「何故だ」
「そりゃあ……あいつと俺は友達だからじゃねえか」
「………惚れているのではないのか?」
「俺が一方的にだ………って、そういうあんたはどうなんだ」
「そりゃあ……あいつと俺は友達だからじゃねえか」
「………惚れているのではないのか?」
「俺が一方的にだ………って、そういうあんたはどうなんだ」
元就は目をしばたかせる。
「どう、とは?」
「好きなんだろ、前田慶次のことがよ」
「好きなんだろ、前田慶次のことがよ」
元就は硬直した。
「………………わ、…………我はそのようなことを貴様に伝えた憶えは」
声の裏返った早口の言い訳は途中で遮られた。
「見てりゃ分かるだろ馬鹿」
「…………………」
「…………………」
そういうものなのだろうか、と、元就は真剣に考えたが、よく分からない。
溜飲が下がったのか、元親はにいっと笑うと、身を乗り出し、にやにやしながら元就に問う。
溜飲が下がったのか、元親はにいっと笑うと、身を乗り出し、にやにやしながら元就に問う。
「で? あんたは? 寝たのか?」
「………そうだ。………そなたはまだ、なのか」
「そんな事できる訳ねえよ」
「何故」
「友達じゃあなくなっちまうだろ」
「?」
「しかしなぁ……そうか………あんたそういうのに興味なさそうだと思ってたんだが」
「我も現実感が無い」
「うまくいってねえのか」
「………そうだ。………そなたはまだ、なのか」
「そんな事できる訳ねえよ」
「何故」
「友達じゃあなくなっちまうだろ」
「?」
「しかしなぁ……そうか………あんたそういうのに興味なさそうだと思ってたんだが」
「我も現実感が無い」
「うまくいってねえのか」
元就は眉間に皺を寄せた。
「何故分かる」
「だから、見てりゃわかるだろ、本当に鈍いなあんた。その賢しい頭をちょっと使ってみろよ。
で、なんだ、いきなりそんなこと聞いてきた理由ってのは」
「だから、見てりゃわかるだろ、本当に鈍いなあんた。その賢しい頭をちょっと使ってみろよ。
で、なんだ、いきなりそんなこと聞いてきた理由ってのは」
元親は杯にどぶろくを注ぎながら聞いた。
「する時の一般的な作法を聞きたい、のだが」
手が滑って注ぎすぎ、器から酒が溢れた。
「作法て。あんた。おいおい。そんなのあるかよ。
突っ込まれて擦られて出されて終わりだろ、
あとはお好みで好きなだけ好きなようにやるもんだろ」
「………………」
突っ込まれて擦られて出されて終わりだろ、
あとはお好みで好きなだけ好きなようにやるもんだろ」
「………………」




