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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

佐助×かすが×幸村 10

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「――旦那、起きてよ、旦那。寝るなら自分の部屋で寝てくれない? 旦那ってば」
無遠慮に体を揺すられ、何度も声をかけられて幸村は目が覚めた。数回またたいて
身を起こすと、佐助が「やっと起きた」と安堵の表情をしたのが目に入る。
不明瞭な頭のまま、あたりを見回したがまだ暗く、夜が明けていないことが分かる。
ふと視線を窓のほうへやると、かすがが自身の腕に白い鳥をのせていた。暗がりの中、
白い羽毛が浮かび上がっている。
「かすがも、もう帰るって」
佐助の言葉に、かすがが幸村の顔を見てうすく笑った。白い皮膚のすぐ下に妖艶さを
かくしたような笑みに、幸村はぼんやりしていた頭が急に覚醒し、気を失う前のことを瞬時に
すべて思い出した。ふたりの忍びがなにをしていたのかも、自分がなにをして、されたのかも。
「先のことは他言無用……わかっているな?」
「もっ、もももっ、も、勿論でござる! それがしにお任せを!」
幸村は顔が熱くなった。かすがも佐助もそれぞれ着物を正しており、
どちらかがやってくれたのだろう、幸村も身なりが整えられていた。表面的には、
あの秘め事など最初からなかったかのようである。気づけば燃え殻だけが残されていた。
「ふふっ……では、これは記念に貰っていくからな」
かすががどこからともなく取り出して見せた赤いものに、幸村は目を見開いた。
なんの記念だ、と思うどころではない。彼女の手にあったもの、それは、
幸村が身に着けているはずの褌だった。そういえば、股のあたりに隙間風が
吹き込んでくるような気が――折りたたまれた赤い布がかすがの着物の中にしまわれるのを、
幸村は口をぱくぱくさせて見ているしかなかった。
佐助と一瞬だけ目をあわせて、かすがは窓から身を乗り出した。それから白い鳥に
つかまって飛び去っていく。暗闇でも目立つだろうと思われた彼女の髪の毛や猛禽の羽は、
存外すんなりと闇に消えていった。彼女もまた忍びなのだと、幸村は改めて思う。
わけもなく佐助の顔を見てみると、彼は無表情で遠くを見つめていた。きっと、この男も
それなりに辛いのだろう。いついくさ場で好いた女と刺し違えるかわからないのだ。
他人事であるにもかかわらず、幸村の胸は苦しくなった。
「このような立場でなければ普通の夫婦になれたものを。佐助……敵対しているというのは
不便なものよな」
寝間着の襟をととのえながら幸村は言う。世知辛い世の中だ。しかしながら、
そのような世の中でしか生きていけない自分もいる。
佐助は、にや、と笑って「だがそれがいい!!」とだけ、こたえた。その笑顔はどこかの
傾奇者のように爽やかで、幸村はもうなにも言えなかった。

おしまい
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