問い返せば、元親は寂しそうに目を開き、焦点の合わない瞳でまた天井を見上げている。
「俺さ……俺みたいな大女、誰とも恋とか出来ないだろうなって…ずっと思ってた」
その言葉に、元就は目を細めた。
瀬戸内の国間を噂で流れていたもの。
四国を統べる長曾我部の姫は、この世のものとも思えぬ程大きく奇怪な醜女…
それ故に嫁の貰い手もなく、瀬戸海の海賊に成り下がり、各地を荒らしまくっている――と。
「惚れた男が出来ても、んなの絶対叶いっこねぇから…その気持ちはずっと心の奥に締まって…
そいつとは仲良く出来たらいいなぁ…ぐらいにしとこうって」
好きだといってしまえば、お互いが今までの関係ではきっと居られなくなるから…そう言葉が続いた。

元就が元親と初めて逢ったのは、そんな噂の海賊が攻めて来た時の事。
行き成り中国の宝を寄越せと言って来た、自分より身の丈のある大女。
確かに背丈は大きいと思ったが、元就の目には海賊に成り下がったと噂された長曾我部の姫が、
とても噂通りの醜女には映らなかった。
反対に力強い瞳を持つ大らかで健康美溢れる女だと、好感すら持ったもの。
しかしそんな彼女が言葉にするのは、元就の今まで築いて来たモノを否定することばかり。

「そう思ってたのに…元就に逢えて…結ばれて…
こうやって一緒に居るうちにその頃の気持ち…すっかり忘れちまってた」

それが酷く癇に触った事を覚えている。


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