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元親+ザビー時々元就(♀)2

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「……………」

「それニ!欲しいモノが容易に手に入らなければ入らないほど、
 サンデーますます頑張ってザビー教の布教活動をするから、新入信者もガッポガポ!
 更にエロ動画頁の方からは動画閲覧の課金料としてお布施もギョーサン搾り取れて、一石三ちょ…」

ザビーの発する言葉の語尾は、容易にかき消された。
いつの間にかゆらりと立ち上がった元親が、
手にしていた碇槍でザビーに向かって思い切り斬りかかったからだ。
ザビーはその巨体にも関わらず、元親の鋭い太刀筋を紙一重でかわしていく。
だがそれでも、元親の動きが止まる事は無い。

碇槍に触れた室内の柱にいくつもの傷が付き、ふすまが真っ二つに寸断される。
それだけではない、置かれていた壷がガシャンと大きな音を立てて粉々に砕け散り、
壁にかけられていた掛け軸も無残に引き裂かれた。

「オゥ! 柱~のキィズは、うぉととーしのぉ♪ごーがーつイツカ~のコロシ~愛☆」

「うるせぇんだよ!このクソ教祖っ!!
 テメェ私腹を肥やすだけの為に、毛利の身も心も弄びやがって!!!」

迫り来る碇槍の凶刃を避けたものの背中からふすまに激突し、
ザビーはふすまごと縁側を突きぬけて庭に仰向けに倒れこむ。
すぐさま首筋に碇槍の鋭利な切っ先を宛がわれ、ザビーは思わず天を仰いだ。
その先には元親が、まさしく鬼の形相でザビーを見下していた。

「アニキ…そんな怖い顔しちゃイヤヨイヤヨ~!
 今なら特別サービスでお布施の四万両をタダにしてあげるから、命ばかりはお助けヲ!」

「四万両……? おい待て、俺の借金は三万両だろ?」

「だってアニキがサンデーへの愛に目覚めちゃっタ時、
 場の雰囲気を盛り上げる為にザビーが紙ふぶき撒いてあげたじゃなイ。
 …あれ、一万両ですゾ~?」

つかそんな小細工、俺はお前に頼んだ覚えなんざ欠片もねぇぞ…。

元親はげんなりして、吐き捨てるように呟く。

「ちくしょう…なんだって毛利は、こんなクズみてぇな野郎に…」

「グフフ…どーしてサンデーがザビー教に入信したか、アニキ知りたいノ?」

「…分かるモンならな」

「あれはちょうど一年前…ザビーが初めてサンデーに会った時。
 サンデーはその直前に起こった戦デ下衆な敵武将から死にたくなる程の辱めを受けて、
 絶望に打ちひしがれていたヨ。
 でもそんなサンデーを救ったのが、なんとザビー教だったのデース!」

…下衆な敵武将から、死にたくなる程の辱め…!?
いや待て、中国に放った斥候からの情報で毛利の動きは大体押さえていたつもりだったが、
そんな話聞いた事無ぇぞ?
だがこの話が本当だとすると…そもそもの元凶はその下衆な敵武将という事になる。

「豊臣、織田…いや、明智か…?
 ちくしょう、一体どこのどいつだ…毛利にそんな酷い事しやがったのは!」

「アニキ知りたいデスカ~?」

「っ!! 当たり前だろ!!」

「では教えてヤリましょう…その下衆な男の名は…」

「…………………えっ?」


『長曾我部元親』
そんな耳馴染みある名が聞こえたような気がして、思わず元親は聞き返す。
ザビーは困惑の表情をあらわにした元親を臨むと下卑た笑みを浮かべ…こう言い放った。

「ソウダヨ!! サンデーをこっ酷く辱メ深く傷ツケ
 絶望のドン底に突き落としたのはテメェだよ!アーニキ!!!」



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