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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

奥州の休日4

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nozomi

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やたら背の高い黄色い衣装の男が、小十郎に向かって手を振っていた。
見覚えのある奴が何故ここに、と思っていると、男は小十郎に近づいてくる。
「やー、幸村ちゃんの旦那様じゃないか」
「……幸村?」
いきなり何を、と思っていると、男――前田慶次はおどけたように笑って小十郎を上から下まで見た。
「やっぱり、恋をすると男も変わるもんだねぇ。いや、前からいい男だとは思ってたけど、
ますます男前になってさ。可愛い妻に隠れて、なーんかやってるんじゃないのー?」
「お前はそんなに俺に殴られたいのか。――そういえば、さっき幸村と言ったが」
「ああ、向こうにいるよ。政宗ちゃんと一緒」
市中で偶然会ったのだという。政宗も一緒にいるらしい。
「変わった組み合わせだな」
「そう? ……ねぇ、質問なんだけどさ、幸村ちゃんを気遣ったり着飾ったり
きらびやかにしたり綺麗にさせたりしたいって思う?」
ぽんぽんと「き」から始まる言葉を言う唇が目についた。紅い。紅を差しているのだろう、さすが傾き者だ。
「いじったりいたぶったりいびったりいじめたりしたいとは思うが」
「い」から始まる言葉で返すと、慶次は露骨に嫌そうな顔をした。
「あんた、意外と天邪鬼なんだね。素直になれないの?」
「この年になると、そういう女は飽きるんだ」
慶次は目を白黒させて視線を明後日の方向にやった。失敗かな、と唇が動く。

着飾って男に媚びるような女はもう飽きた。
それに、幸村が綾に錦と着飾る姿など似合うはずがない。小袖に袴で槍を握っている姿の方が似合う。
幸村はそういう女であり、そういうところが気に入っている。
着飾った幸村など滑稽なだけだ。笑う自信すらある。小十郎は軽く腕を組み、
人ごみの中から政宗と幸村を探した。

「ああ、ほら、来たよ」
きらびやかな衣装の女達が舞っている。
その向こうに、着飾らずとも目立つ女がいた。長身の、細身の女。男装をしていても
纏う雰囲気が華やかで、男だと間違うことはないだろう。
政宗の影に、女が隠れている。ふわりと茶色い髪が揺れる。深い紅の着物。顔を伏せているのは何故だろう。
幸村か、と小十郎は眉を寄せた。
深い紅の小袖の、――まるで、絵巻物から抜け出したような。

「小十郎殿」
目が大きく見張られる。紅い、慶次と同じ色の唇。政宗も同じ色だ。
幸村は不思議そうに首を傾げた。
小十郎はただ呆然と幸村を見つめた。深い色の着物。
さらりと流れる茶色い髪。大きな目。しっかりとした作りの顔立ち。
変わらない。
ただ、紅い唇と落ち着いた艶のある着物という見慣れないものをつけているだけ。
幸村は目を細める。じっと見つめる目に顔が映りこみ、凝視していたことに気づいて顔をそらす。


幸村は、賭けに負けた。


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