「では続いて、ザビー教教義第十五節…」
十六節…十七節…十八節…十九節…二十節……
ちくしょう…段々窓の向こうが明るくなって来やがった。
二十一節…二十二節…二十三節…二十四節……
俺、結局今日も一睡も出来ねぇのかよ………。
二十五節…二十六節…二十七節…二十八節……三十………三十三……
こんな極限状態で延々と動画を見ていると、下手すりゃうっかり
『あぁ…ザビー教って、なんて良い宗教なんだろう…』
なんて思いかねねぇぞ、これ。
三十九……四十三………四十九………五十五…
はっ…! まさか俺、このまま洗脳されちまうのか…!?
ちくしょう…段々窓の向こうが明るくなって来やがった。
二十一節…二十二節…二十三節…二十四節……
俺、結局今日も一睡も出来ねぇのかよ………。
二十五節…二十六節…二十七節…二十八節……三十………三十三……
こんな極限状態で延々と動画を見ていると、下手すりゃうっかり
『あぁ…ザビー教って、なんて良い宗教なんだろう…』
なんて思いかねねぇぞ、これ。
三十九……四十三………四十九………五十五…
はっ…! まさか俺、このまま洗脳されちまうのか…!?
「………では続いて、ザビー教教義第六十三節…」
その時だ。
ふいに元親の右肩に、トスンと重みがのしかかった。
何事かと元親が視線だけで右側を確認すると…サンデーのつむじが目に入る。
疲れているのだろうか。
サンデーはスゥスゥと寝息を立てていて、多少の事で起きる素振りは無かった。
ふいに元親の右肩に、トスンと重みがのしかかった。
何事かと元親が視線だけで右側を確認すると…サンデーのつむじが目に入る。
疲れているのだろうか。
サンデーはスゥスゥと寝息を立てていて、多少の事で起きる素振りは無かった。
おい毛利!!アンタ、作った本人も眠くなる程退屈な頁の閲覧を、
俺に強要してんじゃねぇぞ!!
…とも思ったが、もう真夜中を通り越して明け方だ…無理もねぇか。
それに…助かったぜ。
俺に強要してんじゃねぇぞ!!
…とも思ったが、もう真夜中を通り越して明け方だ…無理もねぇか。
それに…助かったぜ。
右半身は決して動かさないように気をつけながら、
元親は自身の右側に置いてある球状のカラクリを左手で握った。
そして細心の注意を払いつつ画面の矢印を再生の隣…
『早送リ』に合わせてボタンを押す。
程なくして動画の中のサンデーが、
異様なまでの早口でザビー教教義をまくし立て始めた。
元親は自身の右側に置いてある球状のカラクリを左手で握った。
そして細心の注意を払いつつ画面の矢印を再生の隣…
『早送リ』に合わせてボタンを押す。
程なくして動画の中のサンデーが、
異様なまでの早口でザビー教教義をまくし立て始めた。
ザビー教教義第六十七節…七十九節…八十五節…九十三……そして、第百節。
…まぁ信者にしてみればありがてぇ教義かもしれないが、あいにく俺には必要ねぇわな。
…まぁ信者にしてみればありがてぇ教義かもしれないが、あいにく俺には必要ねぇわな。
ちょうど教義の説明が終わった所で、元親は再度球状のカラクリを繰り、
今度は『再生』ボタンを押す。
今度は『再生』ボタンを押す。
-以上。
だが本日我が述べた事柄は、ザビー教のほんの一部…言わば触りの部分に過ぎぬ。
例え我ほど信心を深めても、まだまだ学ぶことは多いものだ。
…だが大丈夫。
このザビー教教則本を使えば、一日たったの三十分でザビー教を楽しく学ぶことが出来る。
今なら開運チビザビー人形(爆弾封入済み)も付いてこれがたったの三百両。
ふん…安かろう?
そこの貴様…黙ってザビー教に入るが良い。
異教徒は撲・殺・ぞ。
だが本日我が述べた事柄は、ザビー教のほんの一部…言わば触りの部分に過ぎぬ。
例え我ほど信心を深めても、まだまだ学ぶことは多いものだ。
…だが大丈夫。
このザビー教教則本を使えば、一日たったの三十分でザビー教を楽しく学ぶことが出来る。
今なら開運チビザビー人形(爆弾封入済み)も付いてこれがたったの三百両。
ふん…安かろう?
そこの貴様…黙ってザビー教に入るが良い。
異教徒は撲・殺・ぞ。
なお、より深くザビー教を学びたい者や詳細情報を得たい者は、
先達のザビー教信者からの訪問を受ける事を推奨する。
速やかにこの動画終了後画面に現れる『ザビー教へ入信する』のボタンを押し、
頁に己の連絡先・都合の良い日時を書き込むが良い。
さすれば知識豊富な先達信者が、必ずやザビー教教則本と開運チビザビー人形とを携えて、
貴様の差し出す三百両のお布施を受け取りに参るであろう。
先達のザビー教信者からの訪問を受ける事を推奨する。
速やかにこの動画終了後画面に現れる『ザビー教へ入信する』のボタンを押し、
頁に己の連絡先・都合の良い日時を書き込むが良い。
さすれば知識豊富な先達信者が、必ずやザビー教教則本と開運チビザビー人形とを携えて、
貴様の差し出す三百両のお布施を受け取りに参るであろう。
ではザビー様の居城にて貴様と再会する事を、我は切に願う-




