戦国BASARA/エロパロ保管庫

あなたとわたし 花と草3

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匿名ユーザー

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最初から姫として育てられていたのなら、何の問題も無かったであろう初めての月の物。
天より今日から貴女も一人の女として生きていけますよという報せに、生娘は戸惑いながらも少なくとも喜びを感じるもの。
でも旦那は違う。
今まで男子と同じように育ってきた旦那にとって、初めての月の物はきっと絶望的なものだったのだろう。
嫌で堪らなかっただろう…苦しかっただろう、悲しかっただろう。
月の物が来る度にそれに伴う苦痛と、嫌でも女である事を知らされるのだから。
だから声を殺して泣いた晩に、旦那は旦那なりに考え、答えを出したんだ。
女である事から逃げられないなら、女にしか出来ない事をしようって。
五体満足な自分はこれからも大将の為に戦う事は出来る。
まして女である自分は大将の子を産んで、御家繁栄にだって役に立てるのだと。
(どっちもやっちゃおうなんて…無鉄砲というか…向こう見ずというか)
でも不思議、旦那なら本当に出来ちゃいそうな気がするのは何故だろう…。
そしてそこまで望む旦那の心の根を辿れば、辿り着くものは…たった一つ
『……本当に好きなんだね…大将の事』
『うむ』
(旦那が頬を赤らめつつ必死に何度も首を縦に振っている姿が、何か可愛かった。
小さい頃から見て来て、もの凄くお馬鹿なお転婆娘だったのに、大将の事を想うと普通の女になっちゃうんだよこの子…
そんないじらしい姿見せられたら、勘違いとか妄想とかもう言えなくなっちゃうでしょう?
寧ろ何かもう…応援したくなるでしょうよ?)
『じゃあ…やってみる?』
『佐助ぇッ!!』
『といっても簡単じゃないよ?いい旦那?…恋に男も女も関係ない。自分を磨くと決めたなら、
惚れた相手を振り向かせるくらいの結果を残さなきゃね!』
『承知!』
(…何この可愛い生き物)
『じゃあまずは、男の身体について勉強してみようか』
『か、身体!?は、ははッ破廉恥な事はまだ心の準備が…』
『…殴るよ?』
(まぁ最初は色々問題もあったけど、旦那呑み込み早いから、みるみるうちに覚えちゃってビックリしたのが今は懐かしい)
『じゃあ化粧から覚えようか?』
『けわ…い?いい…その様なもの俺には…似合わぬ』
『慣れない内は誰でもそう言うんだって。いい?旦那の心は純粋でとっても魅力的だよ。
でもそれだけじゃ足りない時がある。だから女の人は化粧して心の身体も両方綺麗にするんだ』
『そうすれば…お館様に…見初めて貰えるだろうか』
『………』
『佐助ぇ!其処は世辞でも是と申せ!!』
『えー…どうしよっかなぁ?』
『さすけぇーー』
(旦那の努力のかいあって大将は旦那を閨に入れた。けど室には入れていない。
入れちゃったら名目上戦に連れて行きづらくなるからね。でもまぁ…実質殆ど他の側室の方と変わらないんだけどさ…
でも実は大将も大将で、旦那の気持ちずっと前から気付いてたみたい。
きっと其処には俺には想像出来ない色んな葛藤あっただろうに…
けれどどうする事がお互いにとって一番いいかってしたら、結果こうなった…なんつーか本当…)

――良かったね旦那
あなたとわたし 花と草4

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