高々と抱え上げられていた幸村の体が、空中でくるんと半回転した。
仰向けで横たわった状態から、足を下にまっすぐ正面を向いた形となる。だが両腕は忠勝の片手に
まとめてつかまれ、足先も地面に届かず浮いたままだ。
宙吊り状態になった幸村の目線が、一瞬、不安げに泳いだ。
にやっと口元をほころばせた家康の手が、芝居がかった動きでゆっくりと振り下ろされる。
幸村を吊り上げた忠勝の目が、鋭く光った。
「ぬわあああ!」
腕を捉えたとは逆の手が、幸村のむき出しの乳房を、二ついっぺんにぐわしとつかんだ。
巨大な手の中で、柔らかな肉塊が大きく歪んでたわむ。その上で、幸村の顔がいよいよ赤く燃え上がった。
だが、羞恥に萌えるいや燃える乙女の表情にも、指の間に挟まれてぷくりとはみ出す赤い乳首にも、
忠勝はまったくの無表情のままだ。
ただ一瞬、ちらりと家康を見下ろし、すぐに視線を空に戻すと、忠勝は暴れる幸村の胸ごと、その手を
高速で動かし始めた。
「!ぐわあああ!」
仰向けで横たわった状態から、足を下にまっすぐ正面を向いた形となる。だが両腕は忠勝の片手に
まとめてつかまれ、足先も地面に届かず浮いたままだ。
宙吊り状態になった幸村の目線が、一瞬、不安げに泳いだ。
にやっと口元をほころばせた家康の手が、芝居がかった動きでゆっくりと振り下ろされる。
幸村を吊り上げた忠勝の目が、鋭く光った。
「ぬわあああ!」
腕を捉えたとは逆の手が、幸村のむき出しの乳房を、二ついっぺんにぐわしとつかんだ。
巨大な手の中で、柔らかな肉塊が大きく歪んでたわむ。その上で、幸村の顔がいよいよ赤く燃え上がった。
だが、羞恥に萌えるいや燃える乙女の表情にも、指の間に挟まれてぷくりとはみ出す赤い乳首にも、
忠勝はまったくの無表情のままだ。
ただ一瞬、ちらりと家康を見下ろし、すぐに視線を空に戻すと、忠勝は暴れる幸村の胸ごと、その手を
高速で動かし始めた。
「!ぐわあああ!」
重機の稼動音が、夕暮れの空気を重く震わす。
鋼鉄に覆われた手の中で、白い肉がぶるんぶるんと激しく揺れる。
剛槍を手足のように扱う忠勝の手だ。上下左右、縦横無尽、天地無用、思うがままのその動きに、
たわわな肉塊もさまざまに形を変えていく。
上は顎まで、下は腹まで、伸びて縮んで揺れてつぶれて、一瞬たりとも同じ形で留まることはない。
手も乳房も、動きが早すぎて、もはや残像が残るほどだ。
ぼよよん、ぶるるんとダイナミックなその動きに、真下からぽかんと見上げていた家康が、
半ば感心したように呟いた。
「なんかもー、別の生き物みたいじゃのう……」
「ぬぬぬわわわわ、あだだだだ、ももももげげげるるるるううう!」
乳房に加えられた振動にあわせ、小刻みに揺れる幸村の口から苦鳴が上がった。
ぶるぶると弾む乳房の苦痛に耐え、歯を食いしばるその顔を、家康は眉をしかめて睨みあげた。
「なに、それだけか?忠勝は揺らすと同時に、低周波による特殊な刺激も与えておるはずだぞ」
「なななんんんのののここれれれししききき、たたたれれれんんんのののせえいいかあああ!」
「鍛錬でどうにかなるか。快感神経を直接刺激する荒業だぞ。これまでは生娘だろうと百戦錬磨の
娼妓だろうと、一呼吸で頭朦朧アッハン濡れ濡れ、知らんことでも喋らずにいられなくなって
いたというのに……おぬし、もしや不感症か?」
「わわわかかかいいいむむむすすすめめめががははっはれんちちちなななここことととをををおおお!」
「長い長い長い」
鋼鉄に覆われた手の中で、白い肉がぶるんぶるんと激しく揺れる。
剛槍を手足のように扱う忠勝の手だ。上下左右、縦横無尽、天地無用、思うがままのその動きに、
たわわな肉塊もさまざまに形を変えていく。
上は顎まで、下は腹まで、伸びて縮んで揺れてつぶれて、一瞬たりとも同じ形で留まることはない。
手も乳房も、動きが早すぎて、もはや残像が残るほどだ。
ぼよよん、ぶるるんとダイナミックなその動きに、真下からぽかんと見上げていた家康が、
半ば感心したように呟いた。
「なんかもー、別の生き物みたいじゃのう……」
「ぬぬぬわわわわ、あだだだだ、ももももげげげるるるるううう!」
乳房に加えられた振動にあわせ、小刻みに揺れる幸村の口から苦鳴が上がった。
ぶるぶると弾む乳房の苦痛に耐え、歯を食いしばるその顔を、家康は眉をしかめて睨みあげた。
「なに、それだけか?忠勝は揺らすと同時に、低周波による特殊な刺激も与えておるはずだぞ」
「なななんんんのののここれれれししききき、たたたれれれんんんのののせえいいかあああ!」
「鍛錬でどうにかなるか。快感神経を直接刺激する荒業だぞ。これまでは生娘だろうと百戦錬磨の
娼妓だろうと、一呼吸で頭朦朧アッハン濡れ濡れ、知らんことでも喋らずにいられなくなって
いたというのに……おぬし、もしや不感症か?」
「わわわかかかいいいむむむすすすめめめががははっはれんちちちなななここことととをををおおお!」
「長い長い長い」
乳は満々、乳首はこりこり、全身汗だく、首まで真っ赤になってはいるが、幸村はどうやら、
快感に咽んでいるのとは違うようだ。
その証拠に、苦痛に悶えながらも炯炯と光る目は未だ、闘気を失っていない。
今までこんなことなかったぞ、と首をひねる家康の頭上で、忠勝は無表情に腕を動かし続けている。
夕暮れ迫る関ヶ原の荒涼とした大地に、無機質な稼動音と、ぶれまくった幸村の悲鳴がこだました。
「ふーむ、速度が足りんのか?よし、忠勝!次は最速で……」
ピッと人差し指を立てた家康に、忠勝がやはり無表情に視線を向ける。
次の瞬間そこに、ほんの僅か、動揺とも焦燥ともつかぬ何かが走った。
快感に咽んでいるのとは違うようだ。
その証拠に、苦痛に悶えながらも炯炯と光る目は未だ、闘気を失っていない。
今までこんなことなかったぞ、と首をひねる家康の頭上で、忠勝は無表情に腕を動かし続けている。
夕暮れ迫る関ヶ原の荒涼とした大地に、無機質な稼動音と、ぶれまくった幸村の悲鳴がこだました。
「ふーむ、速度が足りんのか?よし、忠勝!次は最速で……」
ピッと人差し指を立てた家康に、忠勝がやはり無表情に視線を向ける。
次の瞬間そこに、ほんの僅か、動揺とも焦燥ともつかぬ何かが走った。
高速で振動していた忠勝の手が、唐突に止まった。
稼動音の残音が荒野から消えぬうちに、今度はしゃがみこみながらその手を伸ばし、
すばやく家康の腹を抱えて引き寄せ、上から覆いかぶさる。
吊り上げられていた幸村が、投げ捨てるように横に放られたのと、闇より黒い影が忠勝に
襲いかかったのは、ほぼ同時のことだった。
稼動音の残音が荒野から消えぬうちに、今度はしゃがみこみながらその手を伸ばし、
すばやく家康の腹を抱えて引き寄せ、上から覆いかぶさる。
吊り上げられていた幸村が、投げ捨てるように横に放られたのと、闇より黒い影が忠勝に
襲いかかったのは、ほぼ同時のことだった。
歯の浮くような金属音が、暮れた荒野に響き渡る。
高速で回転しながら巨体の背や足を、三つの闇色の影が打ち削る。主をかばっているからか、
忠勝は立ち上がることも出来ない。
されど三河の本多は戦国最強、それしきの攻撃はへのかっぱ。装甲にはたいした傷もなく、
僅かに巨体が揺れるのみだ。
だが、投げ捨てられた幸村のほうは半ば気絶している。
受身を取ることも出来ず、その体が地面に激突しそうになったとき、忠勝を攻撃していた
影の一つが、弾かれたように飛び出した。
影が横抱きに幸村を掬い上げ、音もなく日暮れの荒野に降り立ったのと、忠勝が残る影を
打ち払い、主を背に立ち上がったのは、これもまたほぼ同時だった。
高速で回転しながら巨体の背や足を、三つの闇色の影が打ち削る。主をかばっているからか、
忠勝は立ち上がることも出来ない。
されど三河の本多は戦国最強、それしきの攻撃はへのかっぱ。装甲にはたいした傷もなく、
僅かに巨体が揺れるのみだ。
だが、投げ捨てられた幸村のほうは半ば気絶している。
受身を取ることも出来ず、その体が地面に激突しそうになったとき、忠勝を攻撃していた
影の一つが、弾かれたように飛び出した。
影が横抱きに幸村を掬い上げ、音もなく日暮れの荒野に降り立ったのと、忠勝が残る影を
打ち払い、主を背に立ち上がったのは、これもまたほぼ同時だった。




