話的に、ストーリーモードの内容が絡んでいますので、
ネタバレしたくない方は、気をつけてください。
ネタバレしたくない方は、気をつけてください。
第六天魔王―――織田信長が、討ち取られたとの報せが入った。
己の障害となるものはすべて排除し、暴虐の限りを尽くしてきた彼の敗北。
ただでさえ多大な衝撃が走る報せであるのに、さらに人々を驚かせたのは、
彼を討ったのが、一人の農民の少女であったということだった―――。
己の障害となるものはすべて排除し、暴虐の限りを尽くしてきた彼の敗北。
ただでさえ多大な衝撃が走る報せであるのに、さらに人々を驚かせたのは、
彼を討ったのが、一人の農民の少女であったということだった―――。
やがて季節はめぐり、厳しい冬の訪れと共に、吹雪に閉ざされた地―――最北端のとある村に、
ある人物がやってきた。
「あ、アニキー!!そんな格好で大丈夫なんですか!?」
アニキ、と呼ばれた男が振り返る。
「大丈夫っつったら、大丈夫なんだよ!!」
そう吼えた人物―――アニキこと長曾我部元親は、極寒の地にふさわしからぬ、奇妙な出で立ちをしていた。
彼は、上半身のほとんどを外気にさらしているのだ。
一応、上着は持っているのだが、肩に羽織るだけであり、
腕を通されていない袖が、物悲しそうに強風になびいていた。
本人はさほど気にしてはいない様子だが、見ている側としては心配になってくる。
「こんなもん、嵐に比べりゃはるかにマシだろ?」
後ろについている部下たちの顔を見渡しながら、元親は言う。
部下たちも、彼に倣っているのか、妙に薄着だ。
容赦なく吹き付ける強風や雪を防ぐには、とても頼りないものだった。
ある人物がやってきた。
「あ、アニキー!!そんな格好で大丈夫なんですか!?」
アニキ、と呼ばれた男が振り返る。
「大丈夫っつったら、大丈夫なんだよ!!」
そう吼えた人物―――アニキこと長曾我部元親は、極寒の地にふさわしからぬ、奇妙な出で立ちをしていた。
彼は、上半身のほとんどを外気にさらしているのだ。
一応、上着は持っているのだが、肩に羽織るだけであり、
腕を通されていない袖が、物悲しそうに強風になびいていた。
本人はさほど気にしてはいない様子だが、見ている側としては心配になってくる。
「こんなもん、嵐に比べりゃはるかにマシだろ?」
後ろについている部下たちの顔を見渡しながら、元親は言う。
部下たちも、彼に倣っているのか、妙に薄着だ。
容赦なく吹き付ける強風や雪を防ぐには、とても頼りないものだった。
長曾我部元親を頭とする一団。
四国を根城にする彼らが、遠路はるばる最果ての地を訪れたのには理由があった。
船を乗り回し、各地に眠る財宝を求めることを生業としている彼ら。
そんなある日、長曾我部家の間者がおもしろい情報を拾ってきた。
『最北端の村に、最高のお宝がある』
これを聞いた元親がおとなしくしているはずもなく、彼らは北へと船を出したのである。
四国を根城にする彼らが、遠路はるばる最果ての地を訪れたのには理由があった。
船を乗り回し、各地に眠る財宝を求めることを生業としている彼ら。
そんなある日、長曾我部家の間者がおもしろい情報を拾ってきた。
『最北端の村に、最高のお宝がある』
これを聞いた元親がおとなしくしているはずもなく、彼らは北へと船を出したのである。