戦国BASARA/エロパロ保管庫

姫親が行く!2

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匿名ユーザー

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斜め後ろでおんなじように重機眺めてた人影、佐助よりも大きな人影から声がかかった。
うん、と答えながら振り向いて驚いた。
長く奔放な白金の髪と薄青とも薄紫ともつかない瞳。
肉感的な体。
ちょっとかすがを思い出した。

この国は異人が多い。
流刑地となっていた歴史がそうさせるのか、海賊が異人を連れ帰るものか、ふきだまったものか。
原因はよく解らない。
日焼けではなさそうな浅黒い肌の人間も多いし、逆にこの女のように色白で済まないほど白磁の肌の持ち主もいる。
ごく普通の肌色の人間も多いが、異人が居ても驚くことはない。そう言う土地だ。
驚いたのは、あんまり綺麗だったせいだ。

けぶる睫毛だけが色を塗られてうっすらと黒い。だが基本的に白さが際だつ女だった。
人形じみたとは言えない。南国の日差しじみた生気が溢れてほとばしる。
年の頃は佐助よりも下、真田にいる旦那より上だろう。
はねるような足取りで遊び歩くのが似合いそうな、
でも育ちが悪くもなさそうな、良くもなさそうな綺麗で派手な女。
そう、服装は思い切り目立つ。
見慣れない、ぴっちりした袖の短い衣の上に、たっぷりした布を巻き付けた異国の衣装だ。
だが布地自体は日本のものだ。それも上物の絹。細い銀や真鍮の腕輪をいくつもつけてて、
動くたびにしゃらしゃら鳴る。
ちりちりと鈴音もして、何かと思えば足首にも輪っか。そこに小さい鈴が沢山付いてる。
……どこの国の格好なのか。なんとも正体の知れない美人だった。

「ん?はっは、女に背ー越されて悔しいか?」
 にいっとからかい混じりに笑う顔は太陽のようだ。言葉に異国の訛りはなくて、聞き取りやすい。
はっきりした滑舌、感情がそのまま表に出る顔。
「いやそりゃ別に。きれーな人だと思ってねえ」
 背がどうのこうのという矜持なんか、ばからしい。
「おぉありがとな。にーさんも結構良いね、どうだい、茶でも?」
 わあ。そりゃあ嬉しいかも、でも面倒かも。
佐助の顔を見て、女はくいくいと行商人に似せた衣を引っ張って連れ出そうとした。
「俺ぁ今日一人なんだよ、ナンパされるのも面倒だし一人で喰うのもつまんねえだろ。
ちょっと付き合ってくれや、おごるぜ」
 田舎の子だなと思った。
上流の子や武家の子はこれほど雑な言葉を使わない。
服装はそれなりの金がかかっていそうだが、良いところで豪商の子か。
この国は一領具足、女も男もそれなりに鍛えられた体をしているから、
女っぽい柔さの奥に筋肉がついた体を見ても不思議ではない。その時はそう思った。

 誘われるままあっちこっち連れられて、綺麗すぎる海辺でなんかスゲー美味しい貝だの魚だの食べた。
気安い、まるで元から昔なじみの態度取られるのが嫌な感じのしない(佐助の仕事としても利点しかない)、
そして体と違って言動に女っぽさを感じさせない子だった。
異人の割りに顔も広く、時折親しげに姉貴、と呼びかけられてああ、後でなと返していた。
それからまだまだあっちこっち遊びあるって、
最終的にこられたのはどうもソレっぽい店の二階。

目の前に酒と菓子と布団。菓子、浮いてる……
「あのねどしたの」
 半眼で大人をからかうなよー、と睨むと浅い青の目がにやにや笑った。
姫親が行く!3

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