ロックス・D・ジーベック

登録日:2025/08/11 Mon 00:27:00
更新日:2025/08/11 Mon 01:14:52NEW!
所要時間「読めるよな約 9 分」!!!




よし!!「ハイ」と2回答えろクソガキ!!
なぜならそれがおれの求める答えだからだ!!

1つ目!!「ここは巨人の国」“エルバフ”だよな!?
2つ目!!「いるよなハラルド」!!!

ロックス・D・ジーベックとは漫画ONE PIECE』の登場人物。


【プロフィール】

本名:ロックス・D・ジーベック
所属:ロックス海賊団船長
初登場:単行本95巻・第957話・ULTIMATE
笑い方:ヴォハハハ
CV:藤真秀


【概要】

伝説とされた禁忌の海賊団“ロックス海賊団”船長。作中では珍しくファミリーネームで呼ばれてその名が浸透しており、*1それ故本名はあまり知られていないが、海にしばしば現れるDの名前を持つ者の1人である。
約40年前に海賊島“ハチノス”にて一つの「儲け話」を持ちかけて、後の大海賊白ひげ、“ビッグ・マム”、“金獅子”や当時は見習いだった“カイドウといった錚々たるメンバーを集めてロックス海賊団を結成した。

彼が起こした事件はどれも世界の“禁忌(タブー)”に触れすぎており、その殆どは揉み消されているため、ロックスの名前は現在の海軍に所属している若い海兵達の中に知る人物は少ない。*2

長らくシルエットで容姿が隠されていたが、原作1154話では遂に姿と詳細が明らかになった。
四皇の“黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチ父親である事が判明した。


【人物】

容姿

後ろに逆立ったツートンカラーのドレッドヘアが特徴的。左目には雷が走った様なタトゥーが彫られている。また、黒ひげの父親との事もあり、目や鼻周りといった顔立ちは彼とよく似ている。
体つきは息子と違って筋肉質であり、「黒ひげ痩せろ」とネットで言われる
白ひげやリンリン達と比べると体格は二回りほど小さい。それでも3mは優にありそうだが。
そもそもあっちが人間にしては大きすぎるだけだが

性格

リンリンが見習いとして入団して来たカイドウにロックスの事を「ロクでもねェ男だ 信用はするな」と忠告したり、ゴッドバレーで独断専行をした時に白ひげから「ロックスのバカはきっと目的を見失う!!」と言われており、船員からの印象は大方悪い。だが、船員も皆一癖も二癖もあるどころか、百癖千癖はある面子だったので、彼らを曲がりなりにも束ねていたという事実から、彼らを纏め上げるだけの「相当の器」「胆力」「実力」を兼ね備えた豪傑である事が伺える。

エルバフで当時子供ではあったが巨人族のロキに何度も船に乗せてもらう様にせがまれていたが、「おれはお前みてェなガキに会いに来たんじゃねェ!!」と一喝し、決闘を挑んできたロキに刃物で刺して深傷を負わせるといった、大人気なさや残虐性を見せている。

そんなロックスだが、自身が「ダチ」と認めた人物には情を持っており、エルバフの王ハラルドに何度も仲間になる様に勧誘を行っていた。
また、「ハラルドをブチのめして言う事聞かせりゃいい」と提案したカイドウに、「二度と言うなコノヤロー!!」と足蹴りを喰らわせていた。


【戦闘能力】

サーベルを装備しており、主に剣技をメインとした戦い方をする。作中の描写を見る限り、「覇王色」、「武装色」を扱う事ができる。
ロックスの剣技はまるで巨大なハンマーか砲撃のように周囲の全てを吹き飛ばす事で有名と評されていた。
ハラルドの剣と激突した時は、直径5kmの人影を消し去る覇王色の衝突を起こした。

当時は子供とは言え古代巨人族のロキを完封する、ハラルドと撃ち合った本気の一撃が余波だけで周辺一帯を吹き飛ばすなど、その実力の高さは未だ底知れない。

センゴク曰く、ロジャーにとっても最初にして最強の敵だったかも知れんな…」と言及する程。


【野望】

ロックスは「世界の王」になる野望を抱いており、それ故まるでテロ組織の如く世界政府に牙を剥き続けていた。
1155話では、ハラルドに王になる為の具体的な計画を話していた。ロックス曰く、「ハチノス」に海賊の楽園を作り、そこを拠点として「海軍の殲滅」、「“聖地”の陥落」を目標とし、“世界の王”に立つ事を考えているとの事だった。


【来歴】

【56年前】

マリージョアで開かれていた世界会議(レヴェリー)を単身で襲撃し、5人の王達を誘拐して人質に取った。
更に、パンゲア城内の花の部屋に侵入しする二重の意味での暴挙を実行しており、「世界の王」に君臨している存在の事を認知していたのか世界の王と邂逅。世界の王は、「王達の命など ムーには何の脅しにもならぬぞ」と事件に気にもかけていない様子であった。だが、ロックスは「デービー・ジョーンズの崇拝者」であると名乗り、それ以上の事をする事はなかったが、

おれは戻ってくるぜ……!!!
ここへ(●●●)!!!

と宣戦布告とも取れる様な言葉を残して逃亡した。

道中で、王達の護衛に着いていた海軍大将に致命傷を負わせて返り討ちにし、同じ頃「王達の誘拐事件」の容疑をかけられ衛兵達に追われていたハラルドと遭遇。ハラルドが自分を捕まえようと剣を抜いてきたので、ロックスもそれに応戦。双方とも武器に覇王色の覇気を纏っていたため、覇王色の衝突が起こり、直径5kmの人影を消し去る大被害を及ぼす。
だが、ロックスがハラルドも追われている身だと察し、お互いこの場は逃げる為に彼を上手く扇動して街に混乱を起こし、共に聖地から逃げおおせた。*3

ロックスが討ち取った海軍大将はその後救命措置も虚しく死亡しており、これが元でロックスは政府から目下高額の賞金首として指名手配され海賊稼業に手を染める。
時を経てもロックスの快進撃は止まる事はなく、マリージョアへ向かう大口の「天上金」を運んでいた船を襲撃して乗っ取り、更には「正義の門」を破壊して逃亡する事件を起こす。この時に得た金と船を取っ掛かりに本格的に海賊として始動した。

次の標的として、海賊船を狙い“仲間”と“旗”を奪い合う「デービーバックファイト」を各地で行っていた。*4このゲームを利用してめぼしき船員達をかき集め、エルバフに来航時はニューゲート、シキ、ステューシー、王直、首領・マーロン、ガンズイを引き連れていた。*5

【48〜44年前】

エルバフの冥界に上陸し、陽界から飛び降りて心身共々ボロボロだったロキと遭遇。
彼にここはエルバフでハラルドがいる事を確認した。ロキからハラルドは遠征で不在と言われるが、ロックスはロキに「ロキが大ケガをしたから至急エルバフに帰還されたし」と家に帰って誰かにそう伝えてハラルドに連絡する様に命令。これにロキが反抗してきたので、彼に剣の衝撃波をぶつけてケガを負わせた。

その後、紆余曲折があったと思われるがハラルドがエルバフに帰還し、彼とアウルスト城で再会。
ハラルドに、自身が作る海賊団の仲間になってもらうため、自身の壮大な野望を話した。
元々は凶悪犯罪者の流刑島であったハチノスに金鉱脈が最近見つかり、罪人達が徒党を組んで巨万の富を得て多くの闇組織が出資をしている事を知り、政府と交渉して罪人達の討伐を提案。だが、実際はロックスがハチノスを支配し、島の者達と共に“海賊の楽園”を築き上げ、ハチノスを拠点に海軍の殲滅と聖地の陥落を目指し、“世界の王”に君臨する事が真の狙いであった。

永遠に続く権力などこの世にゃねェんだ!!!
行こうぜハラルド!!おれとお前が組めば無敵だ!!!

結局ハラルドへの勧誘は4年を費やしても実らず物別れに終わったが、ロックスの作戦に賛同した者達は多く集まり、しばらくしてロックスは本格的に海賊団を旗揚げ。錚々たる顔ぶれを率いて世界を震撼させる事件を巻き起こすことになる……。

海賊島占領から数ヶ月達、ロックスの元にはリンリンとシュトロイゼンに、魚人のバーベルにキャプテン・ジョン、見習いとして入ってきたカイドウや、シキのライバルである殺し屋“凶”(後の銀斧)がロックスの元に集まってきた。

手に入れたい2つの“悪魔の実”があり、内1つはエルバフにあると推測しており、それはハラルドが食べる事で力を発揮する事や、何処かで氷漬けにされているとされる巨人族の船大工集団「大槌戦団(ガレイラ)」の発見をする事を船員達に明かす。

運命の日におれに付いて来るかどうかはお前らの自由!!!

───だが腹を決めたなら!!!
ちょっとおれに付き合えよ…!!

世界の頂点を見せてやる!!!!

【38年前】


ムダだ海軍!! おれに続け「ロックス海賊団」!!

奴隷のジニーが流したとされる情報を元に、海賊島の宝を奪還する為に船員達や傘下を引き連れて西の海(ウエストブルー)の「ゴッドバレー」を襲撃。
同じ情報を手にしたロジャー海賊団と、ロジャーが動いた事を聞いてやってきたガープと鉢合わせ、彼らと激突。
結果、手を組んだロジャーとガープ達により討ち倒され、ロックスはゴッドバレーの地にて死亡し、ロックス海賊団は壊滅した。


【人間関係】

  • エドワード・ニューゲート、シキ、ステューシー、首領・マーロン、王直、ガンズイ
48年前時点のロックス海賊団結成前に集めたメンバー。大方がデービーバックファイトにて集められた。
とはいえチームワーク自体はこの頃から皆無で、ハラルドから「お前らだってこんな男についてったら破滅するだけだぞ!!」と忠告されつつも、「ついていく!?このバカに!?」とシキは一笑に付しており、「ウチは自立しているからロックスが死のうとおれ達は何も揺るぐ事がない」と断言した。

  • シャーロット・リンリン、シュトロイゼン、キャプテン・ジョン、バーベル、カイドウ、凶
上述の初期メンバー達より後、ロックス海賊団結成後に加入したメンバー達。
リンリンはロックスの事を「ロクでもねェ男だ」と認識しており、彼女からの信用自体は無いも同然だった。
カイドウは当時見習いだったが、ロックス相手でも生意気な口ぶりを聞く事があったため、ロックス本人と衝突しかける事があり、周囲から止められていた。

  • ハラルド
エルバフの王。
56年前の世界会議で遭遇し、ハラルドの実力を気に入って、8年後に彼を海賊団に加入させる為にエルバフへ上陸した。
勧誘は4年程続けていたが結局物別れに終わってしまったものの、ロックスは彼のことを「ダチ」として認めている。

  • ロキ
エルバフの王子。
ロックスがハラルドの前で語っていた野望を部屋の外で聞いており、その壮大な野望に感動したロキは心が救われてロックスに憧れを抱いていた。

  • ゴール・D・ロジャー、モンキー・D・ガープ
ゴッドバレーの地にて手を組んだ彼らを前に敗れた。
ロジャーにとって最初にして最後の最強の敵であり、この事件をきっかけにガープは「海軍の英雄」と呼ばれることになった。*6


【余談】

名前と逆立った髪型が特徴的なシルエットが明かされた当時は、「赤髪海賊団の新入りロックスターが関係しているのでは?」といったネタ考察が挙げられた。




よし!!「ハイ」と2回答えろWiki篭り!!
なぜならそれがおれの求める答えだからだ!!

1つ目!!「情報が新しく出たら」“追記”するよな!?
2つ目!!「やるよな誤字脱字の修正」!!!

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最終更新:2025年08月11日 01:14

*1 本作では名字が先で名前が後に来るといった法則がある。

*2 他にも船内で船員同士の仲が悪かったから「語り継ぐ者かいなかった」とセンゴクは言及している。

*3 なお、ハラルドはエルバフに帰還するためこの場はすぐにお互いに別れた。

*4 当時行っていたゲームは、コンバットやドーナツレース、斧を使って行われてたとされる「叩いて被ってジャンケンポン」などがある。

*5 ただしこの時は「悪党の寄り合い」でしかなく、旗揚げはしていない。

*6 世界経済新聞では、悪の進撃を止めたとしてガープが単独でロックスを倒したという記事が挙げられている。