そして体が僅か落とされる。
「ふっ」
吐息が漏れた。
足の間に、あてられたもの。その張った薄い人肌の感触と熱さと潤みと、
「政宗殿……」
恍惚とした声音が。
「ふっ」
吐息が漏れた。
足の間に、あてられたもの。その張った薄い人肌の感触と熱さと潤みと、
「政宗殿……」
恍惚とした声音が。
くち、と幸村のものが跳ね上がって、水音がたった。
竿が割れ目に押し当てられている。
竿が割れ目に押し当てられている。
「政宗、どの……いいえ、政宗……この程度ならば体に堪えることもなかろう」
ああそう、なるほど下郎、あんたあらかじめ忠告してたか。
そして幸村、こんな場面でもその言葉を忘れないくらい、この下郎は忠臣か?そりゃよかったな。
幸村が首筋に顔を埋め、一心に腰を蠢かし擦りつける。
動かれるたび陰核がぐしゃぐしゃに擦れて声が漏れる。
全体を掻き混ぜられるような気がする。手のひらに爪を立てながら柔い声を漏らした。
「政宗、まさむね……」
何を思っているのか、幸村は上擦り掠れた声で何度も呼ぶ。
ここにいるだろうが、呼ぶなよ。
脳裏に霞がかかる。漏れる声が派手になる。
体を捩りたいが、幸村の腕でがっちりと固定されてどうにもならない。
縛られていない脚がびくびくと震えると、幸村の腕がそれをも捕らえて引き寄せる。
ぶつかる体が熱い。胸が潰れて擦れて、その大きさに嫌気がする。
自分の体も熱く、寄り添えば尚熱い気がして背を反らせていた。
「うぁぅっ、ふぁっ……ぁ、ぁあぁあ、んーんん、んぅ、ひ、はっ……」
ああそう、なるほど下郎、あんたあらかじめ忠告してたか。
そして幸村、こんな場面でもその言葉を忘れないくらい、この下郎は忠臣か?そりゃよかったな。
幸村が首筋に顔を埋め、一心に腰を蠢かし擦りつける。
動かれるたび陰核がぐしゃぐしゃに擦れて声が漏れる。
全体を掻き混ぜられるような気がする。手のひらに爪を立てながら柔い声を漏らした。
「政宗、まさむね……」
何を思っているのか、幸村は上擦り掠れた声で何度も呼ぶ。
ここにいるだろうが、呼ぶなよ。
脳裏に霞がかかる。漏れる声が派手になる。
体を捩りたいが、幸村の腕でがっちりと固定されてどうにもならない。
縛られていない脚がびくびくと震えると、幸村の腕がそれをも捕らえて引き寄せる。
ぶつかる体が熱い。胸が潰れて擦れて、その大きさに嫌気がする。
自分の体も熱く、寄り添えば尚熱い気がして背を反らせていた。
「うぁぅっ、ふぁっ……ぁ、ぁあぁあ、んーんん、んぅ、ひ、はっ……」
誇りを知っているか、下郎。その拠り所は伊達の家臣と愛した領土、だが今は武田のもの。
矜持を知っているか。下郎。その拠り所は失われ、夢も潰えて根のない木のように立ち枯れている。
オレの無駄なくらい高ぇプライド、それに縋って牙むいてんじゃねぇよ。
望みを繋いでるから屈服しねえんじゃねぇよ。
逆だよ、希望なんか何一つありゃしねえからだ。
オレって人間を作ってたモノはもう全部なくなったから、根拠を喪ったプライドだけが体の中に残ってんだ。
……矜持と誇りと、愛しさを知っているか、下郎。そして、嫉妬を。
オレの心を何より切り刻むのは、拷問でも陵辱でもない。
忍びと幸村、その二人の間にある絆だ。
もうオレの手からこぼれ落ちて戻らない、それを当然のように受け取って目の前で見せつける。
身分を軽く飛び越え、気安く言葉を交わすその姿を見せるな。
どれだけ嬲られても、その絆を何の気なしに見せられることに比べれば何ほどでもないんだ。
だからさっさと終わらせて、早くどこかへ行ってくれ。
消え失せてくれるなら、甘ったれた声ぐらい、いくらでも出してやる。
気があるような仕草もしてやる。腰くらい、いくらでも振ってやるよ。
矜持を知っているか。下郎。その拠り所は失われ、夢も潰えて根のない木のように立ち枯れている。
オレの無駄なくらい高ぇプライド、それに縋って牙むいてんじゃねぇよ。
望みを繋いでるから屈服しねえんじゃねぇよ。
逆だよ、希望なんか何一つありゃしねえからだ。
オレって人間を作ってたモノはもう全部なくなったから、根拠を喪ったプライドだけが体の中に残ってんだ。
……矜持と誇りと、愛しさを知っているか、下郎。そして、嫉妬を。
オレの心を何より切り刻むのは、拷問でも陵辱でもない。
忍びと幸村、その二人の間にある絆だ。
もうオレの手からこぼれ落ちて戻らない、それを当然のように受け取って目の前で見せつける。
身分を軽く飛び越え、気安く言葉を交わすその姿を見せるな。
どれだけ嬲られても、その絆を何の気なしに見せられることに比べれば何ほどでもないんだ。
だからさっさと終わらせて、早くどこかへ行ってくれ。
消え失せてくれるなら、甘ったれた声ぐらい、いくらでも出してやる。
気があるような仕草もしてやる。腰くらい、いくらでも振ってやるよ。
「まさむっ……く!」
幸村が動きを止める。抱き締めてくる強さが増している。
政宗は、がくりと首を垂れた。
幸村が動きを止める。抱き締めてくる強さが増している。
政宗は、がくりと首を垂れた。




