- 小十郎×女幸村続き
- 合意の上での強姦、という妙なシチュ
- 首絞めプレイあり
戦場での興奮が、まだ体内に燻っている。
昼間の激しい戦闘が、小十郎を眠りから遠ざけていた。
「久しぶりにございますな」
小十郎を見上げる幸村の目は、嬉しそうだ。小十郎はそうだな、と返事をすると
ゆっくりと歩きながら腕を組む。幸村は慣れた様子で小十郎の腕を取り、並んで
伊達の陣から離れるために歩く。
ふわりと蛍が舞う。川のせせらぎと陣から届く喧騒を聞きながら、草をかき分けて歩く。
少し年の離れた夫婦が夜歩きを楽しんでいる様子は一見微笑ましいが、二人の手には
しっかりと得物が握られており、周りの気配を探る事は忘れていない。
「政宗様は?」
「お休みになられました。……蛍を見ると、寂しくなると」
小十郎は目を伏せる。
水辺を蛍が移ろうさまは美しいが、不思議と人恋しくなる。誰かに会いたい、触れたいと思う。
政宗が会いたい男は、今は海の上か見知らぬ陸か。とにかく、すぐに会える相手ではない。
昼間の激しい戦闘が、小十郎を眠りから遠ざけていた。
「久しぶりにございますな」
小十郎を見上げる幸村の目は、嬉しそうだ。小十郎はそうだな、と返事をすると
ゆっくりと歩きながら腕を組む。幸村は慣れた様子で小十郎の腕を取り、並んで
伊達の陣から離れるために歩く。
ふわりと蛍が舞う。川のせせらぎと陣から届く喧騒を聞きながら、草をかき分けて歩く。
少し年の離れた夫婦が夜歩きを楽しんでいる様子は一見微笑ましいが、二人の手には
しっかりと得物が握られており、周りの気配を探る事は忘れていない。
「政宗様は?」
「お休みになられました。……蛍を見ると、寂しくなると」
小十郎は目を伏せる。
水辺を蛍が移ろうさまは美しいが、不思議と人恋しくなる。誰かに会いたい、触れたいと思う。
政宗が会いたい男は、今は海の上か見知らぬ陸か。とにかく、すぐに会える相手ではない。
幸村は小十郎の腕を取り、流行りの小唄を口ずさみながら蛍を見ている。
「あまり遠くへは行けんぞ。いくら領内での勝ち戦とはいえ、ここはまだ戦場だ」
「分かっておりまする。少し歩くだけにござるよ」
奥州は政宗によって統一されたが、まだ年若く、しかも女大名である政宗を快く思わない武将は大勢いる。
裏で関東と繋がっていた武将が、政宗打倒の動きを見せた。政宗は小十郎ら伊達勢を率い、武将を討った。
武将は政宗に捕らえられ、戦は終わった。
「あの者は……いかがなされるのだろう」
「慈悲を見せられるだろうが……二度目はないだろう」
この戦は、周りへの威圧と見せしめも兼ねている。派手好みの政宗だが、たかが小競り合いで
ここまで派手な戦をする必要はない事ぐらい、誰もが分かっているだろう。
「あまり遠くへは行けんぞ。いくら領内での勝ち戦とはいえ、ここはまだ戦場だ」
「分かっておりまする。少し歩くだけにござるよ」
奥州は政宗によって統一されたが、まだ年若く、しかも女大名である政宗を快く思わない武将は大勢いる。
裏で関東と繋がっていた武将が、政宗打倒の動きを見せた。政宗は小十郎ら伊達勢を率い、武将を討った。
武将は政宗に捕らえられ、戦は終わった。
「あの者は……いかがなされるのだろう」
「慈悲を見せられるだろうが……二度目はないだろう」
この戦は、周りへの威圧と見せしめも兼ねている。派手好みの政宗だが、たかが小競り合いで
ここまで派手な戦をする必要はない事ぐらい、誰もが分かっているだろう。
——二度目はない。
武将の行く末を思ったのか、幸村はため息をついた。蛍に誘われるように村を離れ、川べりに立った。
「体を洗いとうござる……」
昼間に散々暴れた余韻が体中に残っているだけでなく、汗と垢も残っている。
具足をすべて脱ぐような事は、いつ何が起こるか分からない戦場では絶対にできない。
ごく簡単に体を拭くくらいの水浴びしかできないため、当然、二人とも清潔な状態とは言えない。
「やめろ。誰が見てるか分からん」
「むぅ」
幸村は唇を尖らせ、一歩足を踏み出した。がく、と幸村の頭が急激に下がる。
「体を洗いとうござる……」
昼間に散々暴れた余韻が体中に残っているだけでなく、汗と垢も残っている。
具足をすべて脱ぐような事は、いつ何が起こるか分からない戦場では絶対にできない。
ごく簡単に体を拭くくらいの水浴びしかできないため、当然、二人とも清潔な状態とは言えない。
「やめろ。誰が見てるか分からん」
「むぅ」
幸村は唇を尖らせ、一歩足を踏み出した。がく、と幸村の頭が急激に下がる。




