戦国BASARA/エロパロ保管庫

光秀×濃姫(不倫モノ)

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光秀×濃姫投下します
不倫ものですので、苦手な方はスルーお願いします

――――――――

 差し込む薄明るい月光さえまぶしく思え、濃姫は目を閉じた。それでも誰かに
見張られているようで、なんだか落ち着かない。ここには光秀と自分しかいないはずなのに。
「帰蝶」
 かたく目をつむった濃姫から唇をはなし、光秀は彼女を呼んだ。その名をその声で
呼ばれるたび、濃姫は郷愁にも喜悦にも似た思いを抱いてしまう。彼がそのことを
分かっているのかどうかは知らないが。
「目を見せてください。私はあなたの目が好きなのです」
 濃姫は素直に目をひらいた。危懼した月明かりは光秀の頭がうまい具合に
隠してくれていた。しかし、そのため光秀の髪の毛が満月の光をうけて輝いていて、
やはりまぶしく思った濃姫は視線を下げる。
 光秀は濃姫の瞼にやさしく唇を落としながら、手を彼女の胸部に這わせた。着物越しでも
濃姫の鼓動が感じられ、光秀が「ああ……」と恍惚とした声を出した。
 彼が初めて自分のもとへやって来たのも、このように満月が綺麗に見える夜だった、と濃姫は
頭の隅で思い返した。月の光に照らされて突然やってきた光秀は、まるで猫と戯れるように
濃姫と関係をもった。猫を抱き上げるように濃姫とくちびるを重ね、猫に頬ずりするように
濃姫の肌に触れ、猫の喉をくすぐるように愛の言葉をささやいた。
 それから満月の夜になると、こうして彼は濃姫の寝所に来るようになってしまった。
 濃姫は毎回、男を断ることができなかった。夫と寝所を共にしなくなって
だいぶ経つということもあったが、それとは少し違う感情が、断ることを邪魔していた。
「ああ帰蝶……、美しい……」
 濃姫の着物を脱がせた光秀が、寝具のうえで白く浮かび上がる彼女の裸体を見て
つぶやいた。美しい、なんて夫の口から聞いたことさえ無いのに――
 まじまじと裸を見られてさすがに恥ずかしくなり反射的に手で体を隠そうとしたが、
その腕を光秀に掴まれてしまう。隠さないでください、と彼の目が言っている。戦場では
身震いしてしまうほどの冷眼である彼だが、この時はいつも瞳に熱がこもっていた。
「好きですよ、帰蝶……」
 低く、耳元でささやかれ、濃姫は体が熱くなった。
 夫が言ってはくれない言葉を、この男はすべて自分に投げかけてくれる。それも軽々しくない、
ひどく真摯な声音で。
「光秀」
 体内の熱を逃がすように、相手の名を呼んだ。それに返事をするかわりに、
名を呼ばれた光秀は濃姫の乳首を舌でころがす。
「ん……っ」
 吐きだしかけた息を吸い込むような声。できるだけ声を出さないようにしているのだろう、
濃姫は咄嗟に下唇をかんでいた。静寂な空間に女の声はよく響く。聞こえるのは、衣擦れの
音だけで十分だ。
 だが光秀はそれだけでは物足りないと暗に言っているように、熱情的に濃姫の
乳首をぬめる舌で弄ぶ。
「ふ、ぁ……み、光秀、やめ……っ、やめて……」
「どうしてですか? 声が出てしまうからですか?」
 肌から口を離して問いかけるあいだも、光秀は人差し指と親指で乳首をつまんで、
女に刺激をあたえる行為をとめなかった。青白い指につままれる乳首を視界の隅に
入れながら濃姫が肯定すると、光秀は噴飯ものだという様子で笑った。
「おかしなことを言いますねぇ、帰蝶は」
 そう言ったときの彼の瞳の奥で燃えさかる炎の色を、濃姫は忘れることができない。

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