「おい幸村サマ、何だそれは、オレぁてめーにヤられるまでvirgin保ってんだよ
奥手で貞淑なんだよ解ってンだろうが!それをてめーが疑うかコラ!
人を何だと思ってる、すれっからしの阿婆擦れかよ!?」
ごめんあの、信之様の目の前で本性さらしてる、今までの品のいい振る舞い全部ドブに捨ててる、
こんな口汚いの貞淑って言わないから、女がヤられるとか口にしないで下さい独眼竜様。
「しかし!それではお館様が他の者を勧めていたなら……いひゃいいひゃい!」
旦那の頬はつきたてほやほやの餅みたいに良く伸びた。
「て!め!え!が!恋文送ったから幸村のとこ行くよう言われたんだろが!」
わあ、呼び捨てに戻った。キレてる。
あっはっは仲がいいなあで済ませますか信之様。
にこにこして可愛いもの見る目で見てないで下さいよ、俺が天井裏から下りてく訳にいかないんだからー!
「では政宗殿はー!」
あっ、殿がついた。
「goddam!まだ疑うか糞が!添い遂げるなら惚れる気で来たんだ、何が気にいらねえっつーんだ幸村ぁぁっ!」
それ、今はまだ惚れてないって風にも聞こえるから……ああやっぱそう取ったか旦那。
「某の片思いと!?ななななんと……このままじゃそれがし、それがし……」
ああ旦那また涙目……あのう信之様失恋には酒だとか、追い打ちかけて遊ばないで下さいよ………
独眼竜もああ飲め飲め酔いつぶれちまえ今夜は来るな殺すぞとか言って、旦那の喉奥に徳利ごと酒流し込むし。
美人の酌は美味いだろうじゃないですよ信之様、旦那思いっきりむせてるよ。ていうかそんなの酌じゃない。
杯、床に転がってるから。旦那ごばごば言ってるから。あっ鼻から酒溢れた。
奥手で貞淑なんだよ解ってンだろうが!それをてめーが疑うかコラ!
人を何だと思ってる、すれっからしの阿婆擦れかよ!?」
ごめんあの、信之様の目の前で本性さらしてる、今までの品のいい振る舞い全部ドブに捨ててる、
こんな口汚いの貞淑って言わないから、女がヤられるとか口にしないで下さい独眼竜様。
「しかし!それではお館様が他の者を勧めていたなら……いひゃいいひゃい!」
旦那の頬はつきたてほやほやの餅みたいに良く伸びた。
「て!め!え!が!恋文送ったから幸村のとこ行くよう言われたんだろが!」
わあ、呼び捨てに戻った。キレてる。
あっはっは仲がいいなあで済ませますか信之様。
にこにこして可愛いもの見る目で見てないで下さいよ、俺が天井裏から下りてく訳にいかないんだからー!
「では政宗殿はー!」
あっ、殿がついた。
「goddam!まだ疑うか糞が!添い遂げるなら惚れる気で来たんだ、何が気にいらねえっつーんだ幸村ぁぁっ!」
それ、今はまだ惚れてないって風にも聞こえるから……ああやっぱそう取ったか旦那。
「某の片思いと!?ななななんと……このままじゃそれがし、それがし……」
ああ旦那また涙目……あのう信之様失恋には酒だとか、追い打ちかけて遊ばないで下さいよ………
独眼竜もああ飲め飲め酔いつぶれちまえ今夜は来るな殺すぞとか言って、旦那の喉奥に徳利ごと酒流し込むし。
美人の酌は美味いだろうじゃないですよ信之様、旦那思いっきりむせてるよ。ていうかそんなの酌じゃない。
杯、床に転がってるから。旦那ごばごば言ってるから。あっ鼻から酒溢れた。
いや、確かに何でもないフリして冷え切ってるよりはいいよ、ずっと。
でもさ、旦那は「俺じゃなくても」の一言が独眼竜の逆鱗に触れたって気づいちゃいない。
だからつまり、好きなのにどうして解ってくれないのバカ、あなたから惚れたのに私のどこ見てるの、体だけなの、
私のことちっとも解ってくれてないじゃない──って感じに独眼竜が拗ねて怒ってるんだと思うんだけど。
そりゃ表現の仕方はかなり凶暴だけどさ。
解るようなら旦那じゃない。旦那は直球勝負の人だから、直球返しで好きだの愛してるだの言われなきゃ通じないさ。
だってうちの旦那のニブさは戦国一!
多分来るな殺すって言いつつ、来て宥めて欲しいだろう独眼竜の事も解っちゃいないね!
……ってさ……なんかさ、俺もう天井で見張ってるの、ヤです……。
あのう信之様。笑ってないで。
あっはっはっ幸村は相変わらず可愛いなーかかあ天下もなかなかいいものだぞ、じゃなくてなんか仲裁して下さい。
ていうか小松姫、健気で芯は強くて可愛いじゃないですか、何がかかあ天下ですか。
旦那がかかぁ天下ですよ、涙目縋り付き泣きべそ年下、これ以上のヘタレ夫がいますかぁ!
でもさ、旦那は「俺じゃなくても」の一言が独眼竜の逆鱗に触れたって気づいちゃいない。
だからつまり、好きなのにどうして解ってくれないのバカ、あなたから惚れたのに私のどこ見てるの、体だけなの、
私のことちっとも解ってくれてないじゃない──って感じに独眼竜が拗ねて怒ってるんだと思うんだけど。
そりゃ表現の仕方はかなり凶暴だけどさ。
解るようなら旦那じゃない。旦那は直球勝負の人だから、直球返しで好きだの愛してるだの言われなきゃ通じないさ。
だってうちの旦那のニブさは戦国一!
多分来るな殺すって言いつつ、来て宥めて欲しいだろう独眼竜の事も解っちゃいないね!
……ってさ……なんかさ、俺もう天井で見張ってるの、ヤです……。
あのう信之様。笑ってないで。
あっはっはっ幸村は相変わらず可愛いなーかかあ天下もなかなかいいものだぞ、じゃなくてなんか仲裁して下さい。
ていうか小松姫、健気で芯は強くて可愛いじゃないですか、何がかかあ天下ですか。
旦那がかかぁ天下ですよ、涙目縋り付き泣きべそ年下、これ以上のヘタレ夫がいますかぁ!
懸命に介抱しながら旦那の泣きべそ愚痴聞いた。
俺は政宗殿以外見えぬとか、なにゆえ身を任せたとか、信じていたのにとか、もう情けないことこの上ない。
でも俺が独眼竜の心代弁するのヘンだし。
そのうち、まさかあの湯浴みが拙かったのかとか、何で最初に思い当たったり引け目感じたりしないのそれ、
って感じのこと呟いて、さーすけーとか恨みがましく見上げてきた。
「あの時はあの時、今は今!独眼竜は引きずってないでしょ、過去はばっさり切り捨ててるでしょが!
いまさら持ち出したら独眼竜のが言葉に詰まるよ、この上傷口抉らないの!駄目です止めてよ旦那ッ!」
思いっきり窘めると旦那はまたべそべそした。
俺は政宗殿以外見えぬとか、なにゆえ身を任せたとか、信じていたのにとか、もう情けないことこの上ない。
でも俺が独眼竜の心代弁するのヘンだし。
そのうち、まさかあの湯浴みが拙かったのかとか、何で最初に思い当たったり引け目感じたりしないのそれ、
って感じのこと呟いて、さーすけーとか恨みがましく見上げてきた。
「あの時はあの時、今は今!独眼竜は引きずってないでしょ、過去はばっさり切り捨ててるでしょが!
いまさら持ち出したら独眼竜のが言葉に詰まるよ、この上傷口抉らないの!駄目です止めてよ旦那ッ!」
思いっきり窘めると旦那はまたべそべそした。




