「きゃあー!!」
どん、と突き飛ばされ布団の上に倒れこんだ。
「小娘みたいな声出してんじゃねぇ」
後退りする佐助を冷ややかに見下ろした小十郎は何のためらいもなく着物の帯を解き、脱ぎ捨てた。
引き締まった、日に焼けた裸身は見事の一言に尽きる。
あちこちに走る傷跡すら美しいと思えるのは、それが小十郎が主を守った誇りだからだろう。
こんな状況じゃなかったら喜んで観賞しるのに。
すでに上半身裸に剥かれている佐助は、腕を交差させて己の裸体を隠した。
身体の下の布団は普段佐助が使っているのとは雲泥の差の上等な品だった。「だから何生娘みたいな真似してやがる。お前がそんな可愛い玉か」
「や、ね、ていうかさ、そのなんでこんなこと…」
「お前が望んだんだろうが。何カマトトぶってやがんだ」
ずいっと迫る小十郎にのし掛かられ、佐助は呻いた。
微妙にうれしいからまた困るのだ。
それでも残る忍びの理性で小十郎を押し退けようとしたのだが。
「う、うそ!?」
びくともしない。
佐助は確かに細身だし、小十郎より背も低い。
だが、忍びとして鍛え上げているのだ。
なのに小十郎の身体はびくともせず、反対に佐助はより拘束を強められ、下衣まで脱がせられている。
「や、やだって…ちょっ…は、放して…!」
「くくく…そんな可愛い反応して…誘ってんのか」
「ちがいます!」
闇に生きる忍びの肌はほの白く、畑仕事に励む小十郎の肌は健康的に焼けていた。
普段さらしを巻いている胸の辺りだけが柔らかい白さを保っている。
「ひっ…!?」
がぶりと首をやられた。
裏返った悲鳴に目を細めた小十郎の手が、最後に残った下帯を解いた。
「なんだ、お前も満更じゃねえんだろうが」
いやだ嫌だと言う割に佐助の下肢は熱を帯びて、仄かに濡れていた。
すでに隠すもののない小十郎の下肢もまた同様に。
どん、と突き飛ばされ布団の上に倒れこんだ。
「小娘みたいな声出してんじゃねぇ」
後退りする佐助を冷ややかに見下ろした小十郎は何のためらいもなく着物の帯を解き、脱ぎ捨てた。
引き締まった、日に焼けた裸身は見事の一言に尽きる。
あちこちに走る傷跡すら美しいと思えるのは、それが小十郎が主を守った誇りだからだろう。
こんな状況じゃなかったら喜んで観賞しるのに。
すでに上半身裸に剥かれている佐助は、腕を交差させて己の裸体を隠した。
身体の下の布団は普段佐助が使っているのとは雲泥の差の上等な品だった。「だから何生娘みたいな真似してやがる。お前がそんな可愛い玉か」
「や、ね、ていうかさ、そのなんでこんなこと…」
「お前が望んだんだろうが。何カマトトぶってやがんだ」
ずいっと迫る小十郎にのし掛かられ、佐助は呻いた。
微妙にうれしいからまた困るのだ。
それでも残る忍びの理性で小十郎を押し退けようとしたのだが。
「う、うそ!?」
びくともしない。
佐助は確かに細身だし、小十郎より背も低い。
だが、忍びとして鍛え上げているのだ。
なのに小十郎の身体はびくともせず、反対に佐助はより拘束を強められ、下衣まで脱がせられている。
「や、やだって…ちょっ…は、放して…!」
「くくく…そんな可愛い反応して…誘ってんのか」
「ちがいます!」
闇に生きる忍びの肌はほの白く、畑仕事に励む小十郎の肌は健康的に焼けていた。
普段さらしを巻いている胸の辺りだけが柔らかい白さを保っている。
「ひっ…!?」
がぶりと首をやられた。
裏返った悲鳴に目を細めた小十郎の手が、最後に残った下帯を解いた。
「なんだ、お前も満更じゃねえんだろうが」
いやだ嫌だと言う割に佐助の下肢は熱を帯びて、仄かに濡れていた。
すでに隠すもののない小十郎の下肢もまた同様に。