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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

春嵐2

最終更新:

nozomi

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  • 元就(♀)×家康(♀)で百合エロ含む。
  • しかも元就がちょっと鬼畜だったりする。


苦手な方は華麗に回避していただければ、これ幸い。



あまり人の居ない船首まで行くと、家康はそこで立ち止まり膝を抱えて甲板に座り込んだ。
がくりと首を項垂れ、膝頭に顔を埋めると、自己嫌悪に陥る。
別に覗くつもりは無かったが、目を離す事が出来なかったのだ。
ぶるぶると頭を振って先程の光景を追い出そうとするが、意識すればするほど生々しく蘇ってくる。
未だ異性とそのような関係など持ったことなどないが、恋物語はそれなりに読んだ事がある。
おせっかいな友人が都で流行りだという本を見付けては買ってくるからだ。
素敵な恋をしているかい、と自分の頭を撫でるあの声が聞こえたような気がして振り返るが、そこには何も無かった。

男女の仲と言うのはどういうものであるか、漠然としたものだが分かっているつもりだった。

一時的に元親と連合軍を結成し、武田軍と対決した時の事をふと思い出した。
あの時、総大将のところで吹き飛ばされそうになった自分の体を受け止めてくれた元親の逞しい腕の感触。
重厚な碇槍を軽々と操り、縦横に敵を薙ぎ払うその姿は今でも心の中にしっかりと焼きついている。
共に並び立ち、槍を振るったその時を懐かしく思う。
その腕が己を抱きしめる様をふと心に描いてみると、訳も無く恥ずかしくなってきた。

「何でそんなことを考えているんだ、わしはっ!」
ぼっと火が付いたように顔が火照る。
丁度その時、家康を呼ぶ元親の声が聞こえた。
「どこに居るんだ!早く中に入らねえと危ねえぞ!」
どうやら船室に戻っていない家康を探しにきたようだ。
ぱん、と頬を両手で叩いて頭を冷やすと、家康は立ち上がって彼に向かい返事をした。
「おーい、ここに居るぞ、元親ぁ!」
ぶんぶんと手を振って居場所を知らせる。
「あ、てめぇは心配かけさせやがって、早く中に入りやがれ!」
「おう!」
そして船室へと向かおうとした時、ぐらりと足元が揺れた。
「え…?」
手近な所を掴もうとした家康の手は虚しく空を切り、傾いだ体はそのまま甲板を転がる。
自分の方へと向かって伸ばされた元親の手が見えたが、それを掴むには距離がありすぎた。
ふわりと体が宙に浮き、真っ青な空が一瞬見えた。

あの色は…

ざあっと大きな波が船首を洗うように横薙ぎにしていった。
元親は咄嗟に柱へと掴まり、己の身が流されないようにした。
波が去り、揺れも落ち着いた所で再び船首へと隻眼を向けた。
「…家康」
確かにそこに居た彼女の姿はなく、ただ波に濡れた甲板が眩しく見えた。
「元親、大丈夫か?」
駆け寄ってくる足音に振り返ると、元就が心配そうに見上げている。
と言っても、ほんの僅かに眉根を寄せて難しい顔をしているだけだが、彼女にしては珍しく感情を見せている。
「俺は大丈夫だが、どうやらさっきの波に家康が攫われたようだ」
この辺りは快晴の日でも波が荒く、船乗りの間ではちょっとした難所として知られている。
急に大きな波が船を襲い、ひどい時には船体を真っ二つにして沈めてしまうと言う。
「すぐに小船を出して捜索するぞ」
近くにいた部下へと船の用意と必要な道具の準備を命じると、瑠璃紺の隻眼を海面へと向けた。
「…あれは水練が得意か?」
彼の視線を追って海面を黙って見ていた元就が尋ねてきた。
「一応は出来るらしいが、ここは無理だ」
水練の達者な奴でも複雑な海流に足を取られて溺れてしまうぐらいだと元親は唸るように答えた。
「そうか…この時期ではまだ水も冷たい、早く探して来い」
「わかった、すぐ戻ってくるから待っていろよ」
着替え等はこちらで用意しておく、と言い、元就は視線を外すように背を向けると、船室へと戻っていった。


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