戦国BASARA/エロパロ保管庫

炎の微笑2

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bsr_e

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遅い夕餉を取って湯浴みを済ませると、小十郎は屋敷の隅にある離れに向かった。
離れといっても、作りは牢獄のようになっている。戸には鍵がついており、縁側には
格子が入っている。格子は太く、幅も腕が通る程度だ。
以前この屋敷に住んでいた伊達の家臣が、誰かを閉じ込めるために作ったもののようだ。
壊すのも面倒なので、物置として使っていた。

今、この離れには女が住んでいる。そのことを知っているのは、小十郎が選んだ口の堅い
下働きだけだが、やはりどこかで噂は漏れているらしい。
戸の鍵を開け、小十郎は奥の部屋に向かう。女はそこを閨にしている。

もう眠っていると思ったが、女は起きていた。
夜着を纏い褥の傍に正座している姿は夫を待つ妻のようだが、女の周囲には
殺気としか思えない気配が満ちている。

闇の中、目が光っていた。刃を思わせる輝きに、小十郎は薄く笑う。

「俺を待っていたのか?」
揶揄すれば、女は眉をひそめて顔を背ける。
小十郎は腰を下ろし、女を後ろから抱きすくめた。女の身体は強張り、嫌悪に耐えている。
髪を前に流させ、現れたうなじに唇を当てる。女は唇をかみ締め、身体を震わせていた。
「……殺せば、よいだろう」
絞り出された声は、憎悪に満ちていた。小十郎は目を細め、白い夜着の懐に手を入れた。
「お前は、生かす。政宗様と、もう一度やり合いてぇんだろ?」
「政宗殿は……俺を、どうしろと」

「どうも? お前は行方知れずということになってるからな。俺の気の済むまで、ここで
生きててもらうぜ。――真田幸村」

女――幸村はぐっと拳を握った。肌をまさぐる小十郎の手を払うことはしないが、身を預けるような真似もしない。
帯を解いて夜着を肩から落とすと、幸村の喉がひゅうっと鳴った。
血色のいい肌をしている。眩いような白さはないが、指でなぞれば吸い付くようだった。
胸を揉めば、がちがちと歯が鳴る。とんと軽く肩を押して褥に押し倒す。うつ伏せに倒れた
幸村は敷布を握り、小十郎を睨んだ。

「殺せ」
「「真田幸村」は、もう死んだんだよ。屍は丁重に扱うのが、もののふの礼儀ってもんだろう?」
背に圧し掛かり、耳元で囁く。幸村は目を硬く閉じて敷布に顔を埋めた。髪の間から見えるうなじを
甘く噛めば、幸村は息を飲んで刺激をやり過ごす。
小十郎は優しく幸村の身体を愛撫する。最愛の女や生娘に対するような愛撫だった。
甘く濡れたところで、幸村は嬌声や喘ぎ声どころか、声一つ漏らさない。暴れることもしないが、恭順もしない。
腰を持ち上げ貫くと、幸村は敷布に顔を埋めて羞恥と辱めに耐えている。
小十郎は幸村の髪を掴んで持ち上げた。首が反り返り、顔が持ち上がる。無理やり
振り向かせると、涙に濡れた目で睨みつけられる。
「――このような扱いの、どこが丁重だ! 殺し、屍を捨てれば――ああっ!!」
罵倒は突き上げによってかき消される。
幸村は膝を曲げて腹這いになり、顔を敷布に押し付けた。すすり泣くような、呻くような
声が低く漏れる。小十郎は薄く笑いながら幸村の背を愛撫し、時々跡をつけた。
精を放てば、ぴくりと肩が動いた。耳元で孕めと囁けば、幸村は耳を塞いで首を振った。
指に優しく口付けを落とし、男根を引き抜く。

茶を帯びた髪を梳く仕草は、慈しみに似たものを感じさせた。

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