それは傷つけたと言うことではないかぁぁ?
えーえそうです。たりめーですよだんな。
でも謝って楽になるのは旦那だけで、独眼竜はラクになんないの、
すまなさそーにされたらイラってくる人でしょが。ごめんねううんいいので済ませられる事じゃないの!
連打で叱ると膝抱えて小さくなって、でもこっち睨むように見上げる。
………てんぱってる………
でも、牢の中のこと旦那が抉って蒸し返させるのは、多分とても辛いだろうし。
俺も触らないようにしてるんだしさ。
言動がもういい、過ぎたことだって言ってるから。そう受け取って、何もなかったフリしてるだけ。
もっと時間が過ぎれば何か聞けるかも知れないけど、まだ半月しか過ぎてませんよ旦那、
できたばっかのかさぶた、剥がすようなこと言わせませんからね。
ええ絶対。
顔色悟って、旦那がううううと唸る。
「旦那、どーんと大きく傷ごと受け止めらんない?」
「しかし政宗殿は……某を……」
うわあ煽っても駄目かあ。本気で熱い魂が抜けてる……振られてもすげなくされても突撃して、
あげく恋文書き倒してたのに……そんなに辛かったかー。
しょうがないから、独眼竜の様子見てきます。旦那兄上様と積もる話でもしてきて下さいって、
しょんぼりワンコに言い置いた。
だって本当、仲良いのに久しぶりに会ったんでしょ。
水入らずで過ごしなよ、恋の相談もしてみなよ。信之様もそれ、喜ぶから。大きくなったなあって。
えーえそうです。たりめーですよだんな。
でも謝って楽になるのは旦那だけで、独眼竜はラクになんないの、
すまなさそーにされたらイラってくる人でしょが。ごめんねううんいいので済ませられる事じゃないの!
連打で叱ると膝抱えて小さくなって、でもこっち睨むように見上げる。
………てんぱってる………
でも、牢の中のこと旦那が抉って蒸し返させるのは、多分とても辛いだろうし。
俺も触らないようにしてるんだしさ。
言動がもういい、過ぎたことだって言ってるから。そう受け取って、何もなかったフリしてるだけ。
もっと時間が過ぎれば何か聞けるかも知れないけど、まだ半月しか過ぎてませんよ旦那、
できたばっかのかさぶた、剥がすようなこと言わせませんからね。
ええ絶対。
顔色悟って、旦那がううううと唸る。
「旦那、どーんと大きく傷ごと受け止めらんない?」
「しかし政宗殿は……某を……」
うわあ煽っても駄目かあ。本気で熱い魂が抜けてる……振られてもすげなくされても突撃して、
あげく恋文書き倒してたのに……そんなに辛かったかー。
しょうがないから、独眼竜の様子見てきます。旦那兄上様と積もる話でもしてきて下さいって、
しょんぼりワンコに言い置いた。
だって本当、仲良いのに久しぶりに会ったんでしょ。
水入らずで過ごしなよ、恋の相談もしてみなよ。信之様もそれ、喜ぶから。大きくなったなあって。
独断竜は、落ち着いてた。ていうかぼんやり物思いにふけってた。
多分、彼女を拷問して観察してた俺か、ずっと側にいたものじゃないと気づかないくらいの微妙さで。
「hey,guy……?幸村サマはどうだよ」
その証拠に、すぐに俺が来たことに気づいた。
あとで聞いたら、普通の拷問史と違って空気が普通すぎて、馴染みすぎて、変わらなすぎて気づくと笑ってた。
安心しろオレ並の目にあって、オレと同じくお前の気配に集中してたヤツじゃなきゃわからねえよ、って。
うん、俺はずうっと独眼竜を見てた。弱みを暴いて突いて折れさせるために。
独眼竜も息をひそめて、俺を見てた。隙をついて噛み破る為に。
変な話だけど、見つめて観察し続けた結果、互いのことがよく解る。
そりゃあ知識教養、そんなのは別。だけど今の気持ちとかは解るよ。だから気を張らなくたって良いでしょ。
独眼竜、あんたちょっと沈んで後悔してるね。
でも、どの辺後悔してるのか、俺には解らない。
だから控えた。俺は下郎だから、言葉を聞く立場だから。
武将として旦那のこと支えてくれるって独眼竜が言ってくれたから、俺は忍びに専念できる。
「……なんだよ」
「いえー、何もなければ下がりますけど?」
下がって欲しいですか、と聞いたらそっぽを向かれた。
はいはい返答保留。俺は独眼竜がそっぽ向く時、必ず相手に左半面を向ける癖をもう知ってる。
相手の動きを察知するためかもしれないし、眼帯側を見せたくないのかもしれない。
解らないし知らないけど、でも俺はその癖に気づいてる。
「……てめーはオレの事買いかぶってっから、あんまり言いたかねーんだよ」
何それ。ちら、とよこされる視線が、でもお前以外に誰に言うんだよとふて腐れている。幻滅するような事ですか。
でも俺様旦那の忍びです。大概の事じゃがっかりしません打たれ強いです。
そういや独眼竜、まだ十九だったっけ。
多分、彼女を拷問して観察してた俺か、ずっと側にいたものじゃないと気づかないくらいの微妙さで。
「hey,guy……?幸村サマはどうだよ」
その証拠に、すぐに俺が来たことに気づいた。
あとで聞いたら、普通の拷問史と違って空気が普通すぎて、馴染みすぎて、変わらなすぎて気づくと笑ってた。
安心しろオレ並の目にあって、オレと同じくお前の気配に集中してたヤツじゃなきゃわからねえよ、って。
うん、俺はずうっと独眼竜を見てた。弱みを暴いて突いて折れさせるために。
独眼竜も息をひそめて、俺を見てた。隙をついて噛み破る為に。
変な話だけど、見つめて観察し続けた結果、互いのことがよく解る。
そりゃあ知識教養、そんなのは別。だけど今の気持ちとかは解るよ。だから気を張らなくたって良いでしょ。
独眼竜、あんたちょっと沈んで後悔してるね。
でも、どの辺後悔してるのか、俺には解らない。
だから控えた。俺は下郎だから、言葉を聞く立場だから。
武将として旦那のこと支えてくれるって独眼竜が言ってくれたから、俺は忍びに専念できる。
「……なんだよ」
「いえー、何もなければ下がりますけど?」
下がって欲しいですか、と聞いたらそっぽを向かれた。
はいはい返答保留。俺は独眼竜がそっぽ向く時、必ず相手に左半面を向ける癖をもう知ってる。
相手の動きを察知するためかもしれないし、眼帯側を見せたくないのかもしれない。
解らないし知らないけど、でも俺はその癖に気づいてる。
「……てめーはオレの事買いかぶってっから、あんまり言いたかねーんだよ」
何それ。ちら、とよこされる視線が、でもお前以外に誰に言うんだよとふて腐れている。幻滅するような事ですか。
でも俺様旦那の忍びです。大概の事じゃがっかりしません打たれ強いです。
そういや独眼竜、まだ十九だったっけ。




