「私は、佐助にも人殺しなんかしてほしくない…」
丁寧に破いた裾で傷口を洗う佐助を見下ろしながら、痛みを堪えるように言う。
しかしこれは、佐助にとっては侮辱と一緒だ。
彼が忍になるということはかすがも知っている。
だが、だからこそ言っておきたかった。
大切で、大好きな幼馴染だからこそ、血という死の色には染まって欲しくなかった。
「…分かってる」
静かに呟かれた言葉に、思わず身体が震える。
傷口を見つめる佐助は、何処か寂しげに笑っていた。
「かすがの言いたいことも分かってる。でも、俺は忍になるよ。
忍になって、主のために命懸けて仕えたい」
「主がいい人だなんて限らない…!酷い人かも知れない!
佐助…酷いこといっぱい命令されるかもしれない…」
佐助の言葉に、かすがは目の淵に涙を浮かべて反論した。
「それはそうだけどさ」
対する佐助は苦笑を零しながら言う。
「でも、どんな人でも俺にとっては大事な主になるだろうから。
この人のためになら死んでもいいって思えるくらいに。
だから、死ぬときは主の役に立って死にたい」
静かに告げられた決意に、かすがは何も言うことが出来ない。
いや、言うべきではないのだ。
彼の歩むべき道を、自分なんかが口出ししていいものではない。
そう思うと、溜まっていた涙が溢れ出し頬を伝い落ちていく。
ポタポタ、と落ちるそれは頬を伝い着物に零れ、川へと流れていく。
―嗚呼、まただ。
かすがは思う。
昔から自分は泣き虫だった。
何かあればすぐに泣き、幼馴染を困らせていた。
ほら、視線を少し動かせば困ったような表情をする佐助が見える。
強くなろう。泣き虫は卒業しよう。
何度そう誓っても、自分は泣き虫のまま佐助を困らせている。
情けなくて、申し訳なくて、涙が余計に溢れ出た。
丁寧に破いた裾で傷口を洗う佐助を見下ろしながら、痛みを堪えるように言う。
しかしこれは、佐助にとっては侮辱と一緒だ。
彼が忍になるということはかすがも知っている。
だが、だからこそ言っておきたかった。
大切で、大好きな幼馴染だからこそ、血という死の色には染まって欲しくなかった。
「…分かってる」
静かに呟かれた言葉に、思わず身体が震える。
傷口を見つめる佐助は、何処か寂しげに笑っていた。
「かすがの言いたいことも分かってる。でも、俺は忍になるよ。
忍になって、主のために命懸けて仕えたい」
「主がいい人だなんて限らない…!酷い人かも知れない!
佐助…酷いこといっぱい命令されるかもしれない…」
佐助の言葉に、かすがは目の淵に涙を浮かべて反論した。
「それはそうだけどさ」
対する佐助は苦笑を零しながら言う。
「でも、どんな人でも俺にとっては大事な主になるだろうから。
この人のためになら死んでもいいって思えるくらいに。
だから、死ぬときは主の役に立って死にたい」
静かに告げられた決意に、かすがは何も言うことが出来ない。
いや、言うべきではないのだ。
彼の歩むべき道を、自分なんかが口出ししていいものではない。
そう思うと、溜まっていた涙が溢れ出し頬を伝い落ちていく。
ポタポタ、と落ちるそれは頬を伝い着物に零れ、川へと流れていく。
―嗚呼、まただ。
かすがは思う。
昔から自分は泣き虫だった。
何かあればすぐに泣き、幼馴染を困らせていた。
ほら、視線を少し動かせば困ったような表情をする佐助が見える。
強くなろう。泣き虫は卒業しよう。
何度そう誓っても、自分は泣き虫のまま佐助を困らせている。
情けなくて、申し訳なくて、涙が余計に溢れ出た。
おそまつorz
時間があれば完成させたい…
時間があれば完成させたい…




