これほど扇情的な光景はそうはあるまい、松永はつばを飲んだ。
「少々荒くなるかもしれないが…かまわないかな?」
「…ぅ、んんっ、は、い…はぃっ松永っ、さまぁ」
「…ぅ、んんっ、は、い…はぃっ松永っ、さまぁ」
再び指を入れた秘所は狭さは相変わらずだが先ほどより潤んでいる。
口が笑みの形になるのが止められない。
松永は二本目の指を滑り込ませた。
口が笑みの形になるのが止められない。
松永は二本目の指を滑り込ませた。
「ぁうっ…!」
帰蝶の柳眉が一瞬苦痛の形に歪んだが、刺激は疼きを納めてくれる。
背筋を貫く甘美なものが官能の歓びだと理解しないまま、幼子は貪欲にそれを求めた。
愛らしい人形が、悶え、喘ぐ姿に嗜虐的な欲望が頭をもたげる。
この経験のない花はもう指二本で限界だろうことは彼の目にも明らかだが。
薬で官能を無理やりこじ開けられた体は幼いというのに蜜をあふれさせて呑み込んでいるのだ。
背筋を貫く甘美なものが官能の歓びだと理解しないまま、幼子は貪欲にそれを求めた。
愛らしい人形が、悶え、喘ぐ姿に嗜虐的な欲望が頭をもたげる。
この経験のない花はもう指二本で限界だろうことは彼の目にも明らかだが。
薬で官能を無理やりこじ開けられた体は幼いというのに蜜をあふれさせて呑み込んでいるのだ。
(出来ない道理はあるまい)
実に無理ばかりの理論で、その実ただ嗜虐的な欲求に耐え切れず、
松永は三本目の指をねじ込ませた。
松永は三本目の指をねじ込ませた。
「いっ、痛い!痛いっ嫌ぁっ松永さまぁ!」
哀れにもぷくりと膨らんだ下腹部を見下ろしながら、ぞろりとその指を動かした。
痛い痛いと帰蝶は泣きながら体をよじるが、そうすると松永がじっとしていても指と肉壁が擦れてずるずると
愛液を掻きだしてしまう。松永の手を伝って、透明な蜜がとろとろとあふれてくる。
しばらくそうしてじっとしていると、痛みが治まってきたのか、帰蝶はおとなしくなった。
動くと痛むことを学んだのか、肩で息をしながら松永の様子をうかがっている。
ここに至っても助けを呼ぶという考えの至らない姫君の幼さに、改めて松永は苦笑した。
痛い痛いと帰蝶は泣きながら体をよじるが、そうすると松永がじっとしていても指と肉壁が擦れてずるずると
愛液を掻きだしてしまう。松永の手を伝って、透明な蜜がとろとろとあふれてくる。
しばらくそうしてじっとしていると、痛みが治まってきたのか、帰蝶はおとなしくなった。
動くと痛むことを学んだのか、肩で息をしながら松永の様子をうかがっている。
ここに至っても助けを呼ぶという考えの至らない姫君の幼さに、改めて松永は苦笑した。
(佳い花だが、すこし無防備にすぎる…虫も寄ってくるだろうに、もっと棘をつけてやらねばなるまいな)
ずるりと一気に指を引き抜くと、帰蝶はびくりと震えた。
ものほしげに入口がひくつくので、やさしく、ぬるりとした蜜を塗り込めるようにその入口をなでてやる。
ものほしげに入口がひくつくので、やさしく、ぬるりとした蜜を塗り込めるようにその入口をなでてやる。
「もう少しで病も治せるが…最後の治療は少々手荒い。耐えられるかね?」
「…っ」
「…っ」
先ほどの痛みが脳裏に走り、体をすくめた帰蝶だったが、
予想外に目をそらしてこくりとうなずいた。
予想外に目をそらしてこくりとうなずいた。
「帰蝶は…帰蝶は蝮が娘です。恐れるものなど、ありましょうや」
この場合その健気さこそが最大の問題だと、彼女に教える人間はいなかった。
頼りない小動物の威嚇に似た強がりは、猛禽類にはやさしい晩餐にしかならない。
頼りない小動物の威嚇に似た強がりは、猛禽類にはやさしい晩餐にしかならない。