「…俺が、何をしようとしてるか知らないんだろ?」
重ねられた手をどかすことは、出来そうにない。
元就は一層深く俯き、答えた。
元就は一層深く俯き、答えた。
「…………
……………
…………我の股に、入れるのだろう、
その、………
………
……そなたを」
……………
…………我の股に、入れるのだろう、
その、………
………
……そなたを」
「本気なのか」
「…違うのか?」
「違わないけど、いいのかよ」
「男は、惚れている女の股に、…………、入れたいものなのだろう?」
「そりゃ、そうだけど、あんたなんで知ってるんだ」
慶次はそう聞いてしまってから、間が抜けた答えだと思った。
元就も年頃の娘だ。女子は12で婚姻する者も珍しくない世の中である、
知っていても特におかしいということはない。
元就も年頃の娘だ。女子は12で婚姻する者も珍しくない世の中である、
知っていても特におかしいということはない。
「……さかりの猫がしているところを、何度か見た」
「…………」
「…………馬の種付けも見たことがある」
「……………」
「人間も、そういう事なのだろう?」
「……………ああ」
「…………」
「…………馬の種付けも見たことがある」
「……………」
「人間も、そういう事なのだろう?」
「……………ああ」
妙にそぐわぬあけすけな言い方だと思えば、そういう事か、と、慶次は納得する。
「…………四、…………四つん這いになった方が良いのか、我は」
元就はどうやら、獣がするようにすれば終わりだと思っているらしい。
慶次は元就の肩に顔を埋め、苦笑した。
慶次は元就の肩に顔を埋め、苦笑した。
「笑うな、息が、…………!」
「そうだな、後ろからもいいけど、折角の初めてなんだから顔見ながらしたいんだけど」
「そうだな、後ろからもいいけど、折角の初めてなんだから顔見ながらしたいんだけど」
耳に息が当たるように、わざとすれすれまで近づけて慶次は囁く
「顔?」
元就の声が震えていた。
きっとまた、脅えた表情をしているのだろう。
構うものか。
元就は、逃げようと思えば、いつでも逃げられたのだ。
さっきだって。
今も、雨戸は開け放たれているのだ。
きっとまた、脅えた表情をしているのだろう。
構うものか。
元就は、逃げようと思えば、いつでも逃げられたのだ。
さっきだって。
今も、雨戸は開け放たれているのだ。
後悔させてやろう。
「そう」
慶次は耳を甘く噛んだ。
元就は首を竦める。
体を縮こまらせようとするが、慶次はそれを許さない。
耳たぶをねぶったりしている間に、帯を解く。
元就は首を竦める。
体を縮こまらせようとするが、慶次はそれを許さない。
耳たぶをねぶったりしている間に、帯を解く。
「ひ、一人で、脱げる、やめよ、慶次殿…!」
涙目で、帯を解く慶次の手をとどめようとするものの、
耳に息を吹きかけられるたびに体がすくみ、どうしようもない。
耳に息を吹きかけられるたびに体がすくみ、どうしようもない。
「変わりに、俺のを、脱がして」
耳に舌を差し入れれば、小さなうめき声が上がった。
「恋人ってのは、そうするもんだ」
他の恋人達がどうしているかなんて見たことは無かったが、そんなことはどうでもいい。
仲間内の猥談では、帯を口で解いてもらっただのなんだのと
当たり前のようにそういう話を聞くから、きっと珍しいことではないのだ。
仲間内の猥談では、帯を口で解いてもらっただのなんだのと
当たり前のようにそういう話を聞くから、きっと珍しいことではないのだ。
「きっ…、貴、様、と、そのような関係になった憶えは」
「俺はそのつもり」
「我は違…!」
「俺はそのつもり」
「我は違…!」
全て言い終わる前に、唇で塞いでしまう。
押しのけようともがけばもがくほど
着ているものが乱れることに、元就は気づいていない。
あらわになった白い腹を、慶次はざわりと撫で上げ、
その刺激に、元就は大きく体をしならせた。
慶次は元就の手を取り、細い指を舐める。
元就は観念したというよりは呆然とした様子で、指を舐める赤い舌を眺めていた。
押しのけようともがけばもがくほど
着ているものが乱れることに、元就は気づいていない。
あらわになった白い腹を、慶次はざわりと撫で上げ、
その刺激に、元就は大きく体をしならせた。
慶次は元就の手を取り、細い指を舐める。
元就は観念したというよりは呆然とした様子で、指を舐める赤い舌を眺めていた。
「俺のも、舐めて」




