「おう、元就さんよう。今まで尽くしてくれた部下を鼓舞するんだ。趣向を変えていかねぇか?」
「...趣向だと..」
「おう。せっかくのこの厳島なんだ。」
「....何が言いたいのよ....だ。」
「ふん。薬の影響で言葉使いにも影響がでたか。まあいい、野郎共にお前さんの為におあつらえ向きの衣装を用意させたぜ。」
指を鳴らすと一人の兵士が大事そうに漆塗りの箱を持ってきた。
「アニキ、京都からわざわざ手に入れた上物だぜ!」
「ご苦労!」
「何だそれは....。」明らかに敵を差すような目でその箱を見る。
どうせロクな物ではないだろう。
「さぁて、何かなっと。」
中身を知っている元親は心底楽しんでいた。笑みがこぼれそうになる。
「野郎共!」
「へい!」
「お・き・が・え・を手伝ってやんな!」
「アニキー!」
すぐに元就の周りに瀬戸内海に鍛えられた海の男が集まる。
「こら、や、止めろ!」
箱からとりだされているのは純白、薄手の上の服と、まるで厳島の鳥居のような朱色の袴である。
「あっ!どこを触ってるの....だ!」
程なく。
「完成だ!アニキー!」
「おお!こりゃあすげぇ!」
元親が何を見たかはお楽しみ。
日輪の4
「...趣向だと..」
「おう。せっかくのこの厳島なんだ。」
「....何が言いたいのよ....だ。」
「ふん。薬の影響で言葉使いにも影響がでたか。まあいい、野郎共にお前さんの為におあつらえ向きの衣装を用意させたぜ。」
指を鳴らすと一人の兵士が大事そうに漆塗りの箱を持ってきた。
「アニキ、京都からわざわざ手に入れた上物だぜ!」
「ご苦労!」
「何だそれは....。」明らかに敵を差すような目でその箱を見る。
どうせロクな物ではないだろう。
「さぁて、何かなっと。」
中身を知っている元親は心底楽しんでいた。笑みがこぼれそうになる。
「野郎共!」
「へい!」
「お・き・が・え・を手伝ってやんな!」
「アニキー!」
すぐに元就の周りに瀬戸内海に鍛えられた海の男が集まる。
「こら、や、止めろ!」
箱からとりだされているのは純白、薄手の上の服と、まるで厳島の鳥居のような朱色の袴である。
「あっ!どこを触ってるの....だ!」
程なく。
「完成だ!アニキー!」
「おお!こりゃあすげぇ!」
元親が何を見たかはお楽しみ。
日輪の4




